RAW #1162:スティングとシナの心理戦にステフまんまと落ちる

(更新日:2015年10月2日)

会場:フロリダ州タンパ

スティング、ロリンズに宣戦布告

オープニングはスティングが登場。

俺が最後に試合をしたのはレッスルマニア。相手はHHHだった。いろいろあったが、HHHに対しては今でも敬意を抱いている。しかし、あれから状況は変わった。俺の標的は裏切り者のロリンズだ。実力は認めるがHHHほどではない。卑劣な行動を何度も駆使して王座を独占し続けている。権力者の後ろ盾、そして前回PPVではスチュワートの援護のおかげで防衛できたというのに、奴は業界の偉人たちに匹敵する存在だと思い込んでいる。

俺は世界中のレジェンドたちと闘ってきた。様々な王座を獲ってきたがWWE世界王座だけは獲っていない。次回PPVでロリンズから王座を奪ってやる。レッスルマニアでHHHは敗者の俺に手を差し伸べ男気を見せた。次回PPVでは俺が証明してやる。ロリンズは全盛期のHHHの足元にも及ばないことを。ロリンズは俺に言わせれば子供だ。幼いガキが俺の世界に迷い込んできた。覚えておけ。俺が地獄を見せてやる。

HHHに関しては引かないステフ

控室でスティングの演説を見て動揺するロリンズ。老いぼれめ、何様のつもりだ。俺のことをコケにしやがって。

落ち着きなさい、とロリンズをなだめるステファニー。先週の一件は私も怒りを感じてる。でも彼ほどの大物を倒せばあなたのキャリアにハクがつくわよ。

奴の言ってることは間違ってる、とロリンズ。俺は卑劣な真似などしていない。マネー権を行使して王座を奪い、レスナーのスープレックス祭りに打ち勝ち、シナにはヒザをぶち込んでやった。リング上で俺に勝てる奴など誰もいない。

さっきスティングはあなたとHHHを比較してたわね、とステファニー。「HHHの足元にも及ばない」と言ってた。悪いけどスティングの言ったことは正しいわよ。HHHの域に達するには1年やそこらでは無理。

お言葉を返すが、俺の偉大さは銅像が証明してくれてるぜ、とロリンズ。そういえば俺の銅像はどこ行ったんだ? 次回PPVの前までにしっかりと見ておきたいんだ。

銅像の行方? スティングに聞いてみたら? とステファニー。

ジグラー vs ルセフ

ドルフ・ジグラー ○ (反則) ● ルセフ
※サマーの介入。

試合後、ラナとサマーが恒例のパンツ丸出し大乱闘。最後はジグラーに抱えられたラナがサマーの顔面に蹴り。

サマーがジグラーに何かを仕掛ける

バックステージでラナと勝利を喜んでるジグラーにインタビュー。「シャワー浴びるまで待ってるわ」とその場を去るラナ。「こんな勝利では納得いかない。ルセフとは決着をつける。サマーには試合の邪魔をしてほしくない」と語り、じゃあシャワーを浴びてくるよ、と言って控室に入る。

その控室にコッソリ忍び寄るサマー。周囲に誰もいないことを確認し(カメラにはしっかり写ってるが)、ドアをすり抜けて控室に侵入。

ベラ・トロンお披露目

PCBによるビート・ザ・クロック戦(最短時間で勝利した選手が王座挑戦権を獲得する)の前に現王者のニッキーがスピーチ。みんなで記念すべき瞬間までのカウントダウンをしましょう。ディーバ王座の最長保持記録を私が打ち立てる瞬間よ。スクリーンに記録更新までのカウントダウン用時計「ベラ・トロン」が表示され、あと2週間で新記録となることが告げられる。

ビート・ザ・クロック戦 ベッキー vs アリシア

ベッキー・リンチ ○ (タップ) ● アリシア・フォックス
※ディスアーマー。

試合時間は3分21秒。

サマーの悲鳴

控室前でインタビューに応じ、IC王座戦への意気込みを語るライバック。途中、目の前にある控室から飛び出してきたサマーが小さな悲鳴をあげながら走り去っていく。続いて控室から出てきたのは全裸で腰にタオルを巻いただけのジグラー。なにやら慌てながら控室に戻る。

IC王座戦 ライバック vs ビッグ・ショー

ライバック ○ (フォール) ● ビッグ・ショー
※シェルショック。ライバックは王座防衛に成功。

ビート・ザ・クロック戦 シャーロット vs ブリー

○ (フォール) ●
※ナチュラル・セレクション。

試合時間は1分40秒。ベッキーの記録(3分21秒)を大幅に縮める。

以前と同じく岡山弁の字幕

前回RAWで10年ぶりのWWE復帰を果たしたダッドリー・ボーイズにインタビュー。俺たちがWWEに戻ってきた理由は2つ。ここの連中をテーブルに沈めるため。そしてタッグ王座を奪うこと。俺たちは9度のWWEタッグ王者じゃ。10度目の王者になってやる。だからニュー・デイを襲ったんじゃ。

セザーロ vs オーエンズ

ケビン・オーエンズ ○ (フォール) ● セザーロ
※ポップアップ・パワーボム。

サマーの策略通りの展開

深刻な表情をしているラナとジグラー。ちゃんと説明するから怒るなよ、と言ってラナの肩に触れるジグラー。その手を払うラナ。

自分の控室にいただけなんだ。シャワーを浴びて外に出たらサマーが笑顔で立ってた。俺はすぐタオルを掴んで彼女を追い出した。ただそれだけだよ。信じてくれ。

じゃあサマーはあなたの裸を見たのね、とサマー。私の気持ちが分かる?

何もしてないよ、とジグラー。俺がタオルを手にしたらすぐサマーは控え室から出て行ったんだ。ほんの一瞬の出来事だし、ほとんど見えてないよ。

返事をせず無言で立ち去るラナ。

アンブローズ vs ストローマン

ブラウン・ストローマン ○ (反則) ● ディーン・アンブローズ
※レインズの介入。

場外で先に突き飛ばされたレインズが怒ってストローマンに手を出し、試合終了。しかしストローマン逆襲。レインズとアンブローズを1人でボコボコにする。

リング内にレインズを放り込んだストローマンが得意の絞め技。アンブローズが救出しようと椅子で背中を殴打するが、ビクともしないストローマン、アンブローズを絞め落とす。最後はワイアットがレインズにシスター・アビゲイル。ストローマンの登場以降、まったく太刀打ちできない元シールドの2人。

ビート・ザ・クロック戦 ペイジ vs サーシャ

ペイジ △ (時間切れ) △ サーシャ・バンクス
※基準タイム1分40秒を破れなかったため試合終了。

この結果、シャーロットが王座挑戦権を獲得。

サマーの策略、まだ終わらない

ラナにインタビュー。まずCM中に行われたサマーへのインタビュー映像を流す。

「通路を歩いてたらジグラーに話があると呼ばれ、和解は私も望んでいたので控室に入ったら、彼はいきなり服を脱ぎだして全裸になった。私は驚いて頭が真っ白になった。彼はシャワーを浴びながら誘ってきた。目が釘付けになったわ。日焼けの跡も印象的だった。彼はシャワーを止めて私に近寄り見つめてきた。そこで誘惑されてると気づき、ルセフを裏切れないから私は逃げた。でもあの光景は忘れられないわ。ジグラーの裸が目に焼き付いている」

インタビュー映像を見て動揺したラナ、無言で去る。

ダッドリーズ vs ニュー・デイ

ディーボン・ダッドリー ○ (フォール) ● コフィ・キングストン
※3D。

シナの心理戦にステフ屈する

ロリンズが登場。スティングは俺の銅像を盗み、祝勝会を台無しにした。

スティングをここに呼び出したい。俺の要求は2つだ。まず冒頭の発言を撤回しろ。俺がHHHより格下だと言いやがった。俺が劣っているなどあり得ない。やがてはHHHを超えることになるんだ。もう1つは最も偉大な王者である俺の銅像を返せ。スティングよ、度胸があるなら今すぐリングに来い。そして銅像がどこかを教えやがれ。

しかし登場したのはスティングではなくステファニー。忠告しておくわよ。私の夫であるHHHを見下すのは止めなさい。

聞いてくれ、とロリンズ応える。かつてHHHはエボリューションを率いてたが、フレアーと比較されようものなら喜ぶどころか激怒しただろ。それは彼がエースだったからだ。そして今、時代は変わった。俺がWWEのエースなんだ。

あなたはスティングの挑発にまんまと乗せられてるのよ、とステファニー。もっと賢いと思ってたわ。冷静になりなさい。HHHと張り合ってる場合じゃないでしょ。団体のエースなんでしょ?

そうだ、俺はエースだ、とロリンズ。余計なことには振り回されないぜ。スティング、今すぐ姿を現せ! そして銅像をどこにやったかを教えろ!

しかし登場したのはシナ。俺の顔なんか見たくないだろ、と笑う。

先週ステファニーがやったように会場から俺を追い出したいだろ。お前の才能は素直に認めるが、しかしお前は一方で自分勝手なうぬぼれ屋で、他に類を見ない大バカ者だ。権力者と友達になって、互いに助け合ってると思ってる。なぜ権力者はシールドからお前を選んだと思う? それは3人の中でお前だけが仲間を裏切ることができる男だからだ。権力者にとって必要なのは団体の利益。オートン、バティスタ、そしてケインを思い出せ。もうすぐ新たな犠牲者が出るぞ。ロリンズ、お前だ。俺は権力者と仲が悪いし、仲良くなろうとも思わない。しかしお前はまんまと手なずけられた。権力者が本当にお前を大事にしてるのなら、とっくに俺をリングから追い出してるだろう。次回PPVでスティングと闘うんだってな。次回PPVでは全ての王座戦が行われる。俺にはUS王座の再戦権がある。次回PPVでその再戦権を行使したい。次回PPVでお前はスティングとWWE世界王座戦を闘い、そして俺とUS王座戦を闘うんだ。

動揺するロリンズを見て笑うシナ。あり得ないと言いたいか? 決めるのはお前じゃないぜ。経営者の判断を聞こうじゃないか。ステファニー答えろ。俺は次回PPVでUS王座に挑戦していいか?

少し困った表情をした後、うっすら笑ったステファニー、シナに視線を向けて「いいわ」と一言。驚いてステファニーに抗議するロリンズを尻目に退場するシナ。

ステージ上でシナが「覚悟しておけ」と吠えた直後、スティングが登場。ステージに並び立ってリング上のロリンズを睨むシナとスティング。

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