RAW #1341:ベッキー・リンチ、出場停止を言い渡したステファニーに殴りかかる
(更新日:2019年2月13日)
ステフは間違ったことを言ってない
オープニングでリングに立ったステファニー・マクマホンが喋り始めた途端、ベッキー・リンチが登場。「紹介する前に勝手に出てきたわね」とステフ苦笑。
前回RAWでベッキーがRAW女子王者ロンダ・ラウジーへの挑戦を表明し、ロンダがエキサイトして怒鳴った場面を振り返り、「ブチギレたロンダを前にして笑顔を見せた女性を初めて見たわ」とステフ。
「笑う理由はたくさんある」とベッキー。「声援もその1つ。女子ランブル戦で優勝してロンダの頭を叩けるのも理由だ」
「私もロンダには手を焼いてるから、あなたには期待してるわよ」とステフ。「でもあなたは今ヒザに装具をつけてる。ゆっくりしか歩けないし、脚は大丈夫なの?」
「問題ない」とベッキー回答。
「あなたはランブル戦以降、8日間も医師の診察を拒んでるわね」とステフ。
「片方の脚だけでランブル戦を制したんだ。医師の診察など必要ない」とベッキー。
「診断結果を下されたくないのでしょ?」とステフ。「事情は分かるわ。ナイア・ジャックスに顔面を破壊された時、私も医務室にいた。あなたは骨折してたのに闘うと言い続けた。あなたはとてもタフ。驚くべき情熱を持っている。でも医師の許可がないのなら、あなたを試合に出場させるわけにはいかない」
表情を曇らせ考え込んだベッキーは怒り始める。「お前のプランに私は入ってなかったんだろ。ここまで来るのに死ぬほど努力した。お前には分からねえだろ。苦労知らずのお嬢ちゃんで、パパのお気に入りのあんたが私の闘いを止めるのか。レッスルマニア行きは自力で決めたんだ。お前やマヌケ医者になど邪魔させない」
「確かにあなたは自力でここまで来たわ」とステフ。「でも医師の許可がないと試合は認められない。簡単な話じゃないの。医師の所へ行って出場許可をもらえばいいだけ。私だってあなたが心配なのよ。この試合はWWE史上最大級の闘い。ファンも私も、全ての人があなたとロンダの試合を見たい。意地を張らないで、お願いだから医師に出場許可をもらってちょうだい」
「余計な首を突っ込むな」とあくまで拒否するベッキー。「誰にも邪魔されたくない」
「では、あなたが診察を受けるまで出場停止にするしかないわ」とステフ。
怒ったベッキーは、退場しようとするステフの顔面にパンチ。ダウンしたステフに殴りかかり、さらにディスアーマーまで仕掛けようとする。慌ててスタッフが駆けつけ、ステフは寸前のところで回避。
ロンダの言い分も正しい
バックステージにて、スタッフに囲まれながら会場を去ろうとするベッキーの前にロンダ・ラウジーが現れる。(本日もロンダ登場に条件反射でブーイングする観客)
「私はプロフェッショナル。挑発に乗らず、PPVで試合をする責任がある」とロンダ。「ステフを襲撃するのがあんたのやり方? 出場停止を喰らい、レッスルマニアのメイン戦まで台無しになるかもしれない。安っぽいアピールはいいから家で治療に専念してろ。逃げるんじゃないよ。寝てろ、ボケ」
試合に向かうロンダを見ながら「手厳しいね」と笑うベッキー。
ロンダ・ラウジー vs リヴ・モーガン
※アームバー。
おふざけファイトのリヴに怒ったロンダ、試合後にマイクを掴み、「他に文句のある奴はいるか! ブーイングするしか脳がないのか!」とドサクサ紛れに観客を罵倒(全面的にロンダが正しい)。
「誰でもいいから行動で示せよ。サラ、あんたはどうなんだ!」と挑発されたサラ・ローガンがリングに上がる。
ロンダ・ラウジー vs サラ・ローガン
※アームバー。
仲間2人を痛めつけられたルビー・ライオットがエプロンに上がる。ロンダもリングに招き入れるが、ルビーはエプロンから降りて退場。
バックステージに退がったルビーがインタビューを受ける。「なぜロンダから逃げたんですか?」との質問に「逃げちゃいねえよ!」とルビー。
「ロンダを倒すなんて簡単だ。王座を賭けるならすぐにでもやってやる。でも今はリヴとサラの側にいてやりたい。ライオット・スクワッドには強い絆があるんだ。仲間を痛めつけられた礼はする」
所属ブランドだけでなくヒールかベビーかもハッキリしない
バックステージで談笑しているベイリーとサーシャ・バンクス。そこへ(失礼な質問には定評のある)チャーリー・カルーソがやって来てインタビュー。
「お二人とも王座戦でロンダ・ラウジーに敗れましたが、その失敗は今夜の試合で影響を与えますか?」との失礼な質問に「失敗? 失敗について話せって?」と激昂するサーシャ。
そのサーシャをなだめたベイリーが答える。「私たちはロンダを限界まで追い詰めたわ。個人としても優秀だけどタッグを組めば最高のチームになる。それを今夜の試合で証明する」
「女子タッグ王座の新設は女子部門の悲願だった」とサーシャ。「戴冠できれば誇らしい。私たちが歴史を作る」
そこへアリシア・フォックス&ニッキー・クロスが茶化しながらやって来る。「あきらめなさい。今夜私たちに倒されるから」とアリシア。
「アリシアだけが私と遊んでくれる」とクロス。「混乱は平等にメチャクチャにする。フフフフフフ、ハハハハハハ」
不気味なクロスにドン引きするベイリー&サーシャ。
タッグ王座挑戦チーム決定戦
出場したのは以下の4チーム。
◆ ルチャ・ハウス・パーティ(グラン・メタリック&リンセ・ドラド)
◆リバイバル(ダッシュ・ワイルダー&スコット・ドーソン)
◆ヘビー・マシナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ)
※シャッター・マシン。リバイバルが王座挑戦権を獲得。
ここ最近で早くも4回目の王座挑戦が決まったリバイバル。突然プッシュされ始めたのはいいけど、こうまで露骨だとまた視聴率下がるよ?
再浮上&連敗脱出なるか
リバイバルの勝利を控室でモニター観戦していたカート・ホーキンス。そこへザック・ライダーが入ってくる。「また次のチャンスがあるよ」
「次のチャンス?」と笑うホーキンス。「試合に勝ちたいのなら他の奴と組めよ。俺はお荷物なんだ。同情から再結成したって上手くいくわけがない」
「まだ1敗しただけじゃないか」とライダー。
「1敗だけ?」と大声を上げるホーキンス。「俺は250連敗してるんだぞ! もう2年以上も負け続きだ。なぜそんな俺と組むんだ」
「先週入場した時、俺の名前のスペルが間違えられてたんだ」とライダー。「13年もここにいるのに名前のスペルが間違ってる。つまり俺は負け犬なんだ。お前も同じようにな。もうこれ以上落ちることはない。俺たちは一緒にトレーニングを始め、2人でここと契約した。かつてはメジャー兄弟として最年少のタッグ王者にもなった。お前の連敗を止めると約束するよ」
「分かった」と了承するホーキンス。「お前のスペルも覚えさせなきゃな」
「俺も覚えてないよ」と笑うライダー。そういうとこだよ。
アングルは何を発表するところだったのか
カート・アングルが登場。
「気合い、威厳、知性、3つの信条を胸に20年過ごしてきた。望みはすべて達成してきた。最近その信条が『疑念、敗北、絶望』に変わってしまった。マッキンタイアとコービンとの試合で痛感した」
「首を骨折してもオリンピックで金メダルを獲った俺だが、どうしても勝てない相手がいる。『時間』だ。アスリートは引き際を決めねばならない」
ここでバロン・コービンが登場。「早く終わらせろよ。同情をもらいたいのか。GMとして試合を組んでるだけなら良かったのに、実力が健在だと証明しようとした。今のお前はポンコツだ」
「俺は老いぼれだがお前の足首は折れるぞ」とエキサイトしたアングルはコービンを挑発。
続いてドリュー・マッキンタイアも登場。「やっと引退を決断したのに逆上するなよ。今のお前は目の奥に恐れを抱いている。なのにお前はランブル戦に出場し、先週も今週も出場している。誰かが引導を渡さねばならない」
アングルが2人に囲まれたところでブラウン・ストローマンが救援に駆けつける。
【チェンバー戦予選】ベイリー&サーシャ・バンクス vs アリシア・フォックス&ニッキー・クロス
※丸め込み。ベイリー&サーシャ組はPPVのチェンバー戦出場決定。
ジェフ・ジャレット vs アライアス
※ドリフト・アウェイ。
フィン・ベイラー vs リオ・ラッシュ
※クー・デ・グラ。
日本でも公開して欲しい
前SDのGMを務めたペイジが久々のRAW登場。自身や家族をモデルに制作され、ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)も制作&出演している映画「ファイティング・ウィズ・マイ・ファミリー」のプロモーション活動をおこなう。
昔はオシャベリなキャラだったのにね
アレクサ・ブリスのトーク・ショー「ブリスの時間」。この日のゲストはNXTから昇格した面々の中でただ一人試合出場のなかったEC3。
「若くてイケメン、全部備えちゃってるわね」とアレクサ。「RAWとSDの両方に顔を出してるけど、どちらに所属したいの?」
EC3が喋り始めようとしたところで、今夜もナイア・ジャックスとタミーナが登場して邪魔をする。
「そんな話、誰も興味ないわよ」と笑うナイア。「こんなお見合いコーナーみたいなのを誰が見たいのよ。それより私の活躍を称えてちょうだい。女子タッグ王座を決めるチェンバー戦にも出場を決めた。あんたに勝ったことでね」
「負けたのはミッキーだけどね」と強がるアレクサ。
「今の主役は私だ」とナイア。「ファンも私の話題で持ちきり。次はベッキー・リンチの代役としてレッスルマニアでも出ようか」
続いてディーン・アンブローズも登場。トークショー完全無視の流れに怒り始めるアレクサ。
「私が邪魔してるのを邪魔しないで」とアンブローズに抗議するナイア。
「アレクサすまない」とアンブローズ。「出てきたくはなかったんだが、ナイアに言いたいことがあったんだ。お前、俺に夢中なんだろ? もうみんなにバレてるぜ。お前だけじゃない、みんな俺のセクシーな魅力にやられてしまうんだ。最初はつらいだろうが、俺から離れて二度と近づかないでくれ」
ポカーンとするナイア。
「それからアレクサ」と続けたアンブローズはEC3を見る。「こいつは誰だ」
「EC3だよ」とアレクサ。EC3が何かを喋ろうとするが、マイクを叩き落として妨害するアンブローズ。
立ち上がってアンブローズに詰め寄るEC3。
「名前は?」「EC3の意味は?」「EC1と2はどこだ?」「その髪型は何だ?」「ヘンな格好で控室を歩き回ってないでリングに上がれよ」と速射砲で質問を浴びせ、EC3に一切喋らせないアンブローズ。
ようやくアンブローズからマイクを差し向けられたEC3。何かを喋るフリだけして、アンブローズの顔面を殴る。
ディーン・アンブローズ vs EC3
※ジャックナイフ。
カート・アングル&ブラウン・ストローマン vs ドリュー・マッキンタイア&バロン・コービン
※対戦権のないストローマンがレフェリーの制止を無視して攻撃。