RAW #1127 エッジ&クリスチャン&シナ、ロリンズの策略にハマる

(更新日:2015年2月7日)

会場 ワシントンDC

今夜のホストはエッジ&クリスチャン

首の負傷悪化による引退を発表した時の映像(2011年4月11日、RAW)が流された後、エッジが盟友クリスチャンと共に登場。

大物ゲストを招いてのピープ・ショー(=クリスチャンのトークショー)を開催するぞと宣言するクリスチャン。いやいや、そこはカッティング・エッジ(=エッジのトークショー)だろ、とエッジが反論。じゃあ今日は2つを繋げてカッティング・エッジ・ピープ・ショーにするってのはどうだ、とエッジが折衷案。喜んだ観客も、ゲストがロリンズだと発表されるとブーイング。

不満をあらわす観客に対して、提供試合としてロリンズvsレインズ、ルセフvsジグラーのシングルマッチ2つを発表。しかも全裸マッチだ、とクリスチャンが付け足す。顔をしかめるエッジ、「誰も見たくねえよ」とクリスチャンに突っ込む。ラナならいいか?と続けるクリスチャン。観客の反応が微妙…。

ドン引きしてしまった観客を戻すぞ、と焦るクリスチャン、「ダニエル・ブライアンに会いたいか?」と観客に問う。観客は大歓声でイエス!チャント。

現役時代に恒例だった5秒ポーズを二人でやろうとした直前、レスナーがヘイマンを伴って登場。首を負傷した男と度重なる脳しんとうの男、二度と戦えなくなった二人がなぜリングの中にいるのだ、と挑発するヘイマン。しかし安心しろ、レスナーはキミたちの将来を奪うような真似はしない、相手にするならもっと動ける男だ。例えばジョン・シナとか。

ここでシナ登場。睨み付けるシナと、余裕の笑みを浮かべるレスナー。今夜はお前と戦わない、その代わりヘイマンにプレゼントがある、と言ってヘイマンに殴りかかろうとするシナ。阻止しようとしたレスナーを担いでAAの体勢に入るが、逃れたレスナーは場外に退避。エキサイトするレスナーをヘイマンがなだめつつ退場。

ジグラーvsルセフ

ドルフ・ジグラー ○ (反則) ● ルセフ
※レフェリーの制止を無視してルセフが攻撃。

試合後、ダウンするジグラーをアコレードで締め上げるルセフ。そこへライバックが登場。ミートフックでルセフを吹っ飛ばす。

ライバック、半生を語る

マイクを持ったライバックが自身について語り始める。

12歳の時にWWEの公演を見てレスラーになろうと決心した。10年前、タフ・イナフ(=WWEのオーディション企画)に挑んだが落選し、つらい思いをした。レストランで1日12時間働きながら希望の見えない生活を送っていた。ある日、自己啓発書を読んで以降、前向きに生きようと思い立った。

強く望めば願いは叶う。トレーニングを再開し、WWEと契約できた。ネクサスの一員となり、28歳で夢のリングに立てた。しかしハワイ公演で足首を3箇所骨折し、無理をして出場を続けた結果、ヒザ下の骨が砕けた。(ヒザの手術痕を見せながら)復帰できたのは本当に幸運だった。手術は2回失敗し、3人の医者に再起不能だと言われた。だが俺はライバックとしてWWEに帰ってきた。俺に対するネガティブな言葉は全て食い尽くす。批判を原動力にして前に突き進む。否定派たちに正面から立ち向かう。

「獲物をよこせ」チャントが響く中、「ありがとう」と呟いて退場するライバック。

ナタリヤvsニッキー

試合中、ナタリヤに体当たりされたニッキーがエプロンから場外に転落。ちょうど真下にいたナタリヤの夫キッドが抱え、お姫様抱っこ状態に。笑顔で何やら語り合う二人に、何やってんのよ、と怒るナタリヤ。

ニッキー・ベラ ○ (フォール) ● ナタリヤ
※ラック・アタック。

バックステージ

ベルトを撫でながらご満悦のミズに、近寄ってきたナオミが抱きついて「ありがとう!」。代役のミズドウを追い払って二人きりにしたナオミ、「プロデューサーにミズの友人だと告げたら私のプロモを見てくれて、一緒に仕事がしたいと言ってもらえたわ、何か魂胆があるのかと思ってたけど、あなたには本当に感謝しているわ」と笑顔。

「え?」と不思議そうな表情のミズ。さては何もやってなかったな。

タッグ王座戦 ミズ&ミズドウvsウーソズ

ジミー・ウーソ ○ (フォール) ● ザ・ミズ
※スプラッシュ。ウーソズが新王者に。

セザーロの愚痴

ライバックに続き、今度はセザーロがマイクを持って語り始める。レッスルマニアでアンドレ杯に優勝し、2014年は俺の年になるはずだった。しかし幹部から「お前には味方がいない」と言われた。誰の支持もいらないし、入場時の派手な演出も必要ない。俺にとって大事なのは入場した後のことだ。リング内で俺に勝てる奴はいない。異論があるなら誰でもいいから出てこい。

ここで登場したのは、怪我のため半年欠場していたバレット。セザーロ、お前に悪いニュースだ。ブル・ハンマーをお前に喰らわせてやるぜ、とマイクで叫びながら入場し、復帰戦が決定。

バレットvsセザーロ

バッドニュース・バレット ○ (フォール) ● セザーロ
※ブル・ハンマー。

ハーパーvsスワガー

ルーク・ハーパー ○ (フォール) ● ジャック・スワガー
※クローズライン。

バックステージ

談笑するエッジ&クリスチャンとシナ。現役時代は敵対していたシナとエッジ、ふざけながら互いの悪口を言い合う。クリスチャンが空気を読まない発言でシーンとさせ、スッとぼけながら退出。

二人きりになり真面目な表情になったシナ、エッジに尊敬と感謝の気持ちを伝え、握手してからハグ。子供が生まれたんだろ、無茶はするなよ、とエッジに伝えるシナ。

レインズvsロリンズ

ロマン・レインズ ○ (反則) ● セス・ロリンズ
※実況席にいたビッグ・ショーが介入。

ロリンズへのスピアーを狙っていたレインズの足を引っ張り場外に落としたビッグ・ショー、腹を数発殴った後、実況席にレインズを放り投げ、さらに実況席のテーブルを倒してレインズを下敷きにする。

人生の岐路に立ったブライアン

ブライアンが久々に登場し、リングでマイクを持ち近況を語り始める。年内最後のRAWだからか、今夜はやけに語る選手が多い。

レッスルマニアで、7万5千人の観衆の前でWWE世界ヘビー級王座を獲得できたのは、信じてくれたファンのおかげだ。レッスルマニアの5日後には運命の女性と結婚できた。しかし、新婚旅行から帰った2日後に父親が死んだ。試合があったので父の最期には立ち会えなかった。その1ヶ月後、キャリアに関わる大ケガを負った。手の施しようがないと医者に言われた。リングに戻って試合をしたかった。リングに戻れば痛みを忘れるけれど、俺に出来たのは家でテレビを見ることだけだった。

医者には怪我を治せないと言われ、友人や家族に相談した。同じ怪我で引退したエッジにも相談した。そして遂に決断を下さなきゃいけない。支えてくれたファンに聞きたい。俺のキャリアは終わりなのか?

観客はノー!チャントの大合唱で反対。ファンのチャントをしばらく黙って聞いていたブライアン、「ノー」と答える。俺はそんなことを言いに来たわけじゃない。戦う準備が出来てるんだ。ロイヤルランブルで復帰してもいいか? ファンはイエス!チャントの大歓声で支持。

バックステージ

エッジとクリスチャンが遊んでるところにミズ&ミズドウ登場。口臭がヒドイな、とクリスチャンにバカにされたミズ、めげずに「タッグ王座戦の再戦を組め」と要求。快諾したエッジ。しかし相手はウーソズじゃないぞ、と伝える。

ミズ&ミズドウの2試合目

エッジに相手を伏せられたままリングインし、相手を待つミズ組。登場したのはNXTで活躍していたビクターとコナーのタッグチーム、アセンション。この日が1軍デビュー。

ビクター ○ (フォール) ● ダミアン・ミズドウ
※フォール・オブ・マン(合体攻撃)。

カッティング・エッジ・ピープ・ショー

ゲストのロリンズがJ&Jセキュリティーの2名を引き連れて入場。シャンパンとグラスを持っている。

機嫌のよいロリンズ、ホストのエッジ&クリスチャンに憧れていたと話す。見え見えのウソだろ、と信じない二人。2014年、スポーツ界で俺ほど活躍した男がいるか?と豪語するロリンズ。シナやジグラー、スティング、ブライアンのほうが活躍しただろ、と異議を唱えるエッジ&クリスチャン。

サバイバー・シリーズの後から俺は辛酸をなめた。もうあんなのはコリゴリだ。2015年の俺は生まれ変わる。そのための祝杯だ、と告げたロリンズ、良き友人としてビッグ・ショーを呼び込む。もう一人、俺の過ちを気付かせてくれた人だ、とシナを呼び込むが、反応なくシナは出てこない。ロリンズには俺たちのようなカリスマがないな、とバカにするエッジ。

出て来ないなら無理やり呼び出すしかない、こんなことはやりたくないが…と言ってから、マネーケースでクリスチャンを殴打するロリンズ。怒ったエッジがロリンズを突き飛ばすが、大巨人と護衛に囲まれ絶体絶命。大巨人に首を掴まれリングに倒され、カーブストンプの体勢にさせてから脅すロリンズ。ここでシナが登場。救援のため走ってきたシナを制止させたロリンズ、俺が望むものを渡さないとエッジの首をへし折ってやる、生まれたばかりの子供を二度と抱けない身体にしてやる、と脅迫。エッジを助けたいなら、お前が持ってる権利を行使して権力者たちを復帰させろ。

観念したシナ。分かった、やめてくれ、権力者を戻す、と宣言。歓喜するロリンズ。

しかしエッジは俺が始末するぜ、と言ってカーブストンプの体勢。寸前でシナがタックルして阻止するが、大巨人のパンチ、ロリンズのカーブストンプを連続で喰らう。退場するロリンズたちをヘイマンとレスナーがステージで迎える。握手するヘイマンとロリンズ。そして流れた曲はHHHのテーマ。権力者夫妻がシャンパンを持って登場し、乾杯してから笑顔で飲み干す。権力者の復活劇で2014年のRAWは幕を閉じた。

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