RAW #1155:ステファニーのディーバ革命宣言で3人が昇格

(更新日:2015年8月4日)

会場:ジョージア州アトランタ

ヘイマン、ロリンズだけでなく禁句でケインをも挑発

オープニングはレスナーとヘイマンが登場。ステージ横には1週間前にレスナーが破壊したJ&Jの愛車キャデラックのスクラップが飾られている。

私の胸は高鳴っている、とご機嫌なヘイマン。肥満による心臓疾患ではないぞ。日曜のPPVが待ち切れないからだ。日曜にWWEは新たな歴史を刻む。レスナーが挑戦者としてPPVに挑んだことは歴史的にも数少ない。新人の頃、彼は挑戦者としてリングに立ち、ロックを倒してWWE王者となった。UFCに転向した時もオクタゴンで偉大な王者クートゥアに挑み王者となった。昨年のサマースラムで当時の王者シナがどんな目にあったか覚えてるな。次回PPV、ロリンズはレスナーに叩き潰される。

ここでロリンズ登場。ハワイ休暇を終えたケインが後に続く。今のうちに笑っとけ、日曜はそのアホ面を凍らせてやる、と怒るロリンズ。レスナーは余裕の笑顔で聞き流す。

先週、俺はあんたに男気を見せるチャンスをやったのに、あんたは臆病者になり下がった。怒りを車にぶつけやがって、八つ当たりじゃねえか。さらにスクラップとなった車を勲章のように飾りやがって。PPVで俺もこんな風になると言いやがったな。俺はWWEの栄光すべてを体現する真の王者。一方のあんたは野蛮で凶悪な犯罪者だ。

今夜ここで世界王座の調印式を行う、と発表するケイン。運営部長として円滑に調印式を行う使命がある。ロリンズとレスナーの世界王座戦は団体の利益となる。ヘイマンに告ぐ。もしもこの王座戦を台無しにしたら……と言いかけたところでヘイマンが口を挟む。もしかしてレスナーを脅そうとしてるのか? なあレスナー、我々はこれから脅迫されるらしいぞ。アンダーテイカーのかわいい弟にな。

怒りで顔を引きつらせるケインに謝罪するヘイマン。すまない、禁句だったかな。もう二度と言わないよ。ちなみにレスナーは君の兄アンダーテイカーの連勝記録をストップさせたんだけどな。家族のことは禁句だというのを忘れてたよ。調印式には喜んで参加させてもらう。だが、もしもロリンズがレスナーを怒らせるようなマネをしたら知らないぞ。その時はスープレックス祭りだ。

ライバック&オートンvs大巨人&シェイマス

ライバック ○ (フォール) ● シェイマス
※コーナー最上段からのスプラッシュ。

再び仲が怪しくなってきたロリンズとケイン

控え室で落ち着かないロリンズをケインがなだめる。あんたは権力者から俺を守るよう指示されてるはずなのに逆のことをやってる、と不満を述べるロリンズ。猛獣は檻にでも入れておけよ。それと、頼むからレスナーを煽るのは止めてくれよ。J&Jの二の舞になるぞ。

そんな調子だと俺たちは共倒れだ、とケイン。しっかりしろ、俺に考えがある。

アンブローズvsワイアット

入場するワイアットの背後をレインズが急襲。場外でボコボコにする。

ステファニー、ディーバ部門を活性化させる

チーム・ベラの3人が登場。ニッキーがマイクで語る。去年の11月23日、私はAJ・リーを倒してディーバ王者になった。今日まで232日間、王座を守ってきた。私こそが完全無欠のディーバ。かわいい妹のブリー、そしてアリシア。チーム・ベラは無敵よ。ディーバ部門を仕切ってるのは私たち。

ここでステファニーが久々に登場。ニッキーはディーバ部門だけでなくWWEまで支配してるような発言ね。言っておくけどWWEを動かしてるのは私よ。表情が固まるニッキー。

団体の未来は私の一存で決まる。もちろんディーバ部門も。確かにチーム・ベラは大活躍してるけど、私が望むレベルではない。最近アスリート界では女性が大活躍してる。女子サッカー、UFC、テニスもそう。アメリカの女性たちが大活躍している。次は私たちWWEの番よ。変化を求めてる女性に助けてもらうわ。

ステファニーが呼び込んだのはペイジ。ニッキーが異論を唱える。なぜペイジなの? 私に何度も負けてるじゃないの。

私がペイジを呼んだのよ、黙っててちょうだい、とニッキーを脅すステファニー。ペイジ、勇気だけでは何も生まれない。あなたには仲間が必要。なぜか賛同者は集まらないけどね。だから紹介してあげるわ。とても頼りになる人物。彼女と共に闘いなさい。彼女の名前はベッキー・リンチ。

NXTで活躍するベッキーが登場し、ペイジと握手。まだ1人足りないわね。もう1人呼びましょう。この業界で育ち、大スターから優れた遺伝子を受け継いだ女性、シャーロットよ。

ウー! と叫びながら登場したのは、同じくNXTで活躍するシャーロット(リック・フレアーの娘)。ペイジと抱き合い、結束を確認するシャーロット&ベッキー。

ここでナオミ&タミーナが登場。チーム・ベラやペイジとは決着がついてない。ねえステファニー、私たちは闘う準備ができている。いつまで待たせるつもり?

あなたの気持ちはよく分かるわ、とステファニー。同じ気持ちの人がもう1人いるわね。怖いもの知らずで何にでも立ち向かい、自分のことをボスと呼んでいる。現在はNXT女子王者に君臨する女性、サーシャ・バンクス。サーシャが入場してナオミたちの横に立つ。

こういう刺激が望みだったんでしょ、とニッキーに語りかけるステファニー。渋い顔のニッキー。チャンスは与えたわよ、と告げてからステファニー退場。

睨み合う3チーム。ペイジ軍とナオミ軍に挟まれたチーム・ベラ。ニッキーが「相手じゃないわ」とばかりにサーシャにぶつかり、サーシャがニッキーの髪を引っ張って倒したことで大乱闘発生。最後はNXTから昇格した3人(シャーロット、サーシャ、ベッキー)がチーム・ベラの3人を関節技の競演。会場から熱狂的な「NXT!」チャント。

6人タッグ PTP&ヘンリーvsニュー・デイ

マーク・ヘンリー ○ (フォール) ● エグザビアー・ウッズ
※ワールド・ストロンゲスト・スラム。

気合満点の表情で勝ち名乗りを受けるヘンリー。そのまま怖い顔して退場しようとするが、以前から仲の良いオニールに引き留められる。何か耳打ちされ拒む仕草のヘンリー。しかし最後はオニール&ヤングと肩を組み、「億万長者!」の踊り。ようやく笑顔になったヘンリー、またまたベビーフェイスに戻るのか? ポジションチェンジ激しいな。

トゥルースvsバレット

R・トゥルース ○ (フォール) ● キング・バレット
※ライ・ディテクター。

モテモテのシナ

先に入場してUSチャレンジの挑戦者を待つシナ。登場したのはルセフ&サマー。俺は史上最強のUS王者だったが、ラナのせいで王座を失ったと叫ぶルセフ。ラナの彼氏ジグラーは潰した。今夜お前も同じ目にあわせる。覚悟しろ。

続いてオーエンズ登場。シナ、何度も言わせるな。あんたから王座を奪うのは俺だ。仕方ないから今夜あんたを倒して王座を頂くよ。待て待て、とルセフ。フランス語なまりの英語うるさい。先に来たのは俺だ。お前の名前もおかしい。ケビンかオーエンズか、名前はどっちだ。

「先に来た」だと? お前はアホか、とオーエンズ反論。そこのラナもどきを連れてサッサと帰れ。

ルセフとオーエンズが口論してるところにセザーロ登場。誰が挑戦するかで口論し、殴り合いを始める3人。

US王座挑戦者決定三つ巴戦 セザーロvsルセフvsオーエンズ

試合途中、ルセフとセザーロをビンタで挑発したオーエンズ、二人からボコボコに報復される。オーエンズは「覚えてろよ!」と捨てゼリフを吐きながら試合放棄して退散。

ルセフ ○ (フォール) ● セザーロ
※スーパーキック。ルセフは王座挑戦権を獲得。

US王座戦 シナvsルセフ

セザーロとの大激闘で試合前からフラフラのルセフ。体力に余裕のあるシナが終始攻めまくるが、一瞬の隙を突いて逆転したルセフがアコレードで逆襲。1度は返したシナだが、再びアコレードの体勢で腰を落とし万全の体勢となったルセフ。

ジョン・シナ ○ (反則) ● ルセフ
※オーエンズが介入してルセフに暴行。

ケイン、プレッシャーをかけられる

調印式についてスタッフと打ち合わせするケインにロリンズが近付く。準備はいいか? この計画に失敗は許されない。しくじったら責任を取れよ。

ネヴィルvsスターダスト

スターダスト ○ (フォール) ● ネヴィル
※丸め込み。

WWE世界王座調印式

先に入場したロリンズとケイン。ロリンズが語り始める。レスナーが車を壊す映像は飽き飽きだ。何度もしつこく流すんじゃねえ。口直しに別の映像を用意した、と告げてから3週前に権力者チームでレスナーを暴行した際の映像を流す。王者として言ってやる。レスナーなど少しも恐れていない。王座は絶対に渡さない。

続いてレスナーとヘイマンが入場。今から言うことをよく聞け、とヘイマン。ロリンズ、君はかつてシールドの仲間を裏切った。それ以来ずっと、私は君が懲らしめられるのを待っていた。君はWWEの未来を自称したくて権力者に魂を売った。それ以来ずっと、観客のみんなは君が懲らしめられるのを楽しみにしている。祭典で王座を盗み取って以来、レスナーは君を懲らしめることだけを切望してきた。君は極めて苦しい立場にいる。レスナーは報復の神。観客の期待を裏切らない。

「スープレックス祭り!」チャントが響く中、先にロリンズが署名。続いてレスナーが署名している最中、テーブルの下に手を伸ばすロリンズ。気付いたヘイマン、何をしてるんだと叫ぶ。俺は何もしてねえぞ、妄想じゃねえのか、とスッとぼけるロリンズ。突然テーブルをひっくり返すレスナー。ロリンズは驚いて後ずさり。

ひっくり返ったテーブルの下に棒状の凶器を発見し、手に取るレスナー。策略がバレて固まるロリンズとケイン。レスナーはテーブルを元に戻し、凶器をテーブルの上に置いて椅子に座り、様子をうかがう。隙をうかがって凶器を奪い返したロリンズは笑顔。差し出した形のレスナーも余裕の笑顔。

いきなりテーブルを持ち上げてロリンズに激突させ、ケインに突進して乱闘開始。優勢だったレスナー、場外でロリンズにF5を狙ったところでケインが阻止して形勢逆転。しかし再び形勢逆転したレスナーがケインに場外でF5。それを見たロリンズは客席へ逃亡。ダウンしたケインの右足に重い鉄階段を投げ落とすレスナー。激痛でのたうち回るケイン。

レスナー退場後、リングに戻ったロリンズがマイクで怒鳴る。シナもテイカーもレインズも倒しただろうが、レスナーは俺には勝っていないぜ。次も勝つのは俺だ。場内完全にシラケモード。

場外で悶絶するケインにも罵声を浴びせるロリンズ。これがあんたの計画か。レスナーを始末すると言いながらそのザマだ。本当に落ちぶれたな。ガッカリだ。足を引っ張りやがって、役立たずのポンコツめ。負傷したケインの足を蹴りつけて去るロリンズ。ケインは痛みで絶叫。

せっかく和解して権力者チームを再結成したのに、J&Jもケインもレスナーに破壊されて味方が誰もいなくなったロリンズ。ステージ上で叫びながら虚勢を張る。

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