RAW #1180:王者レインズ、レフェリー2人をブン殴る

(更新日:2016年1月20日)

会場:テキサス州サンアントニオ

新年早々、上司を侮辱する部下

2016年最初のRAW、オープニングはステファニーが登場、かと思ったら途中で入場テーマ曲がレインズのものに変わる。ステフが唖然とする中、いつも通り観客席の中を入場するレインズ。

あんたに用はないんだよ、とステフに告げるレインズ。あんたの父親と話がしたいんだ。先週会長がやったみたいに今夜は俺が呼び出してやるよ。ビンス・マクマホン、今すぐ出てこい。

思い通りにはならないわよ、とステフ。パパはまだ会場に到着してないわ。でも今夜のメイン戦では宣言通り特別レフェリーを務めるわよ。とても不利な状況に追い込まれてしまったわね。

嬉しそうだな、とレインズ。今夜王座を失えば、俺のキャリアは終わったも同然だ。家族を養うこともできなくなる。この王座ベルトには人生がかかっている。家族と同じだ。誰が相手だろうと渡さない。

力強いわね、と笑うステフ。望むだけでは何も叶わないわよ。ビンス・マクマホンに逆らえる人間なんていない。先週パパが逮捕された時、あなた嬉しそうに笑ってたわよね。でも、今夜笑うのは誰かしら。ちなみに逮捕の件はお金で解決したわ。億万長者ですもの。

この際ハッキリ言っておくわよ。私はボスで、あなたは従業員。あなたを解雇はしないわよ。今夜の防衛戦に負けたら二度と世界王座には挑戦させない。馬車馬のように働かせる。この先何年も毎日毎晩試合をさせてやる。身体がボロボロになるまで世界中を飛び回ってもらう。動けなくなるまで働かせて、その後で今あなたを応援しているファンたちはあなたを忘れる。そして次世代スターに声援を送るようになる。あなたのお父さん、シカと同様に、あなたも権力者に使い捨てられるのよ。

俺の親父のことより自分の親父を心配したほうがいいぜ、とレインズ。今夜俺の邪魔をしたら、刑務所送りじゃ済まねえぞ。病院の世話になるかもな。

ネヴィル vs オーエンズ

ケビン・オーエンズ ○ (フォール) ● ネヴィル
※ポップアップ・パワーボム。

試合後、なおもネヴィルを暴行するオーエンズ。ゲスト解説のアンブローズが救援のためオーエンズに殴りかかり乱闘。優位に立ったオーエンズが前週に続き再び実況席へのパワーボムを狙うが、形勢逆転したアンブローズが実況席上のオーエンズにダイビングエルボー。

破壊された実況席の上でオーエンズの首根っこを捕まえ、顔の上で吠えるアンブローズ。よっぽど素でイヤだったのか、失神してるはずのオーエンズが何度もアンブローズの手を振り払う。

私が法律だ

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リムジンで会場に到着したビンスにジョジョがインタビュー。先週の逮捕についてコメントをいただけますか、との問いに「先週? もはや昨年の話だな。確かに私は逮捕されたが不起訴だったぞ。優秀な弁護士を雇ってるからな。先週私は法律を破ってしまった。しかし今夜は特別レフェリーを務める。つまり、私が法律だ」

ベッキー vs シャーロット

ベッキー・リンチ ○ (フォール) ● シャーロット
※丸め込み。

いつも通り、セコンドのフレアーが注意を引いて娘に勝たせる作戦のはずが、ベッキーに逆転されて敗北。怒ったフレアーが試合後に背広をベッキーに投げつけて挑発。シャーロットは激昂してベッキーの背後から襲撃。

とてもマトモなこと言ってる

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ビンスの控室をシェイマスが訪問。握手とハグを交わす二人。

今夜は歴史的な試合になるぞ、とビンス。世界王座戦にはそれなりの秩序が必要だ。前もって注意点を伝えておく。セコンドなし、凶器使用は禁止、嚙みつき・目潰し・ローブロー禁止、そして何より私の指示に背いてはならん。健闘を祈る。

ライバック vs ビッグ・ショー

試合途中、ライバックが場外に落ちたところでワイアット・ファミリーの4人が出現し、ライバックを襲撃。ストローマンがライバックを絞め落とした後、リング内の大巨人をも襲撃。

最初は優勢だった大巨人、ストローマンと睨み合ってるところで背後からワイアットが襲撃し、最後はハーパーのキックでダウン。二人をダウンさせた後、ランブル戦への出場を表明するワイアット。

何の波乱もなし

レインズの控室にビンスが入ってくる。冒頭での貴様の言動は目に余ったが、今夜は私情を挟まん。試合前に幾つか言っておきたいことがある。ルールの確認だ。セコンドなし、凶器使用は禁止、目潰し・ローブロー・引っかき攻撃も禁止。それから重要なことが一つ。試合中は私の指示に従ってもらう。それだけ言ってから去るビンス。レインズは無言。

Y2Jがランブル戦出場を表明

ニュー・デイの三人が登場。2016年はステキで夢みたいな1年になるぞ。マイク・タイソンの失敗をネタに自分たちで大ウケした後、今からお前らにプレゼントをやるぞと宣言。指差したスクリーンがカウントダウンを表示。7、6、5まで進んだところで画面表示がどこかで見た誰かの入場時のものに変わる。まさか! と慌て始める三人の予想通り、流れてきた入場テーマ曲と共に登場したのはクリス・ジェリコ。

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RAW・イズ・ジェリコにようこそ! といつもの決め台詞を叫んだ後、語り始めるジェリコ。WWE入団から16年、再びWWEの危機を救うためやってきたぜ。

おいおい待てよ、とニュー・デイ。生きる伝説を気取ってるのか。2015年に何があったか知らないようだから教えてやろう。俺たちがWWEを救ったんだよ。

ユニコーンの角をつけたバカ丸出しの三人なら知ってるぞ、とジェリコ。バカって何だよ! ヒドイぞ! 撤回しろ! とマジレスする三人。

お前ら相当マヌケだぞ、と笑うジェリコ。ドン引きしてた観客も俺の登場で笑顔になったな。WWEネットワークの会員数や視聴率、ライブ公演の観客数を増やすためには起爆剤が必要だ。つまりY2Jが必要だってことだよ。邪魔だ、要らない、消えちまえ、と冷たい言葉を浴びせるニュー・デイ。

「Y2J」チャントに嬉しそうなジェリコ。待たせて悪かったな。そのせいでラッパを持った頭の悪いパッパラパーな三人組ヘッポコ茶番劇を始めやがった。ジェリコと共に「パッパラパー!」の合唱を始める観客。動揺する三人。

次のPPV、Y2Jもランブル戦に出場することが決まったぞ、と宣言するジェリコ。俺が30人の頂点に立ってやる。そこのアホ三人衆も覚悟しとけ。ランブル戦を制して祭典で2回目のメイン戦に出場してやる。俺は6度の世界王者で、初代統一王者でもある。正真正銘、世界一のレスラーだ。Y2J計画を再始動する時が来た。本社の連中や番組スタッフ、それから控室のモニターでこれを見てる選手全員、絶対に元には戻れない。

カリスト&ダッドリーズ vs ニュー・デイ

ビッグ・E ○ (フォール) ● ディーボン・ダッドリー
※ミッドナイト・アワー。

WWE世界王座戦 レインズ vs シェイマス

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シェイマスのフォール時に高速カウントを繰り返したり、凶器攻撃を見ないフリするなど悪徳レフェリングを続けるビンス(秩序はどこ行った)。レインズのフォール時には目の異常を訴え、カウントを中断して目薬を要求。

キレたレインズ、シェイマスにスピアーの構えを見せておいてビンスにパンチ。失神したビンスの横でシェイマスにスピアーを浴びせたレインズが代理のレフェリーを要請するが誰も来ず。どうにもならないレインズは場外で大暴れ。シェイマスを実況席に放り投げる。

リング上で目が覚めたビンス。それに気付いたレインズが怒りながらリングインしてビンスを突き飛ばす。俺の邪魔をしやがって、ボコボコにしてやる! と威嚇したレインズがビンスを捕まえたところでステファニー登場。

サードロープの上に立ってレインズを怒鳴るステフ。そこに向かってレインズがビンスを投げ付ける。ロープの反動でリングの内側にひっくり返って落ちるステフ。レインズがジリジリと歩み寄り、ビビりまくるステフは腰を抜かしながらなんとか場外へ逃亡。

立ち上がろうとするビンスに視線を移すレインズ。パパから離れなさい、と場外から命令するステフ。しっかり見ておけ、とステフを挑発した後、ビンスに対してスピアーの体勢に入るが、しかし場外から復活したシェイマスがブローグ・キック2連発。

フォールの体勢に入ってカウントを要求するシェイマス。しかしビンスはフラフラでカウント出来ず。シェイマスが代理レフェリーを呼ぶと、突然どこからか登場してリングインしたのは権力者御用達の悪徳レフェリー、アームストロング。高速カウントを叩くがレインズは2でクリア。

アームストロングに文句を言うシェイマス。次はもっと速くカウントするから、と謝るアームストロング、レインズを無理矢理起こしてシェイマスに蹴るよう促す。

しかしブローグ・キックはレインズがパンチで迎撃。さらにアームストロングもパンチで排除。そして三人目の(マトモな)レフェリーがようやくリングに到着。

ロマン・レインズ ○ (フォール) ● シェイマス
※スピアー。レインズは王座防衛に成功。

試合後、三人目のレフェリーを「余計なことしやがって」とばかりに殴り倒したビンスがマイクを持つ。

さすがだな。会長でありCEOである私から貴様に教えてやる。次の防衛戦は次回PPVだ。一人でも立ち向かうってのが信条だったな。じゃあランブル戦で29人を相手にしろ。

過去1度しかないランブル戦での王座戦に驚く実況陣と、呆然とするレインズ。

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そしてニンマリするマクマホン親子。

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