RAW #1160:地元凱旋で大歓声のレスナーを闇から死神が襲う
(更新日:2015年9月8日)
会場:ミネソタ州ミネアポリス
ダブルタイトル戦の調印式を行うと発表
オープニングはHHHとステファニーの権力者夫妻が登場。良い知らせをたくさん持ってきたわよ、とご機嫌のステファニー、そしてHHHが幾つかの発表を行う。
・先月の大乱闘以来、初めてレスナーとテイカーの二人が今夜登場する。
・シナの尾骨骨折もほぼ治り、サマースラムでのダブルタイトル戦が実現する。
・今夜ダブルタイトル戦の調印式を行うためシナが復帰して来場する。
・ディーバ王者ニッキーとNXT女子王者サーシャの一騎打ちを行う。
・サマースラムのホストとして元テレビ番組の司会者、ジョン・スチュワートが登場する。
オートン&セザーロ vs シェイマス&オーエンズ
※RKO。
ロリンズ、銅像を建てて欲しいって
控え室で権力者夫妻とロリンズが笑顔で話し合う。シナは逃げまくってるが、調印式さえ済ませればこっちのもんだ、とロリンズ。ところで、もしも俺が2つの王座を獲ることになれば歴史的な快挙だよな。本社ロビーにレジェンドたちの像があるだろ。アンドレ、サンマルチノ、それからウォリアーの像もあるよな。俺もそこに加わるべきだと思わないか?
シナに勝って王座を2つとも奪えば考えよう、とHHHは回答。
レインズ vs ハーパー
※スピアー。
ベッキーvsタミーナ
※ディスアーマー。
ヘンリー vs ルセフ
ゲスト解説のラナ、前回RAWでボコボコにされたルセフ&サマーにリング上から睨まれ実況席で少々ビビる。サマーのアコレードで首を負傷したと嘆く。
※アコレード。
試合後、再びリング上からラナを見下ろし、睨み付けるルセフ&サマー。また襲われるから逃げたほうがいいぞ、というJBLの忠告を「絶対イヤよ」と拒否するラナ。
ルセフとサマーがリングから降りた直後、ラナがリングに上がり「来てみなさいよ」と場外のサマーを挑発。余裕シャクシャクで挑発に応え、リングに戻るサマー。ロープをくぐった直後、ラナがサマーに強烈なビンタ1発。サマー吹っ飛ぶ。
さらにラナはエプロンに立ってたルセフをも挑発。かかってきなさい、と呼び込むラナに「俺に言ってるのか?」と笑うルセフ。リングインし、ゆっくりとラナのもとに歩み寄り威嚇するルセフ。ラナはルセフの背後、ステージ上をチラチラ見やって何かを待つ。観客はすぐに気付いて「ジグラー!」コール。
長期欠場していたジグラーが久々の登場。ステージから猛烈にダッシュしてリングインし、ルセフを急襲。ルセフをDDTで叩きつけた後、スーパーキックを狙うが、ルセフはサマーを盾にして回避。得意げにジグラーを小馬鹿にしているサマーを横から忍び寄ったラナが強烈なハイキック1発。顔面を見事に蹴られたサマー、再び吹っ飛ぶ。
大喜びのラナとジグラー、驚いて油断してたルセフに今度はジグラーがスーパーキック。場外に落とされたルセフ&サマーと、リング上で大喜びした後キスしまくるジグラー&ラナ。
ジグラー、サマースラムでの試合追加を要求
バックステージで肩を組み意気揚々と歩くジグラー&ラナにインタビュー。番組の冒頭で権力者がサマースラムの試合を発表していたが、もう1試合追加だ。ルセフと俺の一騎打ち。原始人のルセフを石器時代に戻してやる。最高に気分がいい。ついに復帰だぜ!
ライバック vs ミズ
入場時、ゲスト解説のビッグ・ショーが映画出演したのをネタにして「世界最大のエキストラ」と挑発、対戦相手のライバックも「猿の惑星に出演しそこねたサル」とハリウッドネタで暴言を吐くミズ。
※シェルショック。
乱闘なき世界王座調印式
シナとロリンズ、ダブルタイトル戦の調印式。HHHに呼び込まれ、まずロリンズが先に登場。権力者夫妻のおかげで今年のサマースラムは最高の大会になるぜ、とゴマすり。俺はWWE世界王座とUS王座を同時に保持するという史上初の快挙を成し遂げる。シナはファンをダマし続けた悪党であり、WWEの病原菌だ。
タフ・イナフでサマースラム出場を宣言するなど臆病者のすることだ、などと批判を喋り続けてるところでシナ登場。お前のせいで王座の威厳は地に堕ちた。鼻を折られたくらいで俺は逃げないぞ。欠場している間、どうやってお前に復讐するかを考え続けた。どこの骨を折ってやろうかと考えたが、一生消えない傷をお前に刷り込んでやる。これはHHHにも傷となって残るだろう。
俺の王座獲得回数は今のところ15回だ。どういう意味か分かるよな。つまり、お前を倒せば16回目だ。HHHはお前に未来を託しているようだが、世界王座獲得の最多記録保持者は、そのHHHに未来を託した男、リック・フレアー(=通算16回獲得)。ダブルタイトル戦、お前はフレアーの記録を守れるのか? 負ければお前の名は歴史に刻まれる。「シナが王座獲得の記録を作った試合で負けたのは誰? そう、ロリンズ。王座を奪われた野郎はセス・ロリンズだ」とな。
HHHはフレアーの犬にはならなかった。しかしロリンズ、お前は俺の犬になり下がるがいい。契約書にサインして意気揚々と退場するシナ。苦虫を噛みつぶした表情のロリンズ、そして少し動揺した表情のHHH。
いつもならサイン完了後にお約束の大乱闘となるはずの調印式、今回は乱闘にならなかったところを見ると、シナの鼻骨骨折は完治していないのかもしれない。
8人タッグ戦 PTP&ルチャ・ドラゴンズ vs ニュー・デイ&ロス・マタドール
※ウラカン・ラナ。
ニッキー vs サーシャ
※バンク・ステートメント。
地元の英雄レスナーに大歓声
ヘイマンが登場。今から紹介するのは、ここミネソタ大学の在学中にNCAAヘビー級王者となった男だ、と地元出身であることを強調してからレスナーを呼び込む。地元凱旋のレスナーが登場し、観客は拍手喝采と大歓声。笑顔になるレスナー。
ヘイマンが替え歌を熱唱してレスナーの栄光をたたえてるところで鐘の音と共に場内暗転。再び鐘の音で照明が戻る。ビビりまくるヘイマン。しかしアンダーテイカーの姿はリング上に無し。レスナーは余裕の笑顔。ただの心理戦か、と気付いて余裕を取り戻すヘイマン。それが精一杯か、とテイカーを挑発。
テイカーはレッスルマニア30でレスナーに敗れて以来、復讐を果たすことに取り憑かれた。そして前回PPVにて彼は行動に出た。卑劣な急所攻撃をしてきたのだ。レスナーを倒せないと彼は悟ったからこその急所攻撃。彼はこれまで一度もレスナーに勝っていない。そして今後もレスナーを倒せない。なぜなら彼は気付いたからだ。レスナーを自分自身が恐れているということに。テイカーが闘う相手は人間ではない、猛獣だ。
ここで再び鐘の音、そして場内暗転。すぐに照明が戻ると今度はリング上にアンダーテイカー出現。レスナーが気付くやいなや、テイカーは速攻の急所蹴り。地元の英雄が悶絶する姿に観客はブーイング。お構いなしにテイカーはチョークスラムから首をかっ切ってのツームストン。
ダウンして動けないレスナー。半泣きのヘイマン。地元の英雄がやられてブーイングを飛ばす観客。しかし全く動じることなく、威風堂々と退場するテイカー。ステージ上で拳を突き上げ、会場に雷鳴が轟く。