RAW #1141:AJ・リー、WWEからの退団を発表
(更新日:2015年5月16日)
会場 テキサス州オースチン テキサス大学
ケイン、職権乱用でロリンズの怒りを買う
実況チームはJBLとブッカーが復帰したものの、実況のマイケル・コールは負傷のため欠場し、バイロン・サクストンが代役として前回RAWに続き実況を担当。
オープニングは権力者チームの面々が登場。祭典で最大の出来事は、会場の観客動員記録を更新したことでもなければ、祭典で最大ののPPV視聴者数を獲得したことでもない。権力者たちがまたも勝利を手にしたということだ、と誇るロリンズ。HHHはWCWの残党スティングを粉砕し、大巨人はアンドレ杯を制し、ケインは……ケインは頑張ったよ!
俺は史上最高の巨人だ、と自画自賛する大巨人。史上最高と称された今年の祭典は新しいWWE世界王者の誕生で華々しく幕を閉じた。ロリンズこそが真の王者だ。名誉を重んじ、威厳と敬意を持つロリンズこそ我らの王者だ。
俺はWWE史上最高の王者として君臨し続けるぜ、とドヤ顔のロリンズ。祭典といえば、ケインについてまだ話してなかったな。ケインは、んーーー分からん。自分で話せケイン。
ケインが話し始めたところで今夜もオートンが登場して邪魔をする。祭典で史上最高のRKOを喰らった事実は覆らないぜ。祭典でお前は俺に負けただろ。
勘弁してくれよ、と反論するロリンズ。またあんたの悪いクセが出たな。あんたは常に物事を悲観的にしか見ない。メソメソと愚痴をこぼしてばかり。注目されないから悔しいんだろ?
愚痴だと? 俺は事実を言ってるんだ、とオートン。お前を祭典で倒した俺にはWWE世界王座に挑戦する権利があるはずだ。これこそ団体の利益だろう。あとは運営部長がどう判断するかだ。それともママとパパに聞かなきゃ決められないか?
オートン黙れ! と一喝するケイン。俺は運営部長であり権力者陣営の主要メンバーだ。強大な権力を持っている俺に敬意を払え。ロリンズの王座に挑戦したいらしいが他にも候補者がいる。そこで今夜、試合を組むことにした。三つ巴戦だ。勝者をWWE世界王座の第一挑戦者と認め、次回PPVでロリンズと闘わせる。出場するのは、レインズ、ライバック、そしてオートンの3人だ。これこそ団体の利益だ。
慌て始めるロリンズに構わず続けるケイン。各候補者にはシングル戦を闘ってもらう。シングル戦は三つ巴戦の前だ。まずはランディ、お前の試合からだ。相手は俺だ。
勝手に決めるな! と怒るロリンズを無視するケイン。文句を言おうとするロリンズをJ&Jや大巨人が制止する。
オートンvsケイン
※場外でのイス攻撃。オートンは三つ巴戦に出場決定。
AJ・リーの引退発表
WWE公式サイトでAJの引退が正式発表される。実際は引退ではなくWWE退団で、1年前に結婚した元WWEスターのCMパンクが団体を退団した際のトラブル(パンクとAJの結婚式当日に解雇通知が届いたことや、WWE専属医師をパンクが批判したことなど)が要因であると報道されている。
運営部長ケインの錯乱
試合に負け、控室で怒り心頭のケインに「キミは指導力が問題だよ…」と難癖つけてるのは久々登場のブラッド・マドックス。俺の部屋に入るな! 何様のつもりだ! と怒鳴るケインにロリンズが近付き、あんたこそ何様のつもりだ! と怒鳴る。いつになったら自分の役割を果たすんだよ。俺を守ることが最優先だとまだ分からないのか。
セスよく聞け、とケイン。お前がマネー権を獲れたのは俺のおかげだ。俺がいなければお前は主役になれなかったんだ。運営部長としては団体の利益が最優先。だからお前には王座防衛戦を闘ってもらう。確かにオートンは正しい。お前はオートンを恐れている。
相手がオートンだろうが誰だろうが必ず防衛してみせる、と反論するロリンズ。それより俺も団体の利益について考えた。あんたが運営部長を辞めることこそが最善の策だ。名案だろ。HHH夫妻も同意してくれるだろう。
ケイン反論。HHH夫妻は現在、南太平洋の孤島で休暇を楽しんでいる。通信手段はないから連絡の取りようがない。つまり俺が責任者だ。お前に口出しはさせないぞ。
HHH夫妻が戻ったら責任を取らされるぞ、覚悟しとけよ、と悔しがるロリンズの言葉に動揺することもなく冷静なケイン。威勢がいいな。しかしお前の無礼な態度は目に余る。今夜は俺が団体の利益を考えてかじ取りをする。お前の試合を組むぞ。今すぐだ。
ロリンズvsネヴィル
デビュー2試合目で世界王者と対戦とはな、緊張して試合なんかできないだろうから退散したらどうだ、とバカにするロリンズをソバットでダウンさせるネヴィル。怒りの表情で試合を受諾するロリンズ。
※カーブストンプ。
今夜もシナのUSチャレンジ
全員に挑戦を与えるとシナが宣言したUS王座戦。挑戦するため登場したのはスターダスト。
US王座戦 シナvsスターダスト
※AA。シナは王座防衛に成功。
ペイジ&ナオミvsベラ姉妹
※ヘッドシザース式フェイスバスター。
ライバックvsハーパー
※シェルショック。ライバックは三つ巴戦に出場決定。
ルチャ・ドラゴンズvsニュー・デイ(ウッズ&ビッグ・E)
※スワントーン・ボム。
レインズvs大巨人
※スピアー。レインズは三つ巴戦に出場決定。
ケインもディーバには弱かった
誰かとの電話を終えたケインの控室にディーバの4人(サマー、ナタリヤ、アリシア、キャメロン)が押し寄せてくる。色仕掛けで「ディーバにもっとチャンスを与えて」と迫る4人に渋々「来週ディーバ王座挑戦者決定バトルロイヤルを組む」と約束するケイン。大喜びで去っていくディーバたち。
ヘンリーvsシェイマス
※ブローグ・キック。
ミズvsミズドウ
※丸め込み。
WWE王座挑戦者決定三つ巴戦 レインズvsオートンvsライバック
終盤、権力者チームがリングサイドに登場。リング上からレインズがダイブして権力者チームの面々をなぎ倒すが、大巨人からKOパンチ2連発を浴びて失神。リング上で入り乱れる中、オートンが隙をつく。
※RKO。オートンはWWE世界王座への挑戦権を獲得。
試合終了直後、ロリンズがリング上のオートンにカーブストンプ。ベルトを高々と掲げて勝ち誇る。