ケビン・オーエンズの基本情報
英語名 | Kevin Owens |
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本名 | Kevin Yanick Steen |
出身 | カナダ・ケベック州サン・ジャン・シュール・リシュリュー |
誕生日 | 1984年5月7日(40歳) |
ケビン・オーエンズの経歴
16歳でデビュー、エル・ジェネリコと出会う
14歳からレスラーとしてのトレーニングを開始。2000年5月、16歳の誕生日にプロレスラーとして初めての試合をおこないました。リングネームは本名の「ケビン・スティーン(Kevin Steen)」を使っています。
2003年8月、カナダの「インターナショナル・レスリング・シンジケート(IWS)」という団体と契約。同年11月には覆面レスラーのエル・ジェネリコ(後のサミ・ゼイン)と戦い、これが2人の初対戦となりました。試合はジェネリコが勝利しています。
2004年からは「コンバット・ゾーン・レスリング(CZW)」という団体への出場を開始。2014年には日本から遠征してきた田中将斗と対戦し、敗れています。
2005年からはCZWと並行して「プロレスリング・ゲリラ(PWG)」という団体でも活動を開始。
2006年からエル・ジェネリコとタッグを結成し、2007年7月にはPWG世界タッグ王座を獲得しました。
ROHでジェネリコと抗争
「リング・オブ・オナー(ROH)」でもスティーンとジェネリコの2人はタッグを組み、2008年9月にはROH世界タッグ王座を獲得しました。
タッグ王座陥落後の2009年12月、スティーンはジェネリコを裏切ってヒールターン。タッグやシングルでジェネリコとの抗争を開始します。
抗争は約1年間続き、2010年12月の一騎打ちでは、スティーンが負けたらROH追放、ジェネリコが負けたら覆面を脱ぐという条件が付けられ、試合はスティーンが敗れて団体を追放されました。
団体追放はストーリー上の話でしたが、実際にスティーンはROHのブッカーであるジム・コルネットとの関係が相当悪化していたそうです。
ROHから離れていた間、スティーンはPWGに復帰し、戸澤陽(アキラ・トザワ)やCIMAなどの日本人レスラー、そしてジェネリコとタッグを結成しています。
2011年6月、ROHに復帰。社長襲撃未遂など乱暴なキャラを演じつつ、2012年5月にはROH世界王座を獲得しました。
2014年7月の試合を最後に、スティーンはROHを退団しました。
WWEと契約、史上最速のNXT王者
2014年8月、WWEと契約し、リングネームを「ケビン・オーエンズ(Kevin Owens)」とすることが発表されました。
新しいリングネームの「オーエンズ」は、息子のオーエンから取っており、息子にオーエンと名付けた理由は、WWEレジェンドのオーエン・ハート(Owen Hart)から取ったのだそうです。
2014年12月にNXTでデビューしましたが、試合中に鼻骨を骨折してしまいました。
同じ日、先にNXTでデビューしていた旧敵であり旧友でもあるサミ・ゼイン(元エル・ジェネリコ)がNXT王座を獲得した際、祝福のためリングに現れたオーエンズは突如ゼインを襲撃。今度は場所をNXTに移して抗争が開始されました。
2015年2月、2人はタイトル戦で対戦し、オーエンズが勝利してNXT王座を獲得。NXTでのデビュー2ヶ月で王座を獲得したのは当時の最速記録でした。
メインロースター昇格直後、シナに勝利
2015年5月のRAWで、ユナイテッドステイツ王者のジョン・シナが、自身のタイトルへの挑戦者を募る「オープンチャレンジ」に応じる形でNXT王者のオーエンズがサプライズ登場。これが事実上のメインロースター昇格でした。
登場したものの試合はおこなわず、チャンピオンベルトを踏みにじるという侮辱行為をおこないました。
これに怒ったシナと2週間後にノンタイトルの試合が組まれ、オーエンズは勝利。ファンに衝撃を与えました。
2015年7月、タイトル戦でフィン・ベイラーに敗れてNXT王座から陥落後は本格的にRAW参戦。
2015年9月、ライバックを破ってインターコンチネンタル王座を獲得。これがメインロースターとして初のタイトルとなりました。
クリス・ジェリコとの親友ユニット結成
2016年の夏からオーエンズは同じカナダ出身の同郷選手、クリス・ジェリコと親友ユニットを結成。
ジェリコが自分の気に入らない選手を「お前はリスト入りだ!」と告げて持参したノートに書き、オーエンズがその選手をバカにするというやり取りは人気となりました。
2017年に入って2人の連携は怪しくなり始め、オーエンズはストレスを溜めていきます。
2017年2月のRAWではオーエンズが「友情の祭典(Festival of Friendship)」を主催し、ゲストとして招かれたジェリコはオーエンズから新しいノートをプレゼントされます。
ノートの1ページ目にはジェリコ自身の名前が書かれており、気付いたジェリコはオーエンズに襲撃され、2人のユニットは破綻しました。
シェイン・マクマホン&ダニエル・ブライアンとの抗争
2017年8月頃から、SMACKDOWNのコミッショナーを務めていたシェイン・マクマホンとの抗争を開始。
同年10月にはシェインが試合に出場し、オーエンズとヘル・イン・ア・セル戦で激突。ここでサミ・ゼインが試合に介入し、オーエンズを勝利に導くと共に、ゼインはヒールターンしました。
オーエンズとゼインはタッグを組み、シェインだけでなくGM職のダニエル・ブライアンとも対立。
2018年4月の「レッスルマニア34」ではブライアンが現役復帰してシェインとタッグを組み、オーエンズ&ゼインと対戦。ブライアンがゼインに勝利し、この結果オーエンズとゼインはSMACKDOWNを解雇されました(ストーリー上)。
翌日のRAWに2人はフリーエージェントとして登場し、GMのカート・アングルに対してRAWでの雇用を直訴。その結果、RAWコミッショナーのステファニー・マクマホンが雇用を許可し、2人はRAWブランドに移籍しました。
2019年には(ヒール的なポジションの)シェイン・マクマホンが不正を働いているとして不満を述べ、再びシェインと抗争を開始。2019年9月にはシェインの権力行使によりオーエンズはSMACKDOWNを解雇されました(ストーリー上)。
不当解雇を訴えたオーエンズとシェインの抗争は続き、お互いのキャリアをかけて2019年10月に2人はラダー・マッチで対戦し、敗れたシェインがWWEから解雇されました(ストーリー上)。
ブラッドラインとの抗争、グランドスラム達成
2022年11月から、ロマン・レインズやウーソズが結成したユニット「ブラッドライン」との抗争を開始。
2023年1月には、ロマン・レインズの保持するWWE統一ユニバーサル王座に挑戦したものの敗北。試合後にブラッドラインの面々から襲撃されましたが、メンバーの一人だったサミ・ゼインだけはオーエンズの襲撃に加わらず。
これを受けてブラッドラインから追放されたゼインを、同年2月の試合ではオーエンズが救出。ゼインはオーエンズにタッグ再結成を要求しますが、オーエンズは拒否しました。
紆余曲折あったものの、2023年3月に2人はようやく和解してハグを交わし、タッグを再結成しました。
2023年4月の「レッスルマニア39」でオーエンズ&ゼインはウーソズの持つRAWとSMACKDOWNの統一タッグ王座戦に勝利し、王座を獲得。オーエンズはグランドスラムを達成しました。
2人のタッグは王座防衛を続けたものの、2023年9月のタイトル戦で「ジャッジメント・デイ」のフィン・ベイラー&ダミアン・プリースト組と対戦し、介入や反則もあって敗北。王座保持日数は154日間で終了しました。
コーディ・ローデスの支援、そして対立
オーエンズは、2024年4月の「レッスルマニア40」でロマン・レインズのWWE統一ユニバーサル王座に挑戦し、勝利したコーディ・ローデスをバックアップ。良い友情関係を築き上げました。
同月、再編成されたブラッドラインと再度の抗争が勃発。オーエンズはコーディやランディ・オートンとタッグを結成して迎撃しました。
2024年8月、オーエンズの支援に感謝したコーディからWWE統一王座への挑戦権を提示され、受諾したオーエンズはタイトルに挑戦しますが、敗北しました。
その後、コーディとギクシャクしながらもなんとか関係を保っていたオーエンズでしたが、2024年10月には遂にオーエンズが会場外の駐車場でコーディを襲撃。その様子をファンが撮影し、SNSで動画が拡散されました。
駐車場での襲撃やSNSでの拡散はアクシデント的なものではなく、団体側がそう仕向けたものです。
翌週には仲介を買って出たランディ・オートンに説得されたものの、直後の混乱の最中にオートンから殴られ、その後に駐車場でオートンを襲撃してヒールターンしました。
私生活
2007年に結婚し、お子さん2人(1男1女)の父親でもあります。
ケビン・オーエンズのタイトル歴
WWE
タイトル名 | 回数 | パートナー |
---|---|---|
WWEユニバーサル王座 | 1回 | |
インターコンチネンタル王座 | 2回 | |
ユナイテッドステイツ王座 | 3回 | |
RAWタッグ王座 | 1回 | サミ・ゼイン |
SMACKDOWNタッグ王座 | 1回 | サミ・ゼイン |
NXT王座 | 1回 |
ROH
タイトル名 | 回数 | パートナー |
---|---|---|
ROH世界王座 | 1回 | |
ROH世界タッグ王座 | 1回 | エル・ジェネリコ |
ケビン・オーエンズのテーマソング・関連グッズ
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