RAW #1192:シェイン、祭典前最後のRAWでド迫力のデモンストレーション

(更新日:2016年4月9日)

会場:ニューヨーク州ブルックリン

祭典1週間前にシェインが宙を飛ぶ

Tonight's #RAW starts off with #TheUndertaker!

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

オープニングは鐘の音と共にアンダーテイカーが登場。今年の祭典が俺にとって最後になることはない、と1週間後に控えた大一番について語り始める。

俺はビンスに警告した。奴の手が自分の息子の血で染まることになると。だが俺の手は、ビンスの血で染まることになるかもしれない。シェインは伝統を守るために必死で闘うだろう。しかし祭典は俺の庭、ヘル・イン・ア・セルは俺の家も同然。祭典でシェインは安らかな眠りにつく。

ここでシェインが登場。ステージ上でマイクを持つ。俺たちは祭典で激闘を繰り広げる。俺は将来WWEに変化を巻き起こす。長い間ファンが望んていたことだ。祭典でどんな状態になろうとも、翌日のRAWは這ってでもリングに上がる。絶望的な日々は終わり、ファンにはより良い番組が提供される。俺が指揮権を手にしたらRAWは生まれ変わる。俺は自分の伝統を築くためにあんたの伝統を断つ。

調子に乗るな、金持ちの若造、とテイカー。俺の伝統についてお前には何も言わせぬ。

それを聞いてリングに向かい歩き始めるシェイン。伝統の話をしよう、とリングイン。2年前の祭典であんたの伝統は死んだ。

お前もビンスと同類だ、とテイカー。無理もない。お前は生まれた日から何も変わっていないからな。今も父親のペットでしかない。

これを聞いて激昂したシェインがテイカーに殴りかかる。しかし軽くあしらったテイカーが場外で逆襲。実況席へのラストライドを狙うが、切り返したシェインが再逆襲し、モニター機器でテイカーの顔面を殴打。実況席の机でダウンし動かないテイカーを見たシェイン、コーナー最上段から実況席めがけてリープ・オブ・フェイス(ダイビング・エルボー)の超荒技を久々に披露。

@shanemcmahonwwe puts #TheUndertaker through the announcers table! #RAW

WWEさん(@wwe)が投稿した動画 –

▲ クリック(タップ)すると動画が再生されます。

実況席は破壊され、テイカーは失神。自力で立ち上がったシェインはフラフラになりながらステージに向かって歩き始める。観客の大歓声を受けて退場するシェイン、しかし実況席では失神していたテイカーがムクリと復活。立ち上がって首斬りのジェスチャーから白目を剥くテイカーを見つめた後、祭典の看板を指差すシェイン。

ライダー vs ジェリコ

Are you ready to get #Zacked?! @zryder85 is on #RAW right now!

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

試合前のインタビューで、祭典でスタイルズと闘うことを拒否すると表明していたジェリコ。

試合開始直前にスタイルズが登場。俺と祭典で試合するのを拒否するだと? とジェリコに語りかける。俺と闘うくらいなら祭典を欠場したほうがマシだと言ってたな。バカな話だ。ではこうしよう。あんたが対戦を認めるまで俺はここから動かないぞ。じゃあ試合を始めてくれ。

終盤、ウォールの体勢に入ったところでまたもスタイルズが「Y2ジャッカス」チャントを始める。怒り出すジェリコ。

ザック・ライダー ○ (フォール) ● クリス・ジェリコ
※丸め込み。

敗北で取り乱したジェリコはライダーにコードブリーカー。スタイルズがリングイン、しかし場外に退避したジェリコは実況席のモニターを投げつけ、イスで鉄柱をぶん殴り、カメラマンを突き飛ばして大暴れ。

@ajstylesp1 came to #Brooklyn and got his #WrestleMania match!

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

観客からの「Y2ジャッカス」チャントに「黙れ!」と何度も怒鳴るジェリコ。スタイルズ、てめえは大バカ野郎だ。よくも大勢の観客の前で恥をかかせたな。俺をここまで怒らせたからには後悔させてやる。祭典で俺と試合がしたいだと? 世界最高の男と祭典で闘いたいのか? お前の挑戦を受けてやる。ニヤニヤすんじゃねえ。俺は今年で12回目の祭典出場だ。祭典で何度も死闘を演じ、何度も王座に輝いてきた。新人よ、何も分かってねえな。お前にとっては次が最初で最後の祭典になる。祭典はお前にとって人生最悪の夜になるぞ。

ベッキー vs シャーロット

シャーロット ○ (フォール) ● ベッキー・リンチ
※ナチュラル・セレクション。

ビンスvsシェインのRAWはこれが最後となるのか?

ビンス会長にルネがインタビュー。番組冒頭でのシェインの荒技に目を疑ったのではないですか、との問いに「驚くほどのことではない。あれは祭典の予告編にすぎない。シェインは恐れを知らぬ男。勝つためなら何でもするだろう。さっきテイカーが言ってたな。祭典は俺の庭だと。しかしシェインが求めているのは庭などではない。奴はWWE全体を手中に収めるつもりだ。そのためなら奴は何でもする。だから私は何があっても驚かん。今夜シェインはテイカーを怒らせた。私にとっては望み通りの展開とも言える。テイカーの怒りが祭典で爆発するぞ」

誰かの存在に気付いたビンス、お前の命運は尽きかけてるぞ、と告げる。歩み寄ってきたのはシェイン。

@shanemcmahonwwe says he's going to take the company from #VinceMcMahon this Sunday at #WrestleMania!

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

勘違いするなよ、とビンスに語るシェイン。あんたは周囲の人間を奴隷扱いしている。自分を神様だとでも思ってるのか。あんたはレッスルマニアの考案者だ。あんたが生んだ大会で俺は今までの鬱憤を晴らす。40年分の憎しみや怒りを根こそぎ発散してやる。そしてRAWの支配権を手に入れる。それともう1つ、あんたが父親から盗み取った会社を祭典であんたから奪う。

今夜も王者をつけ狙うレインズ

HHHとステファニーの権力者夫妻が登場。通算14度のヘビー級王者であるHHHに敬意を払いなさい、と最初から観客のヒートを煽るステフ。

祭典まであと6日だ、とHHH。世界中のあらゆる人々が見届けることになるだろう。この業界において最重要な試合をな。WWE世界王座戦こそスターにとっての目標。観客も、そしてテレビの前の視聴者も夢見たことがあるだろう。祭典のリングに立って世界王座のベルトを高々と掲げる夢を。しかしそれはお前らにとって叶わぬ夢だ。

レインズには非凡な才能がある。奴は夢を実現することができた。その夢は5分15秒で消えたがな。次の日曜、俺は通算20度目の祭典に出場する。ヘビー級王座を争うのは9度目だ。祭典でここまで多くヘビー級王座を闘った者はWWE史上で俺しかいない。すべては執念のなせる業だ。富や名声、あらゆるものを手に入れることに執着してきた。執念を持って闘い続けたから俺はWWE史上最も成功したスターとなった。

最近になってその執念が薄れてきてると感じた。そこでスーツを着ることにした。頭を切り替えて毎日会社に顔を出した。だが昨年、ある事件が起きた。4ヶ月前、レインズが俺を実況席に叩きつけやがった。その時、心の中で執念が蘇るのが分かった。バカにされた気分だった。スーツ姿になったことでナメられたのかもしれん。俺はかつてないほど強い執念に取り憑かれた。戦線復帰を決意し、すぐWWE世界王者となった。

レインズよ、お前が祭典で負けるのは目に見えている。すでに致命的なミスを犯しているからな。4ヶ月前、お前は俺の執念を蘇らせてしまった。俺は執念でお前の夢を打ち砕く。

今度の祭典で注目すべきはWWE世界王座戦よ、とステフも吠える。ハシゴ戦でもセル戦でも、他のどの試合でもない。私の夫がリングに上がるのよ。

ステフが話してる途中でレインズ登場。リングインしての乱闘はレインズ優勢。HHHは場外に退避し、ステフがレインズの前に立って夫への追撃を防ぐ。

HHH、何かを企む

バックステージを早足で歩くHHHとステフ。「何か手を打たねばならんな」とHHHがステフに呟く。

コフィ vs デル・リオ

コフィ・キングストン ○ (フォール) ● アルベルト・デル・リオ
※丸め込み。

試合後、ステージ上にジョナサン・コーチマン(以前WWEで解説者だった)が登場。

#TheCoach announced @ESPN will be #WrestleMania THIS Sunday! …and that he loves #BootyOs #Raw

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

僕はニュー・デイの大ファンだ。全米で人気ナンバーワンを誇る僕の番組「スポーツセンター」は今度の日曜に祭典の会場から生放送するよ。

また攻守切り替わる

レインズにルネがインタビュー。ルネが質問しようとした時、レインズの背後でババ・レイが挑発。それに乗って近付くとディーボンも登場。二人を相手に乱闘を始めるレインズ。その背後からHHHが襲撃し、3人でレインズを暴行。レインズの顔面を何度も殴打したHHH、このベルトは絶対に渡さん、と威嚇。

何しに出てきたんだ(笑)

#PaulHeyman summoned his beast #BrockLesnar one last time before #WrestleMania this Sunday! #WWE

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

レスナーとヘイマンが登場。祭典が6日後に迫ったことを諸君にあらためて知らせるために来た、とヘイマン。レスナーは今が全盛期。他の誰も勝てはしない。別格と言ってもいい。そんな当たり前の真理に逆らおうとする者はいつの世にもいるものだ。ただの間抜けか、夢想家か、バカか、狂ってるか、大バカものだ。狂犬は猛獣に挑むが、互角に渡り合えると思い込んでいるようだ。レスナーはテイカーの無敗記録を止めた征服者だぞ。

アンブローズは見所のある男だ。レスナーと違って私はアンブローズに一目置いている。彼は皆が思うよりも利口だ。反則なしのストリート戦で凶器使い放題の試合形式にした。しかし、よく考えろ。相手はレスナーだぞ。祭典でレスナーは名場面を作るだろう。2年前にも同じことを言ったが今夜も宣言しよう。これは予想ではない。まぎれもない事実だ。祭典でレスナーは勝利し、祭典後も団体の頂点に君臨し続ける。

ここでアンブローズがワゴンボックスを引きずりながら登場。実況席の前で止まり、リング下から有刺鉄線バットやチェーンソー、そしてバールや消化器など様々な「凶器」を次々と取り出して黙々とワゴンに詰め込むアンブローズ。それをリング上から失笑しつつ見守るレスナー。最後には鉄階段までをもワゴンに乗せ、見つめるレスナーを完全無視して退場するアンブローズ。何の絡みもなし。

ジグラー&ゼイン&シン・カラ vs オーエンズ&ミズ&スターダスト

終盤、オーエンズが味方にタッチしようとするが、パートナーのミズとスターダストが拒否(=前回のお返し)して退場。

サミ・ゼイン ○ (フォール) ● ケビン・オーエンズ
※ヘルーバ・キック。

恒例の「収拾つかないエンディング」

再び権力者夫妻が登場。6日後に新たな王者が誕生するなんて信じても無駄よ、とステフ。それは実現不可能な夢物語。私たちの権力は絶対に揺るがない。

これは遊びではないんだ、とHHH。巨万の富が懸かった人生の大勝負だ。モラルを振りかざして非難したいのなら好きにしろ。

話してる途中で再びレインズ登場。今度は自らリングを降りて先制攻撃を仕掛けるHHH。レインズの手術した鼻を集中して攻撃し優位に立つ。レインズが逆襲を始めたところでステフが合図をし、ヒール軍団が大挙押し寄せてレインズを引き離し、そこにHHHが飛び込んでいく。今度はベビーフェイス軍団が押し寄せてHHHを引き離す。

レインズに襲いかかろうとしたがヒール軍団にリングサイドで止められるHHH。そこへリング内からダイブで突撃し、全員をなぎ倒すレインズ。HHHは這いながらステージまで逃げる。ステージ上でベルトを掲げるHHHと、リング上でそれを睨むレインズ。

スポンサーリンク

WWE HOLIC
SNSで当サイトの記事更新情報を配信しています。 プロフィール】【Facebook
ページ上部へ戻る