RAW #1343:2019年殿堂入り第1号はDジェネレーションX

(更新日:2019年2月27日)

NXTから一挙4名の男が昇格

トリプルHがリングに登場し、前夜に開催されたPPV「エリミネーション・チェンバー」を総括。

「サーシャ・バンクスとベイリーは非情な檻の中で史上初の女子タッグ王者に輝いた」

「フィン・ベイラーは過酷なハンディ戦を制し、新IC王者となった」

「コフィ・キングストンは世界中のファンを魅了した。WWE王座まであと少しのところまで行ったんだ」

「そしてベッキー・リンチ。彼女は60日間の謹慎処分を受けようが、ヒザを負傷していようが、シャーロット・フレアーやロンダ・ラウジーと戦い続けることを意思表示した」

「立場上、俺は『今度あんな真似をしたら厳罰に処す』と言わねばならないのかもしれない。しかし個人的にはこう言いたい。『超クールだ』ってな」

「超クールといえば、今朝のニュースで2019年WWE殿堂入りメンバー、第1号が発表された。DジェネレーションXだ。俺、ショーン・マイケルズ、Xパック、ロードドッグ、ビリー・ガン、それから故チャイナだ」

「もっと盛り上げてやるとしよう。俺が管轄しているのはRAWとSMACKDOWNだけではない。WWEが誇る第3の世界的ブランド、NXTもだ。そのNXTから何名かが今夜、RAWで華々しくデビューを飾る」

「1人目は、空中戦という言葉の定義を一変させた男。『唯一無二の男』というニックネームを持つ、リコシェだ」(実況陣が「前NXT北米王者」「2018年のNXT新人王に輝いた」「驚異的な大技『630』を持つ」と補足)

「かつてないほどの俊敏性と打撃力を誇る『オランダの破壊者』アリスター・ブラックも今夜デビューだ」(実況陣が「昨年NXT王者となった」「人生を刻んだタトゥーは心の闇を映している」「フィニッシャーのスピニング・キックは通称『ブラック・マス』と補足)

「技術力が高く、『ジョニー・レスリング』というニックネームを持つ、現NXT北米王者、ジョニー・ガルガノもデビューだ」

「最後に紹介するのは、サディスティックで無慈悲な男、現NXT王者、トマソ・チャンパだ」

【テーブル・マッチ】ブラウン・ストローマン vs バロン・コービン

前夜のPPVで両者が対戦した際、ドリュー・マッキンタイア&ボビー・ラシュリーの介入により2段重ねのテーブルにトリプル・パワーボムでストローマンが沈められたことにより組まれた試合。

ブラウン・ストローマン ○ (テーブル葬) ● バロン・コービン

映像紹介人

ストローマンの退場時にポール・ヘイマンが登場。ヘイマンとステージ上で対面したストローマンはヘイマンの首を絞めにかかる。「やめてくれ! 私はただの代理人だ! 息ができないじゃないか!」とヘイマン猛抗議。ストローマンは手を離し、無言で去る。

リングに上がったヘイマン、「想像はしていた。ストローマンとはああいう男だ。彼だけではない、誰もが私の顧客、ブロック・レスナーに嫉妬しているのだ」

「ブロック・レスナーの軌跡」が編集された映像を流し、「たとえセス・ロリンズが全身全霊で闘ったとしても、レスナーを焼き尽くすことはできない」と豪語するヘイマン。

一夜で仲直り

新IC王者フィン・ベイラーが登場。「ようやくチャンピオンになれた。気分は最高だ」と喜びを語る。「歴代のIC王者は偉大な人ばかり。その伝統を俺が守っていく」

ここでリオ・ラッシュが登場。「お前ではなくボビー・ラシュリーこそ王者にふさわしい」

リング上でニヤニヤ笑っていたベイラーは、背後から出現したラシュリーに襲撃される。リオもリングに上がり、前夜に仲間割れしたはずのラシュリーに加勢。

そこへNXTから昇格したばかりのリコシェが救援に駆けつける。

フィン・ベイラー&リコシェ vs ボビー・ラシュリー&リオ・ラッシュ

リコシェ ○ (フォール) ● リオ・ラッシュ
※630。

旧友ロリンズを助けようとしてる?

バックステージでナタリヤと談笑していたトリプルHの背後でドリュー・マッキンタイアが咳払い。「何だ」と応じるHHH。

「NXTのスターを随分呼び込んだな」とマッキンタイア。「俺がRAWに来た時、実力を証明するとあんたに言った。セス・ロリンズと闘わせろ。レスナーと当てる前にな。レッスルマニアのメインを張れるとあんたに証明する」

そこへやって来たのはディーン・アンブローズ。「今夜ヒマなんだが、俺なんてどうだ?」

無言のマッキンタイアに突然、強烈なビンタを浴びせたアンブローズはそのまま去っていく。

「で、相手はセスか、それともあいつに変更するか?」とHHH。

「変更してくれ」とマッキンタイア。

リンセ・ドラド&グラン・メタリック vs ザック・ライダー&カート・ホーキンス

リンセ・ドラド ○ (フォール) ● カート・ホーキンス
※ハリケーン・ラナ。

カート・ホーキンスは連敗記録を継続。

3チームはNXT時代に対戦あり

本日RAWデビューのトマソ・チャンパとジョニー・ガルガノがバックステージで語り合う。「NXTの凄さを見せつけてやろうぜ」

そこへボビー・ルード&チャド・ゲイブルの前タッグ王者がやって来る。「おめでとう、遂にRAWデビューだな」と祝福するルード。「だが1つ理解できないことがある。なぜ対戦相手がリバイバルなんだ?」

「お前ら2人はイカしてるよ」とゲイブル。「俺たちはRAWに移籍して、一番下からのし上がったんだ。だから少々戸惑ってるよ。いや、お前たちのことはリスペクトしてるんだよ、でもな、なぜお前らがリバイバルと闘うんだ? 対戦すべきは俺たちだろ」

「俺たちは激戦区のNXTを2年以上も引っ張ってきたんだ」とジョニー。「俺らのほうが上だ。RAWを乗っ取ってやる」

そこへ新タッグ王者のリバイバルがやって来る。「一番下からのし上がった新王者のお出ましだぞ。おお、そこにいるのはジョニーとトマソじゃないか」

「お前らとはよく闘った仲だ」とジョニー。

「よく聞け、お前らにリスペクトなど求めてない」とトマソ。「お前らを倒して世界を驚かせる」

ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ vs ザ・リバイバル

トマソ・チャンパ ○ (フォール) ● スコット・ドーソン
※スーパーキック&ニーアタック。

王者コンビ、マイクスピーチは要練習

WWE女子タッグ王座の初代王者となったボス&ハグ・コネクション(ベイリー&サーシャ・バンクス)がリングに登場。

「昨日撮られた写真はどれも泣き顔だったわ」と苦笑するベイリー。「それくらい感動的な夜だった。いまだに信じられない。私たちが初代女子タッグ王者だよ」

「夢を見てる気分、でも夢じゃない」と喜ぶサーシャ。「NXTでもRAWでも歴史を作ってきた。いつも2人一緒でね」

「対戦もたくさんしたし、世界中を一緒に旅した」とベイリー。「嫌いになったり、好きになったり、ありとあらゆる感情を一緒に経験した。ケンカして初めて気付いたんだ。一緒じゃなきゃダメだってことをね。これは始まりに過ぎない。ずっと王者に君臨するよ」

「誰が相手でも王座を防衛する」とサーシャ。「RAW、SD、そしてNXTにも行ってやる」

ここでナイア・ジャックス&タミーナのコンビが登場。「いい加減にしな。こんな気持ち悪い褒め合いを誰が見たいんだよ。みんな知ってる話だけど、サーシャは王座を獲っても防衛に成功したことが一度もないのさ」

リングインして王者組を襲撃しようとしたナイア&タミーナ。しかし反撃を食らってスンナリ退散。

ディーン・アンブローズ vs ドリュー・マッキンタイア

ドリュー・マッキンタイア ○ (フォール) ● ディーン・アンブローズ
※クレイモア。

頭を蹴られて友情復活?

バックステージでセス・ロリンズにインタビュー。

「レッスルマニアの対戦相手にブロック・レスナーを選んで後悔はないですか?」との質問に「ヘイマンが語ったレスナーの話は100%真実だ」と答えるロリンズ。

「だが俺はレッスルマニアに自滅するために行くわけではない。運命を受け入れるためだ。レッスルマニアでレスナーは終わり、奴の恐怖支配も終了する。俺は歩いて会場を去るのか、担架で運び出されるのか。いずれにせよ俺はユニバーサル王者として会場を去る」

そこへ試合に敗れたディーン・アンブローズが顔をしかめながら現れる。「何か用か?」とロリンズ。

「おい、どこにいたんだよ」「マジかよ」と救援に来なかったロリンズに不満を表すアンブローズ。

大混乱のロリンズ。「お前…本当の本当に、頭がおかしくなってしまったんじゃねえか?」

ロリンズの顔を見て「あ」と、仲間割れしてた現実に戻ったアンブローズは去っていく。

アリスター・ブラック vs アライアス

アリスター・ブラック ○ (フォール) ● アライアス
※ブラック・マス。

【RAW女子王座戦】ロンダ・ラウジー vs ルビー・ライオット

ロンダ・ラウジー ○ (タップ) ● ルビー・ライオット
※アームバー。ロンダは王座防衛に成功。

せっかくPPVでは戦闘服のような凜々しいコスチュームになったロンダ、この日は再び以前の(しょっちゅうズレまくる)ビキニ&ブルマに戻る。

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