SMACKDOWN #963:爆笑街道を突っ走るカーメラ、キャッシュイン寸前で自滅

(更新日:2018年2月7日)

まだ共闘モードの王者と挑戦者

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

PPV「ロイヤルランブル」の男子ランブル戦で優勝し、レッスルマニアでAJスタイルズの持つWWE王座に挑戦することを表明した中邑真輔。
オープニングでリングに登場した中邑をケビン・オーエンズ&サミ・ゼインの2人が邪魔する。

オーエンズと自分はタッチしていないのに、試合権利のないオーエンズが無能なレフェリーのせいで負けとみなされた、と主張するゼイン。俺たちにはもう一度WWE王座に挑戦する権利があるんだ、と続けたオーエンズは「レッスルマニアでスタイルズに挑戦するのはお前ではなく俺たちだ」と中邑に噛み付く。

AJスタイルズは勝者だよ、と中邑。そしてお前たちは負け犬だ。

絶句してしまったオーエンズ&ゼイン、気を取り直して何やら相談し、中邑にジワジワと近寄る。臨戦態勢の中邑。

ここでスタイルズ登場。好きなだけ泣いて文句を言ってろ。レッスルマニアでは俺と中邑による夢の対決が実現するんだ。なんなら今日ここでやるか? なあ真輔、夢の対決を「夢のチーム」に変えないか? スタイルズの提案に対してニヤリと笑う中邑。

オーエンズとゼイン、いったんリングを降りるが観客に野次られて戻り、エプロンに立つ。「そんなに俺たちとやりたいか? イヤだね」とゼイン。

ニヤリと笑うオーエンズ&ゼインにスタイルズ&中邑がエルボーを喰らわせてエプロンから転落させる。

味方だと信じたGMにイジメられ

控室でGMダニエル・ブライアンと対面したオーエンズ&ゼイン、スタイルズ&中邑から対決を迫られたことについて異議を唱える。

「スタイルズに試合を決める権利はないよ」と語るブライアン。安堵するオーエンズたちに対し、「試合を決めるのは俺だ、今夜はスタイルズ&中邑とタッグ戦を闘え」と命令。

「ウソだろ」「最悪だよ」と不平を述べるオーエンズたち。あのレフェリーは史上最悪の誤審を犯したんだぞ。

よく聞け、とブライアン。レフェリーの裁定は公式なものだから覆せない。単なるミスだ。レフェリーにはタッチしたように見えたんだ。仕方がない。

ミスだと? 目覚し時計のセットをミスるのとは違うんだぞ、WWE王座戦なんだぞ、とオーエンズ。人生崩壊ものの大惨事を「ミス」の一言で片付けないでくれ。シェインは俺たちをWWE王座に挑戦させない気だ。おかしいだろ。俺たちはもう一度王座に挑めるはずだ。

落ち着け、言い分は認める、となだめるブライアン。だからもう一度王座に挑むチャンスをやろう。

大喜びでブライアンに抱きつくゼイン。やっぱりこの人は分かってるよな。頼れる男だぜ。

来週のメイン戦で勝った者は次回PPV「ファストレーン」でスタイルズのWWE王座に挑戦できる。その試合に出るのは、ケビン・オーエンズ。そして対戦相手は……サミ・ゼインだ! どうだ最高だろ! 夢みたいだよな、待ちきれないぜ!

一気にテンションだだ下がりのオーエンズ&ゼイン。

来週はルセフ・デイとなるか

PPV「ロイヤルランブル」のキックオフ・ショーで「誰の挑戦でも受ける」とUS王座のオープン・チャレンジ戦を行い、モジョ・ローリーの挑戦を受けて退けたUS王者ボビー・ルード。

次の挑戦者をきめるため、この日は挑戦者決定4ウェイ戦が行われる。出場したのはジンダー・マハル、ルセフ、コフィ・キングストン、ザック・ライダーの4名。

試合はルセフがコフィにアコレードを極めてタップ勝ち。ルードへの挑戦権を獲得。

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

ウーソズ最強宣言

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

PPVにてシェルトン・ベンジャミン&チャド・ゲイブル組に勝利し、SDタッグ王座を防衛したウーソズの2人。

俺たちが他のチームと異なる点は、パートナー同士が闘いを共有していることだ。お前の闘いは俺の闘い。もっと強くなろうぜ。相手の出所なんて関係ねえ。「クラブ」だろうが「バー」だろうが、「シールド」だろうが「兄弟」だろうがな。俺たちはWWE最高のチーム。文句のある奴は覚悟しろ。

パーフェクト10の悲劇はスルーされたのか

ランブル戦であっという間に脱落してしまったバロン・コービンと、入場する前に襲撃されて出場すら出来なかったタイ・デリンジャー。両者がバックステージで口論となり、そのまま試合が組まれる。

試合はエンド・オブ・デイズでコービン勝利。

どうもヒールっぽいので勢力バランス変えておきます

PPVのタッグ王座戦に敗れたベンジャミン&ゲイブルは控室でブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ)に八つ当たり。これを受けてタッグ戦が組まれる。

試合は合体攻撃でベンジャミンがブリーズにフォール勝ち。

カーメラ、絶好のチャンスを自分で潰す

リング上でインタビューを受けたSD女子王者シャーロット・フレアーは「どんなことがあろうとレッスルマニアに女子王者として出場する」と断言。

気になることが1つだけある、とシャーロット。レッスルマニアで私と対戦するのは誰になるのか、ということ。

ここでライオット・スクワッドの3人が登場。アスカやロンダが何だって言うのさ。シャーロット、あんたは勘違い女。親父(リック・フレアー)と同じでエゴの塊。才能があるからとお高く止まって、自意識が強くオリジナル性に欠ける、あんたみたいな女を何人も見てきた。親父の真似をしてる安っぽい女。あんたの時代は終わったんだよ。レッスルマニアに出られなくしてやろうか。

言いたいことは終わったの? と聞いたシャーロットはウー!と雄叫び。ライオットたちが襲撃し、最初は優勢だったシャーロットだが数的不利でボコボコにされる。

リング中央にダウンさせたシャーロットを見ながら悠々と退場するライオット・スクワッド。ここでカーメラがマネー権のブリーフケースを持ってリング内に疾走。場内騒然。

シャーロットをツンツンと足で軽く蹴り、動きがないことを確認したカーメラはレフェリーにブリーフケースを渡してキャッシュイン(マネー権行使)を告げる。観客は大喜び。

キャッシュインとは、「マネー・イン・ザ・バンク・ラダーマッチ」に優勝してマネー権入りのブリーフケースを獲得した者(今回で言えばカーメラ)は、次のマネー・イン・ザ・バンクが開催されるまで(実質1年間)、いつでも自分の好きな時に王座保持者(今回で言えばシャーロット)に対してタイトル戦を申し込むことが出来る権利(マネー権)を行使すること。

相手が第三者に攻撃されてダウンしてる時や、長時間の試合を終えて疲れ切っている時など、王者が弱ってるタイミングでキャッシュインすることでほとんど苦労することなく新王者になれるというお得な権利。キャッシュインすれば王者になれる確率は高いが、キャッシュインは1回限り有効なので失敗して王者になれないと大恥をかく。長い歴史の中でキャッシュインして王者になれなかった者はわずかに3名しかいない。

【参考】マネー・イン・ザ・バンクの歴史と記録

レフェリーが場外のリングアナに状況を説明している背後ではシャーロットがゆっくりと起き上がり始める。「急いで! 早く!」と慌てたカーメラ、起き上がるシャーロットにドロップキックを放つ。しかしシャーロットが逃げたため背後にいたレフェリーの尻を蹴飛ばす。レフェリーは場外に転落。

「何してんのよ! 早く起きなさい! 早く! わあーー!」と金切り声で絶叫するカーメラ。レフェリーは場外で頭を抱えたまま起き上がれず。やがてリング上で立ち上がったシャーロットが怖い顔をしながらカーメラに近づき始める。

怖くなったカーメラはマネー権のブリーフケースを拾い「今日じゃない、今日じゃないのよ」と言いながら撤退。キャッシュインは未遂に終わったため、まだ行使できる。

※面白かったので動画を貼っときます。

いきなり仲が悪くなった2人

スタイルズ&中邑vsオーエンズ&ゼインのタッグ戦。翌週の直週対決をブライアンに組まれたことで関係がおかしくなってきたオーエンズとゼインは試合中に何度も口論。タッチをするにもケンカ越しになり始め、その隙をついたスタイルズが同士討ちを誘う。

スタイルズに突き飛ばされたオーエンズとぶつかってエプロンから転落したゼインは激怒。試合を放棄して控室に帰ってしまう。

1人残されたオーエンズもリングから逃げようとするがスタイルズに阻止され、最後は中邑のキンシャサを喰らってフォール負け。

控室でオーエンズが負けるのをモニター観戦していたゼインはルネ・ヤングから「オーエンズとは絶交ですか?」と問われる。

「友情が壊れたと思うのか? まさか」とゼイン。大切なのは友情よりもチャンスを掴むこと。オーエンズは元ユニバーサル王者で元US王者。俺は王座に縁がなかった。次は俺が輝く時だ。俺はオーエンズの親友ではなく、オーエンズを倒した男と呼ばれる。次回PPVではスタイルズを倒した男、そしてWWE王者と呼ばれるんだ。

スポンサーリンク

WWE HOLIC
SNSで当サイトの記事更新情報を配信しています。 プロフィール】【Facebook
ページ上部へ戻る