RAW #1181:ウッズ、愛器フランチェスカをジェリコに破壊され号泣
(更新日:2016年1月23日)
会場:ルイジアナ州ニューオーリンズ
「孤軍奮闘戦」をレインズに命じるビンス
オープニングはステージ上に(次回PPVのランブル戦に出場すると思われる)選手が勢ぞろい。その中をビンスとステファニーのマクマホン親子が腕を組みながら登場。
ステージを見ろ、とビンス。あそこには次期WWE世界ヘビー級王者が立ってるぞ。30人の中の一人が歴史を作るんだ。
かつてないことね、とステフ。現王者のレインズが王座を賭けてランブル戦を闘う。これ自体が前代未聞よ。レインズはベルトを巻いて登場するけれど、そこにいる誰かが王座を獲得するのよ。そのためにも、まずはレインズをロープ越しに投げ飛ばさなきゃね。
レインズを排除したからといって王者になれるとは限らんぞ、とビンス。参戦者は他に28人もいるからな。だが貴様らの誰かが王座を獲得できる。それはジグラーかもしれん。貴様はこの10年頂点を目指してきたな。チャンス到来だ。あるいはオーエンズかも。短期間で頭角を現した。デビュー1年目でランブル戦まで制したら歴史的な快挙だ。あるいは、もしかして戴冠するのはニュー・デイかもしれんな! お尻を振って喜ぶニュー・デイ。
ここで場内暗転し、ワイアット・ファミリーの4人が実況席前に出現。断言しよう。勝つのはレインズ以外だ。
そうだな、勝つのは誰でもいい、とビンス。今ステージにはいないが、猛獣レスナーが勝つかもしれん。
ランブル戦が待ちきれないわね、とステフが語ったところでレインズが登場。またパパに暴力を振るいに来たの? とステフ。何の用だ? とビンス。
暴れたりしないが1つ聞きたい、とレインズ。俺が勝ったらどうするんだ?
あはははは、と爆笑し始めるステフ。妄想家ね。あそこに並んでる人たちが見えないのかしら。希望を抱いても無駄だと先週言ったでしょ。
単に可能性の話だろ、とビンス。勝算は低いがゼロではないな。そのことは我々も考えていた。実力を示すチャンスをやろう。今夜、史上初となる試合を組む。名付けて「孤軍奮闘戦」だ。貴様は大勢の敵と闘うのだ。レインズよ、今夜は長い長い夜になるぞ。
親友アンブローズと闘うことになるかもしれないわ、とステフ。そうはならんよ、と否定するビンス。奴には初戦に出てもらう。
ステージに立つアンブローズの背後からシェイマスが襲撃。今夜の相手はシェイマスだ、と倒れたアンブローズに告げるビンス。
アンブローズ vs シェイマス
※互いに場外乱闘を止めず。
場外乱闘で優位に立ったアンブローズの鉄柱攻撃3連発でシェイマスは額から大流血。実況席で何かを仕掛けようとしていたアンブローズの背後からオーエンズが襲撃。実況席へのパワーボムを狙うがレフェリー陣に制止され未遂に終わる。
ますます狂ってしまった
負傷したアンブローズが検査を受けているとルネが報告している最中にアンブローズが医務室から飛び出す。
負傷したというのは本当でしょうか、との問いに「アザが幾つかできてるし、頭のネジは飛んでる、脈はあるだろ? 俺は生きてるぞ。オーエンズには悪い知らせだ」
医療スタッフの「検査中だぞ、待て!」との制止も聞かず、どこかに去っていくアンブローズ。
ビンスとヘイマン、互いに譲らず
談笑しながらバックステージを歩くマクマホン親子がヘイマンと遭遇。笑顔で握手を求めるヘイマン。番組の冒頭を拝見させてもらったが、ランブル戦に王座を賭けるというのは妙案だ。画期的なアイデアに仰天したよ。何より驚いたのは私の顧客の名前が出たことだ。
観客は沸いてたわね、レスナーもランブル戦に参戦すべきよ、とステファニー。史上初めてWWE世界王座が賭けられるのよ。間違いなく歴史的な試合になるぞ、とビンスも追随。
そのとおりだ、とヘイマン同意。しかし若干の疑問は残る。レスナーにランブル戦はふさわしいのだろうか。なぜなら私の顧客は大舞台で闘うことにより真価を発揮できる。たとえばレッスルマニアこそふさわしい大会だ。
私の計画に口出しするつもりか? と表情が曇るビンス。私は助言しているだけだ、とヘイマン。史上最大級のカードになるぞ。ランブル戦の勝者がWWE世界王者として祭典で防衛戦を行う。相手は史上空前の大物スター、レスナーだ。
気に入らんな、とビンス。こういう話は部屋の中でしたほうがいいわ、とステフが割って入り、3人で控室の中へ。
ジェリコ久々の「ハイライト・リール」
ジェリコのトークショー「ハイライト・リール」。俺がWWEを救うために復帰したというニュースは世界中で話題になっているらしい。今回、ハイテクマシンを用意したぞ。名付けて「ジェリトロン改6500」だ。世界各地のSNSの盛り上がりをチェックできる。大勢の人々がコメントを残してるな。「ジェリコ大好き、パッパラパーってフレーズはお気に入り」
俺が復帰した途端にリバイバルブームが起きてる。スター・ウォーズがまたヒットして、ガンズ&ローゼズの復活も決まった。そして俺はWWEを救うために再び立ち上がったというわけだ。俺はランブル戦に勝ち残り、通算7度目の世界王者になってることだろう。
ここでニュー・デイが登場。ゲストなのになかなか呼んでくれないから、自ら来てやったぜ。俺たちはあんたのコーナーを救ってやりたいんだよ。あんたの与太話には我慢ならん。内容はゴミ同然で話術もなってない。
おいおい待て、とジェリコ制止。先週「パッパラパーなラッパ吹き」って言ったことをまだ怒ってるのか? パッパラパー、パッパラパー。
観客も一緒に繰り返すのを聞いて慌てる三人組。やめろ! 繰り返すな! 俺たちに敬意を払えよ。WWEが誇るタッグ王者だぞ。本来なら俺たちがスラミーのタッグ賞を獲るはずだったんだぞ。
ここでタッグ賞を受賞したウーソズが登場。お前らはカッコだけのボンクラ三人組だ。俺らのほうが強い。
ジミーは数字に弱いらしいな、とニュー・デイ。そっちは二人だが、こっちは三人いるぜ。「2.5人だろ」とウーソズに指さされ、筋肉ポーズでムキになるウッズ。
おいおい落ち着け、と割って入るジェリコ。数の話をしてたが、ここにいる人数をもう一度よく数えてみろ。全部で6人だ。お前らの中からコフィとビッグ・Eがタッグを組め。ウッズはセコンドだ。対するはここにいるウーソズ。そしてセコンドにはY2Jがつくぜ。
ウーソズ vs ニュー・デイ
終盤、エプロンに立ってレフェリーの注意を引き仲間を助けたウッズ。そのウッズの耳元で奪ったトロンボーンをおもいっきり吹いてビビらせるジェリコ。
なおもトロンボーンで攻撃しようとするジェリコ。「やめろ! 壊れる!」と懇願するウッズを見てニヤけたジェリコ、「やめてくれ!」と手を合わせて懇願するウッズの目の前で愛器フランチェスカを破壊。2つに折られたトロンボーンを前にウッズ号泣。
※丸め込み。
シナ、負傷欠場
肩を負傷したシナがアラバマ州の病院で手術を受けたことが実況陣から報告される。執刀医の発表によれば、肩関節の損傷を手術で修復したとのこと。
今度はステフとヘイマンが一触即発
あなたのせいで父はカンカンよ、と控室でヘイマンに告げるステフ。何とかして機嫌を直さないと。交渉しましょう。
いいだろう、とヘイマン同意。君は父上の間違いを正すんだ。もちろん今回も正しいのは私だ。すごい大金を稼げるんだぞ。ランブル戦を制した新WWE世界王者を祭典のメインでレスナーと対戦させるんだ。
聞き飽きたわ、とステフ。WWE世界王座が懸かったランブル戦は史上初の試みよ。レスナーにとっても史上最大のチャンスになるはず。
君が複雑な立場にいるのは分かってるよ、とヘイマン。ステフに顔を近付けながら呟く。夫と父親の板挟みだろ。二人に伝えてくれ。レスナーはランブル戦に出場しない。
あなたこそレスナーにハッキリ伝えてちょうだい、とステフ。団体の会長であるビンス・マクマホンがレスナーのランブル戦出場を決定したってね。それともう1つ、二度と私に顔を近付けないで。
2016年、1人目の殿堂入り発表
リングに立ったJBLが2016年殿堂入りの一人目としてスティングを紹介する。
今回の会場であるルイジアナ州でキャリアをスタートさせたスティングの名場面集が流れる。
US王座戦 デル・リオ vs カリスト
※丸め込み。カリストが新王者に。
孤軍奮闘戦 レインズ vs ヒール軍団
オーエンズのみリングインし、他のヒール軍団は場外でリングを囲む。
終盤、オーエンズのピンチにアセンション、ブリーズ、スターダストが介入。しかしレインズが全員を排除。ここでビンスが合図し、残りのヒール軍団がリングインしてレインズを襲撃。デル・リオのスーパーキックとシェイマスのブローグ・キックを立て続けに浴びてレインズはダウン。
なおもヒール軍団がレインズを攻撃しているところでレスナーが登場。更に味方が増えたと大喜びのニュー・デイ、トドメを刺すようレスナーの胸板を叩いて協力要請。
しかしレスナーはニュー・デイにクローズライン。他のヒールたちを次々と蹴ちらすレスナーに場内騒然。デル・リオとシェイマスの襲撃にも耐えてスープレックスで逆転。
コーナーでダウンしているレインズをリング中央まで引きずったレスナー、ニヤリと笑ってレインズにF5を喰らわす。
全員を排除し、ランブル戦出場をアピールしながら退場していくレスナー。苦痛に顔を歪ませながらも、レスナーの後ろ姿を見ながらニヤリと笑い返すレインズ。