RAW #1165:嫉妬に狂うペイジ、フレアー親子の感動セレモニーをブチ壊す

(更新日:2015年10月31日)

会場:テキサス州ラレド

オートン、ワイアット・ファミリーに逆襲

オープニングはワイアット・ファミリーが登場。前夜のPPVでレインズ組に勝利をしたことを誇る。お前の仲間は全員潰すと言っただろ、と叫んでいるところでレインズ登場。

単身リング上に乗り込んだレインズ、ワイアットに一騎討ちを要求。何度俺に負ければ気が済むんだ、と拒否するワイアット。俺は試合がしたいんじゃない、ルール無用の闘いをしようぜ、と引き下がらないレインズ。ハーパーとストローマンに何やら耳打ちしたワイアット、二人を場外に下げて闘いを受諾。

殴り合いを始めたレインズとワイアット。乱闘をレインズが優位に進めているところでハーパーとストローマンが乱入。レインズがストローマンに投げられたところでアンブローズが救援に駆けつける。ハーパーは蹴散らしたが、ストローマンに攻撃が通じず返り討ち。

レインズ&アンブローズがワイアットたちに暴行されてるところで、今度はオートンが救援に駆けつける。無敵のストローマンを3人がかりでようやく排除。

チクりに行ったロリンズを待ち構えていた悪魔

権力者の控室前でウロウロしているロリンズ、意を決して控室に入る。奴は必ず現れるから何か対策を練らないと……と言い始めて黙り込むロリンズ。視線の先には「奴」ことケイン。しかし赤いマスクはかぶらずスーツ姿のケイン、笑顔で振り返り「よう!」とロリンズに明るく挨拶した後、対策って何だ? と尋ねる。

ここで何してる? とビビるロリンズ。何って働いてるんじゃないか、とケインは笑顔。なぜ昨夜俺を襲ったんだ、と聞くロリンズ。何を言ってる? とスッとぼけるケイン。俺は足首を破壊されて療養してたんだ。

破壊したのはレスナーだ。その後に起こったこと(ロリンズは追撃の蹴りを入れた)は謝るよ。我を失ってしまったんだ、とロリンズ。

お前を恨んではいないよ、とケイン。足の怪我も治ったし、運営部長にも復職できたしな、とひたすら笑顔。

HHHたちはどこだ、迎えに行かなきゃ、というロリンズ。その前に業務連絡だ、とケイン。US王座を賭けたシナとの再戦を組んだぞ。

え、えっと、わ、分かった、と動揺しながら控室を出るロリンズ。シナを倒せよ! と上機嫌なケイン。

6人タッグ戦 ネヴィル&ルチャ・ドラゴンズ vs スターダスト&アセンション

カリスト ○ (フォール) ● ビクター
※サリダ・デル・ソル。

ロリンズに試合を命じるHHH

バックステージでようやくHHH夫妻を見つけ、駆け寄るロリンズ。どうなってんだ、大変なことになってるぜ。なんでケインを運営部長に戻したんだ。奴は昨夜、俺のキャリアを潰しかけたのに知らん顔してあんたの部屋にいる。昨夜は2試合を闘ってボロボロなのに、勝手に俺の再戦権を行使しやがった。ケインに話をつけてくれよ。

落ち着け、冷静になれ、とHHH。その話が本当ならシナとの再戦を闘ってもらう。US王座を取り戻すチャンスだ。試合に集中しろ。

シナはあなたに任せるからケインは私たちに任せて、と同意するステファニー。

ライバック vs ダラス

ゲスト解説のオーエンズに王座奪取祝福のコメントを贈るダラス。転じてライバックをバカにし始める。君はオーエンズより強いとボーリーブしてたんだね。あり得ないよ。

ライバック ○ (フォール) ● ボー・ダラス
※シェルショック。

試合終了直後、オーエンズがライバックを襲撃。しかしミートフックで返り討ちにされる。

ペイジ、嫉妬に狂ってPCB内紛劇

殿堂者リック・フレアーが登場。私は幸せな父親に見えるか? 鼻高々に見えるか? と観客に問うご機嫌なフレアー。

人生には何度か忘れられない特別な瞬間がある。初めて入場するとき、花道で大勢の観客に圧倒される。初めて王座を戴冠したときもそうだ。恋に落ちたときもそうだな。しかしこれだけは言える。人生で最も誇らしい瞬間。1981年に初めてNWA世界王者になったときではない。HBKとの引退試合でもない。それは昨夜だ。娘がディーバ王座戦に勝利した。私は何もしてない。娘は自分の力で成し遂げた。血と汗と涙を流して努力し続けたから到達できた。みんな、温かく迎えてやってくれ。私の愛する娘、そしてディーバ王者、シャーロットだ。

父に呼び込まれてPCBの仲間と共に入場するシャーロット。父が一緒だから泣きそうだわ、と感激が戻った様子。父フレアー、早くも涙目。

小さい頃からずっと父の試合を客席で見てたわ。パパみたいになろうと思った。自慢の娘になろうとずっと頑張ってきた。パパの娘になれて良かった。パパ愛してるわ。涙声になるシャーロット。泣き始めるフレアー、娘をハグして髪の毛にキス。

ディーバ革命が始まってからずっとPCBの仲間たちと一緒だった。夢のような日々だったわ。親友が2人もできた。ベッキーは妹みたい。短い人生を楽しもうということを教えてくれた。ありがとう。それからペイジ、私たちはNXTの同期よね。あなたは初代NXT女子王者になった。あなたの背中をずっと見てた。目標だったのよ。あなたを追いかけてきたから今の私がいる。

シャーロットからマイクを奪ったペイジが語り始める。彼女は輝いてるわよね。会場全体も祝福ムード一色。でも彼女が王者になれたのは私がいたから。とんだ茶番だわ。「パパ愛してる」「あなたがいたから王者になれた」ってもうウンザリ。私に追いついたつもり? 私にはWWEデビューの日にディーバ王者になったわ。2度もディーバ王者になった。元王者として教えてあげる。すぐに王座陥落よ。ベラ姉妹が取り返すわ。そしてディーバ部門は元通り。こんなの革命じゃない。あんたはただの暫定王者。ベッキー、あんたはディーバで一番ダサい。BADは派手だけど中身からっぽ。ラナとサマーは王座より男を奪うのに忙しい。ナタリヤは最近見ないけど引退したの? そしてベラ姉妹。頂点に立てたのには特別な意味がある。みんなも知ってるわね。シャーロット、あんたは偉そうにしてるけど、何もかも老いぼれな父親のおかげでしょ。

激昂するシャーロットを必死で止めるベッキー。ペイジはマイクを放り捨てて退場。シャーロットとベッキーが呆然としてるところでチーム・ベラの3人が登場。ペイジはどこ行ったの? 直接言ってあげたかったわ。地道な努力を続けてね。シャーロット、哀れね。王者とはみんなから嫉妬される立場なのよ。耐えられるかしら。あなたには無理そうね。ペイジも全然無理だった。私ほどの女じゃないと長期政権を築けないわ。状況は良くならないわよ。今夜、妹があなたを倒すわ。そして私との再戦であなたは王座を失う。せいぜい頑張って。

シャーロット vs ブリー

シャーロット ○ (タップ) ● ブリー・ベラ
※8の字固め。

ヘンリー vs シェイマス

シェイマス ○ (フォール) ● マーク・ヘンリー
※ブローグ・キック。

ケイン、前夜の記憶が本当にない?

控室でコーヒーを飲んでるケイン。HHH夫妻が部屋に入ってきてケインの復帰を歓迎。シナとロリンズの再戦を組んだのは問題ないが、怪我して以来ずっと音沙汰なしだったのに昨夜いきなり現れたのは驚いたよ、とHHH。昨夜? 何の話だ? とスッとぼけるケイン。

ケイン聞いてちょうだい、とステファニー。ロリンズに復讐したいんでしょ。積もる恨みがあるのも分かるけど、私たちに心理戦を仕掛けて出し抜こうとしても無駄よ。

そんなつもりはない、とケイン。この仕事に誇りを持ってる。業界の利益のために仕事を全うしたい。

何かをケインに言おうとするHHH。しかし言葉を遮ったステファニー。とにかくこれからも3人で協力していきましょう、と場をおさめる。過去は水に流して前進しましょう。心を1つにするのよ。それには条件が1つある。ケイン、あれを返してちょうだい。

手を差し出したステファニー。その手を笑顔でポンと叩くケイン。タッチじゃないの、赤いマスクを返してちょうだい、と説明するステファニー。マスクは君に預けたはずだ、とケイン返答。もしマスクをなくしたのなら、後々面倒なことになるかもしれないな。突然無表情になるケイン。それに気付きケインを睨みつけるHHH。

笑顔に戻ったケイン、俺も探してみるよ、と再び明るい口調に。見つけたら報告するよ。今夜は会えてよかった。

久々登場のナタリヤ、親友ペイジに説教

イライラした表情でバックステージをウロつくペイジが誰かに気付く。あら、まだ引退してなかったの? とペイジが声を掛けたのはナタリヤ。近寄ってくるナタリヤに、バカなことをしたと説教したいの? とペイジが機先を制す。

いいえ、あなたの話にも一理ある、とナタリヤ。でも誰だって不満は抱えてるわよ。あんただけじゃない。のけ者にされる気持ちは私が誰より知ってる。さっきのはプロらしくない。シャーロットの祝勝会だったのよ。あなたがデビュー戦で王者になったとき、同じことされてたらどう思う?

分かったわよ、母親みたいにうるさく言わないで、となだめるペイジ。私は引退しないわよ、とナタリヤ。今夜はナオミと試合をする。あなたの友達としてこれだけは言わせて。あなたの行く道を邪魔してるのは自分自身よ。

ジグラー&ダッドリーズ vs ルセフ&ニュー・デイ

前夜のPPVで自分たちがテーブル攻撃しようとしたことなどすっかり忘れて、ダッドリーズの暴挙を非難し「テーブルを守れ」運動を推進するニュー・デイの3人組。

ルセフ ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※スーパーキック。

ナタリヤ vs ナオミ

ナオミ ○ (フォール) ● ナタリヤ
※リア・ビュー。

ケインの処遇に手を焼く権力者チーム

控室のHHH夫妻にロリンズが近づく。どういう状況なんだ。教えてくれ。

どうやらケインは昨夜あなたに借りを返してすっかり気が済んだみたいなのよ、とステファニー。今夜はスーツ姿で仕事をしてるし、あの様子なら復職させても大丈夫よ。隣りで同意するHHH。

待て待て、それはダメだ、とロリンズ反対。相手はケインだぞ。昨夜の暴挙を見ただろ。マスク姿で俺を殺そうとしたんだ。2人ともあいつのことはよく知ってるだろ。危険極まりない奴なんだぞ。

もういい、やめろ! と声を荒げるHHH。ケインの件は任せろ。お前はシナとの対戦だけ考えておけ。

セザーロ vs ビッグ・ショー

ビッグ・ショー ○ (フォール) ● セザーロ
※KOパンチ。

US王座戦 シナ vs ロリンズ

ジョン・シナ ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※AA。シナは王座防衛に成功。

試合後、スクリーンにケインが登場。運営部長としてお前には最高の世界王者になって欲しい。だが気をつけろ。お前の王座は狙われてる。誰が敵かは分からない。想像もしなかったところでお前は襲われるかもしれないぞ。人生最大の悪夢を見せてやる。

スクリーンを見ながら動揺するロリンズ。突然ステージ上に火柱。次の瞬間、リング下からリングを突き破って赤マスクのケインが登場。ロリンズの足を掴んでリング下に引きずり込もうとする。一度は蹴って逃れたロリンズ。しかし再びケインに捕獲され、リングの穴の中に引っ張られる。ロリンズ逃げ切れず、悲鳴をあげながら穴の中に消える。

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