RAW #1230:親友ギミック復活のジェリコ、高所とクモが苦手だと発覚

(更新日:2017年1月1日)

会場:オハイオ州コロンバス、オハイオ州立大学

ジェリコ、まんまと引っ掛かって檻に閉じ込められる

#MickFoley locked @chrisjerichofozzy up and threw away the key… Literally! #RAW

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

オープニングはオーエンズとジェリコが登場。ここ数週間オーエンズとの親友関係終焉を匂わせていたジェリコが前夜のPPV「ロードブロック」でオーエンズを防衛成功に導き、友情復活となった。

俺はユニバーサル王座を守るためなら何でもする、とオーエンズ。親友のコード・ブリーカーを浴びてもいい。

前夜のPPVでジェリコが乱入した映像を流したあと、見事だろ、と自画自賛するジェリコ。

実を言うとあんたがリングに現れた時はちょっと混乱したさ、とオーエンズ。俺ですらダマされたぜ。でも友情を疑って悪かった。コード・ブリーカーは痛かったが、親友を失うツラさを考えたら大したことはない。とにかくユニバーサル王座はあるべき場所にあるぜ。

俺はあのコード・ブリーカーでお前以上に苦痛を味わった、とジェリコ。でもレフェリーの目を欺くためだ、仕方なかったんだ。マヌケな観客どももダマされただろう。友情は健在で俺らは以前以上に結束している。ハグして結束を確認する2人。

俺たちのチームは再始動の時を迎えた、とジェリコ。まずは悪党どもに罰を与えよう。サンタクロースについて話すぞ。あいつはリストを作って贈り物を運ぶことしか出来ない。サンタはバカタレだ。勝手にリストを作りやがって。俺のギミックを盗んだやつはただじゃ済まん。どうなるか知りたいか? 俺にケンカを売ったらどうなるか教えて欲しいか? サンタよ、お前はリスト入りだ!

ここでGMフォーリー登場。サンタに無礼な口を利くな。サンタは何でも知ってる。誰がどこで何をしたか全てお見通しだ。さっき「罰を与える」と言ってたが、ジェリコも昨夜罰を受けてたな。(前夜のPPVでジェリコとオーエンズが合体パワーボムの餌食となる映像が流される)

俺はキャリアを潰されかけた、と怒るオーエンズ。当然の報いだろ、とフォーリー。今夜お前たちはレインズ&ロリンズとタッグ戦を闘ってもらう。

実況席へのパワーボムは喰らったが勝利したのは俺たちだ、とオーエンズ。今夜も勝ってやる。

ユニバーサル王座戦では毎回ジェリコに助けられてるな、とフォーリー。そのツケはロイヤルランブルで払ってもらうぞ。それとサンタの悪口はもう言うな。サンタからのプレゼントが運ばれてきたぞ。

天井を指差すフォーリー。頭上を見上げるオーエンズとジェリコ。吊るされていた檻が下ろされる。

PPV「ロイヤルランブル」でオーエンズとレインズは再戦だ、とフォーリー。その試合でジェリコは檻の中に入れ。俺の指示で檻は上空に上がり、お前はリング上空で吊るされる。二度と試合には介入できない。

偉大なスターを檻に閉じ込めて6メートルの高さにぶら下げるというのか、と抗議するジェリコ。そんなの絶対に絶対にイヤだ!

無理強いはせんよ、とフォーリー。ただし、次回PPVで檻に入るのを拒めばお前はWWEのリングに二度と上がれなくなる。だから覚悟を決めろ。

無理だ、とジェリコ。俺は高所恐怖症なんだ! 構造も粗末だ。欠陥品じゃないのか。よく調べろ。ドアも怪しいし、床も心配だ。壊れそうじゃないか。

心配なら確認しろ、とフォーリー。言われるがまま檻の中に入るジェリコ。ドアも外れそうじゃないか。グラグラだぞ。上空でドアが開いたらどうするんだ。カギもちゃんと閉まるのか? 厳重に施錠しろ。その南京錠は本物なのか。しっかり確認しろ。「クリス、檻から出ろ」と忠告してあげてるオーエンズの言葉を全く聞かずムキになってるジェリコ。

言われるがままドアを施錠するフォーリー。南京錠を閉め、ドアが開かないことを確認して安心したジェリコ、じゃあ開けろ、とフォーリーに指示。

ウエストバッグの中に入れておいたカギを探すフォーリー。しかしバッグの中には余計なものばかり。なんでニュー・デイのTシャツがあるんだ、それはお前の入れ歯だろ、早くカギを出してドアを開けろ!

申し訳ない、カギを忘れた、とフォーリー。でも安心しろ。俺が合図しなきゃ檻は上がらない。こんな風に合図しない限りはな。

フォーリーの合図で吊り上げられる檻。助けてくれ! ドアを開けろ! と半泣きのジェリコ。

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誰かカギを見つけたらジェリコに渡してやってくれ、と告げたフォーリーはそのまま放置。助けてー! と叫びまくるジェリコ。

ジェリコ、過呼吸

CMの間に下ろされ、檻から出されたジェリコはバックステージで酸素マスクをつけて苦しみながら「すごい高さだったぞ…」と怯える。

酸素マスクなんか要らん、とオーエンズ。もう大丈夫だ、深呼吸しろ。いいか、頭を切り替えるんだ。今夜はタッグ戦がある。

息苦しそうな表情で喋ることができないジェリコを見て慌てるオーエンズ。おい、酸素マスクを持ってこい。いいから早く!

キャス vs ルセフ

ルセフ ○ (反則) ● ビッグ・キャス
※レフェリーの制止を聞かず攻撃。

サーシャとナイアの抗争開始

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サーシャが登場。前夜の試合で左ヒザを負傷し、松葉杖をつきながらリングに上がる。

昨夜は文字どおり血と汗と涙を流した。全力を出し切ったけど2度もタップを奪われ、脚を破壊され、心も砕かれた。

数ヶ月間シャーロットと抗争し、歴史を作った。エニウェア・フォール戦、ヘル戦、そしてアイアンマン戦。昨夜のPPVで私はベルトを失った。言いたくはないけど実力の差が出た。ボスと名乗ってきたけれど、その資格はないのかもしれない。

シャーロットには敬意を抱いている。だから出てきてほしい。まっすぐ目を見て祝福したい。

登場したのはシャーロットではなくナイア。

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シャーロットは出てこないよ。あんたはボスでも何でもない。貧弱な怪我人。ただの少女。

突然サーシャの松葉杖を蹴るナイア。倒れて起き上がれないサーシャを襲撃し、余裕の表情で退場。

RAWタッグ王座のベルト新調

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バックステージにいるセザーロ&シェイマスをフォーリーが祝福。昨夜お前たちは王者となりニュー・デイの王座保持記録を止めた。誇らしげな父親のような気分だよ。「お前たちはタッグ部門を一変させられる」と俺は言って、実際その通りになった。「ソリが合わなくても組めば奇跡を起こせる」とも言った。その奇跡を起こしたお前たちに贈り物がある。RAWタッグ王座の新ベルトだ。

おお、これはスゲえな、と赤色の新しいベルト2本を手にするシェイマス。ベルトの色を緑に出来ねえか?

何を言ってるんだ、とセザーロ。赤はRAWの色じゃないか。いいから1本を俺に渡せ。

俺がいなければ王座は獲れなかったんだぞ、とシェイマス。そして口論を始めるタッグ王者たち。

呆然と見ているフォーリーのもとへ「大変なことが起こってる」とレフェリーの1人が呼びに来る。

ストローマン、不穏な言動

バックステージの別の場所ではストローマンが怒りながら大暴れ。「奴はどこにいる!」と叫びながらスタッフたちに攻撃を加え、物を壊しまくる。

到着したフォーリーがストローマンをなだめる。どうした。何をやってるんだ。

ゼインがPPVで10分闘えたのは俺がそうさせたからだ、とストローマン。遊びは終わりだ。今夜も奴と闘わせろ!

ゼインには休暇を与えた、とフォーリー。奴にも家族がいるんだ、分かってやってくれ。お前も今夜はもう帰っていいぞ。

闘えないなら考えがある、と言って去るストローマン。

エンツォ、セミナー受講を命じられる

控室で話し込むエンツォとキャス。お前には迷惑をかけまくりだ、とエンツォ。俺のせいでカウントアウト負けに反則負けだろ。

落ち着け、とキャス。そんなことより今夜どこで遊ぶかを考えよう。

待てよ、俺はマジで悪いと思ってるんだ、とエンツォ。感情的になるなよ、となだめるキャス。

そこへスタッフがエンツォ宛の手紙を持ってくる。ビンスからかな? 昇給な、やったぜ! と勝手に盛り上がって手紙を開ける。

「本年11月の夜、貴殿は職場にて問題を起こしたため、規定により今夜、感受性訓練への参加が強制されます

楽しめ、と肩を叩いて去るキャス。ウソだろ、と狼狽するエンツォ。何で俺が?

感受性って何だろう

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感受性訓練教室の会場。「皆さん席について」と命じる女性。「初めまして、トレーナーのコリーンです。では早速始めましょう」

席に座る参加者の内訳は、ダラス、マハル、ヤング、そしてバックランド。

ここか、と遅れて部屋に入って来るエンツォ。「感受性教室へようこそ。今から始めるわよ。まずあなたから自己紹介をしてちょうだい」とコリーン。

いいぜ、とエンツォ。俺はエンツォ・アモーレ。札付きのワルで、といつもの口上を大声で述べようとするが、「静かに!」とコリーンに注意される。

いつものクセで大声を出してしまった、とエンツォ反省。今夜ここに来たのは、俺のイタリア産ソーセージを同僚に見せたからだ。パートナーのせいで全裸のまま控室から閉め出されたんだ。俺は悪くない。

「パートナーとの結婚生活に前から問題が?」とコリーン。

タッグの相棒だよ、とエンツォ苦笑。俺は女専門だ。

「いろいろ問題がありそうね」とコリーン。「どうぞ座ってください」

「次はあなたにお願いするわ」とマハルに自己紹介を命じるコリーン。

俺はジンダー・マハルだ、と言うマハルに、「スペルは?」と質問するコリーン。スペルという単語に条件反射で「S・A・W・F・T、へなちょこ!」とつい叫んでしまうエンツォ、マハルに睨まれて我に帰る。

「こういうことはよくあります、何もなかったかのように振る舞いましょう」とコリーン。

エンツォ、自分のことは棚にあげる

まだ続いている感受性訓練教室。「皆さんかなり進歩したわね」と講師のコリーン。次はペアを組んで、相手の立場になって考えるのよ。

まずはバックランドとヤングの師弟コンビ。興奮してスクワットを始めるバックランドを制止するコリーン。

俺が手本を見せてやる、とエンツォが隣りのマハルに語る。俺がマハルでお前はエンツォ役だ。じゃあいいか。俺の名前はジンダー。出会い系サイトに登録したけど片っ端から無視されてる。俺はマヌケ。楽器が弾けず、バンドから追い出され、仕事もクビになったけど奇跡が起こって復帰できた。そして今もマヌケなままだ。

俺はエンツォ、と反撃するマハル。情けねえチビだがデカい口を叩いて憂さ晴らしをしてる。お前らにはマネできん。

なあコリーン、と講師に質問するエンツォ。こいつを殴ったら無神経ってことになるのか?

「そうよ、そのとおり」とコリーン。なら我慢するぜ、とエンツォ。感受性が身についただろ。

シン・カラ vs オニール

試合中にストローマンが乱入。シン・カラとオニールの両者を襲撃。シン・カラを抱えて拉致しようとしたところでフォーリーが制止。やめろ、こんなのは無意味だ。

俺に考えがあると言っただろ、とフォーリーに告げたあと、シン・カラをステージ下に投げ捨て、ステージ上のクリスマス装飾を破壊しまくるストローマン。

高いところだけじゃなくてクモもキライだ!

控室で落ち着かないジェリコのもとへオーエンズがやって来る。大丈夫か?

大丈夫なわけない! と叫ぶジェリコ。落ち着けなんて簡単に言うな。バカみたいに檻に吊られるんだぞ。

誰もバカだとは思ってないよ、とオーエンズ。

俺の身にもなってくれよ、とジェリコ。セクシーな男が天井から吊るされてバカタレどもから指をさされて笑われるんだぜ。俺は高いところが怖い「アラクノフォビア」なんだ。分かるか?

アラクノフォビアってのは「クモ恐怖症」のことだよ、と冷静に突っ込むオーエンズ。クモだって怖いよ! とジェリコ。

分かった、いいから聞いてくれ、となだめるオーエンズ。クモや檻のことは忘れろ。俺たちはユニバーサル王者だ。あんたは史上最高のスターで、俺の親友だろ。親友になったのは、あんたがクリス・ジェリコだからだ。

そうだ、俺はクリス・ジェリコだ! と我に帰るジェリコ。今夜は試合がある。勝たなきゃならん。今夜ロリンズとレインズを痛い目にあわすんだ。でもスゴい高さなんだぞ…。

俺がレインズを秒殺すればすぐ下りてこられる、とオーエンズ。大丈夫だ、心配ない。

シャーロットはベイリーと抗争開始

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シャーロットが登場。通算4度の女子王者よ、と嬉しそうに語る。

サーシャをここに呼んでもいいけど、痛々しかったわね。あのザマじゃ来られないでしょ。昨夜のPPVで私とサーシャは30分以上も闘い続けた。そして私がボスを倒し、不動の地位を築き上げた。

私はWWE史上、誰よりも優れた存在。どの時代にいても王者に君臨してたわ。トリッシュ・ストラタスのフィニッシャーは私のナチュラル・セレクションよりも劣る。ファビュラス・ムーラよりも私のほうがカネを生んでる。私に匹敵する人はいない。

ここでベイリー登場。何で私の邪魔するの! と怒るシャーロット。

邪魔しにきたわけじゃないわよ、とベイリー。お祝いを言いに来たの。サーシャとあなたは偉大なライバル同士としてこの先も語り継がれる。10歳からWWEを見て来た私が保証するわ。

ありがとう、もういいわ、とベイリーの話を遮るシャーロット。なぜ試合コスチュームを着てるの? そもそもあなたは格下。私を見たいなら観客みたいにお金を払いなさい。

黙って聞いて、とベイリー。シャーロットとサーシャの抗争は終わった。次は私との闘いが始まるのよ。ほら、観客も喜んでるでしょ。私はあなたに2勝0敗ってことを覚えてるかしら? 「サバイバー・シリーズ」で私を襲撃したのも忘れてないわよ。

あんなの勝ったうちに入らないわよ、とシャーロット。私は4度の王者で常に1番手。あなたはいつも4番手。あなただけNXTからの昇格が遅れたのには理由がある。あなたは決定的に実力不足なのよ。

侮辱されても負けないわよ、とベイリー。実力不足かどうか試したらどう? 今ここでね。

私に挑戦する気? とシャーロット。昨夜全力を尽くして闘ったばかりなのよ。あなた小学生みたいな格好ね。じゃあ、お勉強させてあげるわ。レフェリー来なさい。

ベイリー vs シャーロット

ベイリー ○ (フォール) ● シャーロット・フレアー
※バックスライド(逆さ押さえ込み)。

これでWWEデビュー以降の対戦成績はベイリーの3勝0敗。

エンツォには特別な修了証書

「大きな成果を挙げたわね」と受講者を褒めるコリーン。ダラス、ヤング、バックランド、そしてマハルに修了証書を手渡す。

「エンツォはどうだった?」と受講の感想を聞くコリーン。

感受性を学んで人生が豊かになった気がするぜ、とエンツォ。自分にも相棒にも優しくなれるだろう。何より最高の彼氏になれるさ。証書なんて要らねえ。あんたとインスタグラムで交流を深めたい。夜になって感受性の問題が起きたら直接アドバイスしてくれ。

「あきれた人ね」とコリーン。なおも口説くエンツォの前にルセフが現れる。慌てて逃げようとするエンツォ、しかしドアの前で怒りの表情で邪魔をするマハル。

「ここはそういうことをする場所じゃないわよ」と注意するコリーンを無視し、2人がかりでエンツォを襲撃するルセフとマハル。最後はラナにビンタされ、ルセフがテーブルに投げ落とす。

レインズ&ロリンズ vs オーエンズ&ジェリコ

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セス・ロリンズ ○ (反則) ● クリス・ジェリコ
※ストローマンがレインズを襲撃。

場外でレインズを襲ったストローマンはリングに侵入。オーエンズとジェリコは逃亡。リング上でロリンズとレインズをオクラホマ・スタンピートで叩きつけ、ストローマン咆哮。

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