RAW #1132:レインズ、祭典出場権が危うくなり困惑する

(更新日:2015年3月24日)

会場 コロラド州デンバー

HHH、予告していた重大発表

前回スマックダウンで「衝撃的な重大発表を行う」と予告していたHHHがステファニーと共に登場。バックステージでは選手たちがモニターでリングを見つめている。

ロイヤルランブルに関してたくさんの批判ツイートをもらった。気持ちは分かる。こんな非常識な出来事を見過ごすわけにはいかない、と言ってロックが乱入した際の映像を流す(観客が激怒したのはそこじゃない)。

まず、失格した大巨人とケインがリングに戻ったのは違反であり、スポーツマンシップに反する。しかしそんな小さなことよりも問題視すべきなのはロックだ。史上最大級のスターであり歓迎すべきレジェンドだが、彼は部外者だ。映画界で大成功をおさめたロックは、もはやWWEスターとは呼べないのだ。同じように部外者なのに介入した奴がいる。スティングだ。奴とは次回PPVで決着をつける。スティングよ、PPVで俺の前に立て。面と面を合わせて、俺たちの問題にケリをつけよう。

ランブル戦に話を戻そう。一連の騒動の後、最後に勝利したのはレインズだ。ロックが介入しなかったらレインズは優勝できたのか。この件に関してどうしても疑問が残る。ランブル戦の勝者としてレインズは公式記録に名前を残すが、祭典でWWE世界王座に出場させるべきなのか。観客はブーイングではなく歓声で支持を表明。

ここでレインズ登場。リング中央でHHHと睨み合う。ランブル戦の優勝者は俺なんだろ。なのに祭典への切符を取り上げるというのか。冗談じゃねえぞ。
顔を接近して睨み合うHHHとレインズをステファニーが制止。レインズ落ち着いて。あなたは先週、家柄についてインタビューに答えてたわね。あなたはサモア系の名門。一族にはリキシ、ウーソズ、ロックがいる。一族を誇る気持ちはマクマホン家の私が一番理解している。だから聞いて。皮肉なことに、あなたの一族で最も成功した人が介入したせいで、あなたの祭典行きが問題になってるのよ。

レインズが伏し目がちになったところでブライアン登場。権力者の嫌がらせには俺も随分苦労したよ。物議をかもす事件といえば、権力者は俺からWWE世界王座を奪ったのに、俺の再戦権を認めてくれない。祭典では俺を第一挑戦者にして欲しい。はあ? 何を言い出すんだよ、とあきれて顔をしかめるレインズ。

勘違いするな、王座剥奪の理由は、お前が期日までに復帰できなかったからだ、とHHH。しかし王座挑戦は一理ある。レスナーはお前を倒していない。祭典で挑戦というのもありかもな。

さらにはロリンズも登場。レスナーに挑戦したら生きたまま食われるぞ、とブライアンに警告するロリンズ。ケガして王座剥奪されたんだから自業自得だろ。大男たちの遊び場で無理をするからだ。レインズ、お前はロックのおかげでランブル戦に勝てただけだろ。祭典で王座挑戦なんて百万年早いんだよ。レスナーの対戦相手にふさわしいのは、前回PPVで猛獣のアバラを折った俺だ。

第一挑戦者について重大発表をする予定だったが、ファンの反応を見て考えを改めた、とHHH。ステファニーと協議し、計画の変更を宣言。今夜ブライアンとロリンズは試合をしろ。その勝者が次回PPVでレインズと対戦し、そこで勝った者が祭典でレスナーと対決できる。不満な表情のレインズに対し、確かにお前には不利な条件だが、勝てば世間を黙らせることが出来るだろ、とHHH。ランブル戦の問題に終止符を打てばお前に対するブーイングもなくなるぞ。ブライアンから説得され、ロリンズからは挑発され、結論を出すことをHHHに迫られ、上等だ、どちらとでも闘ってやる、俺は孤軍奮闘するのみだ、と了承したレインズ。

レインズの返答を確認したHHH、ここを動くなよ、と告げてから退場。代わりに入場してきたのはビッグ・ショー。

レインズvsビッグ・ショー

ビッグ・ショー ○ (フォール) ● ロマン・レインズ
※ロリンズの介入 → チョークスラム。

バックステージ

控え室で試合を観戦していたHHHとステファニー。思ったよりも事が簡単に運んで良かった。レインズがあっさり挑発に乗ってくれて助かったぜ、とHHH。ブライアンとロリンズの登場も予想通り。今夜の試合はロリンズが勝ち、PPVでも勝利して祭典に進むだろう。

哀しきアクセル、愚痴る

チャンネルを変えるな、俺の話を聞け、とマイクで語りながら入場してきたアクセル。俺はランブル戦で敗退していない。入場しようと思ったら背後から襲撃されて試合に出られなかった。納得がいかん。正当な扱いを求める。祭典で世界王座に挑戦する権利もよこせ。「チャンネル変えたい」と嘆く実況席のJBL。

ここでアンブローズ登場。「余計に混乱するじゃねえか」と嘆くJBL。リングに入るなりアクセルに殴りかかり、トップロープ越しに場外へ放り捨てるアンブローズ。「これで敗退だな」とアンブローズに言われ、アクセル終了。

今度は俺が主張させてもらう、とアンブローズ。前回PPV終了後、今後について長い間考えて、大雪の中をWWE本社に行った。建物に入るとレジェンドたちの顔写真が飾ってあった。顔の良さでは俺も負けてない。あそこに俺の写真も加えてくれ。あと、この前バレットに勝った。俺をIC王座に挑戦させろ。バレットは次回PPVで俺とのケンカに備えておけ。

話し終えたアンブローズの背後をまだ残ってたアクセルが襲撃。しかしダーティ・ディーズで片付けられ、アクセル1日で2回の終了。

宇宙兄弟vsアセンション

前回スマックダウンの再戦。今回はゴールダストが強引にタッチして交代。

ビクター ○ (フォール) ● ゴールダスト
※フォール・オブ・マン。

試合後、弟スターダストが兄ゴールダストに「なぜ強引に交代したんだ」と怒る。

バックステージ

敗戦にイライラして徘徊するスターダスト。ゴールダストが近付き謝罪するが聞いていない。名前を呼ぶが反応しないスターダストに「コーディ!」と本来の名を叫ぶゴールダスト。ようやく反応したスターダスト、「俺を二度とコーディと呼ぶな!」と威嚇。

シナ、仲間3人の復職を喜ぶ

COOのHHHに関して、下部組織でもあるNXTを活性化させ、若手の実力を伸ばして1軍に送り込んでくるのは、俺のいないWWEを築き上げるためだ。しかし俺は負けない。困難に直面するほど強くなる。そう言って2週間前の映像を流す。スティングの介入によりロリンズに勝利し、ジグラーたちの復帰を決めた試合。スティングのおかげで彼ら3人に再会できるぜ、と言ってからジグラー&ライバック&ローワンの3人を呼び出す。

次回PPVでルセフに勝つことを宣言してる途中でステファニーがスクリーンに登場。祝福ムードを台無しにして悪いけど、3人には試合をしてもらうわよ。

ライバックvsハーパー

ライバック ○ (フォール) ● ルーク・ハーパー
※シェルショック。

ジミーvsセザーロ

セザーロ ○ (フォール) ● ジミー・ウーソ
※アッパーカット。

バックステージ

ミズ&ミズドウにファンの男性が近付きサインを求める。忙しいんだ、と追っ払うミズ。「いえ、あなたではなく、ミズドウのサインを」と男性。ミズドウ喜んでサイン。喜ぶファンからサインを奪って破り捨てるミズ。本物のスターは誰にも媚びず、愚かな奴はすぐ調子に乗る。連敗街道まっしぐらだったコスプレ時代を忘れたのか。俺が代役に選んでやったおかげでタッグ王者にもなれたんだ。それをエゴで台無しにするのか。お前は史上最悪の代役だ。お前はクビだ!

落ち込むミズドウにミズが話を続ける。俺は慈善活動が趣味でもある。別の仕事を与えよう。俺の助手だ。再びミズを模写し始めるミズドウに、もう俺の代役じゃないんだから真似をするな!と怒鳴るミズ。

バックステージ

控室のシナをローワンが訪問。俺はケダモノのように扱われていた。そんな俺をあんたは気にかけてくれた。感謝している。今度は俺が恩に報いる番だ。ルセフを倒す。ルセフは極悪非道の破壊マシンだ、油断するなよ、とシナ。両者は固く握手。

ジグラーvsワイアット

ブレイ・ワイアット ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※シスター・アビゲイル。

バックステージ

自分のDVDの話で盛り上がるHHH夫妻のもとにロリンズ登場。さっきの提案は素晴らしかったが、なぜブライアンが出てくるんだ? ブライアンは関係ないじゃないか。

ステファニーが説明。ブライアンを出したのはファンを楽しませてあげるためよ。ブライアンに勝ち目はないわ。むしろチャンスだと思ってちょうだい。

オートンを思い出せ、とHHH。かつてはWWEの顔だった。しかし何度チャンスを与えても我々を失望させた。口先だけの男だったろう。ロリンズも同意。奴をカーブストンプで潰したのは俺だ、あんな奴と俺を一緒にしないでくれ。今夜の試合で俺は他の選手と格が違う事を分からせてやる。イエス旋風を終わらせる。

ペイジvsアリシア

ペイジ ○ (フォール) ● アリシア・フォックス
※丸め込み。

試合後、実況席のベラ姉妹と睨み合うペイジを背後からアリシア急襲。身動きを封じられたペイジにベラ姉妹が黒のスプレーをペイジの全身に噴射。色白のペイジを黒に染めて挑発する。

ミズvsシン・カラ

ミズと同時に入場しようとするミズドウ。しかしさっきの出来事を許さないミズは「真似をするな!」と1人で入場。サングラスを外した直後も真似しようとしたミズドウを怒鳴って止めさせる。

試合中、ピクリとも動かず静止するミズドウに観客が大きなミズドウコール。気を良くしたミズドウ、ミズがコーナー最上段に上ると自分も上ってしまい、またミズから怒られる。再び静止して耐えるミズドウ。しかしミズが観客にアピールした直後、エプロンに上がって自分もアピールしてしまう。またミズドウを怒鳴るミズ。

シン・カラ ○ (フォール) ● ザ・ミズ
※丸め込み。

ローワンvsルセフ

試合前にローワンを襲撃したルセフ。場外でいたぶった後、リング内でのアコレードでローワンを失神させる。しかしリング上のロシア国旗が降りてこないアクシデント発生でルセフ激怒。観客は大笑い。

バックステージ

控室のレインズをブライアンが訪問。ロリンズはムカつく野郎だ、というブライアンにレインズも同意。しかし次回PPVでは対戦できないぜ、相手は俺になるから、とブライアン。誰が相手だろうと俺は勝つ。分かったら消えろ、とブライアンを睨むレインズ。

PPV出場決定戦 ブライアンvsロリンズ

ダニエル・ブライアン ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※ランニング・ニー。PPVでレインズと対戦するのはブライアンに決定。
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