RAW #1249:最も小柄なアレクサ、RAWの中心で最も大きな態度の立ち回り

(更新日:2017年5月12日)

会場:カリフォルニア州サクラメント

アレクサ、WWEの女神となる

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オープニングはRAW女子選手全員がリングに勢揃いし、前夜のPPV「ペイバック」で新王者となったアレクサを迎える。一人だけ気落ちした表情の前王者ベイリー。

今夜は集まってくれてありがとう、と選手たちにお礼を言うアレクサ。GMの指示に従っただけなんだろうけど、とにかく嬉しいわ。

これまで多くの女子スターが「女王」を名乗ってきたけど、女王は死んだ。今からRAWの女子部門はアレクサ・ブリスの時代になる。WWEの女神が誕生したのよ。

昨夜、史上初めて元SD女子王者がRAW女子王者になった。今夜は戴冠式よ。正式な戴冠式には女子部門の友人を呼ばないとね。特に感謝してる人にお礼を言わせて欲しい。

まずミッキー。小さい頃から憧れてたわ。今もあなたに勇気をもらってる。あなたの偉大さを知ってるからこそSMACKDOWNで復活させたしRAWにも連れてきた。あなたと同年代のメイ・ヤングやファビュラス・ムーアは亡くなってしまったけど(実際はミッキーより遥かに年上)、あなたはまだ現役だし、今も私の英雄よ。感謝してるわ。

次に感謝したいのはサーシャ。RAWで3度も女子王座を獲るなんて尊敬するわ。私のことを知らないと言ってたけど、名前は忘れていいわよ。女子王者として覚えておいてね。あるいは「あなたを倒して王座戦に出場した女」はどうかしら?(怒ったサーシャがアレクサに詰め寄り、後退したアレクサがナイアにぶつかる)

えーっと、私たち仲間よね、と上から見下ろすナイアに語るアレクサ。あなたは最高。天性の才能があるもの。みんなが嫉妬するのも当然ね。タッグ戦ではよろしくね。

リング中央に置かれた台座に立つアレクサ。何ていい気分なの! 世界の頂点って感じ。あ、まあ何てこと、すっかり忘れてたわ、と台座の上からベイリーの存在にわざとらしく気付くアレクサ。

前女子王者ベイリーの紹介を忘れてたわ。あなたがいなかったら私は王者になれなかった。

実は昨夜ショックを受けたのよ。あなたのパパだけでなく親戚一同が最前列で試合を観戦してたわね。あなたのTシャツを着て、サイドでポニーテールを結んで、バルーンを持って応援する姿に感動したわ。でも、ある光景を見て一瞬動揺したの。あなたは見てなかったけど、レフェリーが私の手を挙げて勝利を告げた時、ふと最前列を見たらあなたの甥っ子たちの顔が見えた。泣いてたわ。みんな号泣してた。

歴史的な勝利をあげたのに罪悪感が頭をよぎったわ。でも乗り切った。ベイリーならどうするのか考えた。あなたはいつもポジティブに考えるわよね。だから私は、あなたの親戚や甥っ子たちにとって真のヒーローになればいいんだわって考えた。

忍耐の限界を超えたベイリーが台座をひっくり返し、アレクサ吹っ飛ぶ。ベイリーがアレクサに襲いかかったのを機に全員の乱闘発生。

8人タッグ戦 ベイリー&サーシャ&ミッキー&デイナ vs アレクサ&ナイア&エマ&アリシア

アレクサ・ブリス ○ (フォール) ● ベイリー
※目潰しからのDDT アレクサがベイリーを。

アンブローズ、自分のペースに持って行く

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ロリンズがリングに登場してマイクアピール。

気分がいいぜ。こんな爽快なのは久々だ。昨夜は少しばかりジョーにやられちまったが、いい気分だ。この半年間は浮き沈みが激しかった。でもそれが人生だ。

どん底の時は逃げ出したくなったがそうはいかない。立ち上がって闘い続ける。人生の過酷な部分も受け入れるんだ。自分が何者で、何者になりたいのか。その2つが一致しないのなら行動を起こせ。俺は自分を再発見した。今も俺は超絶スターだってことをな。

この1ヶ月で全て元に戻したぜ。レッスルマニアで王者の中の王者を倒し、昨夜はジョーに借りを返した。俺がすべきことはあと1つだけになった。猛獣をぶっ潰す。レスナーからユニバーサル王座を奪ってやるぜ。スープレックス・シティなど恐れてない。

ここでベイラー登場。俺たちには共通点があるよな。正直に言えばお前を尊敬している。レッスルマニアでは片脚だけで闘って勝利した。だが俺は、片腕だけで初代ユニバーサル王者になった男だ。試合中に腕が動かなくなったが、それでもお前を倒したことは覚えているよな。実際には王座を獲られたわけでもないし、お前に恨みはない。だがレスナー戦に関して言えば、俺が先だ。

続いてアンブローズも登場。レスナーのことは知ってるぜ。奴は気が向いた時しか現れん。対戦するのは難しい。RAWには闘う王者が必要だ。俺はいつでも準備万端だぜ。知らねえうちに発作的に闘ってる。王座が欲しいなら、ここにIC王座があるぜ。こいつはRAWで最高の栄冠なんだ。俺も暴れたくてたまらねえ。

さらにミズ&マリースも登場。王座戦の話をしてるようだな。そいつらは権利を勝ち取っていない。アンブローズは王者として恥ずかしくはないのか。その王座にふさわしいのは俺だ。俺がIC王座の価値を高めたんだ。俺が王者の時は防衛戦に明け暮れていた。でもアンブローズは昨夜のPPVに出場さえしてない。ロリンズは昔こそ団体のスターだったが今は片脚でヨタつく役立たず。俺はリングに立てば相手を叩きのめす。だからこそスターたちに嫌われているんだ。なぜなら俺はWWE最大の脅威であり…(「黙れ!」と他の3人からツッコまれる)

中傷合戦になったな、とアンブローズ。俺が丸く収めてやる。明らかなことは2つ。まず俺は誰の挑戦でも受ける。次に全員がミズを嫌ってる。なあみんな、ベイラーにミズを倒してもらうってのはどうだ?(観客は大歓声) それともロリンズがミズをぶっ潰すか?(観客は大歓声) よし分かった、俺がうまく手を打とう。

スマートフォンを取り出し誰かに電話するアンブローズ。カートか? アンブローズだ。フォーリーに番号を教えてもらったんだ。(あれこれ口パクで話すフリ)

OK、アングルは試合を許可したぞ、とアンブローズ。ミズが闘う相手はロリンズとベイラー。つまりIC王座の挑戦権を賭けてトリプルスレット戦だ。ホントにホントだ。

セザーロ&シェイマスがヒール転向した理由

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セザーロ&シェイマスがリングに登場。昨夜のPPVで試合後にハーディー・ボーイズを襲撃したことについて説明。

やっと解放されてスッキリしたぜ、と笑顔のシェイマス。この数ヶ月はイカれた妄想に取り憑かれてた。率直に言うが、お前らファンが大嫌いだ。お前らはずっと俺を毛嫌いしやがってムカついてたんだ。でもな、このセザーロは信念を持ってたんだ。お前らの応援があれば俺たちは最高のチームになれるってな。俺はセザーロを信じた。レッスルマニアまではな。

俺らはレッスルマニアでタッグ王者に返り咲くはずだった。ところがハーディー・ボーイズが飛び入り参加して俺らの栄光を盗んだ。

今度はセザーロが語り始める。気持ちは分かるよ。みんな懐かしい人物を見て夢中になったんだろう。新人が現れる度に興味をひかれるのと同じだ。過去や未来にばかり目を向けるが、今目の前にいる者を全然評価していない。昨夜俺たちは証明してやった。ハーディーズは単なる客寄せパンダだ。俺たちのリングに来るべきじゃない。

ここは奴らが昔にいたWWEじゃないぜ、とシェイマス。ここは俺たちが支配するWWEだ。必ずタッグ王座を取り返す。俺たちが最高水準だ。

ここでハーディー・ボーイズが登場。昨夜の試合が終わって不意打ちを喰らいダメージを負ったぜ、とマット。お前らに礼をしなきゃならねえ。

リングに突進するハーディーズ。しかしセザーロ&シェイマスはリング下に逃亡。

GMアングルに自己紹介

GMアングルが登場し、レインズとストローマンの今後について言及。

昨夜の両者の試合は例のない激しさだった。そのために様々な影響が出ている。レインズは再び肋骨と内臓を損傷し、ストローマンは肩の腱板を断裂した。

2人と話をして1つだけハッキリした。決着はついていないということだ。この状況を収拾せねばならん。重役たちと解決策を話し合った結果…

話の途中でワイアット登場。失礼させてもらう。これまで正式に自己紹介をしてなかった。俺の名はブレイ・ワイアットだ。手を差し伸べるワイアット。握手に応じるアングル。

あんたは不安に思ってる。だが心配無用だ。あんたを傷付けるつもりはない。今夜の目的は破壊ではない。今のところはな。あんたを救いに来た。昨夜オートンは俺の手で完全に葬り去られた。奴は恐怖の館で永遠に囚われの身となった。犯した罪で業火に焼かれ、俺は奴の灰でRAWに新たな絵を描くのだ。

俺は生まれ変わった。自ら作り上げた地獄を這い出て天使となった。焼けた翼を持つ天使だ。俺は救いを求める声を聞く。お前らを癒してやろう。この世にいる悪魔があんたを毒している。俺はあんたを癒やすパワーがある。あんたには俺が必要だ、ミスター・アングル。俺が使命を全うするのをあんたは許可するか? 俺と共に歩むか、それとも俺の行く手を阻むか。

何をする気か知らんが覚えておけ、とアングル。これは俺の番組だ。

アハハハ、と爆笑するワイアット。確かにあんたの番組だ、しかし忘れるな。この世界は俺のものだということをな。

エイリース vs TJP

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オースティン・エイリース ○ (タップ) ● TJP
※ラスト・チャンスリー。

アンブローズのインタビュー:ミズ編

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バックステージでミズにチャーリーがインタビュー。

挑戦者決定戦を闘う相手2人との対戦経験が乏しいことについて「ベイラーはロリンズのせいで8ヶ月もの欠場に追い込まれユニバーサル王座を返上した。きっとロリンズを恨んでる。俺の準備は常に万端。それが主演映画の撮影だろうと挑戦権を争う試合だろうとな。肝心なのは手法だ」

視線をチャーリーに向けるミズ。しかしインタビュアーはアンブローズに変わっていた。

手法か、それは驚いた、とアンブローズ。試合中にヘアジェルが目に入るだろ? ヘアバンドとかするのか?

ミズ、無視して去る。

アンブローズのインタビュー:ロリンズ編

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控室で準備しているロリンズの背後からアンブローズが忍び寄る。今夜の試合について話せ。

何のマネだ、とロリンズ。インタビューだ、とアンブローズ。カメラがあればインタビューだろうが。俺は聞き上手だ。WWEネットワークで番組を持とうかな。「ダーティー・デイリー・ディーン・アンブローズ」とかさ。

それは番組名か? とロリンズ。「トゥデイ・ショー」がいいか? とアンブローズ(その番組名はもう使われてる、とロリンズ)「デイリー・ショー」は?(それも既にある、とロリンズ)

それより今夜のトリプルスレット戦に勝って、この俺からIC王座を奪えると思ってるか? とアンブローズやっと質問。

今夜のトリプルスレットを楽観視してはいないが、お前のことは前にも倒したし俺の勝算は高い、王座はもらう、とロリンズ。

俺は王座を守るためならどんなことだってするぜ、とアンブローズ。今夜お前が勝ったら楽しみが増える。王座戦で叩きのめせるからな。

お前はリングで度肝を抜かれることになるぜ、とロリンズ。

それはもう経験したよ、とアンブローズ。2度目はあり得ない。

アンブローズのインタビュー:ベイラー編

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バックステージを歩くベイラーにもインタビューするアンブローズ。もうすぐトリプルスレット戦だが、IC王座戦のかかった復帰後初めての大一番だ。緊張してるか?

緊張だと? とベイラー。俺は緊張を糧に勝利を生む。トリプルスレット戦もIC王座戦も勝つのは俺だ。

それなら俺の言うことは1つしかない、とドーナツを取り出すアンブローズ。炭水化物を取れ。血管が浮き出てる。絞りすぎだ。

ドーナツを一口かじってアンブローズに返し、リングへと向かうベイラー。頑張れよ、と声をかけてからドーナツをかじり出すアンブローズの背後から謎のギター弾き語り男(イライアス・サムソン)が出没。ギターを弾きながら無言のまま歩き去る。

IC王座挑戦者決定トリプルスレット戦 ベイラー vs ロリンズ vs ミズ

終盤、攻勢だったロリンズをジョーが襲撃。場外で裏投げを決めてロリンズをダウンさせる。

さらにはベイラーがフィニッシャーを狙ったところで場内暗転し、ワイアットが出現。ベイラーにシスター・アビゲイルを喰らわせて闇に消える。

ザ・ミズ ○ (フォール) ● フィン・ベイラー
※ワイアットのシスター・アビゲイル。ミズが王座挑戦権を獲得。

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