SMACKDOWN #848:これほど司会者が不幸なトークショーがあっただろうか
(更新日:2015年12月4日)
会場:テネシー州ノックスビル テネシー大学
トゥルースの勘違い&記憶喪失キャラが久々に炸裂
オープニングはミズTV。ゲストは王座決定トーナメント準決勝に進んだ4人。
ミズが紹介する前にオーエンズが登場。お前は慣れてないから仕方ないが、ホストである俺の紹介を待たないとダメだぞ、とクギを刺すミズ。先に断っておこう、とオーエンズ。俺はこの番組を乗っ取ることにした。名付けて「ケビン・オーエンズ・ショー」だ。次回PPVで、HHHが言うところの「エース」になるのは俺だからな。
でも次に出てくるゲストはお前の意見に反対するぞ、WWEはな……とミズが話してる途中で今度はデル・リオ&コルターが登場。冗談も大概にしろ、とコルター。メキシアメリカの尊厳のために言おう。こんな茶番に参加する気などないぞ。オーエンズとやら、お前もミズと同類だ。カナダ出身だから更に悪質だ。どうやってアメリカにたどり着いた? 忍び込んだか? スケートでミシガン湖を縦断したんだろ(移民をバカにするギミックに戻ってるじゃねえかよ)。
オーエンズ、安心したまえ、とデル・リオ。もし俺がWWEメキシアメリカン王者になったらキミの居場所を作ろう。キミみたいな奴でも十分役に立つ。プール掃除とかな。
笑えるな、と反応するオーエンズ。ところであんたが不在だった時、寂しがってた奴は誰一人いなかったぞ。
両者睨み合ったところでアンブローズ登場。また喋れなかったミズ、アンブローズに文句。おい、ここオイシイ場面だったのに邪魔しやがって。視聴率が取れたとこだぞ。
お前を助けに来たんだぞ、とアンブローズ。奴らはミズTVをバカにしてんだろ。俺は出演できて光栄だと思ってるぜ。あいつら自分勝手だよな。
ありがとう、話が分かるじゃないか、とアンブローズに感謝するミズ。俺が仕切るから座ってろ、とアンブローズに命令され、おとなしくミズ座る。
デル・リオは偉大な王者だ。口の達者なジイさんはどうでもいい。あんたはイケてるが、決勝で俺の相手になったら叩きのめしてやる。それからオーエンズ、お前の強さは表彰ものだな。だが俺の打たれ強さも相当なもんだぜ。せいぜい頑張りな。王座ベルトを持ち帰るのは俺だ。
なあなあ、もう1人忘れてないか? とミズ。彼にもきっと……と言いかけたところでレインズ登場。また話を遮られてミズ怒る。ミズTVにはルールがあるんだよ。まず俺が紹介してだな、と言いかけたところでレインズ制止。流れは分かってるよ。お前が喋って、俺たちが黙らせるんだろ? それでも話を続けるか? 拳を見せて笑うレインズ。怯えるミズ。
ここでなぜかトゥルース登場。俺は負け犬だ。苦労ばかりの惨めな人生だ。でも生きている。次回PPV、勝ち組の闘いに俺がメスを入れてやる。そしてWWE世界王座を持ち帰ってやるぜ。
「こいつ何を言ってるんだ?」という表情でキョトンとしてる他の5人。お前、トーナメントに出てないよ、とミズ。
マジ? 資料を確認したか? とトゥルース。出られるって聞いたよ? おかしいな。ええ? えっと……テネシーのみんな、番組を楽しんでくれ。お邪魔しました。健闘を祈ってるよ。レインズ、アンブローズと握手したトゥルース、「お前らは知らん」と他のヒール勢は無視してリングを降り退場。
どいつもこいつも俺をコケにしやがって、と怒り始めるミズ。俺には番組の進行プランがあったんだ。ゲストを紹介して質問を投げる。そして決勝戦の予想。友人対決か、それとも王者対決か。意気込みをぶつけ合い、それから一触即発、そうやってPPVが更に盛り上がるんだよ!
落ち着けよ、となだめるレインズ。あんたの番組なのに、そう興奮するな。映画スターなら分かるだろ。あんたが監督なんだよ。仕切ってくれよ。こういう時、ハリウッドで使う魔法の言葉があったよな。何だったっけ。「アクション」か。
違う、そんな言い方じゃない、と反応したミズ。ハリウッドではこうだ、「よーい、アクション!」
言った直後、条件反射でアンブローズの強烈な右パンチがミズの顔面に炸裂。今夜も気を失っちゃったミズ。
セザーロ vs ミズ
CMが明け、目覚めて怒ってるミズ。どいつもこいつも礼儀知らず。怒りが収まらん。こんな状態で試合などできるか! 今夜の試合はキャンセルだ! A級スターをバカにするな。俺はミズ、そして俺は……と決めゼリフを言いかけたところでセザーロ登場。
※クロスフェイスで秒殺。
ミズ、また失神しちゃいました。
ネヴィル&ダッドリーズ vs スターダスト&アセンション
※3D。
ライダー vs ブリーズ
試合前、目の前にいるライダーそっちのけでジグラーをバカにするブリーズとサマー。試合開始のゴングが鳴る直前にジグラー登場。ブリーズたちのVIP専用席に侵入したのを見てサマーが怒る。気にせずドリンクを頂戴するジグラー。
※変形フェイスバスター(クリスチャンのキル・スイッチと同じ技)。
試合後、ジグラーがリング上のブリーズを急襲。場外に逃げたブリーズを追いかけ、スーパーキックで今までのお返し。
超能力合戦?
ワイアット・ファミリーが登場。前回破壊兄弟を襲撃させた黒装束の侍者たちが白羊の仮面をかぶってリングサイドに陣取る。
破壊兄弟の一部は俺に取り込まれたままだ、とワイアット。次回PPVで破壊兄弟は再生の機会を得るだろう。そして失敗する。問題は終わり方だ。誰がとどめを刺すのか。
鐘の音と共にテイカーがスクリーンに登場。ワイアットよ、もう勝ったつもりか。お前は俺の手の内にある。次回PPV、お前たちは終末の時を迎え、破壊兄弟はあるべき姿を取り戻す。
隣りに立つケイン、白羊のマスクを炎で燃やしながらつぶやく。灰は灰に。それがお前らの運命だ。テイカーが白目をむいて「安らかに眠れ」と語った瞬間に雷鳴。リングサイドに立っていた侍者たちがいつの間にか気絶して全員倒れている。それを見て高笑いするワイアット。
シャーロット vs ブリー
※8の字固め。
ペイジ、謝罪も釈明もなし
ペイジにインタビュー。前回RAWで物議をかもした発言について「つまらないこと聞くわね。シャーロットはあんなことでキレるなんてプロじゃない」
しかしあの発言は失礼なのでは、との質問に「王座のためなら何だってする。そのぐらいの覚悟が必要なのよ」
カリスト vs ビッグ・E
※スプラッシュ。
試合後、3人にカリストが襲撃されてるところをライバックが救援に駆けつけ排除。
次回PPVで2人の運命はどうなるのか
控室でメイン戦の準備をしているレインズとアンブローズ。調子良さそうだな、と声をかけるレインズ。絶好調だぜ、と応じるアンブローズ。
トーナメントの決勝は俺とお前の試合になりそうだな、とレインズ。言っておくが、対戦することになったら手加減はしねえぜ。
望むところだ、ガチに闘おう、とアンブローズ。互いに夢に向かって自分の信じる道を進む。その道が交わったら、その時は腹を決めるしかない。
レインズ&アンブローズ vs オーエンズ&デル・リオ
試合後、リング上で共闘してオーエンズとデル・リオを排除するレインズ&アンブローズ。ハグを交わした後、場外に降りて実況席横のWWE世界王座ベルトを見つめる2人。