RAW #1175:リーグ・オブ・ネイションズ始動、それよりもラナ復帰がヒドい
(更新日:2015年12月14日)
会場:ペンシルベニア州ピッツバーグ
ニュー・デイ、シェイマスの戴冠を祝う祝賀会を開催
オープニングはニュー・デイが登場。なぜか会場には紙吹雪が舞っている。
今日はチームBADのナオミが誕生日だ、でもそんなことより、今夜はお祝いだ、パーティーを始めよう。新王者の新しい時代が今日ここから始まるんだ、とシェイマスを呼び込む。自分たちのお祝いではなかったのか。
シェイマスがスーツ姿で登場。みんなありがとう。お前らの紹介も感激したぜ。今夜はニュー・デイだけでなく権力者夫妻にも感謝の気持ちを伝えたい。そして俺の夢が叶ったのは、人生最大のチャンスをくれた男のおかげだ。ロマン・レインズよ、ありがとう!
レインズが王者だったのは8日前だっけ? とコフィ。短かったね。テレビゲームで遊んでたら王者交代劇を見逃してたよ。
レインズには本当に感謝してるぜ、とシェイマス。リング上で感動に浸ってたのに、俺の蹴り一発で王座を失った。たったの5分15秒だぜ。お前ら、もうオースチンの「3章16節」は忘れろ。これからは「シェイマスの5章15節」だ。
紙吹雪が舞う中、シェイマスが四方のコーナー上でベルトを掲げる。ステージでは盛大な花火。喜んでる途中、背後からリングインしたレインズがパンチで急襲。リング上でダウンしたシェイマスを尻目に、レインズは世界王座のベルトを拾って持ち去る。
権力者、条件付きWWE世界王座戦を許可
バックステージでレインズを囲むウーソズの2人とアンブローズ。ベルトを持ってきたのか、すげえな、俺にも触らせてくれよ、と盛り上がってるところに権力者夫妻がやってくる。
それはお前のものじゃないだろ? とHHH。そうだっけ? とスッとぼけるレインズ。いい加減にして、早くベルトを返しなさい、とステファニー。HHHが差し出した手は無視して、笑いながらステファニーにベルトを返却するレインズ。モヒカン男に伝えろ。2週間後、これを取り戻すとな。
それは面白い、とHHH。そのモヒカン男だが、次回PPVまで待てないらしいぞ。今夜王座防衛戦を行うと言ってる。
いいぜ、うけてやる、とレインズ快諾。じゃあ頑張れよ、と去るHHH。そうそう、今夜の防衛戦、1つだけ条件があるわ、とステファニーが補足。あなたはシェイマスに5分15秒以内で勝たないと新王者とは認められないわよ。じゃあ幸運を祈るわ。
渋い表情に変わるレインズ。
ジグラー vs ブリーズ
※スーパーキック。
これこそ「どのツラ下げて戻ってきた?」
ミズTV、今夜のゲストはルセフ。会場からのUSAコールに、今夜は関係ないだろ、と怒り出す。
お前は先日負傷したせいでWWE世界王座決定トーナメントを家で見るハメになったな、とミズ。今から俺が話すから黙れ、とルセフに命じられ、ミズ静かになる。
本当なら俺がトーナメントで優勝していたはずだ、と語るルセフに会場は「ラナを出せ」チャント。まだファンはラナをベビーフェイスだと思っているのか、それともおちょくっているのか。
お前らはラナが好きだろうが、彼女は俺のものになった、俺の婚約者になったんだからお前らは黙れ、とルセフ。俺が怪我をしてもファンは心配せず、何もくれなかった。でもただ一人だけ俺を心配してくれて、看病してくれた人がいる。俺はその人のことを愛しているし、その人のために何でもする。
ヒール時代のテーマ曲、髪型、そして服装、何もかも昔に戻してラナが登場。実生活で婚約したルセフとラナ、晴れてリング上で抱きしめ合う。
(二人の関係がゴシップ誌に漏れたのは、ラナがWWEに無断でSNSに婚約指輪をはめたツーショット写真をアップしたためで、WWE関係者はラナに対して激怒しているとのこと。よく戻ってこれたな…)
ラナとルセフが抱き合ってるなんて我が目を疑う光景だ、とミズ。二人はくっついたり離れたり、いろいろあったが10月に婚約したそうじゃないか。
人生最良の日だったわ、とラナが笑顔で語り、ルセフとキス。
互いに傷つけ合って別の相手がいた時期もあったよな、とミズ。ルセフはサマーにラナと同じ格好をさせて…と言ったところでギロッと睨むルセフとラナ。ああ、悪かった。どうやって仲直りしたんだ? とミズ。
生涯を共にしたいとルセフが言ってくれた時、すべてを忘れて許すことにしたのよ、とラナ。ケンカしたおかげで一層愛が深まったわ。お互いが別の人に目を向けたことで愛を確認できたのよ。真相を知ってる観客は気持ち悪いほどシーンと静まり返って何のリアクションも無し。
言っておくけど、ドルフとは何もなかったわよ、と言って微笑むラナに対して観客が「ドルフとヤッた!」チャント。いいえ、私の心を占めているのはルセフだけよ。私にとって太陽のような人。お前どんだけジグラーとブチュブチュってキスしてるシーンが放送で流れたと思ってるんだ。
俺もサマーとは何の関係もない、とルセフも続け、観客は「サマーとヤッた」チャント。俺はサマーを傷付けた。俺と闘う奴はもっとひどい目にあう。でもリングの外では、俺の心はラナだけだ。ラナ愛してる。私もよ、とラナも応じて熱いキスを延々と続ける。
お熱い二人を邪魔するようにライバックが登場。ヘドが出そうだ、と吐き捨てるライバック。どうせラナはジグラーと浮気してたに違いない。RAWはメロドラマじゃねえぜ。俺は腹が減ってるんだ。
ライバック vs ルセフ
※場外戦の巻き添えで負傷したラナを心配したルセフがリングに戻らず。
足を負傷して引きずるラナに肩を貸しながら、ライバックを怒鳴り散らすルセフ。
もしかしてラナの復帰はルセフとの婚約をWWE的にも発表するという機会を与えるためだったのだろうか。そうだとすれば、この日の負傷アングルを最後にラナは消えるのかもしれない(ルセフも同盟に入っちゃったことだし)。
アンブローズ、挑戦権を潰される危機
HHHの控室にアンブローズがやって来る。何か用か? とアンブローズ。
お前に「おめでとう」と言いたかったんだよ、と笑顔のHHH。木曜の三つ巴戦で勝利し、IC王座の挑戦権を獲得した。よくやったな。おめでとう。
それだけ? とアンブローズ。そのために俺を呼んだってのか。
そうだ、いや、もう1つある、とHHH。お前の親友レインズが今夜シェイマスと対戦するよな。奴が5分15秒以内で勝てなければ、奴は王座をあきらめなければならん。同時にお前もIC王座挑戦をあきらめるんだ。レインズ本人が泣きを見るのは当然だ。そのついでに親友にも泣いてもらおうってことだよ。
「ECWの魂」が復帰
ダッドリー・ボーイズが4つのテーブルをリング上に並べて演説。先週1週間、ワイアット・ファミリーにはコテンパンにやられた。チョークスラムでテーブル葬にもされた。でも俺たちはくたばってないぞ。闘う準備はできている。借りはきっちり返すぞ。ダッドリーズをなめるな。今すぐ全員でリングに上がってこい。
要請に応じてワイアット・ファミリーが登場。家長としてお前らのくだらない挑戦を受けてやろう、とワイアット。だが、悪魔を裏庭に招くならもっと慎重になれ。長く居座られることになるぞ。場内暗転し、照明が戻るとワイアット以外の三人がリング下に接近している。
三人だから有利だと思ってニヤニヤしてるんだろ、とババ・レイ。俺たちはは二人だもんな。でもダマされるなよ。お前らは家族か? 俺たちにも家族はいるぞ。
観客席から大量の凶器類を持った元ECWのトミー・ドリーマーが登場。観客から熱狂的な「ECW!」チャントが飛ぶ中、ワイアット・ファミリーがリングインしようとするが、ダッドリーズとドリーマーは竹刀で攻撃。素手で闘え! と怒鳴るワイアット。
ダッドリーズ&ドリーマー vs ハーパー&ローワン&ストローマン
※6人全員がリング内で乱闘し収拾つかず。
試合後、ドリーマーはストローマンの締め技で失神。ダッドリーズをテーブル葬にするようエプロンから指示を出すワイアットにババ・レイが突進し、ワイアットはリング下のテーブルに転落。
ゴールダスト vs デル・リオ
今夜もコルターが語る。この国に住む憎悪を抱く者たちよ、聞くがいい。お前らはネットに没頭し過ぎだ。無駄話にばかり気を取られて重要な問題には気付きもしない。ここにいる誰もが憎悪を抱えている。お前らを救えるのはデル・リオだけだ。
※ダブル・ストンプ。
試合後、ゴールダストにアームブリーカーを仕掛けるデル・リオ。スワガーが救援に駆けつけるがデル・リオは逃亡。
その試合を組む理由が分からない
バックステージのシャーロットにベッキーが近づいてきてハグ。私たちの試合を権力者に組んでもらおうよ、とベッキー提案。タッグ戦ではなくて、私とあんたのシングル戦よ。
うーん、と返答に窮するシャーロット。刺激になるからたまにはいいじゃん、とベッキー。ディーバ王座を賭けなくてもいい。ファンに実力を示したいし、ペイジよりも優れてると示したいのよ。
あの女の口車に乗せられたらダメよ、と諌めるシャーロット。いろいろ言われたけど何とも思ってないわよ、とベッキー。ペイジは関係ない。NXTの頃みたいに純粋に楽しみたいだけ。
分かったわ、でも条件がある、とシャーロット。父を同伴してもいいかしら。
ベッキーが同意すると、父リック・フレアーが登場。俺の話をしてたか? 待たせたな。ウー!
タッグ王座挑戦チーム決定戦 ウーソズ vs ルチャ・ドラゴンズ
※ニュー・デイが乱入して両チームを攻撃。
してやったりのニュー・デイ。両チームとも反則で無効試合だから、第一挑戦者はいないってことだよな。次回PPVでタッグ王座への挑戦チームは、誰もいませ〜ん!
ウーソズも権力者の悪意の対象となる
バックステージでウーソズとルチャ・ドラゴンズが口論。ステファニーが割って入る。あなた達の言い分は分かるわ。どちらも負けてない。次回PPVの王座挑戦権を賭けて三つ巴戦をしましょう。あなた達のチームはどちらも出場決定よ。ただし、ウーソズは今夜レインズが5分15秒以内でシェイマスを倒せたらの話だけどね。彼の行為が一族全体に影響を及ぼすという教訓になるわ。
サーシャ vs ブリー
※バンク・ステートメント。
WWE世界王座戦 シェイマス vs レインズ
※ルセフが乱入。シェイマスは王座防衛に成功。
フラフラのシェイマスをバレットとデル・リオが介抱。レインズを暴行したルセフも輪に加わる。マイクをつかんだシェイマス、次回PPVまで首を洗って待っておけ、とレインズを挑発後、紹介するぜ、と新たな仲間たちを発表。
俺たちは親友同士。名前は「リーグ・オブ・ネイションズ」だ(字幕版では「国際同盟」と翻訳されていた)。俺たちは国際スター。英国出身のバレット、US王者でメキシコのデル・リオ、ブルガリアの野人ルセフ、俺たちを称えやがれ。
ここでウーソズとアンブローズがリングイン。4対4で睨み合う。
シャーロット vs ベッキー
シャーロットのセコンドには父フレアーが帯同。
※フレアーが注意を引いて丸め込み。
シャーロット、もうヒール化?
バックステージのシャーロットにベッキーが駆け寄る。ズル勝ちじゃないか!
違うわ、誤解しないで、とシャーロット。あなたを油断させるための作戦よ。ズルではないの。NXTと同じやり方ではここでは成長できないの。ペイジや私と同じようにあなたも成長しなきゃ。それを分かって欲しかったのよ。
納得いかない表情のベッキー。何が不満なの? とシャーロット。さっきのは愛のムチ。視野を広げて欲しかっただけ。今も友達でしょ? シャーロットと渋々ながら指を絡めるベッキー。
シャーロットが去った後、ベッキーに近付くペイジ。あらあら、試合に負けても友情は変わらないのね。
アダム・ローズの新キャラはいつまで続くか
アダム・ローズがWWEのゴシップを批判するというギミックに変身。新コーナー「ローズ通信」を開始する。
どうやらルセフとラナは元サヤに戻ったらしい。二人はこの夏、愛の四角関係で話題を集めたが、もう過去の話だ。サマーはブリーズと恋愛中。しかしブリーズが好きなのは自分自身。
レインズ&アンブローズ&ウーソズ vs シェイマス&デル・リオ&バレット&ルセフ
WWE世界王座戦直後のゴタゴタを機に組まれた試合。試合直前にニュー・デイが登場し、リーグ・オブ・ネイションズに自分たちも加勢することを発表。7対4のハンディタッグ戦に変更される。
※ブローグ・キック。
試合後、アンブローズを全員で暴行するリーグ・オブ・ネイションズとニュー・デイ。レインズが救援のためリングインするが捕らえられ、最後はシェイマスのブローグ・キックの餌食に。