RAW ＃1229：ニュー・デイ、2度のトリプルスレットを制して最長王者記録を更新
（更新日：2016年12月24日）
会場：ペンシルバニア州フィラデルフィア
最長記録更新まであと1日
オープニングはニュー・デイの3人が登場。デモリッションが保持するタッグ王座の最長保持記録「428日」まであと1日と迫っている。
今夜俺たちは25年以上も破られることがなかった大記録に手が届く。ここまで来るのに大勢の人々が支えてくれた。中にはもうこの世にいない人もいる、とウッズ。ばあちゃん見てるか？ （観客から「おばあちゃん！」チャント）
俺たちが迎える最後の関門は今夜の三つ巴タッグ戦。今夜対戦する2チームを倒せば大記録に到達だ。
トリプルスレット戦形式RAWタッグ王座戦 ニュー・デイ vs セザーロ＆シェイマス vs ギャローズ＆アンダーソン
※トラブル・イン・パラダイス。ニュー・デイは王座防衛に成功。
ステフ、シャンパンを浴びてキレる
試合直後から盛り上がっているニュー・デイのパーティー会場にニュー・デイが到着。大歓声で迎えられる。
メンバーをハグして新記録を祝福したステファニー、「乾杯の音頭は私がとるわよ」と宣言。乾杯直後のシャンパンシャワーが顔面に直撃して硬直したステフ、突然錯乱して暴れた後に立ち去る。一同呆然。
オーエンズ、何かの策をステフに提案
シャンパンシャワーで髪も服もズブ濡れになったステフ。スタッフにタオルを手渡され、着替えも持ってきてくれないかと依頼。
そこへオーエンズ登場。何があったか見てたがヒドいな。ニュー・デイは王者にふさわしくない。誰かが懲らしめてやるべきだ。
悪いけどシャンパンまみれで寒気がするの、とステフ。話があるなら要点だけ言ってちょうだい。
あんたが気に入りそうな提案がある、とオーエンズ。分かったわ、あとで聞くわ、と言ってステフは控室の中へ。
ゼインとフォーリーの対立
3週間前、ストローマンとのシングル戦をGMフォーリーに止められ敗れたゼイン。
翌週のRAWでフォーリーに抗議するが、「お前はストローマンに勝てん」と一刀両断され、「あんたは俺からチャンスを取り上げた、あんたは偽善者だ」とフォーリーに言い放つ（日本未放送）。さらにゼインはTwitterでフォーリーに対しストローマンとの再戦を要求。断られた場合は考えがあることも示唆。
アクセル vs ストローマン
※変形フェイスバスター。
試合後、リング上でバイロンがインタビュー。しかしストローマンが怒り出す。質問する前に俺の勝利を祝福するのが先だろ。
失礼しました、とバイロン謝罪してストローマンの勝利を祝福したあとに質問。先ほどゼインがあなたと闘いたいとツイートしていましたが、との質問に「この男（＝アクセル）もゼインも同じだ。はた迷惑なだけ。フォーリーはゼインを守ってるようだが無理もない。ゼインは2分と持たない。他の連中も同じだ」
フォーリー、ゼインの移籍志願を了承
控室のモニターでストローマンのインタビューを聞いていたフォーリーのところにゼインが押しかける。何も言うな、俺に言わせろ。言い飽きたがストローマンと闘わせろ。あんたは試合を組む権利があるのに俺の願いを聞いてくれない。俺を守ってるつもりか。現役時代にあんたは誰に守られたんだ。誰にも守られることなく成功したんだろ。
本当の勇気とは用心を重ねることだ、とフォーリー。ストローマンは手に負える相手じゃない。お前のキャリアを潰しにかかってくるぞ。王座戦ならどんな相手と闘ってもいいがストローマン戦だけは許さん。
俺は命がけで闘う、とゼイン。俺に勝ち目がないと本気で思ってるということか。ひどいな。子供の頃のヒーローが俺を信用してくれない。それじゃあ仕方ない。正当なチャンスを与えてもらえないのなら、もうRAWでは闘いたくない。
本気なのならスマックダウンGMのブライアンとトレードについて話してみよう、とフォーリー。悲しい表情を見せながらゼイン立ち去る。
ジェリコ、オーエンズと再共闘か
ロリンズがホストのトークショー「ロリンズ・レポート」。
先週俺は本心をぶちまけたが、もう一度念を押しておきたい。何度でも言うぞ。HHHをぶっ倒してやる。奴への復讐の第一歩としてオーエンズから王座を奪う。だがオーエンズには厄介な相棒ジェリコがくっついてる。
幸運にもPPV「ロードブロック」でジェリコを潰すチャンスを得た。その試合の前に知りたいことがある。俺が闘うのはジェリコなのか、それともオーエンズも一緒なのか。奴らの関係が分からないので今夜直接聞くとしよう。
ゲストとして呼び込まれたオーエンズが登場。しかしリングには近づかず、通路にイスを置いて座る。リングにイスがあるぞ、ジェリコに手を引かれないと来られないのか、とバカにするロリンズ。
正直お前のコーナーなんてどうでもいい、とオーエンズ。俺が来たのは重大発表をするためだ。
そんなことよりジェリコとの関係はどうなんだ、とロリンズ。相当ヤバイんだろ。こじれてるのは分かる。
無駄話はやめろ、とオーエンズ。友情の話なんて知る必要ないだろ。PPVのレインズ戦でジェリコが後ろ盾となるか、そしてお前との試合で俺がジェリコを援護するかどうか。重大発表をするから口を挟むなよ。さっきステファニーと話し合いをした。今夜もう一度タッグ戦をやるそうだ。挑戦するのはオーエンズとジェリコだよ。
ここでジェリコが登場。気は確かか？ とオーエンズを睨むジェリコ。先週お前が出てきたせいで俺はUS王座獲得を逃した。2週間前には俺に向かって「黙れ！」と怒鳴ったな。それにもかかわらず、またチームを組んでこの先もやっていきたいと本気で考えてるのか？
先週あんたの指示に背いたのは謝る、とオーエンズ。だが過去にこだわっても仕方ない。大切なのは未来だ。今夜俺とあんたで歴史を作ろう。RAWタッグ王座になればニュー・デイの大記録を阻止できる。あんたがどう思ってようと組まれた試合には出なければならん。俺のことを責め続けても何の得にもならんだろ。それより協力してタッグ王座を獲りにいこうぜ。
割り込んで悪いが、とロリンズ。ジェリコはそれでいいのか？ オーエンズの言いなりじゃないか。オーエンズは必死であんたを説得してる。ボン・ジョヴィとミートローフの共演を実現させたいようだ。よく考えたらほうがいいぞ。
バカタレは黙れ！ とロリンズの茶化しに怒り出すジェリコ。どうなるか分かってるのか、どうなってもいいんだな、お前を…故障者リストに入れてやる！
リングに向かおうとするジェリコをオーエンズが止めようとするが、一転して2人揃ってエプロンに立ちロリンズを挟み込み、協力して襲撃。
ここでレインズが救援に駆けつけ、形勢逆転。オーエンズとジェリコは場外に退避。
レインズ＆ロリンズ組は過去にタッグ王者1回の実績あり
バックステージを並んで歩くレインズとロリンズにGMフォーリーが声をかける。2人とも息の合った闘いぶりだったぞ。タッグ部門の歴史に残る夜に大胆不敵なタッグチームが再結成されたな。タッグ王座を目指すのか？
いま俺が狙ってるのはユニバーサル王座だけだ、とレインズ。俺はHHHをぶっ倒したい、とロリンズ。
それは分かるが人生何が起こるか分からん、とフォーリー。過去や未来ではなく今夜のことで提案がある。ジェリコ組と同じ権利をお前たちにも与える。今夜のメイン戦はトリプルスレット戦に変更だ。
ルセフ＆ラナ、R指定疑惑
ルセフとラナがリングに上がり、前週の出来事について語る。
このリングでアメリカンヒーローを何人も倒してきたが、先週の奴は今までと違った、とルセフ。先週のはアメリカのゴミ男だ。毎週うるさいエンツォのトレードマークは「G」。先週その意味がやっと分かった。ゴミの「G」だ。
先週ゴミ野郎を廊下に放り出したあと、ホテルの部屋のドアを閉めた。そして俺とラナはやるべきことをやった。分かるか？ やることをやったんだ。映像を見たいか？ 今から流す映像は激しいぞ。
刺激が強すぎると感じる人もいるかもしれないわ、とラナも補足。子供たちは目を閉じなさい。絶対に見ちゃダメよ。本当にいいのね。あの夜の出来事を見たいのね。
流した映像は前回RAWで放送されたのと同じ、エンツォがラナの部屋でルセフにボコボコにされる映像。それを見て笑うルセフとラナ。本当に笑えるわ、心の底から楽しめるわね、とラナ。
待って、みんな何を期待してたの？ まさか私とルセフの夜の営みをあなたたちに見せるとでも思ったの？ ダマされやすいのね。頭の悪いエンツォと同じ。あの男は勘違いしてた。惨めな妄想家。この私を抱けるのはルセフだけ。
俺の妻は世界一美しい、とルセフ。そして頭もキレる妻は色仕掛けを使い、小さなネズミが捕まった。そのネズミを俺がホテルで破壊した。ラナを抱ける男は俺一人。俺たちをバカにする奴らはエンツォのように破壊してやる。
ここでキャスが1人で登場。先週エンツォを徹底的に叩きのめしてくれたな。相棒は自宅でアイシング治療中だ。エンツォは喋り好きだが言ったことは必ずやり遂げる男だ。先週あんたは相棒を不意打ちした。今夜は違う。ここはホテルではないし、俺はパンツを履いてる。エンツォと同じだと思うなよ。
リングに突進したキャスはルセフと乱闘。
今夜も冷めてるジェリコ
控室で怒るオーエンズ。ロリンズとレインズもメイン戦に出場させるなんてフォーリーの嫌がらせだ。まあいい。1チーム増えても関係ねえ。俺たちの力を見せつけてやろうぜ。俺たちは常に一緒だ。
常に一緒？ と引っ掛かるジェリコ。まずはタッグ王座戦に集中しよう。
ゼイン vs マハル
※ヘルーバ・キック。
ゼインとトレードされる選手の名に驚愕＆失笑
試合後、フォーリーが登場。ブライアンと電話で話したことを告げる。難色を示したが最後は納得してくれたよ。お前はスマックダウンに移籍だ。同等の実力を持つ人材とトレードする。書類にサインすれば移籍手続きは完了だ。これがお前の望みだろ。
あんたの返答次第だよ、とゼイン。もう1回だけ言う。ストローマンと闘わせてくれ。
決着をつけたい気持ちは分かる、とフォーリー。だが本当はストローマンと闘いたくないはずだ。だから答えはノーだ。
そうか分かった、書類にサインするよ、とゼイン。
サインする前に、トレードする相手が誰か興味ないか？ とフォーリー。お前と同等の才能を持つスターだ。誰か気になるだろ。教えてやろう。
トレードの相手はエヴァ・マリーだ。
エヴァ・マリーだと？ と怒るゼイン。俺は彼女の100倍も価値がある。いや1000倍だ。そんなことも分からないとはな。あんたも昔は俺と同じだったはずだ。周りから何度も無理だと言われ、何度もノーと言われ、リスクを冒すなと言われたろ。今度はあんたが俺を割れ物扱いか。自分が失敗したからって俺も同じだと思うな。ストローマンと闘わせろ！
俺から忠告してやる、と感情的になったフォーリーも怒鳴る。この瞬間を忘れるな。その怒りの感情を心に刻んでおけ。必要な時にその感情を解き放つためにな。その気持ちをPPVでストローマンに対して思いっきりぶつけろ。
意味が分からず困惑するゼイン。フォーリーが書類の中身を取り出して捨てる。移籍の話はウソだ。お前は誰ともトレードする気はない。お前はいい奴だが1つだけ心配だった。魂の闇の部分を解放できるのか。ストローマンの猛攻から生き延びるために感情を爆発させることが出来るのか。
今夜お前はその疑問に答えを出した。ストローマンはお前が2分も持たないと言ってた。PPVではお前に10分与える。その10分で証明してくれ。俺やステファニー、そしてお前を疑ってた者全員が間違っていたと証明しろ。ファンにも証明しろ。ゼインが期待を裏切らない男だということをな。
フォーリーが退場し、リングに一人取り残されたゼインはやっと意味を理解し、笑みを浮かべる。
トリプルスレット戦形式RAWタッグ王座戦 ニュー・デイ vs ロリンズ＆レインズ vs オーエンズ＆ジェリコ
※ペディグリーを横取り。ニュー・デイは王座防衛に成功。
終盤、合体コード・ブレイカーを決めて勝利目前のジェリコ。オーエンズはロリンズのカットを阻止するため走るが、そのロリンズに突き飛ばされてジェリコと衝突してしまい、結果的にジェリコの勝利を妨害。激怒するジェリコと釈明するオーエンズが口論している隙をロリンズがついて試合終了。
試合後、再び口論を始めるジェリコとオーエンズ。「こうなることは分かってた、もう終わりだ」とタッグ解消を告げるジェリコ。「誤解なんだ、頼むから俺の話を聞いてくれ」とジェリコに懇願するオーエンズ。その背後で技を仕掛けるべく構えているレインズ。
レインズの構えに気付いたか、分かった分かった、お互い別々に退場しようぜ、と提案して先にリングを降りるジェリコ。
その直後、レインズがオーエンズにスピアー。ジェリコは見なかったフリして退場。リング上ではユニバーサル王座とUS王座、2本のベルトを掲げてアピールするレインズ。
