PPV ファストレーン 2015

(更新日:2015年3月24日)

会場 テネシー州メンフィス フェデックス・フォーラム

PPVテーマ曲
Faster – Kid Ink

6人タッグ ジグラー&ライバック&ローワンvsロリンズ&ビッグ・ショー&ケイン

ケイン ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※大巨人のKOパンチ。

試合後もジグラーたちに暴行を加える権力者チーム。そこへ救出に駆けつけたのが、ロリンズのカーブストンプで長期欠場に追い込まれたランディ・ノートン。恨みを持つロリンズへの攻撃は阻止されたものの、J&Jの2人とケインに連続のRKOを放つオートンに観客は大歓声。ロリンズは一目散に駐車場まで走って逃げる。

バックステージ

ゴールダストの控室に父ダスティが入る。「こんなことになるとは思わなかった」とダスティ。「コーディは危険な状態にある。兄のお前は気を遣っているのだろう。だが今夜何があっても二人への愛は変わらん」

「コーディが幼かった頃、俺たち兄弟は父さんの試合をよく見てた。家族のために闘ってくれてた。その姿勢を見習いたい。今夜の相手はスターダストだ。コーディじゃない。あのイカれたキャラを永遠に封印してやる」とゴールダスト。

スターダストvsゴールダスト

スターダスト ○ (フォール) ● ゴールダスト
※丸め込み。

微妙な判定(レフェリーが3つ目のカウントをハッキリ叩かないミス)に場内ブーイング。唖然とするスターダストにゴールダストが握手を要求。それに渋々応じて兄の手を握ってから退場するスターダスト。

バックステージ

「負傷させたくはなかった。でもこれでコーディは正気に戻ったはずだ」と父ダスティに語るゴールダスト。そこへスターダストが近付いてくる。「家族パーティーならスターダストも呼んでくれよ。これで終わるとでも思ったのか!」。そしてゴールダストを暴行するスターダスト。

辞めるんだコーディ!と声を荒げるダスティにスターダストが詰め寄る。「コーディ?元レガシーでIC王者、男前のコーディならあんたが殺したんだ!あんたがこのアホウドリを差し向けたせいで俺の心は破壊された。もう1つ言っておくぞ。俺はあんたの影には隠れない。俺のほうが輝いてるんだ!」

タッグ王座戦 ウーソズvsセザーロ&キッド

タイソン・キッド ○ (フォール) ● ジミー・ウーソ
※フィッシャーマンズ・ネックブリーカー。キッド組が新王者に。ウーソズは王座陥落。

HHHとスティング、両巨頭の公開対面

先にHHHが入場。スーツではなく革ジャンにジーンズ姿。リングに上がってからマイクで語り始める。

先週は、つい頭に血が上ってしまい、レジェンドであり親友でもあるフレアーを俺は突き飛ばしてしまった。申し訳ないことをしたと思っているが、言った事は事実だ。撤回はしない。今日はCOOではなくWWEの魂を体現する者として来た。俺はゲーム。王者の中の王者と呼ばれた男だ。さっさと出てこいスティング。

テーマ曲が流れ、スティングがステージから堂々と入場。リング内でHHHと対峙する。

「早速本題に入ろう」とHHH。「あんたの目的は分かっている。それに関しては怒るどころか同情してるくらいだ。あんたは長い間、WCWそのものだった。WCWが潰れたのは俺の手柄でもある。WCWを潰したことで俺は名を上げた。その恨みをを晴らすためにサバイバー・シリーズで乱入したんだろ。俺たち夫婦を失脚させ、WWEを崩壊させようとしたんだろうが失敗だったな。あんたの人生は失敗だらけだ。チャンスをやろうか? あんたは黙ってここから立ち去るだけでいい。そうすればビジネス上のパートナーになれる。黙って立ち去れば名誉は守られ、永遠に語り継がれる。WWEネットワークやDVDを通して、2015年のスティングは注目されることになる。殿堂入りだってあるかもしれないぞ。良い話だろ? しかし拒むならこっちにも考えがある。見下した顔で俺を見てるが、ボコボコにしてやってもいいんだぞ。歴史から抹殺し、名誉もへったくれもない。存在しなかったことになる。どっちを選ぶか、今すぐ決めろ」

その間、一切何も語らず、表情も変えずにHHHを冷めた表情で見つめるスティング。

HHHが不意打ちのパンチを仕掛けるが、読んでいたスティングが防御して逆にパンチ。しかしHHHがマイクを凶器にして不意打ちの殴打。倒れたスティングをボコボコに殴りまくる。

「自業自得だ」とスティングに怒鳴ってから場外に下り、リング下から代名詞のハンマーを取り出してトドメを刺そうと近付く。しかしスティング、不意をついて彼の代名詞である黒バットをHHHの喉元に突き刺して威嚇。たじろいで後退するHHH、コーナー付近で遂にハンマーを場外へ放り捨てる。

スティングは無言で黒バットを祭典の看板に向けて指す。祭典で対戦しろという宣戦布告。「あくまで歯向かうんだな」と語るHHHの喉元に再びバットを刺して黙らせたスティング、また祭典の看板をバットで指してから退場しようとする。

その隙を見て後ろからHHHが襲撃するが、読んでいたスティングはかわしてバットで腹を殴打。悶絶するHHHを無理矢理立たせ、伝家の宝刀・スコーピオン・デスドロップを一閃。

ディーバ王座戦 ニッキーvsペイジ

ニッキー・ベラ ○ (フォール) ● ペイジ
※タイツを掴んで反則の丸め込み。ニッキーは王座防衛に成功。

IC王座戦 バレットvsアンブローズ

終盤、アンブローズの攻撃に顔をしかめたバレット。場外に退避してベルトを持ち、試合放棄して退場しようとする。しかしアンブローズが阻止。この後、バレット逃げてアンブローズが追うという展開が数回繰り返されて場内ブーイング。

バッドニュース・バレット ○ (反則) ● ディーン・アンブローズ
※レフェリーの制止を無視して暴行。バレットは王座防衛に成功。

納得いかないアンブローズ、ダーティ・ディーズをバレットに炸裂させた後、ベルトを強奪して悠々と退場。

アンダーテイカー登場!と思ったら

突如場内が暗転し、たいまつを持った侍者の集団がステージに登場。鐘の音が響き、場内大歓声の中をアンダーテイカーのテーマが流れる。侍者が棺桶をリングサイドに運び、フタを開けると出てきたのはワイアット。場内どっちらけ。

ただの男となり、モンスターではなく抜け殻となった男。そろそろ冥界に帰る頃だ。祭典であんたの魂を頂く、とワイアットがアンダーテイカーに挑戦表明。

US王座戦 ルセフvsシナ

ルセフ ○ (レフェリーストップ) ● ジョン・シナ
※急所蹴りからアコレードでシナは失神。ルセフは王座防衛に成功。

WWE王座挑戦者決定戦 レインズvsブライアン

ロマン・レインズ ○ (フォール) ● ダニエル・ブライアン
※スピアー。レッスルマニア31でレスナーの王座に挑戦するのはレインズに決定。

敗れたブライアン、怒りの表情でレインズに歩み寄り、「お前がやるんだ、お前がレスナーをシバけ」と言ってから手を差し出す。レインズは握手で応じる。

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