WWEネットワーク開始に伴うJ SPORTSの放送時間短縮はやっぱり痛い

WWEネットワーク

WWEネットワークの視聴サービスが日本で開始されて1ヶ月が経過しました。

これに伴い、従来からケーブルテレビの「J SPORTS」で放送されていたレギュラー番組「RAW」「SMACKDOWN」「NXT」の放送時間短縮及び放送打ち切り、これに伴う弊害の危惧に関しては以前の記事で書いた通り

いろんな場面がカットされている

1月より「J SPORTS」での日本語字幕版放送は、「RAW」が従来の3時間番組から2時間へと短縮。「SMACKDOWN」は従来の2時間番組から「AFTERBURN」という1時間のダイジェスト番組に変更されました。また「NXT」は放送打ち切りとなりました。

「AFTERBURN」は基本的に「SMACKDOWN」におけるダイジェストを放送する番組ですが、番組ホストのトーク部分が邪魔なのと(これカットするだけで1つくらいシーンを追加挿入できるだろうに)、RAWの振り返り映像もあったりして、実質的には以前の半分ほどしか「SMACKDOWN」という番組が放送されてない状況。

また「RAW」も以前より1時間カットされてますから、たとえば試合の序盤だけをチョコチョコとカットしていけば、バックステージでのやり取りなどはカットせずに済む気もしますが、どうやらそういう感じではなさそう。

ここ最近の「RAW」及び「SMACKDOWN」を見ていて、

◆インタビュー中のカリストをシェイマスたち4人が襲撃。
◆ペイジとナタリヤが仲直り?(ペイジがベビーフェイス転向?)
◆ベッキーがシャーロットを襲撃。親友コンビ完全解体。
◆ヒールユニット「ソーシャル・アウトキャスト」結成。

これらの内容が「J SPORTS」の日本語字幕版では全てカットされ、全く触れられてもいません。いずれも別日の放送で判明したり、あるいはWWEの公式Instagramで写真を探していて判明したものばかり。

WWEネットワークでのRAWやSMACKDOWNは遅い

WWE世界王座やディーバ王座など主要王座に関するメインのストーリーラインはさすがにカットされることなく「J SPORTS」で放送されてるようですが、些細な出来事であろうともカットされてしまうと、何週間後かに突然選手の立ち位置やストーリーラインが変更されていると、日本の視聴者は話に付いていけなくなります。予想していた弊害が案の定、発生してしまっている状態です。

ではWWEネットワークにて、日本語字幕はないながらもRAWやSMACKDOWNを視聴して、足りない部分を補足していこうかなとも考えましたが、これもダメでした。

本国アメリカではレギュラー番組のRAWとSMACKDOWNを「USAネットワーク」というチャンネルで毎週放送しており、WWEネットワークでは「リプレイ放送」という形で数週間遅らせて放送しているようです。

実際にWWEネットワークのスクリーンショットを撮ってみました。

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▲ RAWは日本で「#1183」までが放送済み(2月5日時点)。しかしWWEネットワークは2016年最初の放送である「#1180」が最新となってます。3週の遅れ。

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▲ SMACKDOWNは日本で「#857」までが放送済み(2月5日時点)。しかしWWEネットワークでは「#854」が最新。まだ2015年最後の回という状況で、こちらも3週遅れ。

というわけで、どちらも番組をフルで視聴してストーリーラインをキチンと把握したいのなら、3週から4週待たねばならないという状況なのです。PPVが終了してからPPV前の情報を収集したって何の意味もないですよね。

ちなみに、日本では「J SPORTS」が放送を打ち切った「NXT」ですが、

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▲ こちらは2月3日初回放送の「#319」が最新です(2月5日時点)。NXTに関してはアメリカも日本も変わらず最新のものがWWEネットワークで視聴できるようです。

ヒデオ・イタミ、アスカに続いて新日本プロレスから中邑真輔選手がWWEに移籍し、4月からNXTに登場するという報道もありました。NXTは常にリアルタイムで見られるので良いのですが、RAWとSMACKDOWNに関しては諸々カットされてるのが明らかになり、日本のWWEファンはまたしても暗黒時代に突入させられてしまった感があります。

「J SPORTS」が悪いのか、WWEとの放送契約で致し方ないのか、正確なところは分かりません。しかしファン心理としては、もうちょっと「J SPORTS」はどうにかしてもらいたいなあ。

WWEネットワークからのメールは見ないほうがいい

「J SPORTS」での日本語字幕版レギュラー番組放送スケジュールは、従来通りアメリカでの放送から数週遅れとなったままです(英語版はリアルタイムですが)。

WWEネットワークが視聴可能となったことにより、PPVはアメリカと同じくリアルタイムで視聴できるようになりました。その点はイイのですが、当然ながら「J SPORTS」では直前のRAWやSMACKDOWNが日本では未放送のため、それをスッ飛ばしてPPVを見るわけにもいかず、結局は今まで通り数週ほど待たなければなりません。

WWEネットワークに登録すると、PPVの放送時期になるとWWEからメールが届くようになります。

「ロイヤルランブル、視聴できますよ」
「もうロイヤルランブル見ましたか?」
「まだロイヤルランブル見てないよね?」

みたいなメールが連日届いたのですが、「J SPORTS」のRAWやSMACKDOWNを見終わるまではPPVを見たくても見られない(=ネタバレ後に見るのがキライなんです)。だから待つしかない。

ところがですよ、WWEから届いた「ロイヤルランブル見てね」という催促メールの中を覗いてみると、おもいっきり画像付きでネタバレしてるんですよ。最後のオチの写真をメールに載せて、それで「PPV見てね」と言ってきてるわけです。

WWEってアホなんじゃないか、と本気で呆れました。

大ヒット中のサスペンス映画があったとして、「まだ見てない人は映画館へ行こう!」みたいなメールが届いて、「ちなみに犯人はコイツ」みたいに写真が載ってたら、どう思います? そういうことをWWEネットワークはメールでやらかしてるんです。

よっぽどファンをバカにしてるんじゃねえか、と頭に来ましたが、これ日本だけじゃなくて全世界のWWEネットワーク加入者に送ってるメールのはずなんですよ。PPVをまだ見てなくて、でも楽しみにしてた世界中のファンたちは、あのメールを見て何を思っただろう。

そういうわけで、WWEネットワークから送られてくるメールは(特にPPV視聴開始の直後などは)ネタバレがイヤな人は開封しないほうがいいです。

※ネタバレなメールを二度と見ないで済むように、メール配信を解約する方法を記事にまとめました。

WWEネットワークからのメール配信を解除する方法

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