RAW #1222:ジェリコ、大切なリストを誰かに盗まれて戦意喪失

(更新日:2016年11月4日)

会場:ミネソタ州ミネアポリス

そこまで大切なものだったとは…

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ジェリコが単独でリングに登場。オーエンズの姿は無し。

困ったことが起きた、と神妙な表情で語り始めるジェリコ。今夜予定されていたトリプルスレット戦は取り止めだ。大問題が起きた。誰かが俺のリストを盗んだんだ

俺はリストを取り戻すまで試合もしないし、ここに留まる。会社の奴らが何を言っても聞かん。盗んだ奴は名乗り出ろ。

ここでオーエンズ登場。まさかとは思うが、盗んだのはお前か? と確認するジェリコ。

そんなわけないだろ、と否定するオーエンズ。正直リストなんてどうでもいい。でもあんたには大切なものなんだよな。一緒にリストを捜してやるよ。ただし、今夜ロリンズを倒した後にだ。リストのことはひとまず忘れて試合のことだけを考えてくれ。

リストが見つかるまで試合はしない、とジェリコ引かず。リストは俺の私有財産であり精神的財産。表沙汰にできない秘密が書かれてある。

ここでステファニー登場。リング上で驚く2人に「私は犯人じゃないわよ」と告げ、でも責任者として今夜中にリストを見つけると約束するわ、と宣言。ジェリコのリストが発見されるまで会場は封鎖する。だからそれまではメインのトリプルスレット戦に集中しなさい。

勝手なことを言うな、と憤るジェリコ。リストが見つかるまで試合はしない。俺は誰の指図も受けない。

ここでロリンズも登場。背中に何かを隠し持ってるのを見たジェリコが叫ぶ。見つけたぞ! 盗んだのはあいつだ!

ああ、これのことか、とリストを掲げるロリンズ。みんな、リストが見つかったぞ!

そのリストを今すぐ私に渡しなさい、と命令するステフ。まあ待て、とロリンズ。ちょうどいいからリストにある名前をここで読み上げてやる。エンツォにセス、ボン・ジョヴィ、それから最後のほうに興味深い名前が解説付きで書かれてるぞ。「俺の親友にセル戦を闘うよう命令したバカタレのステファニー」だってよ。

ジェリコを睨むステフ。ウソをついても無駄だ、と笑うオーエンズ。今夜の試合が不利だから子供みたいにリストを盗んだんだろ。さっさとリストを返してやれ。

オーエンズ、お前の名前も書いてあるぞ、とロリンズ。「俺の元親友、ケビン・オーエンズ」ってな。

やり過ぎだぞ、とジェリコ。オーエンズの名前を書くはずがない。誰よりも誠実で信頼できる親友だからな。そこに書かれてるのはお前やフォーリーや会場に来てるバカなファンだけだ。もう一度言うぞ、今すぐリストを俺に返せ!

俺はナイスガイだからリストは返すよ、とロリンズ。ただしオーエンズについて書き直したほうがいいな。奴はセル戦の経験がない。俺は経験があるし勝利もしている。セル戦に敗れてバラバラになったオーエンズの部位をリストに書いておけ。日曜のPPVでお前を沈め、ステフもHHHも知るだろう。誰も俺を止められない。お前の王者時代をぶち壊してやる。

さあジェリコ、リストが欲しいなら取りに来いよ。そう告げてからバックステージに去るロリンズ。それを追いかけるジェリコ。

ロリンズ、あっさり白状

バックステージを歩くロリンズにステフが近付く。ジェリコがリストを捜してるけど、どこにやったの?

自分の名前が載ってるか調べたいのか? とロリンズ。

名前が載ってるかなんてどうでもいい、とステフ。それよりRAWの運営が大事。メイン戦はファンも楽しみにしてるのに、ジェリコはリストがないとメイン戦に出ないと言ってる。

あんたが大事なのは俺でもファンでもなく自分自身だろ、とロリンズ。今夜のメイン戦で俺を潰すつもりだったんだろ。あんたの嫌がらせには屈しない。それからリストなら控室に置いてきた。

エンツォ vs アンダーソン

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エンツォ・アモーレ ○ (フォール) ● カール・アンダーソン
※キャスの蹴り。

ニュー・デイ vs セザーロ&シェイマス

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シェイマス ○ (フォール) ● ビッグ・E
※ブローグ・キック。

ステフ、厳しい

バックステージでリストを捜し回るジェリコにステファニーが近付く。控室にもリストはなかったぞ、とステフに告げるジェリコ。

ロリンズはトリプルスレット戦を阻止するためにあなたを利用してるのよ、とステフ。私はRAWの責任者。次の日曜には3つのセル戦が控えてるし、「サバイバー・シリーズ」では兄シェインのスマックダウンと争うのよ。わがまま言ってないで集中しなさい。リストがなくてもメイン戦には出場してもらうわよ。

これだけは譲れない、と拒否するジェリコ。リストが見つかるまで試合には出ない。

あら、そうなのね、とステフ。責任者である私の指示に従うつもりがないなら、それなりの処置を考えるしかない。出場しないなら謹慎処分よ。

リスト、遂に発見

荷物をまとめて会場を去ろうとするジェリコにスタッフの1人が「あそこでリストを見ました」と告げる。

スタッフに礼を言ってその場所に急行したジェリコ。しかしそこにはリストを持ってジーっと眺めている巨漢のストローマン。

おい、リストを返せ、とストローマンに告げるジェリコ。「お願いします」と言え、とすごむストローマン。「お願いだからリストを返してくれませんか」と丁寧に言い直すジェリコ。「ゼインが入ってねえな」と言ってからリストをジェリコに渡して去るストローマン。

4ページ目に書いてるよ、と去りゆくストローマンに言った後、姿が消えたのを確認して「お前もリスト入りだ!」とストローマンの名を書くジェリコ。

これじゃあただの「老兵の発狂」じゃないか

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PPVで行われるRAW女子王座戦の調印式。GMフォーリーに呼び込まれて挑戦者のシャーロットと王者サーシャが登場。

君たちは優れたアスリートに男女の差がないことを証明した、とフォーリー。女子がセル戦をするのは野蛮だと言う人もいる。新時代のWWEは女子も挑むのだ。この書類にサインしたらもう後戻りはできないぞ。

王座を取り戻すにはどこにサインすればいいのかしら? とシャーロット。ベルトは女王にこそふさわしい。フォーリー、書類を出しなさい。聞こえた? 耳がないから聞こえないの? さっさと書類を渡しなさい。

聞こえてるよ、とシャーロットを睨むフォーリー。この際だから2人に言っておく。君たちはセル戦を分かってない。

私は過去のセル戦を全て見たわ、とサーシャ。セル戦がどんなものか学んだし理解もしてる。

言葉を返すようだが君は何一つ理解できてない、と怒鳴るフォーリー。あれはただの檻ではないんだぞ。生きて活動する鋼鉄製の化け物だが、魂などなく慈悲の心も持たない。対戦者は呪われて夜も眠れない。対戦するのは相手だけじゃない、セル自体も敵になるのだ。

フォーリーもサーシャもよく聞きなさい、とシャーロット。私は全てを成し遂げてきた。そのベルトを最初に獲った女でもある。ベルトは取り返す。そのベルトは私が王者でいる時にしか輝かない。

WWEに女王などいないわ、と返答するサーシャ。あんたが史上初の女子王者なら私は史上最高の女子王者になってやる。セル戦でボロボロになるのは覚悟してる。この身がどうなろうと王座は死守する。

か弱い女子王者ね、と笑うシャーロット。あんたは今年何回負傷して欠場したの? 3回よ。

それでも私は王座を守る、とサーシャ。全力を出し切って本物の実力を思い知らせてやる。セルなど怖くない。

2人とも覚悟はいいのか、と吠えるフォーリー。君たちも将来俺と同じ運命を辿るかもしれん。俺はかつて心を閉ざしていた。今でも普通に歩くことは出来ん。みんなが俺を哀れみの目で見る。股関節を損傷してしまったせいで骨同士が直接ぶつかってる。痛くてまともに歩けない。曲がった背骨を治す薬もない。俺は自分で判断して報いを受けた。あの檻が俺にそうさせたんだ。

シャーロット、俺は1991年に君に初めて会った。親父さんとはいろいろあったが、君のことでは意見が一致していた。将来性があるってな。サーシャ、俺の子供たちはエディのサインが入った写真を君に贈った。君のエディに対する思いを知ってるからだ。遺志が受け継がれてエディも喜んでるだろう。

君たちと女子革命のおかげで俺はWWEへの愛を再確認できた。サインする前に2人とも俺の目を見ろ。覚悟を示せ。そして歴史を作るためセル戦に臨んでくれ。

フォーリーの目を見てからサインし、「ボストンで会いましょう」とサーシャに告げるシャーロット。同じくフォーリーの目を見てからサインしたサーシャは、シャーロットを睨んで「地獄で会いましょう」と告げる。

檻には臆せず

オーエンズにインタビュー。

リストのことでジェリコとモメていましたが、との問いに「俺たちの友情を疑ってるのか。何も問題ない。今夜はジェリコと2人でロリンズを潰す」

「ロリンズはボロボロの状態でセル戦に臨む。俺にはセル戦の経験がないから不利だとロリンズは思ってるようだが、初めてセル戦を見てから20年、この時を待っていた。あのイカれた試合形式は俺の好みだ。今度のセル戦を見た子供たちはセル戦に憧れなど抱かないようになる。今後20年語り継がれる修羅場になるぞ。地獄でから生還するのは俺だけだ」

ゼイン vs ストローマン

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ゼインの入場後、マイクを掴んだストローマンがフォーリーに向かって抗議。俺は骨のある奴を望んだが、ここに骨のある奴は見当たらない。

ゼインが殴りかかって乱闘に発展するが、そのゼインを場外の防護壁に叩きつけたストローマンはさっさと退場。

地元ファンへの単なる顔見せ

ヘイマンを伴ってレスナーが久々の登場。

ゴールドバーグとの現状について語らせてもらおう、とヘイマン。奴はレスナーと闘えば厳しい現実を知る。世界中のファンから声援を受けたとしても昔の栄華を取り戻すことは出来ない。世界中のファンはレスナーに乗り換えた方がいい。

ここはレスナーの故郷だというのに、それでもゴールドバーグの名前を叫んでいる者に忠告しておく。今すぐチャントを辞めないと後悔するぞ。「スープレックス祭り」と「ゴールドバーグ」のチャントが半々になってる観客。

急に「ゴールドバーグ最低!」チャントが響き始め、おもわず笑ってしまうレスナー。

先週の口論がウソみたい

バックステージを歩くジェリコがオーエンズを見つけ、笑顔で近付く。

リストが見つかったらしいな、と喜ぶオーエンズ。これで共闘できるな。一緒にロリンズを叩き潰そうぜ。

その話だが、とジェリコ。お前は「ユニバーサル王座が全てだ」と言ってたな。でも友情も大切だろ。お前はリストに載ってない。ロリンズの話はデタラメだ。

分かってるよ、とオーエンズ。当然だろ、俺たちは親友じゃないか。

その通りだ、とジェリコ。今夜の試合で何が起きようと友情は変わらない。去っていくジェリコの後ろ姿を見ながら「ん?」と顔をしかめるオーエンズ。

トリプルスレット戦 ロリンズ vs オーエンズ vs ジェリコ

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セス・ロリンズ ○ (同時フォール) ● ケビン・オーエンズ&クリス・ジェリコ
※ダブルのブレーンバスターを切り返し。
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