RAW #1179:2015年最後のRAWは悪党ビンスが引っかき回す!
(更新日:2016年1月8日)
会場:ニューヨーク州ブルックリン
ビンス逮捕(笑)
オープニングはビンス会長が登場。カタをつける時が来たぞ。先週は歯の手術をしてたんだ。問題視している男を早速呼び出すぞ、とレインズの名を呼ぶ。
レインズが登場。2週前から続く一連の騒動が映像で流され、それを見て不敵に笑うビンス。
出てきたな、新王者め。しかし祝いの言葉をかけてやる気分ではない。義理の息子HHHは貴様に襲われて重傷を負った。奴は復讐に燃えてるぞ。不意打ちに気を付けることだな。
それから娘ステファニーの件だ。観客の前で娘に恥をかかせた。無礼極まりない。私の家族をバカにする奴は誰だろうと許さん。
さらに貴様は私にもパンチを喰らわせたな。リング下に蹴落としもした。このリングは私の所有物だ。そのベルトもそうだ。いずれ分かるだろうが貴様自身も私の所有物。貴様は私の支配下にある。
金持ちってのはいつもこうだな、と笑うレインズ。支配欲の強い生き物だ。
ただの金持ちではない、億万長者だ。一緒にするな、と即座に訂正するビンス。
とにかく俺はあんたのもんじゃない、とレインズ。このベルトは俺とファン全員が勝ち取ったものだ。観客は「イエス!」チャントで支持。
いつまで王者でいられると思ってるんだ、とビンス。私が貴様ならそのことが気になるだろうな。
脅してるのか、とレインズ。今夜は5対1のハンディ戦でも組むのか? リーグ・オブ・ネイションズとガントレット戦か?
昔話をしてやるから黙ってろ、とビンス。ワイルド・サモアンズのアファ&シカは知ってるな。野蛮な二人組だった。そして貴様はあの原始人の息子だ。貴様の伯父アファとは10年近く付き合った。毎晩のようにこき使った。ボロ雑巾のようにな。酷使してやるのがとても快感だった。そのアファと組んでたシカは貴様の父親だ。奴もこき使った。とことん搾取し、奴が働くほど私の懐は潤っていったというわけだ。給料はピーナッツだけだったぞ。
父親と伯父を侮辱され、ビンスを突き飛ばすレインズ。リング上に転倒したビンス、苦しそうにうめく。首が…、首が痛い。首が折れた。誰か助けてくれ。
ステファニーが登場。後方に警官たちを引き連れている。70歳の高齢者が暴力を振るわれたわ、刑事さん、あいつを逮捕して!
ヨレヨレと首を押さえて立ち上がったビンスに駆け寄るステフ。パパ大丈夫? 刑事さん、あの野蛮人が犯人よ。逮捕して。暴行の瞬間を見たわよね?
「無理です」と刑事の一人。「民事上の問題には介入しません。我々の仕事は警備です」
でも犯罪行為は目撃したでしょ、と食い下がるステフ。レインズが手を出して老人が突き飛ばされたの。首を骨折した疑いがあるのよ。明らかな暴力行為でしょ。だから逮捕して。逮捕する気があるの? 「ありません」と刑事。
どういうこと? 信じられないわ、と怒り始めるステフ。グダグダ言ってんじゃないわよ。
「下がりなさい、さもないとあなたを逮捕しますよ」とステフに警告する刑事。驚いて後退を始めるステフ。観客は「イエス!」の大歓声。
まあまあ待ちなさい、という振る舞いでビンスが近寄る。私は大丈夫だ。落ち着きなさい。脅迫されたわ、と怯えるステフに、そんなことはない安心しろ、と告げるビンス。
「これ以上騒いだら彼女を逮捕しますよ」とビンスに告げる刑事。何でそんな話になるんだ。私が誰だか知ってるだろ? 脅し文句など通用せんぞ。
「あなたも黙りなさい」とビンスに告げる刑事。何たる口の利き方だ、と怒り始めるビンス。私はビンス・マクマホンだぞ。貴様らの上司とも繋がってるんだ。娘を脅すな。
「逮捕しますよ、静かにしないと監獄行きですよ」と告げる刑事に、ムカつく野郎だ、とキレ始めたビンス。何様のつもりだ! と刑事のスーツを掴んで揺する。慌てて他の警官たちが詰め寄る。
「下がりなさい」と警告する刑事。我に返ったビンス、悪気はなかったんだ、本当だ、と釈明。
「彼を逮捕しろ」と部下や警官たちに命じる刑事。目を丸くして驚くビンスを包囲して捕らえる刑事たち。こんなのおかしいわ! と叫ぶステフ。パパはついカッとなっただけじゃないの。パパは無実よ!
しかし問答無用でビンスに手錠をかけ、黙秘権の説明を始める刑事。その刑事にマイクを差し向けて音声を拾ってあげるレインズ。憤怒の形相で睨みつけるビンス、笑ってるレインズ。
署に連行しろ、と刑事の合図でリングから降ろされるビンス。ステフが何度も抗議するが聞き入れてもらえない。呆然としながら連行されていくビンス。リング上では満面の笑顔でベルトを掲げる無邪気なレインズ。
▲ 会場でパトカーに押し込められるビンス。ステフが「ニューヨークの警察を買収してやる!」と絶叫。
▲ 警察署で撮影されたビンスの写真(マグショット)。めっちゃ怒ってるやん。
ネヴィル vs オーエンズ
※開始10秒で丸め込み。
秒殺されたオーエンズ、激怒してネヴィルを襲撃。場外でレフェリーたちの制止も聞かず延々と暴行を続ける。いったん退場するがCM明けに再び登場してネヴィルを再襲撃。アンブローズが救援にかけつけ乱闘開始。最後はクローズラインを喰らって観客席に逃亡するオーエンズ。
髪はオレンジに染まってるけどな
ベッキーにジョジョがインタビュー。今夜シャーロットは来ないそうですが独りで闘うことに不安は? との問いに「彼女は心強い味方だけど独りで闘うのは慣れてる。相手はチームのメンバーを同伴して不利だろうけど気合いが入る。18歳で家を出て世界中を旅して、世界で最も偉大な街・ここニューヨークにたどり着いた。この町のバーで働いてたこともあるんだよ。そんな私が今夜リングで闘える。仲間はいないけどゴールは見えてる。誰の色にも染まらず自分のやり方を貫く」
ベッキー vs サーシャ
入場しながらサーシャがマイクで語る。ベッキーが言ってたわね。ここが世界で最も偉大な街だって。彼女は私の地元ボストンに行ったことがないみたい。
ナオミが追随。ブルックリンは最低。ネズミがウジャウジャ、ゴキブリもゾロゾロ、ゴミだらけで見かけ倒し、人も多すぎる、掃き溜めみたいな街。
※丸め込み。
トロンボーンに名前を付けてるとは恐るべし
ニュー・デイが登場。今年の夏、俺たちはこの会場を大いに沸かせた。タッグ王座を奪い返した会場だ。そしてトロンボーンを初披露したのもこの会場。縁があるな。ここで1曲披露してやろう。
ん? フランチェスカ、何だって? とトロンボーンに向かって会話を始めるウッズ。この会場の奴らはスラミー賞のタッグ賞で俺たちに投票しなかったって。こいつらに歌ってやる義理はねえな。ウーソズに歌ってもらえ。カリストも歌ってくれるんじゃねえか。
カリスト vs コフィ
※ウラカン・ラナ。
試合終盤で介入しようとしたがシン・カラに阻止されたウッズが激昂。シン・カラ! 許さねえぞ!
上着を脱いでヤル気マンマンのウッズ。お前と今すぐやってやる! ビッグ・Eが相手だ!(お前じゃねえのかよ)
ビッグ・E vs シン・カラ
※ビッグ・エンディング。
ミズTV、開始早々にブチ壊し
2015年最後のミズTV。今夜は年末の特別版。1年を振り返ってみよう。1月1日、俺は新年の抱負を立てたんだ。
ここでライバックが登場。マヌケな格好しやがって。俺が聞きたいのは昔話じゃない。未来の話だ。
▲ ご指摘の「マヌケな格好」。
続いてゴールダストが登場。授賞式シーズン、今年のミズは映画賞を獲るかもしれんな。オスカーを獲るかもしれん。それともゴールデングローブ賞かな。
さらにライダー登場。来年は俺が話題をさらうぜ。
さらにトゥルース登場。聞いてくれ。今年のスーパースター賞は全ての選手が対象だ。みんな、投票する時は俺を思い出してくれよ。
スラミー賞は先週終わったぞ、とミズ。お前、お笑い賞を獲ったじゃねえかよ。トゥルース驚く。そうだった、思い出したよ、マジか! 日記をつけるべきだな。
さらにスレイター登場。言いたいことが山ほど溜まってるぞ。
スレイターが何かを喋ろうとしたらビッグ・ショー登場。ちょっと待ちやがれ、とスレイター。あんたには誰も興味ねえんだ。この俺が話してるんだよ。とっとと控室に帰れ! と怒鳴ったスレイターに大巨人がパンチ。スレイター終了。
リング上の選手を次々と蹴散らした大巨人、最後はライバックがと一騎打ち。最後は大巨人がライバックを場外に突き落とす。
「引退しろ!」チャントを鼻で笑った大巨人、来年の抱負を俺も発表しよう、と語り始める。ランブル戦に出場する。1番手でもいい。勝ち抜いて祭典の出場権を勝ち取り、WWE世界王座を獲ってやる。引退はしねえぞ。
ライバック vs ビッグ・ショー
※試合放棄。
アンブローズ&ウーソズ vs シェイマス&ルセフ&バレット
※ブローグ・キック。
試合後、場外でノビてるアンブローズをオーエンズが襲撃。実況席にパワーボムで叩きつける。
ビンス釈放(笑)
ビンスが連行された警察署の前でルネが中継。先ほど会長は保釈金を支払ったとのことです。会長が出てきました。
▲ 釈放されたビンス。
ステファニー、一言いいですか?(ステフ無言)
続いて釈放されたビンス、「失せろ」と一言。弁護士と車に乗り込む。
シナとデル・リオの挑発合戦
復帰したシナが登場。USチャレンジをやりたいところだが、王者はデル・リオだったな。リーグ・オブ・ネイションズはアメリカを否定したらしい。デル・リオはRAWで防衛戦をしたか? 前の方が面白かっただろ。俺は毎週防衛戦をしてた。ボロクソに言われ野次が飛んだこともある。今夜もアンチがそこにいるな。声援もブーイングも歓迎だ。
今夜デル・リオはUS王座を賭けて闘いたくないそうだ。US王座の名を汚し、ファンの期待を裏切った。残念だな。
ここでデル・リオがリーグ・オブ・ネイションズの仲間と共に登場。シナよ、チャンプはここにいるぜ。君は無礼だが、俺は知性派スターだ。自分にふさわしい対戦相手を選ぶし王座戦の場所も俺が選ぶ。正直に言ってブルックリンという街もここの観客もUS王座戦には値しない。
お前はアホか、とシナ。大勢のファンを見ろよ。びっしり満員だぜ。この大歓声が聞こえないのか。WWEはファンのためにある。ここは正にUS王座を賭けて闘うのにピッタリな場所だろう。とは言え、気持ちは分かる。ボコボコにされて王座を奪われるのが怖いんだよな。
ナメるなよ、とデル・リオ反論。怖がってるだと? 俺は君から王座を奪い、表舞台から消してやったんだ。
王座を奪ってからお前は何をしたんだ、とシナ。毎週仲間の陰に隠れてるだけだろ。2015年最後のRAWをタイトル戦で締めくくろうじゃないか。それとも自分が腰抜け野郎だと証明するかだな。
君の思惑などお見通しだ、とデル・リオ。闘う王者は逃げたりしない。予定通りメイン戦は闘う。しかしノンタイトル戦だ。
みんなそう怒るな、とブーイングの観客を制するシナ。この後の展開も読めるよ。お前と仲間たちがリングに来て俺を襲うんだろ。お前には度量も恥も外聞もない。王者になったのもまぐれだ。闘志も根性もない、ただの一発屋だ。さっさと試合しようぜ。
イラつくデル・リオを諭す仲間たち。落ち着け、挑発に乗るな。しかし挑発を続けるシナ。お前よりも観客のほうが数段タフだな。やる気があるならさっさとやろうぜ。
俺を腰抜けだと言うのか、と激昂するデル・リオ。君など俺の足元にも及ばん。俺は実力で王座を奪取した。男の中の男だ。誰の助けも借りずに会場から叩き出してやる。王座戦が望みか。いいだろう、やってやる。
US王座戦 デル・リオ vs シナ
※シェイマスたちの乱入。デル・リオは王座防衛に成功。
試合後、ブローグ・キックをシナに浴びせるシェイマス。ウーソズが救援に駆けつけるも返り討ちにあう。レインズが登場し、一人でリーグ・オブ・ネイションズを退治。
ここで釈放されたビンスが再登場。とりあえずニューヨーク市を訴えてやる。お前ら観客全員も訴えてやりたい。我らが王者レインズがいつまで王者でいられるか、答えを出したぞ。来週、貴様はWWE世界王座を賭けて闘え。相手はシェイマスだ。
そうそう、大事なことを忘れてた。特別レフェリーがいる。その名はビンス・マクマホンだ。では、良い年を!