RAW #1152:ロリンズ、レスナーが怖くて元仲間の3人に謝罪

(更新日:2015年8月4日)

会場:インディアナ州インディアナポリス

マイケル・コール、おしっこチビりそうになる

オープニングはレスナーがヘイマンを伴い入場。レスナー復帰に関して説明を始めるヘイマン。

レスナーが謹慎するハメになったのは、ロリンズが再戦を拒否したことが発端だ。レスナーを復帰させるためにどんな交渉をしたか話しておく。WWEが要求したのは金ではなく謝罪だった。レスナーが公衆の面前で謝罪することをWWEは要求している。謝罪する相手は無期限謹慎の要因となった暴行の被害者、マイケル・コールとJBLだ。2人に謝罪しなければWWEへの復帰も次回PPVでの王座戦もできないそうだ。「謝罪は要りません」と実況席のコール。「俺もだ」とJBL。観客はブーイングで謝罪不要をアピール。

ヘイマンと何やら笑顔混じりで話した後、リングを降りて実況席に向かうレスナー。ビビって立ち上がり最悪の事態に備える実況陣。まずJBLに歩み寄ったレスナー。しばし睨み合った後、手を差し出す。JBL、唖然としながらも握手に応じる。

めちゃくちゃビビってるアナウンサーのコール、「待ってください、謝ります」となぜか自分が謝罪するチキンっぷり。そのコールにも手を差し出すレスナー。恐る恐るコールが握手に応じた直後、レスナーがコールをヘッドロックで締め上げる。場内騒然。コールは悲鳴。「やめてください!」と懇願するコール。レスナーはコールを椅子に座らせ、強引に頭を撫でながら「許してくれるか?」と笑う。完全にビビってるコール、「もちろんです」と返答。レスナー、再びコールの頭を撫でてリングへ戻る。コール放心状態。

これでレスナーはWWEに復帰する条件を満たしたな、とヘイマン。コールはレスナーの謝罪を受け入れたよな?(コール、実況席から恐る恐る頷く)

では私もあらかじめ謝罪しておこう。コソコソ、ネチネチ、悪評高く不愉快でいまいましい、下品で卑劣で性根も腐り、ゴマすりが得意な泥棒野郎のロリンズに対して謝罪しておく。NXTで初代王者に輝き、大事に育てられ、その後はシールドのメンバーに守られ、今は権力者夫妻が保護者代わり。ロリンズは次回PPV、飛行機でセントルイスに向かうつもりかもしれんが、君が手にしているのはファーストクラスの片道チケットだ。行き先はスープレックス祭りの会場。そこで接待してくれるのはビンス会長や権力者たちじゃないぞ。もちろんJ&Jやケインでもない。王者交代を待ち望んでいるファンでもない。君をもてなすのは、征服者であり猛獣、かつての王者で未来の王者でもあるレスナーだ!

アンブローズvsケイン

試合終盤、ロリンズがステージから登場。アンブローズに蹴りを喰らって排除されるがケインを救援する形となる。

ケイン ○ (フォール) ● ディーン・アンブローズ
※チョークスラム。

不仲のロリンズに助けられて複雑な表情のケイン。

和解作戦、失敗

ケインと並んでバックステージを歩くロリンズ。分かっただろ。お互いに援護し合えば俺たちは敵なしだ。いろいろ考えたが、そろそろ仲直りしないか?

あれほど無礼を働いて助けてもらえると思ってるのか、とケイン。お前の考えなどお見通しだ。レスナーとの王座戦で助けて欲しいんだろ。

俺がレスナーにビビってるとでも思ってるのか、とロリンズ。レスナーから王座を奪ったのは俺だぞ。次もぶっ潰してやる。援護なんて必要……。

必要ないんだろ? とケイン。言葉を止めたロリンズ。レスナーは関係ない。家族と仲直りするのは当然じゃないか。

ロリンズが和解のため手を差し出すが、しばし考えたケイン、握手をせず立ち去る。ロリンズ「えええー?」という表情。

PTPvsアセンション

ダレン・ヤング ○ (フォール) ● ビクター
※ガット・チェック。

レインズvsシェイマス

試合終盤、ワイアットがスクリーンに映る。誰かと会話してる様子のワイアットに、娘が拉致されたかもしれないと取り乱したレインズがバックステージに走っていく。

控え室の扉を1つ1つ開けてワイアットを探すレインズ。やっと部屋を見つけたが、中には誰もおらずワイアットの歌声が流れるのみ。

和解作戦失敗パート2

コーヒーを飲んでるJ&Jにロリンズが近づく。ロリンズが差し出したコップを受け取ったが即座に放り捨てるジョーイ。おいおい勘弁してくれ。仲間割れしてる芝居はもうしなくていいんだよ、とロリンズ。

芝居? と表情を曇らせるジェイミー。俺たちはあんたを王者にするために必死で働いた。そのお返しは俺とジョーイをコケにすることか。ホビットとかお笑いコンビとか呼んでたな。

笑いが取れると思ったから言っただけさ、とロリンズ。ケインにも言ったけど俺たちは家族同然じゃないか。冗談だって言い合うだろう。お前らは護衛ではない。俺の友達だ。協力してくれよ。レスナーが怖いからじゃねえぞ。俺はWWE世界王者だ。俺一人でも倒せるんだけどな。でもWWE世界王座はお前らにとっても重要だろ。ベルトは権力者の象徴。みんなで守っていこうぜ。もし俺たちが対立し続けることで俺がレスナーに負けたら、俺ではなくお前ら2人の責任になるんだぞ。

話を聞くだけ聞いて、鼻で笑って無言で去るJ&Jの2人。「マジかよ……」という表情のロリンズ。

ネヴィルvsキングストン

ネヴィル ○ (フォール) ● コフィ・キングストン
※レッド・アロー。

ライダーvsバレット

バッドニュース・バレット ○ (フォール) ● ザック・ライダー
※ブル・ハンマー。

次回PPVでのUS王座戦決定

シナが登場。US王座はチャンスの象徴であり、俺は誇りに思っている。しかしチャンスの象徴であるがゆえにピンチを招くこともある。オーエンズがそうだ。1度俺を倒しただけでシナの時代は終わりだと言いやがった。前回PPVで壮絶な試合の後、俺は奴の健闘をたたえたが、奴は牙をむいた。先週は何の非もないアーティストまで襲いやがった。奴は才能あるレスラーだが人間としては最低のゴミ野郎だ。奴によれば俺はアメリカの偽ヒーローらしい。俺のキャッチフレーズはスーツ組が作った虚構だとさ。しかし俺は闘って王座を守る。強い方が勝つんだ。欲しいなら取りにこい。

ここでオーエンズ登場。普通ならあんたの暴言に腹を立てるんだろうが、俺は怒ったりしない。俺は他人の意見に流されない。気にしたこともない。悪口なら散々言われてきた。あんたは今「ゴミ野郎」と言った。そのゴミ野郎にあんたは負けたんだ。あんたは他人の評価が気になって仕方ない。俺の関心は王座を奪うことだけ。だからNXTでデビューしてすぐに王座を獲得した。あんたにとってUS王座はよりどころだろ。トップの証だと言うのなら俺が頂こう。あんたよりも優れた俺が持つべきだ。

次回PPVでお前の挑戦を受けてやる、とシナ宣言。

権力者夫妻、ロリンズにオトナの説教

シナとオーエンズのやり取りを控え室のモニターで見ている権力者夫妻のもとにロリンズがやって来る。不安でもあるの? とステファニー。バカ言うな、とロリンズ。何度も言うが俺はビビってない。それよりもケインとJ&Jだよ。権力者チームは固い絆で結ばれていた。俺はその絆にヒビを入れてしまったらしい。壊れかけた絆を元に戻したい。でもケインたちには伝わらない。

自分の非を認めて仲直りしたらどうかしら? とステファニー提案。あいつらは頭を下げねえんだよ、とロリンズ。それで解決するっていうのによ。

あきれた奴だな、とHHH。レスナーが怖くて護衛が欲しいんだろ。レスナーとの王座戦を組んだのは、お前なら勝てると思ったからだ。でも怖いっていうのか。誰でも猛獣は恐ろしい。レスナーを恐れない者は頭がイカれてるんだ。しかし本当にデキる男なら自分の力を過信せずに対策を練り、最悪の事態を想定する。何としても勝てる手段を用意するんだ。逃げずに立ち向かえ。リングに上がり、腹をくくって謝罪の言葉を告げてみろ。絆を取り戻すにはそれしかない。「悪かった」と謝罪するだけだ。

大人の男になりなさい、とステファニー。もしレスナーが来たらどうするんだ、と不安なロリンズ。絆を取り戻したいなら自分で考えなさい、とステファニー返答。その通りだ、と同意するHHH。家族への誠意を見せてみろ。

ベラ姉妹vsナオミ&タミーナ

ベラ姉妹のセコンドには、前回スマックダウンでチーム・ベラへの加入を表明したアリシアがつく。

ニッキー・ベラ ○ (フォール) ● ナオミ
※ラック・アタック。

ライバックvsヘンリー

試合前、次回PPVではIC王座戦としてライバックvs大巨人vsミズの三つ巴戦が組まれたと発表される。ゲスト解説の大巨人、ライバックを自信過剰と評し、ミズはどうでもいいと相手にせず。

ライバック ○ (フォール) ● マーク・ヘンリー
※コーナー最上段からのスプラッシュ。

試合中はヘンリーに声援を送り鼓舞していた大巨人、負けた直後のヘンリーを罵倒し始め、口論に発展。この2人はいつも対立してる。

因縁を深めるライバックと大巨人

試合直後のライバックにインタビュー。次回PPVの王座戦が三つ巴戦形式になったことについて、「三つ巴戦は危険な形式だ。負けずして王座を失う可能性がある。しかし王座は渡さない。15年以上も疎遠にしてた両親が先日の防衛戦を見に来てくれた。両親の前で防衛できて最高だった。このベルトは俺の全て。何が何でも守り抜く。1人だろうが2人だろうが人数は関係ない。ビッグガイは受けて立つ」

ここで大巨人が拍手しながら登場。感動的なスピーチだったよ。だが次回PPVでは俺がお前の本性を暴いてやる。かわいいライバック坊やちゃん、俺を怒らせるなよ。

口だけは達者だな、とライバックが返し、乱闘に発展。ボコボコに蹴られまくったライバックが逆襲して大巨人を壁に激突させる。大巨人は失神。

ジグラーvsローズ

試合前にキスするジグラー&ラナを見て笑うローズ&ローザ。真実の愛を見せてやる、と対抗してブチュー。イチャイチャ大好き同士の対戦。

ドルフ・ジグラー ○ (フォール) ● アダム・ローズ
※コーナー最上段からのダイブをスーパーキックで迎撃。

試合後、またブチュブチュとキスしまくるジグラーとラナ。控え室のモニターで見ていたルセフ、松葉杖を放り投げて怒りの絶叫。倒れてしまったルセフのもとにサマーが現れ、松葉杖を手渡す。無言で奪い取るルセフ。

スター・ウォーズに謝れ

あの男は俺たちにまた護衛させる気ですよ、とHHH夫妻に訴えるJ&Jとケイン。散々バカにされたけど、スター・ウォーズでいえば俺はヨーダだ、とジェイミー。分かるでしょ、ステフ。

確かに耳はソックリね、とステファニー返す。冗談はともかく、確かにロリンズは態度に問題がある。でも彼に投資してるのよ。HHHも彼を団体の未来と見込んでる。彼がWWE世界王者になれたのは、あなたたちのおかげ。

ヨーダなら分かるだろ、とHHHが続ける。WWE世界王者としての重圧は並大抵のものじゃない。周囲は敵だらけ。背中を見せたら刺される。それに似た状況だ。王座を守ることの大変さをケインは経験しただろう。ロリンズが苦しむ姿をお前たちも見てきただろう?

本音はロリンズ1人だけでレスナーと闘って欲しいけど、ひとまずロリンズの話だけでも聞いてあげて、とステファニー。渋々同意するJ&Jとケイン。去っていく3人を見ながら、ヨーダか……と渋い表情のHHH。

ロリンズの謝罪は3人に届くのか

ロリンズがリングに登場し、語り始める。自分が悪いと分かってても正しいと開き直るのは簡単だ。過ちを認める方が難しい。間違いを認めるために俺は出てきた。ケイン、ジョーイ、ジェイミー、直接謝罪がしたい。出てきてくれないか。

ケインとJ&Jが登場。3人に語りかけるロリンズ。この謝罪はレスナーと関係ない。問題は俺たちだ。家族としてやり直そう。ジョーイとジェイミーには心から謝る。ひどいことを言った。元王者のお前たちを俺は目標にしてたんだ。闘い方をマネもしたし何度も救ってもらった。支えてもらったから俺はここまで来れた。2人には心から謝る。また家族になろう。

次はケインだ。誰よりもキチンと謝る必要がある。先週は「古代生物」と呼んでしまったが、あれはもちろん冗談だ。化石どころかあんたは現役だ。年を重ねるごとに深みを増していく熟成されたワインのような人だ。正直に言うと、俺は昔からあんたの大ファンだ。だから頼むよ。心から謝る。許してくれ。また家族になろう。

何やら耳打ちし合うJ&J。無表情のケイン。この俺が公衆の面前でこんなにも謝ってるんだ、どうして欲しいんだ、と焦り始めるロリンズ。頼むよ、許してくれ。俺を仲間に戻してくれ。そう言って手を差し出す。どうするか考え込むケインとJ&J。

ここでレスナー登場。ビビって半泣きの表情になるロリンズ。場外を1周してリング内の4人を威嚇した後、エプロンに立つレスナー。それを見て臨戦態勢に入ったJ&J。ジョーイがポンポンとロリンズの背中を叩き、J&Jとケインは場外に出る。元仲間に見捨てられて唖然としながら独り固まるロリンズ。それを見て笑っちゃうレスナー。

しかしレスナーの背後をケインが襲撃。J&Jの2人も続くがレスナーに投げ捨てられる。3人をたった1人で一掃したレスナーがリングに入り、ロリンズを捕獲して投げっぱなしジャーマン3連発。さらにF5を狙うもケインが阻止してチョークスラム。2発目を狙うケインに蹴りを見舞ったレスナー、ケインの巨体をもジャーマンで投げ飛ばす。再び侵入してきたロリンズを捕獲したレスナー、再度のF5狙いをまたもケインが阻止。ロリンズとケインが協力してレスナーの足を攻め、鉄柱攻撃と椅子攻撃でヒザを痛めつける。立てなくなったレスナー。ジョーイも加勢して集中砲火の後、最後はロリンズがペディグリーでレスナーを葬る。権力者チームの復活をアピールして勝ち誇るロリンズ。

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