RAW #1182:ランブル戦間近、レインズとレスナーに立ちふさがる四人組

(更新日:2016年1月30日)

会場:オハイオ州コロンバス

ブルガリアの学生たちが怒るぞ

WWEさん(@wwe)が投稿した写真

オープニングはレインズが登場。次回PPV、俺は間違いなく孤軍奮闘となるだろう。だが必ず快挙を成し遂げる。WWE世界王座を29人の敵から守り抜いた史上初の王者になってやる。レスナーに先週売られたケンカのカタをつけたい。今すぐ出てこい。

しかし登場したのはジェリコ。レスナーを待ってたんだろうが、代わりにY2Jが来てやったぜ。

あんたの復帰は嬉しいが、邪魔をするな、とレインズ。俺はレスナー以外に用はない。

焦らなくてもレスナーは後で現れる。俺のハイライト・リールでな、とジェリコ。でも聞いてくれ。今夜のハイライト・リールはビッグなものにしたいんだ。そこでだ、ランブル戦の優勝候補と言われている3人が同じリングで顔を合わせるってのはどうだ? 俺、レスナー、そしてWWE世界王者のレインズ、お前だ。

いいね、と賛同するレインズ。レスナーが来るなら俺も出る。

ここでリーグ・オブ・ネイションズの4人がステージに登場。シェイマスがマイクで語る。仲良くお喋り中のところ邪魔して悪いが一つ教えてくれ。いつからランブル戦はレインズ対レスナーの試合になったんだ? ランブル戦は他に28人の挑戦者がいるんだ。もちろん俺たち4人もだ。俺ら4人の誰かがベルトを取り戻す。ジェリコの復帰は何よりだな。少し出遅れたが復帰おめでとう。でもな、本命が集まるというハイライト・リールに俺たちを呼ばない気か? バカな野郎だ。

苦笑するジェリコ。お前、いま「バカ」って言葉を使ったか? バカ呼ばわりとはショックだ。目の前が真っ暗になりそうだ。いや、お前の場合は真っ白か。バカを呼ぶとコーナーが盛り下がってしまう。しかしモヒカンに来てもらえば、バカげた頭の秘密が聞けるかな。

黙れ、この犬コロ! と怒鳴るデル・リオ。ランブル戦で勝ったことのないあんたに何が分かる。俺たち4人は何があろうと協力して乗り越える。それに、ランブル戦といえばデル・リオだ。俺はランブル戦史上最大の激戦を制した。ハイライト・リールにふさわしいのは犬コロのジェリコではなく俺たち4人だ。

「アルベルト・デル・リオ」はスペイン語で「マヌケ」って意味だろ、とジェリコ応戦。お前は呼んでもいいかなとも思ったが、気が乗らない。

よく聞けエセ米国人、と次はルセフ。ブルガリアでは毎日がランブル戦だ。通学バスに乗るため同級生をぶん投げる。何人だろうが俺たちには関係ない。俺たちの誰かが勝つ。今夜、あんたのコーナーは俺たちがホストをやる。

言葉がよく分からんな、とスッとぼけるジェリコ。レインズ覚えてるか。去年のランブル戦の勝者は誰だっけ。しばし考え、「俺だ」と答えるレインズ。お前か。それじゃもう1つ聞くぞ、とジェリコ。去年お前が最後に排除したのは誰だっけ。また考え、「片言野郎のルセフだ」と答えるレインズ。

激昂して怒鳴るルセフを制するレインズ。もう喋るな、黙ってろ。いや待てよ。レスナーとの対決はまだ先だ。時間はある。俺がお前を今すぐここで黙らせてやるよ。

観客のみんなは見たいか? と煽るジェリコ。観客は歓声で支持。では今から始めようぜ。ただし、他の3人が余計なことをしないように、このY2Jが特別レフェリーを務めるぜ。

レインズ vs ルセフ

終盤、場外で介入してレインズを攻撃したセコンドのシェイマスにレフェリーのジェリコはオーバーアクションで退場を命じる。激昂して抗議するバレットとデル・リオも立て続けに退場処分。踊りまくって自分に酔うジェリコ。

ロマン・レインズ ○ (フォール) ● ルセフ
※スピアー。

ジェリコ、ステフにお株を奪われる

ご機嫌でバックステージを歩くジェリコにステファニーが声をかける。出だしから最高に盛り上がっただろ? とジェリコ。

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勝手に試合を組んでレフェリーまでやるなんて、RAWはあなたの番組じゃないわよ、とステフ。時代は変わったの。

昔に戻りたいぜ、とジェリコ。最近のステフは怒ってばかりだ。昔はもっと陽気でキラキラしてただろ。不潔で、腹黒で、性悪で、尻軽で、と止まらなくなったジェリコをステフ制する。その辺にしときなさい。

あなたは昔から独創的だった。でも私を侮辱したり、指示を無視したりするのはダメ。これは仕事なのよ。コーナーの内容を変えるならまず私に話を通しなさい。おかげで今からヘイマンと話をつけなきゃならなくなったわ。レスナーとのギャラ交渉も発生したし。

今夜ハイライト・リールにレスナーとレインズが登場するのは確かに名案ね。でも私の番組を台無しにしたらどうなるか分かってる? 今後二度と、絶対に元には戻れなくなるわよ。ジェリコの決め台詞を真似て警告するステフ。

6人タッグ戦 ライバック&ダッドリーズ vs ワイアット・ファミリー

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ルーク・ハーパー ○ (フォール) ● ババ・レイ・ダッドリー
※クローズライン。

オチが丸分かりのランブル戦抽選会

ビンスとステファニーのマクマホン親子がステージに登場。誰がランブル戦に勝つか気になるわよね、とステフ。レスナー、ワイアット、あるいはシェイマス、もしかしたらWWEファンがまだ見たことのない男かもしれないわよ。

近頃姿を見せないあの男かもしれんな、とビンス。レインズの防衛もあり得る。その可能性は極めて低いがな。貴様らが10億ドルの宝クジに当選するようなもんだ。あきらめろ。

29人の挑戦者を退けるには技術だけでは無理、とステフ。並外れたパワー、優れた戦術、それに運も味方につけないとね。

運は重要だが、1999年に私が優勝した時は違ったぞ、とビンス。あれはマグレではないぞ。もちろんよ、と同意するステフ。ランブル戦の対戦時間では歴代10位以内に入るものね。そもそも人と比べるのがバカげてる。パパはみんなの模範となる偉人だもの。

私の話はこれくらいにしておこう、と照れるビンス。では抽選を始めよう。ランブル戦の1番手は誰になるのか。

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ドラムロールと共に混ぜられたボールの1つを取るビンス。中に書かれていた名前はロマン・レインズ。すごい偶然だな。公正なクジ引きだと証明するためもう1回引いてやる。しかし2回目もレインズ。さっきの紙かもしれん。それはどけろ。もう1回だ。で、3回目もレインズ。

ベッキー vs タミーナ

1週前のRAW、シャーロット対ブリーの試合前にベッキーが乱入してシャーロットを襲撃(日本未放送)。さらにスマックダウンでは次回PPVでのディーバ王座挑戦を表明(これも日本未放送)。王者シャーロットは父フレアーと共に実況席横で試合を観戦。

ベッキー・リンチ ○ (タップ) ● タミーナ・スヌーカ
※ディスアーマー。

試合後、ベッキーがマイクでアピール。今の私にとって何よりも重要なのは、ディーバ王者になること。すべてのWWEファンが王座戦を見たがってるわ。そうでしょ?

場外のシャーロットもマイクを持つ。ファンが騒いでるから王座戦を認めろってこと? この前の王座戦であんたは負けたでしょ。当分チャンスはないわよ。

あんたが勝てたのはやり手の王座泥棒のおかげ。ウー! ばっかり叫んでる、うっとうしくてウザい、うぬぼれ屋の浮かれ親父に助けられたからだよ。他の殿堂者たちが呆れるだろうね。リックは王者時代、どんな挑戦者にも立ち向かったはず。でも娘に期待したのが間違いだったね。リック、あんたも変わったよ。歳を取って娘みたいにヤワになったんだね。

挑発にあっさり乗って娘からマイクを奪ったフレアー。今のは聞き捨てならんな。娘はお前を2度も倒してる。3度目の正直のつもりで王者に挑みたいのか? いいだろう。次回PPVで王座戦だ。ウー! ウー!

興奮し過ぎる親父と、突然王座戦を組まれてア然とする娘シャーロット。リング上ではガッツポーズのベッキー。

アンブローズ&カリスト vs シェイマス&デル・リオ

シェイマス ○ (フォール) ● カリスト
※ブローグ・キック。

4人目のメンバーの死を悼む三人組

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ウッズの愛器フランチェスカ(トロンボーン)の葬儀がしめやかに執り行われる。ニュー・デイ4人目のメンバーであるフランチェスカは邪悪なカナダ人ジェリコのヒザの上で無残にも破壊されてしまった、と語るビッグ・E。その横で泣き崩れるウッズ。耐えられないよ。こんなのヒドすぎる。

新しいトロンボーンを買えばいいじゃないかよ、と言うコフィ。ダメだ! とウッズ。まだ俺はサヨナラを言えてないんだ。

別れを告げる必要はない、とビッグ・E。なぜなら、彼女はここにいるんだ、とウッズの胸を指す。フランチェスカは心の奥で生きてるんだ。ポジティブ・パワーがそれを可能にしたんだ。フランチェスカが今何を望んでいると思う?

ジェリコの自宅トイレをゲロまみれにすることかな、とウッズ。ぶちまけろ、天井まで届くようにな、彼女も喜ぶぞ、と後押しする二人。あとは、今夜のジェイ・ウーソ戦で敵討ちをしてもらいたいはずだ。フランチェスカの弔い合戦だ。

ジェイ vs ビッグ・E

入場時、ステージ上でフランチェスカに黙祷を捧げるニュー・デイ。

ビッグ・E ○ (フォール) ● ジェイ・ウーソ
※ビッグ・エンディング。

レスナーの独壇場…とはさせなかった四人組

ジェリコがホストを務めるトークショー「ハイライト・リール」。番組冒頭で宣言した通り、ランブル戦の優勝候補である三人としてレインズ、自分自身、そしてレスナーの紹介をしようとしたところでヘイマン登場。レスナーはどこだ? と問うジェリコに対し、私の顧客は既に会場入りしていると回答。

私の記憶によれば、君は以前レスナーと顔を合わせている。苦い思い出だろう? レスナーが実力を発揮して話題を独占した。しかし、今夜の君は何も心配しなくていい。なぜならレスナーは君など全く眼中にないからだ。彼が注目しているのはもう一人のゲスト、レインズのみだ。

そのことで話があるんだ、とジェリコ。先週あんたは裏工作に励んでたな。レスナーがランブル戦に出場することなく祭典で王座に挑めるよう画策してただろ。だが計画は実現しなかったようだ。あんたは利口だ。困難にぶち当たっても口先だけで活路を開く。そんなあんたが先週は説得に失敗し、レスナーはランブル戦に出場する羽目になった。レスナーは征服者で猛獣の生まれ変わりなんだろ。その一方で敵は大勢いる。ランブル戦で闘う29人も全員奴を敵視してるはずだ。そこで単刀直入に質問だが、レスナーをランブル戦から外そうとしたのは、奴に勝ち目がないと判断したからか?

爆笑するヘイマン。昨年の祭典でレスナーは王者として入場した。彼はフォールもタップも奪われず試合に負けなかった。世界王座戦でレスナーは敗れていないのだ。レスナーには祭典で王座に挑む権利があるはずだ。ちなみに私はランブル戦をこう見ている。レインズは権力者の恨みを買った。ランブル戦に臨むのは他に28人の挑戦者と、唯一無二の征服者が一人。レスナーはランブル戦であらゆる敵に立ち向かう。片っ端からロープ越しに投げ落とし、WWE世界王者となって祭典を迎えるのだ。断言しよう。ランブル戦ではスープレックス祭りが始まるのだ。

いま面白いことを言ったな、とジェリコ。教えてくれ。ランブル戦でレスナーと俺が正面からぶつかり合ったらどうなる? 最後の二人まで残ったらどうなると思う? 俺がレスナーをロープ越しに投げ落とすかもしれん。俺がランブル戦を制し、7度の王者として会場を後にしたらどうする?

ジェリコとヘイマンが無言で睨み合ってるところでレスナー登場。リングの周囲を1周してジェリコを威嚇し、リングインしようとしたところでレインズも登場して先にリングイン。

エプロンからリングインしたレスナーに、いきなりスピアーをぶち当てるレインズ。咆哮した後、レインズが馬乗りになってレスナーを殴っているところにリーグ・オブ・ネイションズの4人が乱入してレインズを襲撃。レインズをダウンさせた後、レスナーにも襲いかかる四人組。しかしレスナー反撃。ルセフとデル・リオにジャーマン、シェイマスはF5で投げ捨てる。そのレスナーに復活したレインズが二発目のスピアー。

ここで場内暗転し、ワイアット・ファミリーの4人が出現。ハーパーのクローズライン、ワイアットのシスター・アビゲイルを喰らってレインズはダウン。

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フラフラと立ち上がるレスナーに標準を変更したワイアット、仲間に襲撃させた後で最後はワイアットがレスナーにもシスター・アビゲイル。レスナーとレインズ、二人がダウンしたリング上で勝ち誇るワイアット・ファミリー。

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