RAW #1168:ルセフとラナの実生活ゴシップ発覚で2つのストーリーが破綻

(更新日:2015年11月13日)

会場:イリノイ州シカゴ

あんたはナッツ姫か

控室の中、誰かと電話で会話しているケイン。スピーカーフォンから聞こえる電話の相手はステファニー。いま離陸したところよ。かなり遅れそう。最悪な1日だわ。CAらしき女性の「お客様…」という声に、何? 電話中だから遠慮しなさい、と怒ってる様子。続いて話し始めたHHHの背ろでまだ怒鳴ってるステファニー。しつこいわね、消えなさい。

冷静になれ、と妻を諭した後、ケインに指示を出すHHH。俺たちが到着するまで番組を仕切ってくれ。「貸し切りだから問題ないでしょ」とまだ怒鳴ってるステファニーをHHHが再び諭す。

いいかケイン、運営部長として責任ある行動を取ってくれ。ロリンズと争うのは厳禁だぞ。とにかく頼む。

任せてくれ、と言って電話を切った後、ニヤリと笑ったケインは番組の現場監督を呼び出す。ロリンズに伝えてくれないか。今夜の試合はランバージャック形式だとな。対戦相手は、俺だ。

アンブローズとオートンの主導権争い

アンブローズが登場。良い知らせだぞ。権力者の到着が遅れてるんだってよ。おもいっきり自由にやらせてもらうぜ。グダグダと話すつもりはねえ。誰かと闘いてえな。

そこへオートンが登場。2週間後のPPV、お前はハーパー&ストローマン組と対戦するらしぞ。しかもお前が組むのはこの俺らしい。

心強い相棒で嬉しいぜ、とアンブローズ。あんたとなら怖いもんなしだが、アドバイスは要らん。俺の方が連中に詳しい。あいつらに勝ちたきゃ俺に従え。

苦笑するオートン。お前の才能は認めてやるよ。デビューしてすぐに頭角を現した。でもな、お前がWWEのスターに憧れていたガキの頃、俺はもうWWEで闘ってたんだぜ。俺もお前も他人とツルむのは苦手だ。俺と共闘できる変人はお前しかいない。ワイアットたちを潰したいなら俺の指揮に従うのが利口じゃないか?

俺は何をするか分からないぜ、と不敵に笑うアンブローズ。お前が暴走するのを見過ごす気はない、とオートン。俺はあんたを信用してないぜ、と言うアンブローズに対し、気持ちは分かるよ、と返すオートン。俺も俺自身を信用してないからな。

何やら口論を始めた2人を邪魔するように陽気な3人組、ニュー・デイが登場。頭を抱えるアンブローズ&オートン。

親交を深めてる途中で邪魔しちゃってごめんよ。ワイアットの話で盛り上がってるみたいだが、もっと楽しい話をしようぜ。ダッドリーズの2人、ジグラー、そしてシナ、先週俺たちは4人を同時に叩きのめしたんだ。たった一晩で俺たちは過去の名チームを超えた。なあアンブローズ、お前がいたシールドにも出来なかったよな。オートンは権力者を味方につけてた時も、それからエボリューションの時も、それからレガシーの時もかな、オートンは所属チームが多すぎだよな(こらえきれずに笑ってしまうオートン)。失敗例が多いからって落ち込むなよ。今は新時代、ニュー・デイの時代だ。逆らうならポジティブ・パワーを味あわせてやるぜ。

スクリーンにケインが登場。何やら問題が起きてるな。ニュー・デイは最高のチームだと自認するならアンブローズとオートンを倒してみろ。今から試合だ。

アンブローズ&オートン vs キングストン&ビッグ・E

コフィ・キングストン ○ (フォール) ● ランディ・オートン
※丸め込み。

ニッキー vs ナオミ

セコンドについたサーシャは、先日行われたNXTでのアイアンマッチで関係者が大絶賛する素晴らしい闘いを披露。観客から大歓声を浴びて照れ笑い。試合中もニッキーとナオミそっちのけで「サーシャを出せ」チャントが飛び交う人気っぷり。

終盤、ニッキーが大ピンチの際にブリーが実況席に立ち上がってマイクを掴み、観客のチャントを真似て「サーシャを出せ」と連呼。サーシャが駆け寄ってブリーの足を払い床に落とすが、気を取られたナオミをニッキーがエルボーで一撃。

ニッキー・ベラ ○ (フォール) ● ナオミ
※ラック・アタック。

PCBに続いてBADも仲間割れさせようというチーム・ベラの策略。BADは(というかWWEのシナリオライターたちは)またしても安易に内紛劇という展開にしてしまうのかどうか。

シカゴの観客はシナが嫌い

シナが登場。シカゴの観客からは、地元のヒーローだったCMパンクが在籍してた頃から嫌われまくってるシナ。この日もブーイングすら飛ばずシーンとしている。ここの会場は俺にとって唯一無二の場所だ。なぜなら俺はここでデビューしたからな、と言い始めてようやく歓声が起こる。

今夜のUSチャレンジ。先週と同じくジグラーのテーマ曲が流れ、今度はジグラー本人が登場。

US王座戦 シナ vs ジグラー

序盤、ハプニングなのか予定通りなのか知らないが、試合中にもかかわらず観客の男性が恋人にプロポーズしてOKをもらい、周囲が大騒ぎを始める。騒ぎに気付いたシナが闘いを中断してマイクを持ち、彼らの婚約を祝福。観客は大歓声と一部ブーイング。

シナの試合中にプロポーズだなんてどういうつもりだ、とJBL。全くその通り。その後も彼らを祝福するチャントが発生するなど、集中しづらい試合展開に。(CM後は静かになったので何らかの注意があったのかもしれない)

ジョン・シナ ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※AA。シナは王座防衛に成功。

ナッツ姫ふたたび

控室で試合を観戦していたケインに飛行機の中からHHHが電話をかけてくる。ケイン、番組は順調か?

バッチリだ、シナとジグラーの試合は熱闘だったよ、と報告するケイン。こっちは乱気流に巻き込まれて大変だ、と嘆くHHHの近くでさっきよりも激しく怒鳴り始めたステファニー。ああーちょっと! コーヒーがかかったじゃないの! あなた名前を言いなさい! それでもCAなの? 服を弁償しなさいよ、いいわね!

ダッドリー・ボーイズ vs アセンション

ディーボン・ダッドリー ○ (フォール) ● ビクター
※3D。

ネヴィル&セザーロ vs シェイマス&バレット

シェイマス ○ (フォール) ● ネヴィル
※レフェリーの死角でバレットがブル・ハンマー。

レインズ vs ストローマン

試合前、レインズがマイクでワイアット戦への意気込みを語るが、観客からは「退屈!」チャントが発生。

これまで一度もダウンしたことがないストローマン、終盤の場外乱闘でレインズのスーパーマン・パンチを食らって実況席に吹っ飛び、遂にダウン。吹っ飛び方がわざとらしく下手で、まだ修行が足りないストローマン。

ロマン・レインズ ○ (リングアウト) ● ブラウン・ストローマン

携帯電話の使用はお控えください

控室のケインに再びHHHから電話。しかし通信状態が悪く、会話が途切れる。メイン戦は誰が闘うんだ? と質問するHHH。ロリンズがランバージャック戦を闘う、相手は俺だ、と答える。ケインすまない、電波が悪くて聞こえない、ロリンズの相手は誰だって?

俺だよ、とケイン答えるが、電話は切れる。ケイン笑う。

ライバック vs ルセフ

試合前、前回RAWでサマーがルセフにプロポーズした場面を流した後、先週末にルセフとラナ(現在、手首骨折で欠場中)が婚約したことをゴシップサイトが報じた、と実況席にて発表(ルセフとラナは実生活で交際していたのでシナリオではなく本当の話だと思われる)。しかし今夜もサマーを帯同しているルセフ。泥沼だな、とJBLが素直な感想。

ライバック ○ (フォール) ● ルセフ
※シェルショック。

試合後、敗れてフラフラのルセフにマイクを持ったサマーが近寄る。ねえルル、プロポーズのことで話がしたいの。プライベートなことなんだけど、世界中のファンと会場のみんなに教えたいの。私に対してあなたがしたことをね。あれを見て。

スクリーンに映し出されたのは、ゴシップサイトが報じたルセフとラナ婚約の記事。ルセフの隣りにいるラナが婚約指輪をかざしてる写真も掲載されている。

どういうこと? と怒り始めるサマー。私には何も言ってなかったじゃない。ネットで知るなんて屈辱的だわ。婚約したのは1ヶ月も前のことなんだってね。あんたの本性がようやく分かったわ。強さと実力には誰もが一目置いてるけれど、中身は単なるクズね。ナルシスト、自己中心的、嫉妬深く、ウソつき野郎のあんたと一緒にいる価値なんかないわ!

強烈なビンタでルセフの顔面を張ってから退場するサマー。戻ってこい、と叫ぶルセフ。ゴシップサイトにスクープされたのが本当であるなら、プロポーズからわずか1週間でストーリーを強制終了させるという幕引きは納得がいく。

あるいは1週間前の時点でラナ婚約の件をWWEが把握していて、強引に「サマーがプロポーズして1週間後に破局」という無理なストーリー展開に持っていったのかもしれない。

ルセフ&サマーの結婚ストーリー、ジグラーとラナの恋愛浮気疑惑ストーリーの両方が破綻してしまった格好で、ラナはもしかすると欠場したままWWEに戻ってこれなくなったかも(仮に戻れたとしても、今後どういうストーリー展開にするつもりなのか全く想像がつかない)。

カリスト vs オーエンズ

ケビン・オーエンズ ○ (フォール) ● カリスト
※パワーボム。

シャーロット&ベッキー vs ブリー&アリシア

シャーロットたちのセコンドにナタリヤがつく。ゲスト解説のペイジ、実況のコールから「PCBは解散したのですか?」と質問され、デマを流さないで、ナタリヤなんかにPCBを壊させないわよ、PCBに必要なのは革命の先駆者である私、と回答。「ナタリヤはチームを救おうとして、あなたは仲間を見捨てましたが?」との質問には、「あれは彼女たちを成長させるため。愛のムチが時には必要なのよ」

終盤、介入しようとしたセコンドのニッキー&アリシアをけん制するためナタリヤが実況席近くに移動。それを見たペイジが実況席から立ち上がりナタリヤを突き飛ばす。ナタリヤもお返しに突き飛ばして小競り合い。

ブリー・ベラ ○ (フォール) ● シャーロット
※ミサイルキック。

試合後、リプレイを流しながら「あなたのせいでシャーロットたちが負けたのかもしれませんよ、あなたが邪魔さえしなければ」と言うコールに対し、違うわ、彼女たちの経験不足が敗因よ、それにナタリヤも悪いわ、と開き直るペイジ。

みんなオチが分かったと思うんだけど

控室で再び電話中のHHHとケイン。手を尽くしたが番組には間に合わない、まったく腹が立つ、と報告するHHH。ところでロリンズの対戦相手は誰になったんだ?

俺だ、と答えるケイン。電話の向こうでステファニーが声を上げる。何ですって? 冗談でしょ。

またCAに怒鳴ってるのかと思ったケイン、大丈夫か? と声をかける。大丈夫じゃないわよ、とステファニー。あなたに怒鳴ったのよ。あなたとロリンズが対戦するなんて約束が違うじゃないの。

ケインよく聞け、とHHH。何があっても「運営部長は」リングに上がるんじゃないぞ。代わりに誰を選んでも構わんが、お前が試合をするのは絶対に許さんぞ。間違いは犯すなよ、分かったな?

分かった、と返答するケイン。電話が切れ、それでもやっぱり笑ってるケイン。

さあーて、相手は誰なんだろー(棒)

深刻な表情で大巨人に話しかけるロリンズ。なあ、嫌な予感しかしねえんだよ。ランバージャック戦なんて間違ってる。味方が1人もいない。でもあんたは味方だよな。唯一の仲間だ。今夜も守ってくれるんだろ? 頼りにしてるぜ。

突然アハハハと笑い出す大巨人。お前のジョークは笑えるぜ。去っていく大巨人を見ながら頭を抱えるロリンズ。

そこへ突然ケインが現れ、ぶったまげるロリンズ。何の用だよ。良いニュースだ、とケイン。HHHの命令により俺はお前と闘えなくなった。おお、それは朗報だ、と安堵するロリンズに対して笑顔のケイン、代わりに「とっておきの」相手を選んでやるよ。

去っていくケインを見ながら次第に表情が暗くなるロリンズ。え? とっておき、って何だよ……。

ランバージャック戦 ロリンズ vs とっておきの相手

対戦相手が分からぬまま不安そうに入場するロリンズ。ステージから火柱、そして悪魔ケインが(全世界の予想通り)登場して実況席は驚き、ロリンズはビビる。

何度も逃亡を試みるが、その都度ランバージャックたちに押し戻されるロリンズ。逆にケインが場外に落ちても怖くて誰一人手を出せない。

何度目かで場外に落ちた際、近くにいたレスラーたちを次々とブン殴っていくケインの前に大巨人が仁王立ち。しばらく睨み合った後、ケインがアッパーカットで殴る。背後から近づいてきたランバージャックを蹴り飛ばしたケインが後ろを振り向いたところに大巨人がKOパンチ。怖い顔して退場する大巨人。ニュー・デイの3人がケインをリング内に押し戻し、一転してロリンズ優位に。

終盤、リング内で倒れているケインの足をニュー・デイの3人が引っ張り場外に落として暴行。これを合図にベビーフェイス勢とヒール勢が入り乱れて場外乱闘。ケインをリング内に戻したヒール勢が一斉になだれ込み、ケインを集中攻撃。

そのヒール勢を仕切ったニュー・デイ、とどめはお前だ、と指名されたビッグ・Eがスプラッシュに行こうとしたところでケインがムクリと起き上がる。目をまん丸にしてビックリするビッグ・E。今度はベビーフェイス勢もリング内になだれ込み、バトルロイヤルのような展開。

スターダストとウッズがチョークスラムを喰らった隙をついたロリンズがペディグリーを狙うが、読んでいたケインが逆転。

ケイン ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※ツームストン・パイルドライバー。

リングの四方から火柱。PPVでの世界王座戦に向けてアピールするケイン。

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