RAW #1169:ストーンコールド、HBKなどレジェンドが集結

(更新日:2015年11月14日)

会場:テキサス州ダラス

ストーンコールド、久々のRAW出演

オープニングは「ストーンコールド」スティーブ・オースチンが4年ぶりのRAW登場。

ダラスに戻ってこれて嬉しいぜ、とストーンコールド。1989年、俺はこの街からキャリアをスタートさせたんだ。ロックとも散々やり合った。この街でクソ野郎を叩きのめした後に冷えたビールを飲むのが好きだった。昔話は終わりにしてこれからの話をしようか。ある男を紹介しよう。俺はこいつと何度も闘ったし、半端なく尊敬している。唯一無二の特別な存在、数々の偉業を達成してきた。今度の日曜もそうだろう。アンダーテイカーだ。

場内が暗転し、厳粛な雰囲気の中をアンダーテイカーが登場。レスナーよ、ハッキリ言っておく。檻の中で俺と闘う者にとっては、地獄への道が天国の門へと続くように感じるだろう。楽しみにしていろ。

ここでレスナーがヘイマンを伴って登場。代理人ヘイマンが今夜も煽る。私もレスナーとセル戦について話していたところだ。次回PPV、君たち2人は互いに報復の思いを胸に檻の中に入るだろう。レスナーは卑怯な手段により勝利を奪われたサマースラムの復讐に燃えている。一方テイカーは昨年の祭典でレスナーにブザマな敗北を喫して連勝記録を止められた。次の日曜は君たち2人が最後に闘う舞台だ。君は今まで築いてきた自分の伝説が地に落ち徹底的に汚されるのを目の当たりにするのだ。

聞くがいい、とテイカーがヘイマンの話を遮って語り始める。お前は自らの過ちを理解していない。すべてを奪われた男の怒りを教えてやろう。すべてを奪われた男には、ひたすら闘う道しか残されていない。失うものなど何もないのだ。レスナーを手招きして挑発するテイカー。

相手にするな、とレスナーに告げて退場しようとするヘイマン。しかしレスナーはリングへ向かって歩き出す。慌てたヘイマンが必死で制止。今夜は止めろ。この男の挑発に乗るんじゃない。いつ闘うかを決めるのは君だろう。テイカーに決めさせるな。

エプロンに上がってテイカーを睨むレスナー。しかしヘイマンの制止を聞き、笑ってエプロンから下りる。テイカーが首を掻き切るポーズで挑発するが、レスナーは笑顔で受け流す。

6人タッグ戦 シナ&ダッドリーズ vs ニュー・デイ

エグザビアー・ウッズ ○ (フォール) ● ディーボン・ダッドリー
※丸め込み。

タイツを掴んだ反則フォールに怒ったシナとダッドリーズ。まずシナがウッズを捕まえてAA。さらにダッドリーズが観客と「テーブルじゃ!」の大合唱。テーブルを持ち込み、コーナー最上段からパワーボムでウッズをテーブルに叩きつける。

オートン行方不明?

アンブローズにインタビュー。PPVでタッグを組む予定だったオートンが先日のメキシコ公演に出場せず、今夜も会場に来ていない、ウワサではワイアットたちに襲撃されたのではないかと伝えられている件について、「ワイアットたちが襲撃したに違いない。また襲撃しやがったんだよ。コケにしやがって。自殺行為と言われようが今夜俺はあいつらと闘うぜ」

ニッキー&アリシア vs ナオミ&サーシャ

ニッキー・ベラ ○ (フォール) ● ナオミ
※ラック・アタック。

HBK、ロリンズを手玉に取る

「HBK」ショーン・マイケルズが登場。何年も前のことだから知らない人もいるだろうが、俺はWWE史上初のセル戦に出場したんだ。何度も頭を打ったせいで相手が誰だったか思い出せない、ああそうか、相手はテイカーだったな。あれから18年、テイカーは再び檻の中に入ろうとしている。

これだけでもスゴイのに、日曜はもう1つセル戦があるんだ。レインズは長い間ワイアットに翻弄されてきた。レインズにとって檻の中は報復を果たすチャンスだ。6日後の日曜、この2つのセル戦は死闘となるだろう。

ここでロリンズ登場。そんな話をするために出てきたんじゃないよな。団体のエースである俺と話すことになってたはずだ。俺を登場させて番組を盛り上げろ、とさっき指示を受けてただろ。

これだけは分かってくれ、とHBK。この数十年間で俺は何度となくバックステージで指示を受けてきた。でもリングに立つといつも忘れる。だからWWEファンとの交流を楽しんでたのさ。でもお前のせいで台無しだ。

その年でもイヤミを言えるのは大したもんだ、とロリンズ。でも指示を出したのはあんたの親友、HHHだろ。親友の指示を無視するのは勝手だが、もっとマトモな話をしたらどうだ。次回PPVの話をするなら王者の話をしろよ。俺はみんなからショーン・マイケルズ2世とも言われてる男だぜ。

俺の2世にふさわしい男なら他にも大勢いるぜ、とHBK。それに、どうしても気になることがある。なぜ俺にこだわる? 他のスターもそうだ。みんながショーン・マイケルズ2世になりたがる。2世になって何が嬉しいんだ。俺は今まで一度として誰かの2世になりたいなどと思ったことはない。史上最高のレスラーになろうと必死だったからな。俺に構ってないで自分の心配をしろよ。身長2メートルの悪魔に狙われてるんだろ。ヤバいぞ。

その話はいい、とロリンズ不快感。ケインなど俺の敵ではない。俺はあんたに憧れてたんだ。ロッカーズもDXもずっと好きだった。しかし今は嫉妬の鬼じゃないか。今年の祭典で主役だった俺に比べれば、あんたのキャリアなんてショボいもんだ。俺がケインにビビってると思うのか。大きな勘違いだ。今までの全ての挑戦者と同じくケインも力尽きてリングに横たわるだけだ。もう話すことはない。おしゃべりは終わりだ。退場するから俺のテーマ曲を流せ。俺のテーマ曲だよ。早く流せよ!

誰かの2世になってしまうとこういう時にツラいな、とHBK。自分の曲すらかけてもらえないもんな。自分で地位を築いたらそうはならんぞ。ちなみに、お前はこのままリングに残れ。ライバックと試合だってよ。じゃあ俺のテーマ曲をかけてくれるかな?

テーマ曲がすぐに流れ、ご機嫌に退場していくHBKと、不機嫌なロリンズ。

ライバック vs ロリンズ

セス・ロリンズ ○ (フォール) ● ライバック
※ペディグリー。

6人タッグ戦 ジグラー&セザーロ&ネヴィル vs ルセフ&シェイマス&バレット

キング・バレット ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※場外からシェイマスがブローグ・キック。

レインズの部屋

リック・フレアーが登場。この街とは縁が深い。エリック家やフリーバーズと闘ったな。来年はここが祭典の会場だ。最高じゃないか。最高といえば、今夜アンブローズは最高の相手とタッグを組むことになったらしいぞ。相棒はレインズだ。

そのレインズが登場。フレアーとレインズが握手した直後に場内暗転。照明が戻るとワイアット・ファミリーの3人がリングサイドに出現。ワイアット、ストローマン、そしていつものハーパーではなく、いつの間にか復帰して白羊のマスクをかぶったローワン。

まずフレアーに礼を述べた後、レインズがファミリーを挑発。俺1人を相手に3人でお出ましか。今からイスを2つ用意する。1つは俺が座る。もう1つはワイアット、お前が座れ。サシで話をしよう。警戒しながら単独でリングインし、レインズが置いたイスに座るワイアット。

逃げなくていい、話すだけだ、とレインズ。お前は暴君だ。他人を脅かし痛めつける。それが快感か? 恐怖で人を支配する。だが自分はいつも仲間に囲まれている。独りが怖いからだ。そうなんだろ? 目が物語ってるよ。否定しなくていい。俺と2人でいるのも怖いんだろ? お見通しだ。お前の合図で仲間たちは俺に殴りかかる。その前にセル戦の話をしようぜ。俺たちの最終決戦の話だ。「始めろ」とワイアット。

奴らが介入しない限りお前は外に出られない。俺と2人だけで檻の中だぞ。想像してみろ。震えるだろ。俺の怖さを思い知らせてやる。次第に興奮し、ワイアットの身体を小突きながら話すレインズ。お前を恐怖のどん底に突き落としてやる。

両手を上げて笑いながらレインズの小突きに耐えていたワイアット、突然立ち上がって襲撃しようとするが、レインズのパンチが先に飛び出す。救援のためリングインしようとしたローワンとストローマンをイスで撃退したレインズ、ワイアットの背中もイスで殴打。

場外に退避したワイアット。入れ替わりにアンブローズが駆けつけ、2人でワイアットたちを威嚇。

HBKがロリンズをからかってシールド再結成

控室でレインズたちの乱闘をモニター観戦していた権力者夫妻とロリンズ。レインズらしいぜ、と笑うロリンズ。あいつは考えずに感情で動く。PPV直前なのに余計なことに首を突っ込んだな。

ワイアットたちを相手にハンディ戦とは懸命じゃない、とHHH。でも日曜のセル戦が台無しになったら一大事よ、とステファニー。

そこへHBKが現れる。HHHがHBKに状況を説明。レインズがアンブローズとハンディ戦に出場しようとしている。相手は3人。もう1人必要だ。

だったら適役がいるじゃないか、とHBK。ここにショーの主役がいるだろ、とロリンズを見る。おいおい、俺たちの過去を知らないようだな、と笑うロリンズ。HHHが補足する。彼は今夜既に1試合を闘っているし、レインズたちに嫌われてる。

なるほど、坊やが心配か? とHHHに噛み付くHBK。過保護だな。心配で心配で守りたいのか。男ぶりを忘れてきたようだな。

待て待て、何を言ってやがる、と反応するロリンズ。あんたのイヤミは聞き飽きた。守ってもらわなくて大丈夫だ。ライバック戦を見ただろ。楽勝だったぜ。分かった、俺がタッグ戦に出てやるよ。5人を蹴散らして今夜を締めくくってやる。

去っていくロリンズを見送る3人。いや、こうなるはずでは……と言葉を濁すHBK。あいつ単細胞だな。ジョークが通じねえのかよ。

シャーロット vs ブリー

シャーロット ○ (タップ) ● ブリー・ベラ
※8の字固め。

ペイジとルネが口論

ディーバ戦をモニター観戦していたペイジにルネがインタビュー。ここ数週間あなたはPCBから離れ、先週ナタリヤが何者かに襲撃されましたが、襲撃したのはあなたですか? との質問に、「まさか」とスッとぼける。

ルネが状況を説明し、大勢の人があなたの仕業だと疑ってますが反論はありますか、と問い詰める。ペイジ、少し困惑しつつも「反論はあるけど長いわよ。悪評は気にしないことにしたわ」と回答。

回答になってません、と今夜は強気なルネがさらに問い詰める。ペイジも負けずに言い返す。「ディーバ部門の全員が容疑者よ。サーシャやナオミだって怪しい。ラナやサマーかも。元ディーバのケイトリンやイヴは? 団体を恨んでるかもよ。トリッシュもそうね。リタも控室でよく見かけるわ。殿堂者のブレイズはTwitterで言いたい放題じゃないの。彼女が犯人かもよ」

確かに可能性はありますが、誰もナタリヤともめていませんよ、となおも突っ込むルネに「うるさいオバさんね。人を疑ってばかりいないで目の前の現実を見なさいよ。1つ教えてあげるわ。美人キャスターを気取ってもその顔じゃ無理よ」

ルネ、ムッとする。

ヘンリー vs オーエンズ

テキサス出身のヘンリーに大歓声。手でロングホーンを作って歓声に答えるヘンリー。それを見たオーエンズがテキサスを馬鹿にし、ヘンリーが怒って試合開始。

ケビン・オーエンズ ○ (フォール) ● マーク・ヘンリー
※ポップアップ・パワーボム。

試合後、ライバックが登場。オーエンズは即座に場外へと退散するが、ヘンリーが捕らえてオーエンズをリングに押し戻し、ライバックが投げっぱなしパワーボムで叩きつける。

あんたが誰よりも感情で動いてる

不愉快そうにバックステージを歩くロリンズにインタビュー。シールドが一夜限りの再結成ですね、との質問にロリンズ高笑い。「勘違いするな。これは再結成じゃない。HBKとHHH、それから全世界に俺の実力を証明するためだ。俺は本物のエースだと思い知らせてやる。レインズたちがまた過去を蒸し返してきたらぶっ潰してやる」

6人タッグ レインズ&アンブローズ&ロリンズ vs ワイアット&ストローマン&ローワン

試合開始前、リング中央で睨み合うワイアット・ファミリーの3人とレインズ&アンブローズ。1人だけポツンと離れ、ロープ際に立ってたロリンズ、空気が読めてないことを察知して睨み合いの輪に加わり、落ち着け落ち着けとレインズたちをなだめる。

俺が先発する、王者の俺に任せとけ。最も頭脳の優れた俺が1番手だ、分かったら下がれ。苦笑しながらエプロンに移動するレインズ&アンブローズ。リング中央に行くと怖い顔したローワンが待ち構える。目を合わせず自陣に戻ったロリンズはレインズにタッチしてエプロンに退避。コントか。

終盤、アンブローズがピンチを脱してなんとか自陣に戻ろうとする。レインズはストローマンに攻撃されてダウン中。コーナーで1人待機していたロリンズ、迷った末に手を差し出し、アンブローズにタッチを要請。これまた迷ったアンブローズがタッチしようとした寸前、なぜか突然足が痛くなったロリンズ、場外に降りて足を引きずりながら退場。

なんとか交代したレインズが逆襲するが、ストローマンに捕らえられて締め技を食らう。

ブラウン・ストローマン ○ (反則) ● ロマン・レインズ
※アンブローズが竹刀攻撃。

相棒を救ったアンブローズは場外でストローマンにパワーボムを浴びて撃沈。集中砲火を浴びるアンブローズを今度はレインズが場外ダイブで救出。最後はワイアットとローワンに連続スピアー。

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