RAW #1134:HHH「スティングがWCWなら、俺こそがWWEだ」

(更新日:2015年3月24日)

会場 フロリダ州オーランド

シナ、ルセフに倍返し

オープニングはシナが登場。前回RAWでルセフにやられたが、二度目はない。次回PPVでルセフを倒す。ルセフを倒した最初の男として名を刻んでやる。

ここでルセフとラナ登場。今まで何度も立ち上がってきたあなたは、日曜で二度と立てなくなるわ、とラナ。今度も破壊してやる、と余裕のルセフ。シナがリングを降り、ステージ上のルセフと乱闘。今回は圧倒してルセフをボコボコにするシナ。前回RAWでLEDボードに叩きつけられたお返しで、今度はシナがルセフをLEDボードに2回叩きつけ、ボコボコに殴りまくる。ルセフは失神。

アンブローズ、キャスターになる

アメリカの人気番組キャスターのパロディーとして、アンブローズがスーツ姿でニュース原稿を読む。「速報だ。バレットがアンブローズの挑戦を拒否し続ける一方、アンブローズは元IC王者アクセルを先週倒した。今夜も元IC王者のハーパーに勝利することになっている。それを受けてバレットは契約書に署名し、PPVではアンブローズの挑戦を受けるだろう。歴史的な調印の瞬間を見逃すな」

アンブローズvsハーパー

ディーン・アンブローズ ○ (フォール) ● ルーク・ハーパー
※ダーティ・ディーズ。

バックステージ

HHHの控室にて、前回スマックダウンで仲間割れした大巨人とケインが対面。口論を続ける二人をHHHが制止し、「俺に恥をかかせるな!」と怒鳴る。先週恥をかいただろ、と暗にスティングの件でイヤミを言った大巨人を怖い形相で睨むHHH。大巨人、ビビって謝る。

バックステージ

穏やかな口調で弟のスターダストに語り掛ける兄のゴールダスト。このままだとお前はきっと後悔するぞ。

そこへ父親のダスティ・ローデスが登場。今日はローデス家の崩壊を防ぐために来た。しかしスターダストは父の話も聞かずにふざける。コーディ話を聞け、という父ダスティ。お前のペイントや宇宙の話は家族なしでは意味を持たない。俺たちには同じ血が流れていることを忘れるな。

神妙な表情で話を聞いたスターダスト、ゴールダストと和解の握手、さらに父ダスティともハグ。ローデス家の力をリングで見せてやれ、兄弟で一丸となるんだ、とダスティ。

宇宙兄弟vsキングストン&ウッズ

コフィ・キングストン ○ (フォール) ● ゴールダスト
※宇宙兄弟が連携攻撃を失敗 → トラブル・イン・パラダイス。

試合後、ダウンするゴールダストを見つめるスターダスト。介抱して立たせた後に抱きしめる。しかしスターダスト、思いつめた表情の後、クロスローズで兄を叩きつける。

バックステージ

バイロンがレインズにインタビュー。ランブル戦以降、幾つもの試練に直面していることについて、「ランブル戦を制したと思ったら、次はイエス旋風の相手、その次はレスナー戦。うんざりだ。忙し過ぎて何も感じる暇がない」

裏で糸を引く権力者を恨んでいるかとの問いに「その糸は俺にもブライアンにも付いてない。権力者は世論の波にロリンズを乗せて押し上げようとしたが失敗しただけだ」

ブライアンも世論の波に乗ったのではないかとの問いに、しばし考えてから「チャンスが訪れたらつかみに行くのは当然だ」とブライアンに一定の理解と敬意を示すも、「俺ならランブル戦で負ければ男らしく敗北を受け入れる。しかし彼は違った。だからチャンスを得た。俺がそのチャンスを潰して祭典に行く」

バックステージ

「兄になんてことをするんだ、コーディ!」と怒る父ダスティにスターダストが反論。コーディは哀れな男だ。水玉姿の奇怪な父親の影から逃げられず、兄の心無い言葉にも傷付けられ、重荷を背負わされ、美しいほど完全に破滅した。コーディは内から焼かれて爆発した。コーディは死んだ。そして死んだのは俺の父親も同じだ。

レインズvsケイン

試合前にブライアンが入場し、イエスチャントで観客と一体になる。「レインズへの心理戦だ」と分析する実況陣。ブライアンはそのまま実況席へ。

試合中、イエス!ポーズで観客を煽り、レインズの邪魔をするブライアン。終盤、実況席へのチョークスラムを狙うケイン。それをかわしたレインズがスピアー。

ロマン・レインズ ○ (リングアウト) ● ケイン
※スピアーのダメージでケイン立てず。

試合後、またもイエス!ポーズで煽るブライアン。レインズはロープを開けて「来てみろ」と挑発。しかしブライアンは乗らずにイエス!の連発。

バックステージ

ルネがブライアンにインタビュー。イエス!チャントで観客を扇動したのは作戦か?との問いに「王者になりたいなら精神力も必要だ。あのチャントで動揺してるようでは勝てないぞ」

バックステージ

バイロンがペイジの控室前で待機するが、出てきたのはベラ姉妹。「ペイジは今夜闘えないわよ、裸で試合するなら別だけど」と語る姉妹の手にはペイジのコスチューム。

慌てて飛び出してきたペイジはタオル1枚の姿。近くにいたキャメロンに衣装を貸してと頼むが「アナタには似合わないわ」。困ったペイジのもとにやって来たのはローズバズの集団。その中の一人、ピンク衣装の女性に「こっち来て」と腕を引っ張り控室に連れ込むペイジ。

ペイジvsサマー

なかなかペイジが出てこず、待たされるサマー。ようやく登場したペイジはピンクの可愛らしいお姫様コスチューム。実況席の野郎どもは大喜び。

ペイジ ○ (タップ) ● サマー・レイ
※PTO。

ジグラーvsロリンズ

ドルフ・ジグラー ○ (タップ) ● セス・ロリンズ
※護衛2名の乱入。

HHHとスティングの両者を深く知る男、リック・フレアー

HHHがリングに登場。前回RAWでの出来事について、俺はスティングにビビってると言われてるらしいな、と笑うHHH。心理戦ごときで俺が本気になると思うなよ。次回PPVではWWEとWCWが同じリングに会するのだ。奴が対面するのはCOOではない。知的な暗殺者としての俺だ。

ここでリック・フレアー登場。HHHとエボリューションを結成し、NWAやWCWでスティングと長く行動を共にした、両者を良く知るフレアー。

私が来たのは、お前を尊敬し愛してるからだ、とフレアー。ここオーランドで殿堂入りした時、紹介者はお前だった。俺には毒付けないだろ? ニコリと微笑むHHH。フレアーの話を遮り、ここに来たのはスティングの偉大さを語るだめだろ? と反論。それは耳にタコができるほど聞いたさ。もう十分理解したよ。

説教する気はない。親心だと思って聞いてくれ、と冷静にフレアー。スティングを甘く見るな。

スティング講座を受ける気はない、とHHH。奴の凄さは分かってる。フレアーと初対決で引き分け、あなたの敬意を勝ち取ったスティング。昔も今も彼こそがWCWなのだ。WCW最後の夜もスティングは逃げずにリングで立っていた。泥舟から逃げ出したネズミどもがたくさんいたのに奴は逃げなかった。俺がスティングを許せないのは、あなたの名声を利用して栄光を築いたことだ。

今の発言は知的な暗殺者とは思えんな、とフレアー。違う違う、最後まで聞いてくれ、とHHH。今言ったのは昔の話だ。奴は遂にWWEに現れて俺を攻撃した。俺のWWEを奪おうとしている。奴こそがWCWなら、俺こそがWWEだ。

落ち着け、深呼吸しろ、とフレアー。もうスティングの術中にハマってるじゃないか。大勢の人々に現在最高のレスラーは誰かと質問されたら俺は必ず答えている。「戦っている時のHHHだ」とな。昨年の祭典では大勢のファンの前で断言までした。ブライアンはHHHに勝ち目などない。しかしあのザマだ。なぜか分かるか。この業界には格言がある。『レスラー最大の敵は休みだ』。お前はフルで闘わず幹部として団体運営に携わっている。自分が最も輝く場所に戻れ。それは闘いの場だ。運営は嫁さんに任せておけばいいだろう。スティングに隙を突かれて欲しくないんだ。俺が言いたいのはそれだけだ。

意見は頂戴しておく、とHHH。あなたはスティングと何度も闘った。これは本心だが、俺はあなたにはなれない。誰もリック・フレアーにはなれない。ただし、スティングをぶっ潰すことに関しては俺のほうが容赦ないぜ。

参ったな、じゃあ1つだけ頼みがある、とフレアー。次回PPVでは先週みたいにビビって尻もちなんかつくなよ。

笑うフレアーを突き飛ばしたHHH。倒れるフレアーに向かって怒鳴る。妻と子供たちの次に大切なのがWWEだ。それをスティングは壊す気だ。奴の肩を持つならあんたでも許さん。俺から団体を奪おうとする者は誰だろうと潰す。スティングは次回PPVを最後に再びWWEに現れることはない。

アセンションvsヤング&誰か

負傷欠場していたダレン・ヤングが久々にRAW登場。髪型や風貌が変わり精悍な表情になっていた。タッグパートナーがアナウンスされる前にアセンション入場。ゴング前に奇襲を仕掛け、メッタ打ちにされるヤングを元パートナーのオニールが救出。アセンションの二人を場外に放り出す。プライムタイム・プレイヤー復活か。

バックステージ

ミズとバレットが密談。調子に乗ってるミズドウに愛のムチを与えてやってくれないか、と依頼するミズ。やってくれたら俺がアンブローズを見張っててやる。悪くないな、と微笑むバレット。

ミズドウvsバレット

試合中、またも邪魔するミズ。ミズドウに靴磨きを命じる。フィニッシュの体勢に入ったミズドウには「サングラスの汚れを拭け!」と再び邪魔。

バッドニュース・バレット ○ (フォール) ● ダミアン・ミズドウ
※ブル・ハンマー。

試合後にアンブローズが乱入。バレットを襲撃後、鉄柱に両手を縛り付けて固定し、王座戦の契約書にサインするよう脅す。当然ながら拒否するバレットの手に無理矢理ペンを持たせ、強引にBNBとサインしてしまうアンブローズ。調印終了だぜ、と喜ぶ。

男女混合タッグ ジミー&ナオミvsキッド&ナタリヤ

WWE史上初の夫婦同士によるタッグ戦。殴るだけ殴って、自分が反撃されそうになるとナタリヤにタッチして逃げるキッド。

ナオミ ○ (フォール) ● ナタリヤ
※丸め込み。

試合後、負けを責めに行くセザーロを制止して妻を守るのかと思いきや、もっと派手なゼスチャーで「なぜ負けた?」と責めるキッド。ナタリヤはションボリ。

ブライアンvsビッグ・ショー

今度はレインズがリングサイドにて観戦。試合中、リングサイドの観客に次々とサインするファンサービスを開始するレインズ。写真撮影にも笑顔で応じるレインズが気になるブライアン。攻められ続けたブライアンがようやく逆襲に転じると、今度は客席にTシャツを投げ始めるレインズ。

場外乱闘で大巨人がブライアンとレインズを激突させる。お互いを突き飛ばしてモメ始める二人の隙をついて大巨人のスピアー。これはブライアンがかわしてレインズに直撃。

ビッグ・ショー ○ (反則) ● ダニエル・ブライアン
※怒ったレインズが乱入。

スーパーマン・パンチで大巨人を場外に落としたレインズ。その背後からブライアンがレインズにミサイルキック。レインズも怒り、リング上で大乱闘。レフェリー陣が止めに入り、冷静さを取り戻して握手をかわす二人。しかしすぐまた殴り合い。場外で派手な乱闘を繰り広げ、レインズは口から流血。大勢のスタッフに制止されながらも互いを罵倒し合う戦闘モードのブライアンとレインズ。

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