PPV サバイバー・シリーズ 2014

(更新日:2014年12月10日)

会場 ミズーリ州セントルイス スコットトレード・センター

ビンス登場

WWE会長ビンス・マクマホンがオープニングに登場。観客は大歓声で迎える。今大会は歴史に残るぞ、とビンス。HHH夫妻を呼び込む。

笑顔で登場した夫妻、ビンスに媚びを売るように観客にビンス・チャントを要求。気味悪がるビンス、続いてシナを呼び込む。

今夜お前が負けたらチームメンバー全員が職を失うことになる、家族を養うことも出来なくなる、その責任を本当に負えるのか?とシナに迫るHHH。
続いてステファニーがシナに語りかける。解雇された者はすぐ忘れ去られる、アナタだって例外じゃない、でも権力者は違う、もし奇跡が起きて我々が負けたらRAWやスマックダウンを直接仕切ることは出来なくなるが、コネティカットの本社で実験を握り続け、番組の運営には関わるのよ、パパそうよね? とビンスに確認。

それは少し違う、とビンス。権力を失うというのは、経理や法務関係などの事務仕事はあるが、WWEスターのキャリアには何の影響力を持てなくなるということだ。それからルールをもう1つ追加した、と話し出す。

慌てたステファニー、パパを世界で最も愛してる、孫達と感謝祭を過ごしましょう、などと媚びを売るが、ビンスはHHHの正面に立ち話を続ける。2人の勝利を信じているからこそのルール追加だ。もしお前達が負けた場合、お前達に権力を戻す権限をシナに与える、と宣言。シナはニヤリ。観客はイエス!チャント。ステファニーは口をアングリ。

これはお前達への信頼の証しだ。マクマホン家の娘と婿なら私を失望させるな、とビンス。

WWEタッグ王座戦・4ウェイ戦 宇宙兄弟vsウーソズvsロス・マタドールvsミズ&ミズドウ

観客から何度も「ミズドウを出せ!」チャント。ミズやスターダストがタッチする素振りを見せるがフェイントだけでタッチせず、観客ブーイング。

ミズがアピールするとブーイング、真似したミズドウには大歓声というやり取りの後、ようやくミズがミズドウにタッチ。リングインして興奮しながら飛び跳ねるミズドウの背中をゴールダストがタッチ。ミズドウ何もせず退場。

終盤、ウーソズから強引にタッチしたミズがフォールを横取りしようとしたところ、ミズドウがミズの背中をタッチ。ええー?って顔のミズを尻目にミズドウがリングイン。

ダミアン・ミズドウ ○ (フォール) ● ゴールダスト
※ジミーのスプラッシュをミズドウが横取りフォール。ミズ組が新タッグ王者に。

最高の見せ場(フォール奪取)を奪われ、えええー?って顔で呆然とするミズ。しかしベルトをレフェリーから渡され、一人で2本持って大喜び。ミズドウはミズを模写するのみ。しかしミズドウには大歓声、ミズにはブーイング。それでいいのかミズドウ。

バックステージ

大騒ぎしているローズバズを静めるローズ。ゲームを使ってウサギと仲直りしようとするが、お前が活躍できてるのは俺のおかげなんだから、わざと負けろと命令。しかしウサギ、容赦せず勝利。

オニールとスレイターが登場してローズをバカにする。ウサギは俺を崇拝してるんだ、今日俺たちとタッグ戦で戦え、とローズが勝手に試合を組む。

ディーヴァ4対4エリミネーション戦 ペイジ&キャメロン&サマー&レイラvsナタリヤ&ナオミ&エマ&アリシア

編成の都合か、いつの間にかベビーフェイスのチームに入ってるアリシア。序盤で飽きた観客が「ミズドウを出せ!」チャントを始める。

ナオミ ○ (フォール) ● キャメロン
※レッグロール・クラッチ。
アリシア・フォックス ○ (フォール) ● レイラ
※バックブリーカー。
エマ ○ (タップ) ● サマー・レイ
※エマ・ロック。
ナオミ ○ (フォール) ● ペイジ
※ヘッドシザーズからの変形フェイスバスター。ナタリヤ組が4-0で快勝。

アンブローズvsワイアット

終盤、優勢になったワイアットが突然泣き顔になり、マイクを持って語り始める。2人で世界を征服できたのに。残念だがこれはお前が選んだ道だ。場外から椅子をリング内に放り込むワイアット。しかしその椅子をアンブローズが拾う。

捨てないと反則負けにするぞ、と阻止するレフェリー。やれ、殴れ、とひざまずいて構えるワイアット。どうするかしばし考えた後、やっぱり殴っちゃったアンブローズ。

ブレイ・ワイアット ○ (反則) ● ディーン・アンブローズ
※椅子攻撃。

ダウンしたワイアットを引きずり起こし、椅子の上でダーティー・ディーズ。さらに場外からテーブルを持ち出し、ワイアットを寝かせてダイビングエルボー葬。完全にキレたアンブローズ、2つ目のテーブル、大量の椅子、更にはラダー(ハシゴ)まで持ち出し大暴れ。完全に次回PPV(TLC)の布石。

バックステージ

権力者チームが勢揃い。HHHが話し始める。お前たち最強チームが歴史を作るんだ。万が一負けてもクビにはしない。ただし生き地獄だ。命を懸けて闘え。気合いが入る権力者チーム。

ローズ&ウサギvsオニール&スレイター

ウサギ ○ (フォール) ● ヒース・スレイター
※ミサイルキック。

ウサギにタッチを求めていたローズ、無視された形になり呆然。ウサギは仲間たちと大騒ぎしながら退場。ローズひとりぼっち。

レインズ登場

実況陣の紹介で欠場中のレインズがスクリーンに登場。コールが昨年のサバイバー・シリーズにおけるレインズの快挙(一人で4人を倒した)を紹介。誰が権力を持とうが俺には関係ない。来月の今頃に復帰する、と宣言。

バックステージ

チーム・シナの面々が語り合う。今夜は重要な一戦だ、とジグラー。奥ではローワンが相変わらずルービック・キューブで遊んでいる。俺たち全員、覚悟は出来ていると大巨人。

おもむろに立ち上がったローワン、羊のマスクを取って一言、「勝つ」

ディーヴァ王座戦 AJvsニッキー

ゴング直後、ベルトを持ったブリーがエプロンに立つ。ベルトを取り返そうと近付いたAJを引き寄せたブリー、AJに長いキス。あっけに取られたAJを背後からニッキーが襲う。

ニッキー・ベラ ○ (フォール) ● AJ・リー
※ラック・アタック。ニッキーが新王者に。

ブリーの夫ブライアンが2年前のレッスルマニアでAJとキスした後に秒殺され、王座を奪われた時の再現だ、と実況のJBL。奴隷のはずのブリーも満面の笑顔でニッキーの手を上げる。先日AJに蹴られた辺りからヒール転向の流れか。

エリミネーション戦 チーム・シナvsチーム・オーソリティー

先発は大巨人とヘンリー。HHHに気合いを注入され、勢いよく飛び出したヘンリーに大巨人のKOパンチ炸裂。

ビッグ・ショー ○ (フォール) ● マーク・ヘンリー
※KOパンチ。

エプロンに立ったまま呆然とし、頭を抱えるHHH。狂喜乱舞のシナ。

ルセフ ○ (フォール) ● ライバック
※スーパーキック。直前にロリンズがカーブストンプを放っていた。

実況席に寝かせたジグラーにルセフがダイブするも、ジグラーかわして自爆。ジグラーはカウント9でギリギリのリング生還。

ドルフ・ジグラー ○ (カウントアウト) ● ルセフ
※ルセフのダイブ自爆。
ルーク・ハーパー ○ (フォール) ● エリック・ローワン
※クローズライン。

チーム・シナは残り3名。まず大巨人がリング内へ。フラフラになりながら大巨人の横で立ち上がったシナ。どちらが出るか、と思った次の瞬間、味方の大巨人がシナにKOパンチ。

セス・ロリンズ ○ (フォール) ● ジョン・シナ
※ビッグ・ショーのKOパンチ。

何が起きたか把握できない権力者チーム。大巨人がHHHのもとに歩み寄り、手を差し伸べる。状況を把握したHHH、笑顔で握手。大巨人が権力者側に寝返り、そのまま退場でリングアウト負け。

チーム・シナ、残すはジグラー1人。対する権力者チームはロリンズ&ケイン&ハーパーの3人。ダウンしたままのジグラーをいたぶる権力者チーム。しかしジグラーが粘る。

ドルフ・ジグラー ○ (フォール) ● ケイン
※ジグザグ。
ドルフ・ジグラー ○ (フォール) ● ルーク・ハーパー
※丸め込み。

巨漢2人を連続撃破したジグラー。残すはロリンズ1人のみ。

一進一退の攻防にハラハラし通しのHHH、我を失う。ジグラーがロリンズにジグザグを決めて勝利目前、カウント2でHHHが場外からレフェリーの脚を引っ張りブン殴る暴行。この隙にロリンズの護衛2名がリングインしてジグラーを暴行。ステファニーがエプロンに立ち「始末しなさい」と指示。

しかし復活したジグラーが護衛の1人を突き飛ばす。体当たりされたステファニー、場外にいたHHHの上に落ちる。ステファニー失神。

ジグラー、2発目のジグザグを決めるがレフェリー不在。ようやく来た2人目のレフェリーがカウントするも、再びHHHが介入してレフェリーを殴りカウント阻止。逆上したHHHがジグラーに暴行。ペディグリーを決めてロリンズを上に乗せる。HHHが呼び寄せた3人目のレフェリーは高速不正カウントでHHHの配下にあるアームストロング。

アームストロングがカウントし始めたところで場内暗転し、カラスの鳴き声。スクリーンに映ったのは、なんとスティング。WWEに初登場したスティングを呆然と見つめるHHH。

止めに入ったアームストロングをブン殴り、リングに入るスティング。アティチュード時代にWCWとWWEで熾烈な視聴率戦争を繰り広げた当時の主力選手であるスティングとHHHがリング上で初めて睨み合う。長い睨み合いの末、業を煮やしたHHHが殴りかかる。しかしスティング、腹に蹴り1発、そして伝説のスコーピオン・デスドロップ。

ジグラーの上に乗ったロリンズをどかし、ジグラーをロリンズの上に乗せて立ち去るスティング。

ドルフ・ジグラー ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※チーム・シナの1人勝ち残り。

フラフラになりながら退場するジグラーをステージ上でシナが迎え、健闘をたたえて抱き合う。

一方、意識が戻ったステファニー、リングインして涙目になりながらHHHに「試合はどうなったの?」と確認。同じく意識が戻ったHHHも事態が飲み込めていない。観客のイエス!チャントで事態を察し、泣き崩れるステファニー。観客がグッバイの曲を大合唱。耳をふさいで悲鳴をあげたステファニー、「まだ終わってないわ!」と繰り返し叫ぶ。

今度は観客から「お前らクビ!」の大合唱。機転の利いたチャントに実況席で誰かが爆笑(マイクは切られてたので、素で笑ってたのだろう)。発狂するステファニー。それを制止して抱き締めるHHH。権力者夫妻は本当に権力を奪われてしまうのか。

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