RAW #1190:欠場から復帰のレインズ、HHHに憤怒のリベンジ倍返し

(更新日:2016年3月28日)

会場:ペンシルバニア州ピッツバーグ

この抗争、なんだかややこしい

オープニングはニュー・デイの三人が登場。「ロードブロック」で俺たちは勝利を収めた。俺たちの王者時代は続くだろう。

ここでリーグ・オブ・ネイションの四人組が登場。「ロードブロック」のタッグ王座戦でシェイマス&バレットが敗北した後、ルセフとデル・リオが「俺たちが闘っていれば勝てた」と発言したことから、この日のタッグ王座戦が組まれた。ルセフにTwitterで「ただの応援団」と罵倒されたウッズが今夜は出陣。

WWEタッグ王座戦 ニュー・デイ(ビッグ・E&ウッズ) vs ルセフ&デル・リオ

エグザビア・ウッズ ○ (フォール) ● ルセフ
※タイツを掴んで丸め込み。ニュー・デイは王座防衛に成功。

試合後、両軍入り乱れて大乱闘。人数で勝るリーグ・オブ・ネイションが各々のフィニッシャーでニュー・デイの三人をボコボコにする。

結局何しに出て来たの?

アンブローズが登場。「ロードブロック」でのWWE王座戦でアンブローズがHHHから幻の3カウントを奪った場面(アンブローズの足がロープの外に出ていたので無効になった)のリプレイ映像が流される。

正直に言えば新WWE世界王者としてここに立ちたかった、とアンブローズ。だが現実は厳しい。勝利まであと一歩だった。最後にミスを犯してしまったのは認める。今夜HHHはボロボロだろう。勝敗がどうあれ、俺を甘く見る奴はHHHのように痛い目にあうぜ。俺を侮るな。

ここでレスナーがヘイマンを伴って登場。今夜は安全面を考慮した結果、この場に来ることにした。理性を説く者が必要だからだ。さもなければアンブローズはレスナーによって無残に叩きのめされることになるだろう。

一体何から守ってくれるんだ? とアンブローズ笑う。俺は構わないぜ、猛獣を解放してやれよ。

挑発されてリングに近付こうとするレスナーを制止するヘイマン。私も葛藤してるのだ。レスナーにはぜひ君を打ちのめしてもらいたい。だが彼には祭典の大舞台が控えている。私からのお願いだが、レスナーを挑発するのは止めてもらえないか。今夜ここで彼が行動に出てしまえば君は祭典に出場できなくなるぞ。そうなると祭典でのレスナーの対戦相手がいなくなってしまう。

挑発なんかしてねえよ、とアンブローズ。奴が身体を揺らしてるのを見ると、最初から俺と闘う気マンマンなんだろうと思っただけだよ。

イライラしているレスナーをなおも制止するヘイマン。話は終わりだ。お遊びには付き合いきれない。それではレスナーは祭典のメインでアンブローズと闘う。以上だ。ではご機嫌よう。足早とバックステージに去るヘイマン。レスナーも後に続こうとしたが、考え直してリングに歩み寄る。

慌てて駆け戻ったヘイマンがレスナーを制止。リング上では服の下に隠し持ってた凶器を出してアンブローズが待ち構える。様子を伺っていたレスナー、リングインするフェイントだけかまして退却。

ジグラーの行く末も迷走している感

A confident @stephaniemcmahon makes her way to the ring NOW on #Raw!

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

ステファニーが登場。「ロードブロック」で王座防衛を果たした夫のHHHを呼び込む。

世界中のファンが希望を抱いていたことだろう、とHHH。権力者にたった一人で立ち向かったアンブローズが新王者になると信じてただろう。だが奴は負けた。いつも言ってる通り、権力者は常に勝利するのだ。

お前らファンは期待しているだろう。いつかアンブローズやレインズが権力者を倒してくれるかもしれないと。だから奴らに声援を送る。でも希望など無意味だ。お前らはレインズが世界王者に返り咲くと信じているのだろう(場内レインズに対して相変わらずのブーイング)。だが確信を持って宣言しよう。奴は失敗する。お前らファンの人生と同じだ。

ここでジグラーが登場。幾らあんた達にバカにされようが、みんな自分の居場所で頑張ってるんだ。俺の居場所はこのリング。これからもファンのために闘い続ける。

シナみたいな立派な宣言ね、と失笑するステフ。でもあなたの出る幕じゃないの。あなたは主役にはなれない。

主役じゃないから簡単に解雇するのか? とジグラー。また解雇だと脅すんだろ? 何回俺を脅せば気が済むんだ? 先週は俺のツイートを理由に脅された。そんなに何度も脅されてたら「失うものなど何もない」と思えてくる。あんたが何と言おうと絶対にWWEを辞めないからな。これ以上ファンを罵倒するのは聞いてられない。俺やアンブローズを応援するファンは敗者ではない。俺もアンブローズも負け犬ではない。悪いのは運営方針、つまりあんたたちだ。好きにすればいいが1つ覚えとけ。あんたに解雇されても俺は辞めないぞ。

クビにされたいの? と怒りの表情に変わるステフ。まあ落ち着け、と妻をなだめるHHH。解雇はしない。お前はファンに愛されている。その理由は、お前がファンと同じ「愛すべき敗者」だからだ。でも敗者からは卒業できるぞ。俺もステフもお前の才能は買っている。もっと上を目指せる。もっと適切なサポートとアドバイスがあれば思い通りの人生が手に入るぞ。

クスリと笑うジグラー。俺は何があってもあんた達とは手を組まない。あんたには従わない。もちろん傲慢で横暴で頭の悪いあんたの女房にも従わない。

怒ったステフがジグラーにビンタ。希望はあげるわ。でも覚悟しなさい。今夜、観客全員の夢と希望を背負うことになるわよ。祭典で試合がしたいんでしょ? なら望み通りの試合を組んであげる。ただし条件が1つ。今夜の試合に勝つことよ。あんたに勝ち目はない。対戦相手は世界最強の男、HHHよ。

ゼイン vs ミズ

サミ・ゼイン ○ (フォール) ● ザ・ミズ
※ヘルーバ・キック。

この四人組も微妙な扱いになってきた感

リーグ・オブ・ネイションの四人にルネがインタビュー。残念ながらタッグ王座を逃してしまいましたが、との問いに「それがどうした」とデル・リオ。俺たちは今夜、明確で強烈な意思表示をした。「あいつらはもう笑えない」とルセフ。

バカ三人への挑戦状だ、とシェイマス。祭典で俺たち四人がニュー・デイに挑むってことだよ。あいつらを待ってるのは喜劇ではなく悲劇だ。

ブリー&アリシア vs ナオミ&タミーナ

@thefoxxyone and @thebriebella are ready to give #TeamBAD the fight of their life! #RAW ????

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

タミーナ ○ (フォール) ● ブリー・ベラ
※ダブル攻撃。

What does it mean for the #Divas division now that #TeamBAD has @thelanawwe's back?! #RAW

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

ブリーと抗争中のラナがリングサイドで注意を引きつけたことによりブリー敗北。試合後、アリシアがラナに詰め寄るも、その背後からナオミ&タミーナが蹴り倒す。

狂犬が大仁田と化すのか

アンブローズの控室にミック・フォーリーが入ってくる。レスナーと闘うと聞いて忠告しに来た。奴と闘うのは賢明じゃない。間違いなく修羅場になる。なぜ危険を冒すんだ?

あんたがアンダーテイカーとセル戦を闘ったのはこの会場だったよな、とアンブローズ。檻の天井に上がった時、怖かったか?

怖かった、とフォーリー。観客が全員アリのように小さく見えて心底ビビった。でもそれがフォーリーとしての流儀だ。

この俺にも流儀はある、とアンブローズ。そこまで言うならレスナーをぶっ潰してやれ、とフォーリーはニヤリ。いいものをやろう。祭典にふさわしいものだ。俺からのバトンを受け継いでくれ。赤い包みの箱を手渡して去るフォーリー。

Mick Foley gave #DeanAmbrose an #EXTREME gift for #WrestleMania! #BatterUp #Raw

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

アンブローズが箱を開けると、中に入ってたのは有刺鉄線バット。

ジグラー vs HHH

@heelziggler's kicks are a thing of beauty. #Raw

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

トリプルH ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※ペディグリー。

#RomanReigns is a man possessed! He's back and ready for revenge! #Raw

WWEさん(@wwe)が投稿した写真 –

試合後、鼻骨骨折&手術で欠場していたレインズが登場し、リングインしてHHHと乱闘。前回やられた実況席への顔面叩きつけ連発をお返しで喰らわせる。レフェリー陣が制止に駆けつけるが、常軌を逸したレインズはレフェリーの一人を突き飛ばして威嚇。他のレフェリー陣は恐怖で近寄ることができない。

フラフラになりながら逃げ惑うHHHを追いかけ何度も殴るレインズ。頭部から流血してバックステージに逃げたHHHをなおも追いかけるレインズは制止するスタッフたちをも殴りまくり、大サイズのゴミ箱をHHHに投げ当て、液晶モニターでHHHの背中を殴打。完全に正気を失ったレインズを駆けつけた親戚のウーソズやスワガー、ヘンリーたちが制止。

シェイン、テイカーと対面

ビンス会長が登場。シェインが語っている祭典翌日からの新生WWEの展望は夢物語だ。夢は悪夢に変わると貴様らも分かってるはずだ。祭典の翌日、RAWのリングに立っているのは私である。私は元息子に直接手は下さない。代わりに引導を渡してくれるのが彼だ。

アンダーテイカーが登場。リングインし、無言でビンスを睨みつけるテイカー。

1つ忠告しておく、とビンス。この私に二度と手を上げるな。それを聞いてコートを脱ぐテイカー。帽子を脱ぎ、白目を剥いてビンスを威嚇。

先日の行動はマズかったと思うぞ、とビビりながら話を続けるビンス。私のノドを掴んだのは少し問題だ。でも今この話は言うべきではなかった。悪かった(場内笑)。

貴様は悪魔の仕事でも必ずやり遂げる。貴様と私が組むのは奇妙かもしれんが、全てはビジネスのためだ。

ここでシェイン登場。親父は何かあると「ビジネスのため」と言うが、団体にとってあんたは無用の長物だ。だが感心もしている。祭典で俺に最高の試合を組んだ。勝つ方法を探ろうとテイカーの膨大な試合映像を見たよ。そして分かった。あんたの攻撃を俺は回避する。動き回らせてあんたの体力を奪う。次にこの肉体を最大限利用して俺が攻撃する。最後に使うのはハートだ。心臓が鼓動を止めるまで闘い続ける。俺の子供やファンの子供のため、WWEの未来と伝統を守るために闘い続ける。

ビンスの持つマイクを奪い取るテイカー。それだけじゃ足りん。シェインよ、俺はこの両拳で祭典での伝統を築いてきた。

頷くシェイン。この25年間、あんたは団体を引っ張ってきた。スターたちの規範となる存在だった。だから今のあんたを見るのは正直ツラいんだ。まるでビンスの操り人形じゃないか。

よく聞け、とテイカー。誰一人として俺を操ることなど出来ん。

そうか? とシェイン。言っちゃ悪いが、そうは思えない。俺はビンスの不幸な息子だが、あんたは「ビンスの召し使い」だな。

怒ったテイカーがシェインのノドを掴んでチョークスラムの態勢。これを回避したシェインが反撃するが、そのシェインを背後からビンスが突き飛ばし、テイカーに捕獲されてチョークスラム葬。調子に乗って勝ち誇るビンスを睨みつけたテイカー、ビンスをも襲撃しようとするが、寸前でビンスは場外へ退避。

テイカーにビビりつつも、リング上でダウンするシェインを指差して笑うビンスは。そのビンスをリング上から睨むテイカー。

スポンサーリンク

WWE HOLIC
SNSで当サイトの記事更新情報を配信しています。 プロフィール】【Facebook
ページ上部へ戻る