RAW #1342:シャーロット・フレアー、またもベッキー・リンチの脚光を奪う

(更新日:2019年2月19日)

どうするベッキー

トリプルHとステファニー・マクマホン夫妻がリングに登場。

次回PPVの見所を話す2人。初代女子タッグ王者を決めるチェンバー戦、WWE王座決定チェンバー戦、RAW女子王者ロンダ・ラウジーにルビー・ライオットの挑戦が決まったことなど。

「PPVで王座防衛すればロンダはレッスルマニア出場が決定する」とHHH。そのレッスルマニアで対戦予定だったが出場停止処分となっているベッキー・リンチに関して「先週末に彼女は医師の診断を受けた」と発表。

その診断結果をステフが発表しようとしたところでベッキー登場。「ここに来られて良かったよ。ステフは顔の腫れも引いたな。次は容赦しないぞ」

「お互い熱くなり過ぎた。もう水に流さないか」とベッキーを諭すHHH。「前回SDでは俺も言い過ぎた。謝罪する」

「医師に確認したところ、お前のヒザに筋断裂などの症状は診られなかったそうだ」と診断結果を発表するHHH。「数週間リハビリを続ければ100%の状態に戻ると聞いた。だからお前の出場停止処分を解く。レッスルマニアの王座戦も予定通りだ」

大喜びのベッキーはHHHと和解の握手。

「待望の試合が実現するわ」と煽るステフ。「ただし、1つだけ条件がある」

「簡単なことだ」とHHH。「俺とステフに謝罪してくれ。それで全て忘れよう」

「何を謝れっていうんだ」とベッキー。「言われたとおり医師に診せただろ」

「落ち着いて。意地を張るのは止めなさい」とステフ。

「だまれ」とベッキー。「お前らは信用ならない。裏のジジイ(=ビンス)もだ。お前ら一族で何十年も人をハメてきただろ。私の権利を奪うつもりか。誰にも邪魔はさせない。誰が敵でも構わないぞ。お前らともジジイとも闘ってやる。絶対に謝らない!」

なだめるHHHを挑発してリングを降りようとするベッキー。その前に激昂したステフが「あんた何様!」と怒鳴りながら立ち塞がる。

怒鳴り合う2人の女性を「落ち着け!」と仲裁するHHH。「ベッキー、道を間違えるな。落ち着いて考えろ。プライドなど捨てろ。この場で闘うのか、それともレッスルマニアで闘いたいのか。チャンスを今捨てるのか。指図がイヤならもう何も言わん。どうするのか番組終了までに決めろ。レッスルマニアで夢のために闘うか、それとも全て捨てるかだ」

リングを下りるHHHとステフ。その様子を神妙な表情で眺めているベッキー。

トリプルスレット・女子タッグ戦

PPVでの女子タッグ王座決定チェンバー戦にRAWから出場する3チームが対戦。負けたチームはPPVのチェンバー戦に1番手で出場しなければならないルール。

ナイア・ジャックス ○ (フォール) ● ベイリー
※サモアン・ドロップ。

敗れたボス&ハグ・コネクションはPPVで1番手出場が決定。

ギター2本ある時点で気付け

アライアスが登場。喋ろうとしたところで、バックステージで話し込むベッキー・リンチとフィン・ベイラーがスクリーンに映し出される。

「悩んでいるのか。俺も似たような経験があるよ」とベイラー。「プライドは厄介だ。目的を達成することだけ考えればいい。決めるのはお前だが、プライドに振り回されるな。目的を優先しろ」

「ありがとう」と礼を言うベッキー。去っていくベイラー。

再びアライアス。喋り始めようとしたところで、今度はセス・ロリンズの「レッスルマニアまでの道のり」を編集した映像が流される。

三度アライアス。喋り始めようとしたところで、今度はルチャ・ハウス・パーティが登場。

怒るアライアス。「静かにしろ! 俺は地球最大の大物ミュージシャンだというのに演奏を邪魔するな。グラミー賞にノミネートされなかったことにもムカついている。お前らのせいで歌えない。何しに来た」

「邪魔して悪かったよ」とカリスト。「今夜はアライアスと共に歩くとしよう」

気を取り直したアライアスは会場の街をバカにする歌を弾き語り。「感想を聞かせてくれ」とルチャ勢に聞くと「最低」の返答。

ここでカリストが「俺に任せろ」と言う。「じゃあ弾いてみろ」とギターを貸してやるアライアス。

短いフレーズを弾いただけのカリストに笑ってしまったアライアス。「なかなか良かったぞ。俺と一緒に演奏するってのはどうだ」

了承するカリスト。もう1本のギターを手に取ったアライアスはカリストの背中をぶっ叩く。

フィン・ベイラー vs ドリュー・マッキンタイア

フィン・ベイラー ○ (反則) ● ドリュー・マッキンタイア
※ボビー・ラシュリーの介入。

【6人タッグ戦】ベイラー&ストローマン&アングル vs ラシュリー&マッキンタイア&コービン

ボビー・ラシュリー ○ (フォール) ● フィン・ベイラー
※ドミネーター。

終了後、別のレフェリーが出現してレフェリーの誤審(フォール時にベイラーの足がロープに掛かっていた)を主張。レフェリーはあっさり誤審を認めて再試合を宣言。

フィン・ベイラー ○ (フォール) ● ボビー・ラシュリー
※クー・デ・グラ。

ニッキー・クロス vs ルビー・ライオット

ルビー・ライオット ○ (フォール) ● ニッキー・クロス
※ライオット・キック。

宿敵からもアドバイス

ニッキーvsルビーの試合中、バックステージでベッキー・リンチとロンダ・ラウジーの遭遇シーンが映される。

「エゴを優先させたいの?」とベッキーに語りかけるロンダ。「これは重要なこと。ゴネなければ女性に勇気を与えられる。ウソでもいいから謝りなよ。謝罪しないのなら、それは私と闘うのが怖いってことだ」

それだけ言って去って行くロンダ。「決めつけんなよ」とベッキー。

狂犬もう改心?

セス・ロリンズが登場。この1年間を振り返り、ランブル戦翌日のRAWでブロック・レスナーから6発のF5を喰らったことでドン底に落ちた、と愚痴り始める。

「今も痛い。人生で最もキツかった。しかし俺は今もここに立っている。立っている限り闘える」

「6発のF5はもう気にしない。もしレッスルマニアがキャリア最後の試合になったとしても…」

ロリンズが話している途中でポール・ヘイマン登場。「人類は皆平等ではない。君のDNAがレスナーのDNAに匹敵するほど優れていると本当に思ってたのか? 冗談は止めろ。君のしようとしてることは『自滅行為』と呼ぶのだ。だから忠告しよう。レッスルマニアで試合に出たら、君は終わるぞ」

「あんたの言うことは正解だよ」とロリンズ。「だが、俺はそんなこと気にしてないってのを理解してないようだな。レスナーが2年もこの業界を牛耳ってることが我慢ならない。自滅行為でも構わない。身体だろうが心臓だろうがくれてやる」

鬼気迫るロリンズの話に言い返せず退場するヘイマン。入れ替わりにディーン・アンブローズが登場。「1つだけ言わせろ。猛獣を討て」

ディーン・アンブローズ vs EC3

ディーン・アンブローズ ○ (フォール) ● EC3
※丸め込み。

初代女子王座を奪った宿敵も登場

謝罪するか否かで悩むベッキー・リンチにアレクサ・ブリスが話しかける。「謝ったらダメよ。弱さを見せることになる。あんたに憧れてるんだ。だから謝らないで」

「よく言うよ」とベッキー。「謝らなかったら私は挑戦権を失うもんな。なぜそんな余計な忠告を私にするのか。レッスルマニアで私に取って代わるか?」

「違う! 絶対に違う」とアレクサ。「自分を裏切って欲しくないだけよ」

「骨の髄まで腐ってるな」とアレクサをバカにするベッキー。

「そう思うなら謝ってくれば?」とアレクサ。「でも謝ったらもう超雄じゃなく、悪魔に魂を売った女になるだけ」

「謝って売れるのはレッスルマニアのチケットさ」と言って去るベッキー。

【RAWタッグ王座戦】ルード&ゲイブル vs ザ・リバイバル

ダッシュ・ワイルダー ○ (フォール) ● チャド・ゲイブル
※シャッター・マシン。リバイバルが新王者に。

ベッキー決断、しかし親玉登場

ベッキー・リンチがリングに再登場。続いてHHHとステフの夫妻も登場。

「冷静になって考えたかしら」とステフ。「行動の責任は取らないといけない。私たちは謝罪したわ。あなたはどうするの? 簡単な言葉を口にするか、それとも全てを捨てるのか」

「観客の声に惑わされるな」とHHH。「これは3人の問題。どうするのか今決めろ」

「自分が信用されてないと知ってる」とベッキー。「今夜はいろんな奴らからアドバイスをもらったよ。お前らのことは信用してない。権利を奪われると思ったから頭に来て殴った。でも簡単な言葉を発することで夢に近づけるのなら…ステファニー、HHH、ごめん」

改めて握手を求めるHHH。その手を今度は拒否したベッキー。「約束を守ってくれ。私はレッスルマニアでロンダと闘えるんだな? 私の夢を奪う奴には命懸けの闘いを挑んでやる。それはお前らでも他の奴らでも同じだ。私の夢に手出しはさせない」

「異論はない」とHHH。「ベッキー、レッスルマニア出場おめでとう」

再び手を差し出すHHH。今度はベッキーも応じて握手。ステフもベッキーと握手を交わし、リングを下りようとする。

「それだけ?」とベッキー。

「そうだ」とHHH。「レッスルマニア出場決定だ」

「じゃあロンダと私の勝負だな」とベッキー。「7万人のファンの前で超雄と人類最凶の女が闘うんだ」

ここでロンダ・ラウジーが登場。ロンダがリングインしたと同時に、今度は「待て待て!」と言いながらビンス・マクマホン会長が登場。

「バカなことを始める前に言わせろ。貴様らの試合は史上最高のメインになる。だがベッキーは態度がデカすぎる。悪党ぶって生意気だ。ロンダの態度も気に食わん。ベッキー、貴様は60日間の謹慎だ。つまりレッスルマニアの5日後。貴様の代役はシャーロット・フレアーだ!」

ビンスに呼び込まれ、ニコニコ笑顔のシャーロット・フレアーが登場。リング上では激怒しているベッキーと、困惑するロンダ。

「よく見ておけ。レッスルマニアの結果はこうだ」と言ってシャーロットの手を挙げるビンス。「RAW女子王座、新王者はシャーロット・フレアーだ!」

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