RAW #1143:ミズドウ、女に裏切られブランドも失う

(更新日:2015年5月17日)

会場 ニューヨーク州オールバニ

オートン、RKO祭りを予告

オープニングではオートンが登場。次回PPVでRKO禁止というルールになったが、ロリンズを倒すのにRKOは必要ない。じっくりと奴をいたぶり苦しめてやる。金網戦で逃げ場はないからな。俺が攻撃を止めるまで奴の悲劇は終わらない。

続いてロリンズが登場。俺は複雑な心理戦を巧妙に勝ち抜いてきたから今がある。あんたは殿堂入り確実なスターだが、あんたより俺のほうが遥かに優れている。次回PPVでは必ず王座を防衛すると宣言しよう。

ちょっと待て、いい考えが浮かんだぜ、とオートン。PPVでRKOが使えないなら、今夜見かけた奴を片っ端からRKOの餌食にしてやる。お前にも今夜の番組終了までに必ずRKOを決めてやると宣言しよう。

アンブローズvsハーパー

ディーン・アンブローズ △ (リングアウト) △ ルーク・ハーパー

お化け屋敷によくいるタイプ

オートンの襲撃に怯えてキョロキョロしながら通路を歩くロリンズと護衛2名。そこへ後方から「アワアワアワ!」とバカでかい雄叫びをあげながら突進してきたのはオニール。ロリンズはビックリ仰天。王者に失礼だろ! と驚きながらも怒る護衛のジェイミー。そのジェイミーを睨み付けたオニール、弱い者イジメは止めとこう、と護衛をバカにしながら去る。

その様子を近くで笑ってたスタッフを見つけたロリンズ、何が面白いんだ、お前の身体で床掃除するのとどっちが面白いかやってみるか? と脅す。弱者には強いロリンズ。

そこへ再び後方から誰かが接近。背後に人の気配を感じたロリンズ驚く。立っていたのはHHH。ロリンズ安堵。

RKOにビビってるのか、と笑うHHH。まさか、オートンなんかにビビらねえよ、と強がるロリンズ。オートンはどうでもいいが、先週の件をケインには話してくれたのか? と前回RAWでのケイン反乱についてHHHに確認。

留守電やメールは受け取ってるが冷却期間が必要だ、俺も新番組の準備で忙しいんだ、後でケインに話しておくよ、とHHH。

ところでランディは……と言ってからHHHの耳元に近付くロリンズ、護衛を増やしてくれ、と小声で依頼。相手はオートン一人なんだぞ、とやんわり拒否するHHH。

タッグ王座挑戦者決定戦 ルチャ・ドラゴンズvsニュー・デイ(キングストン&ビッグ・E)

コフィ・キングストン ○ (リングアウト) ● シン・カラ
※リング下に隠れたウッズがシン・カラを妨害。ニュー・デイは王座挑戦権を獲得。

試合後、勝利を喜ぶニュー・デイの3人をオートンが襲撃。ウッズとキングストンにRKOを喰らわせる。

ファンダンゴvsアクセル

ファンダンゴ ○ (フォール) ● カーティス・アクセル
※ラストダンス。

リアリティ番組「タフ・イナフ」復活

HHHが登場。久々に復活することになったリアリティ番組「タフ・イナフ」について語る。

1年前、俺たちは岐路に立たされ、団体の未来を決める必要があった。そこでスターの中から団体を次世代へと導く人材を探した。その結果、10年先まで団体の顔になれる男を見つけた。セス・ロリンズこそ団体を未来に導く男だと誰もが認めざるを得ないだろう。今度は次世代のロリンズを発掘しなければならない。

タフ・イナフがまた始まるぞ。WWEスターになる夢を叶えてくれるリアリティ番組だ。全ての人にチャンスがある。公式サイトに動画を投稿して我々に見せてくれ。採用されるのは男10人と女5人。番組内で競い合い、最終的に選ばれるのは男女1名ずつ。決めるのはWWE幹部とファンたちだ。選ばれた二人は契約書に署名してWWEスターになれる。自信がある奴は出てこい。

ここでケインが登場。運営部長としてあんたの下で働けたのは光栄だった。しかしロリンズの人をバカにした態度にはウンザリだ。ロリンズに肩入れしてるようだが、あんたが力添えする価値などない男だ。俺は運営部長を辞める。

待て、後悔するような判断は止めろ、と説得するHHH。控室で二人きりで冷静に話し合おう。

おいおい待て待て、とロリンズが登場。力添えする価値がないだと? お望み通り辞めさせてやれよ。ケインみたいな負け犬は権力者チームの恥さらしだ。

負け犬呼ばわりは結構だが、先週俺の大技を喰らったのは誰だ、と言い返すケイン。時と場所を考えろ、と仲裁に入るHHH。

あんたこそ、その後の展開を忘れたのか、とロリンズ反論。あんたは自分の意思で俺を勝たせた。負けるのがあんたの役目だからだ。やりたくなかったなんて知るか。それがあんたの仕事だろうが。

この甘やかされたガキが! と激怒するケイン。何から何までお膳立てしてもらっただろうが。俺たちがお前を王者にしてやったんだ。マネーのカバンすら自分で獲れないくせしやがって。祭り上げる相手はお前じゃなくても良かったんだぞ。アンブローズでもエル・トリートでも良かったんだ!

罵り合うケインとロリンズを「いい加減にしろ!」と怒鳴って止めるHHH。感情的になるな。先週ケインが取った行動は正しい。団体の利益を優先させたんだ。権力者への忠誠心においてケインの右に出る者はいない。次回PPVの金網戦ではケインに門番を任せる。金網の中に出入りしようとする者はケインに止められるんだ。

ありがとう、必ず期待に応える、とHHHに礼を言って握手するケイン。ケインの態度は最悪なのにそんな権限を与えるな、と反対するロリンズ。ケインのレベルまで早く上がってこいという意味だ、とHHH。ケインがロリンズに手を差し伸べる。悩んだ末、渋々握手に応じてからマイクを投げ捨てて去るロリンズ。

ケイン、意地になる

通路で口論しているロリンズとケイン。まだケンカしてるのか、と仲裁に入るHHH、まずケインに対して説教。お前とは20年の付き合いだ。激しい気性も知ってる。だが今は組織の一員だと自覚しろ。もう地獄の炎を操る怪物じゃないんだぞ。

俺は今も怪物だ、見てるがいい、とHHHに反論して去るケイン。ほら言わんこっちゃない、と言うロリンズを睨むHHH。お前は大勢の助けを借りて王者になった。最大の功労者はケインだ。感謝の気持ちを持て。男の証明とはベルトじゃない。毎晩リングで闘って証明することだ。早速今夜試合しろ。相手はジグラーだ。

今夜だと? オートンがRKOを狙ってんだぞ、と慌てるロリンズ。今夜だ、と無視するHHH。自分が一流だというのを俺だけでなく世界に示してみろ。

ナオミvsブリー

ナオミ ○ (フォール) ● ブリー・ベラ
※リア・ビュー。

今日の昼ご飯

ケータリングで食事しながらスレイターがローワンに声をかける。おい、シナのUSチャレンジを知ってるか? 今夜は俺が挑戦してUS王者になるんだ。無言で立ち去るローワン。

おい! 新王者に対して失礼だぞ、と立ち上がって怒るスレイターに突如現れたオートンがテーブル上へのRKO。食べてた野菜サラダと共に沈むスレイター。落ちたサラダのかけらを頬張りながら指折り数えるオートン。これで3人目だな。

ボーリーブ!

レインズがリングに登場。何も話す事はない、サッサと出てこい、と大巨人を呼び出す。

しかし出てきたのは久々のボー・ダラス。マイクで語り始める。ヨーダはスター・ウォーズのエピソード1でこう言った。「怒りは憎しみに通じる。憎しみは苦痛に通じる」。祭典では敗北し、先週は車の上にチョークスラムを喰らい、キミは確かに苦痛を受けている。現実を見よう。キミは失敗者だ。チャンスは何度もあったのに失敗した。でも安心していい。キミはいつかWWE世界王者になる。努力すれば夢は叶う。

大切なのはボーリーブ! と叫んだ瞬間にパンチとスピアーを喰らってダラス撃沈。いつもの決めゼリフのビリーブを「ボーリーブ!」と裏声でダラスのマネしてふざけたレインズ。

シェイマスvsライダー

ゴング直後、マイクで喋りながら不意打ちのブローグ・キックを喰らわせるシェイマス。これで終わったら面白くないよな、とマイクで実況しながら暴行を続けるシェイマス。場外に放り捨てて2発目のブローグ・キック。3発目を狙ってるところでジグラーが登場。ブローグ・キックをかわしてジグザグ。

シェイマス ○ (反則) ● ザック・ライダー
※ジグラーの介入扱い。

今夜のUSチャレンジは大物がきた

シナが登場。次回PPVでのロシアン・チェーン戦への意気込みを熱弁した後、今夜もUSチャレンジ開催を宣言し、挑戦者を募る。登場したのはケイン。驚くシナ。

US王座戦 シナvsケイン

ジョン・シナ ○ (フォール) ● ケイン
※AA。シナは王座防衛に成功。

ミズ、インタビューでも雑に扱われる

ミズにルネがインタビュー。俺はA級スターだ。代役でも助手でもない。ミズドウがWWEで働けるのは俺のおかげだというのに、ブランドの使用権を賭けて俺に挑戦するとはな。俺の主演映画では代役など使ってない。この役のために軍隊で特訓を積んだんだ。今の俺は戦闘マシーンだぜ。ちなみにDVDは明日発売だ。

しかし突然ルネがミズの話をさえぎる。今からバイロンがシナにインタビューするそうなので切り替えます。なんだよ!と怒るミズ。

別の場所でシナにバイロンがインタビュー。ケインが挑戦してきたのは驚いたがUSチャレンジは楽しい。相手が誰でも結果は同じだ。話してる最中に背後からルセフがシナを襲撃。チェーンをシナの顔面に絡めてのアコレード。拷問技で悶絶したシナは失神。

「ミズ・ブランド」争奪戦 ミズvsミズドウ

試合前、「タフ・イナフ」に出演していたデビュー前の若きミズの映像が流される。

終盤、エプロンでもみあうミズとミズドウ。ミズドウのセコンドについていたサマーがミズではなくミズドウの顔面を引っかいて裏切り。

ザ・ミズ ○ (フォール) ● ダミアン・ミズドウ
※スカル・クラッシング・フィナーレ。ミズはブランド保持決定。

試合後、サマーからマイクを受け取りご満悦のミズ。いつもの決めゼリフを叫ぼうとした瞬間に乱入したオートンがRKO。4本の指を示してオートンご満悦。

ライバックvsローズ

試合前、「タフ・イナフ」に出演していたライバックの映像が流される。ミズとライバックは「タフ・イナフ」で同期生だった。

ライバック ○ (フォール) ● アダム・ローズ
※シェルショック。

ロリンズ、突然素直になっちゃった

試合に負けて不機嫌なケインにルネがインタビュー。試合の後、ツイッターを見ましたか? と聞かれ、何の話だ? と確認するケイン。ルネがスマートフォンを見ながらJ&Jのツイッター投稿を読み上げる。「ボスが笑えることを言った。ケインに入れ歯クリームかオムツを贈ろう」

それを聞いたケインはロリンズの控室へ直行。入れ歯クリームだと! と怒鳴るケインに、内輪の話をなぜ知ってるんだ、と焦るロリンズ。両者を仲裁するHHHが横を見ると、罰が悪そうに小さくなってる実行犯らしきジェイミー。

内輪の話だと? 俺に直接言ってみろ、とケイン。じゃあはっきり言ってやる! と激昂するロリンズ。慌てて止めるHHH。よく聞け! ごめん!

キョトンとするHHHたち一同。悪かった、と謝罪を始めるロリンズ。オートンとのいざこざでピリピリしてたんだ。あんたのおかげで王者になれた。それは分かってるけど何度も言われるとバツが悪いんだ。今までのあんたの働きにはすごく感謝してる。次の一戦をあんたに捧げるよ。俺よりカラダもデカイし器もデカイ。あんたの勝ちだ。

そして試合のため控室を出て行くロリンズとJ&J。それを後方から眺めてニヤリとするオートン。

ジグラーvsロリンズ

終盤、シェイマスがリングサイドに登場。ジグラーの注意を引いたところでロリンズが隙をつく

セス・ロリンズ ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※変形フェイスバスター。

試合後、マイクを持ったロリンズ。どうだ、宣言通り勝ったぞ。俺がエースだと証明した。オートンに忠告しよう。PPVであんたのRKOは封印されたぞ。PPVでは……と言いかけたところでなぜかHHHが登場。ロリンズからマイクを奪う。

次回PPV、この男はオートンを打ち負かすぞ。これを見てくれ、と何かの映像を流そうとするHHH。しかしロリンズ、HHHからマイクを奪い返す。さっきの話の続きをさせてくれ。ジグラーを倒して実力を証明した。次回PPVではオートンを倒して、WWEが俺のものだと証明する。男を上げてやるぜ。ケインが門番なんて全く役に立たねえよ。あいつは老いぼれだ。

ここでケイン登場。老いぼれと言われてまた怒ってる様子のケインを止めに入るJ&Jの二人とHHH。リング上で一人になったロリンズは天井に設置された金網を降ろすようスタッフに命じる。HHHに説得されリングに近付けないケイン。金網が完全に降り、ケインから身を守れたと安心したロリンズの背後にはニヤリと笑うオートンが侵入していた。

必死に逃げるロリンズと追うオートン。金網によじ登るロリンズの足を払い、落ちてくるところを電光石火のRKOで叩き付けたオートン。金網の外で呆然とするHHHと、嬉しそうに笑ってるケイン。

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