PPV ロイヤルランブル 2015

(更新日:2015年2月8日)

会場 ペンシルベニア州フィラデルフィア

ニュー・エイジ・アウトローズvsアセンション

昨年のロイヤルランブルで6度目の王座を獲得したニュー・エイジ・アウトローズ。1年前はヒールだったが今年は絶対的ベビーフェイスとして入場。試合前の定番アピールに会場も一体となって盛り上がる。

コナー ○ (フォール) ● ビリー・ガン
※フォール・オブ・マン。

バックステージ

前回RAWでスティングが会場に忍び込んだ件について話し合うHHHとステファニー。ここはWCWではない、祖父と父が作り上げた「私の」団体、WWEよ。「我々の」だ、今夜スティングが現れたら叩き潰してやる、とHHH。

咳払いしながらヘイマン登場。ECWの地・フィラデルフィアで開催のため観客はヘイマンに大歓声。お困りのようなら援助しよう。解決策があるぞ。シナが王者時代に君たちが困ってた時は、ブロック・レスナーという解決策があっただろ。今夜の三つ巴戦も解決策はレスナー。そしてスティングに対しても解決策はレスナーだ。

WWEタッグ王座戦 ウーソズvsミズ&ミズドウ

今日も大歓声を集めるミズドウ、ミズがやられた際に真似をして場外に吹っ飛び、大歓声を浴びてとても嬉しそう。そんなミズドウに意地でもタッチしないミズ。

ジミー・ウーソ ○ (フォール) ● ザ・ミズ
※スプラッシュ。ウーソズは王座防衛に成功。

バックステージ

携帯ゲームで遊んでいるJ&Jセキュリティー。ロリンズが見つけ、遊んでる場合か!と怒る。息抜きを…と言い訳する護衛に、試合前なんだぞ、しかも相手はシナとレスナーだ。集中しろ、どんな労力も惜しむな。WWEの未来と呼ばれるのはもう飽きた。今夜から俺は「WWEの現在」になる。

ブリー姉妹vsペイジ&ナタリヤ

延々と攻撃されるナタリヤ。タッチできずストレスが溜まるペイジ。ようやくナタリヤが反撃し、タッチしようとするが、ペイジはブリーにエプロンから落とされ不在。

ニッキー・ベラ ○ (フォール) ● ナタリヤ
※エルボー。

三つ巴戦&ノーDQ戦 WWE世界王座戦 レスナーvsシナvsロリンズ

序盤、早くもシナに投げっぱなしジャーマンを連発するレスナー。場外に退避してたロリンズが隙を見てリングイン。J&Jセキュリティーの2人が介入するも、レスナーは護衛2人をまとめてジャーマン。さらにロリンズとシナを交互にジャーマンで投げ捨て無双状態。

ロリンズ反撃し、一時的に共闘したシナとロリンズがダブル・ブレーンバスターでレスナーを投げ捨てる。シナがレスナーにAA。そのシナを場外に放り捨ててフォールに行くロリンズ。しかしレスナー、カウント1で返しロリンズ唖然。実況席は「AAを1で返した、ダメージはないのか」と驚く。

シナがレスナーにラリアット3連発。フラフラのレスナーにロリンズがスワンダイブ式ボディーアタック。しかし空中で捕獲したレスナーがF5。シナをジャーマンでダウンさせた後、場外に出て実況席のモニターを次々と破壊。シナを場外に引きずり下ろそうとするが、隙を見たシナがAAを3連発。立てないレスナーにロリンズがカーブストンプ。これはシナがカット。

場外で回復後、なんとか立ち上がったレスナーにシナが突進。共に防護壁を突き破りダウン。立ち上がったレスナーを鉄階段にぶつけ、さらに鉄階段を顔面に叩きつけるシナ。実況席の上でダウンしてるレスナーにコーナー最上段からロリンズがテーブル破壊ダイブ。ECWも真っ青の無鉄砲な攻撃に観客は絶叫。

場外で完全にダウンしたレスナーに医師2名が負傷状態をチェックするが、レスナー反応せず。リング内はシナとロリンズの攻防。カーブストンプをかわしたシナがロリンズにSTF。護衛2名が介入してシナに暴行。場外ではレスナーを搬送するためストレッチャーが持ち込まれる。

護衛2名の助けを借りてシナにトリプル・パワーボム。ここでレスナーが立ち上がれない事に気付いたロリンズ。ニヤリと笑ってマネー権のケースで殴打しようとするが、シナがかわしてロリンズを場外へ。護衛2名をまとめてAA、さらに戻ってきたロリンズにもAA。ロリンズはギリギリで返した後、反撃の延髄斬りからカーブストンプ。これはシナがギリギリで返す。

ロリンズがコーナー最上段から1回転のスプラッシュ技を見せた直後、それまで全く動かなかったレスナーがリング内に突進。ロリンズとシナをジャーマンで投げ捨てる。さらにロリンズへのジャーマンを狙うが、着地したロリンズがケースでレスナーを2発殴り、さらにケース上でのカーブストンプを狙う。しかし読んでいたレスナーはすぐ立ち上がってロリンズを捕獲。

ブロック・レスナー ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※F5。

勝者レスナーもフラフラ。ロリンズの実況席ダイブで肋骨を折ったのではないかと実況席。大健闘のロリンズ、なんとか立ち上がった際に観客から拍手と若干の歓声。

ロイヤルランブル戦

【入場】1:ミズ、2:トゥルース、3:ババ・レイ・ダッドリー
3人目で早くもサプライズ。ダッドリー・ブラザーズの1人、ババ・レイが10年ぶりにWWE復帰。場内はECWコールで大歓声。ダウンしたミズの両足を広げ、その股間にトゥルースをダイブさせるという定番ムーブ。さらにトゥルースとフィニッシャーの合体技「3D」をミズに喰らわせる。ミズ敗退。

【入場】4:ハーパー
ハーパーの入場前にトゥルース敗退。ババ・レイとハーパーの一騎打ち。

【入場】5:ワイアット
元ファミリーの2人が共闘してババ・レイを攻撃。場内からはババ・レイの相棒ディーボンを出せとコール。しかしババ・レイ敗退。

【入場】6:アクセル
入場しようとしたアクセルを背後からローワンが襲撃。出場権を持たないローワンがリングインし、非公式ながら元ファミリーの3人が再集結。そのまま3人で闘い始める。ローワンがハーパーを落とそうとする背後からワイアットが襲い、二人まとめて落とす。ハーパー敗退。時間が余り、ワイアットがアピールで時間を潰す。

【入場】7:ブギーマン
怪奇派ワイアットにもヒケを取らない怪奇派ブギーマンが久々の登場。かつてブギーマンからミミズまみれにされた悪夢の経験を持つJBLは苦笑い。入場して不気味に睨み合うが、ラリアットを喰らってすぐ落とされ、ブギーマン敗退。ワイアット1人で時間が余りまくり。

【入場】8:シン・カラ
シスター・アビゲイルの後、シン・カラを放り出して敗退させる。時間が余りまくる。あまりにヒマで遂にマイクを持ったワイアット、今年は俺の年だ!とすごく普通のコメントを叫んだ後、歌い始めてしまう。

【入場】9:ライダー
数ヶ月前に肩を負傷して手術したライダーが復帰。しかしワイアットに勝てると思ってない観客は静まる。ブロスキー・ブートまでは良かったが、すぐワイアットに落とされる。またまた時間が余る。時間配分を考えろやー!早く次を出せ、とワイアットもアピール。

【入場】10:ブライアン
退屈し始めた観客がようやく大歓声。対角線キックの4連発で場内を沸かせる。

【入場】11:ファンダンゴ、12:キッド、13:スターダスト
キッドがブライアンに投げられ敗退。

【入場】14:ダイヤモンド・ダラス・ペイジ(DDP)
いきなりスターダストに攻撃されるが、逆襲のダイヤモンド・カッター。ファンダンゴ、ワイアットにもダイヤモンド・カッターを放って大暴れ。

【入場】15:ルセフ
ルセフにもダイヤモンド・カッターを狙うDDP。しかしキックで迎撃され場外に落ち、DDP敗退。ルセフは間髪入れずファンダンゴも排除。リング中央で睨み合うワイアットとルセフ。珍しい光景だが、その二人にブライアンがミサイルキック。反撃したルセフがブライアンを場外へ放るも、エプロンでなんとか踏ん張る。しかしワイアットが体当たりして落下。ブライアン敗退で場内大ブーイング。ワイアットは6人目の排除。

【入場】16:ゴールダスト
ワイアットをコーナーに吊るして急所蹴りを狙うゴールダスト。しかし隙をついて弟のスターダストが場外に放る。勝利のポーズを決めるスターダストだが、落ちていなかった兄が弟にビンタ。弟もやり返してリング中央で兄弟のビンタ合戦。

【入場】17:コフィ
ブライアン敗退に不満な観客のブーイングが止まらず、ブライアンのチャントも発生。この辺りから会場の空気が殺伐としてくる。

【入場】18:ローズ
いつもの通りエプロンから落下するムーブを見せようとしたローズ。しかしコフィがルセフに放り投げられ、ローズバズの上に落下。愉快にコフィを運ぶローズバズの一同と、自分がやりたかったことを取られて唖然のローズ。コフィはリングに戻され、逆にローズはルセフに落とされる。ローズ敗退。肝心な時にローズバズはいなかった。ルセフはコフィもハイキックで排除。

【入場】19:レインズ
昨年、排除人数の新記録を樹立したレインズが登場。しかし観客はゴリ押しを察知したかブーイング。よっぽどブライアン敗退がムカついたらしい。ゴールダストとスターダスト、宇宙兄弟を連続で敗退させたレインズ。しかしブーイング収まらず。

【入場】20:ビッグ・E
観客めちゃくちゃ静か。

【入場】21:ミズドウ
人気者・ミズドウの登場で観客が湧き始める。しかしリングイン直前でミズが駆け付け、お前は控え室に戻れ、俺が戦う、と告げてエプロンに立つが、レインズに突き飛ばされる。場外でダウンするミズとリングを交互に見つめるミズドウ。ミズの命令を無視し、観客の声援に意を決してリングイン。選手たちを次々と蹴散らし大暴れで大歓声。観客にアピールするミズドウを背後から捕まえたルセフが場外に放り投げ、ミズドウの栄光は一瞬にして終了。場内また激しいブーイング。敗退を悔しがるミズドウ、場外で痛がっているミズに気付き、いつもの真似するお仕事に戻るが、ミズは「お前ふざけんなよ!」と激怒。その激怒っぷりをミズドウが隣りで真似る漫才を披露。

【入場】22:スワガー、23:ライバック
飽きてきたか期待してるのか、CMパンクの名前をコールし始める観客。さすがにパンクは出ないです。

【入場】24:ケイン、25:アンブローズ
アンブローズ入場で少し盛り上がった観客。アンブローズの名前をコールして応援。

【入場】26:オニール
入場したと思ったらレインズ&アンブローズにクローズラインで落とされたオニール。早かった。最短記録更新かと思われたが、記録は4秒。

【入場】27:バレット、28:セザーロ
ルセフがビッグ・Eをドロップキックで排除。

【入場】29:ビッグ・ショー
リングイン直後、全員から集中攻撃されるが吹き飛ばす大巨人。ケインと大巨人が共闘し、ライバックを場外へ押し出して排除。ケインがスワガーを排除して通算排除人数の記録に並ぶ。

【入場】30:ジグラー
リングインしたジグラー、スーパーキック連打から大巨人&ケインを同時にDDT、さらにバレットを場外へ放り出す大活躍。しかしセザーロに捕まりスイングでブン回される。エプロンで殴り合いの末、スーパーキックでジグラーがセザーロを排除。さらにコーナー最上段からダイブするジグラー。しかし大巨人がKOパンチ。ケインと共にジグラーを場外に落とし、ケインは新記録を達成。ジグラーもいなくなったことで、ますます観客のブーイングが激しくなり始める。ワイアットもKOして排除する大巨人&ケイン。残るは大巨人、ケイン、レインズ、アンブローズの4名。

ケインがチョークスラムでアンブローズを投げ、大巨人と共に場外へ投げ捨てる。これで残り3名。結果が見えてきた観客はブーイングを続ける。

レインズを集中攻撃する大巨人&ケイン。遂に観客が「クソ試合」チャントを始める。昨年のランブル戦は復帰直後のバティスタをゴリ押ししたため、不満を訴えたCMパンクがWWEを退団する最悪の事態となった。今年もレインズ推しがバレバレで、レインズが反撃しても激しいブーイング。昨年は大声援だったレインズだが、今年は観客が味方になってくれない。

レインズを落とそうとするケインを背後から大巨人が押す。どういうことだ、とケインが怒って大巨人を突き飛ばし、仲間割れして殴り合う。互いの首を捕まえて絞め合う大巨人とケイン。その隙をついてレインズが二人をまとめて場外に押し出す。

場内は一瞬歓声が上がったものの、ブーイングが鳴り止まない。口元から血を流しつつ、勝ち残りで一人リングに立つレインズ。しかし排除された大巨人&ケインがリングに戻ってレインズを制裁。

そこへ流れたのはロックの叫び声。テーマ曲が流れ始め、ロックが登場。大爆発した歓声の中、リングインしたロックはケインにピープルズ・エルボー。大巨人には急所蹴りからレインズのスーパーマン・パンチ、ロックボトムと繋ぐ。

リング上で一人勝ち誇るレインズ。しかし場外で潜んでいたルセフがリング内に駆け込み、レインズの背後から襲撃。しかし察知してかわしたレインズがスピアー。ダウンするルセフを場外に放り捨てる。

ロマン・レインズ ○ (勝ち残り) ● ルセフ
※レインズはレッスルマニアのメイン出場権&WWE世界王座挑戦権を獲得。

歓声3割、ブーイング7割という会場の微妙な空気。

リングに入り、レインズの健闘を称えるロック。ステージ上にHHHとステファニーが現れる。なぜお前が出てきたんだ、とロックに不満な表情のHHH。ロックはレインズの手を挙げる。観客に何度もアピールするレインズ。しかしブーイングは止まない。昨年に続き今年もランブル戦は観客に支持されなかった。

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