RAW #1195:アンダーソン&ギャローズ、AJスタイルズとWWEで再会
(更新日:2016年4月29日)
会場:イギリス・ロンドン
狂犬は花を愛した
オープニングはアンブローズが登場。前週にジェリコの「ハイライト・リール」を乗っ取って生まれたトークショー「アンブローズ・アサイラム(狂犬病棟)」が今週もスタート。最初のゲストとしてシェインを紹介する。
ロンドンの観客からも大歓声で迎えられたシェイン。「実力は健在!」チャントの大合唱に納得のアンブローズ。俺もいろいろムチャな真似はしたけど、あんたには敵わないぜ、と祭典でセルの天井から実況席へダイブした映像が流される。
あんたに会って俺は初めてこう思ったぜ、「いったい何を考えてる」ってな、とアンブローズ。それは今まで聞いた中で最高の褒め言葉だ、とシェイン。
俺もファンもあんたの考えが知りたいんだ、とアンブローズ。最近、番組を仕切ってるだろ。目標は視聴率アップなのかそれとも世界征服なのか。狙いを教えてくれ。
いつも君たちのことを考えてるんだ、と観客を指差すシェイン。ファンに最高の試合を提供したい。WWEは新時代を迎えている。不遇だったスターにもチャンスを与えたい。AJスタイルズ、サミ・ゼイン、サーシャ・バンクス。これはファンの期待に応えるためだ。
ここでオーエンズ登場。WWEは新時代を迎えたと言ったが、そう簡単にはダマされねえぞ。この数年間同じ戯言を聞かされ続けた。結局のところマクマホン家の人間は権力に溺れるのさ。時代を席巻する最強のスターは俺だ。先週あんたに言ったことは100パーセント本当のことだ。ゼインには王座戦に出場する資格なんてねえんだ。奴のことは俺の方がよく分かってる。10年以上も俺を追い回してる野郎だ。自力でのし上がる根性もない。奴にチャンスを与えても無駄だ。
ここでゼイン登場。お前を追い回すなんてあり得ない話だ。俺の方が先にWWEと契約したんだぜ。それでムキになったんだろ? だから友情を捨ててNXTで俺を襲撃したんだ。でもな、心の中でお前は分かってるはずだ、俺がいなかったらお前はWWEに入団できなかったことをな。お前は友人を裏切ってキャリアを築いた。
さらにジェリコ登場。ここでマトモなのはオーエンズだけだ。奴の言った通り、マクマホンは権力に溺れてしまった。いいかシェイン、お前はかなり長い間忘れてるだろ。お前のことは昔から嫌いだった。覚えておけ、俺は世界一のレスラーだ。そしてWWE史上最高のコーナーと言えばハイライト・リールだ。よくもそれを俺から奪いやがったな。
クリスには悪いが皆にチャンスを与えたかったんだ、と釈明するシェイン。だからアンブローズ・アサイラムを始めた。ハイライト・リールはWWEネットワークで視聴できるじゃないか。それはフェノメナルなことだぞ。
ゼインやオーエンズも巻き込んで口論を始めるゲストの面々を「おい!」と一喝するアンブローズ。植木鉢の植物の近くで騒ぐんじゃねえ!
みんなイライラしてるようだから打開案を提供しよう、とシェイン。2週間後の次回PPVでケリをつけろ。ジェリコは本当に世界一なら証明しろ。相手はアンブローズだ。それからオーエンズ、お前は報復したいんだろ。望み通りゼインと闘ってもらう。緊張が高まってきてるようだから俺はリングから降りるよ。
場外に降りようとしたシェインを引き止めるアンブローズ。シェイン待ってくれ。これを預かってくれ。植木鉢をシェインに手渡し、花の安全を確保してから四人で乱闘開始。ヒール勢のジェリコとオーエンズが場外に落とされる。
ゼイン vs ジェリコ
※コードブリーカー。
六本木で何をやらかしたんだ
スタイルズにラナーロ(スマックダウン実況者)がインタビュー。フェノメナルな快進撃の要因は何でしょう、との問いにスタイルズが答えようとしたところで「よお兄弟」と大男が二人登場。紹介させてくれ、と笑顔のスタイルズ。カール・アンダーソンとルーク・ギャローズだ。久しぶりの再会だな(スタイルズとアンダーソン&ギャローズは新日本プロレスの「バレット・クラブ」というユニットで行動を共にしていた)。
ラナーロが席を外した後、会いたかったぜ、とハグし合う三人。お前が俺たちを引き入れてくれた、感謝してるぜ、とギャローズ。WWE入りが目標だったんだ、とアンダーソンも続く。最高のチャンスだ。これもお前のおかげだ。俺の目標はお前のようになることだよ。
よく来てくれたな、また集まれた、と喜ぶスタイルズ。他に場所を移してゆっくり話そうぜ、とギャローズ。六本木でハジけた夜の話をしようぜ。記憶があいまいだけどな。じゃあ行こうぜ! とノリノリでどこかへ行く三人組。
タッグ・トーナメント準決勝 エンツォ&キャス vs ダッドリー・ボーイズ
※ロケット・ランチャー。エンツォ組は決勝に進出。
イギリスのファンはアメリカよりもレインズに厳しい
レインズが登場。ロンドンの皆さんもアメリカの真似して大ブーイング。
俺は団体一の男だが、スタイルズはどうか、とレインズ。確かに奴は強敵。世界中で王座を獲ってきた技巧派レスラーで、まさにフェノメナルだ。次回PPVで勝つつもりだろうが、それは無理だ。俺が本気を出したら敵わない。「新時代を築く」と大口を叩いてる奴らはパンチで黙らせる。ロマン帝国の時代が幕を開けたんだ。先は長いぜ。
ここでスタイルズ登場。お前が真の王者だというのは認めるよ。人気はないけど実力はある。怪力、破壊力、勇猛果敢。お前に勝つには全力でいくしかない。でも俺はいつだって全身全霊で闘ってきたぜ。だからこそ世界中で王座を獲ってきたし、こうしてWWEにも呼ばれた。次回PPVでも全力で闘い、必ず王者になってみせる。
俺も全く同じだ、とレインズ(観客、大ブーイングと「退屈!」チャント)。祭典では限界まで闘い抜き、王者になった。だからお前には共感する。お前は人気者だ。だが次回PPVでは負けてファンを失望させるんだよ。ファンは俺を見直すだろう。俺は人気者でいるより王者として尊敬されたい。
俺はそう思わない、と反論するスタイルズ。人気も敬意も得てフェノメナルな王者になるぜ。
リングを降りて退場するスタイルズ。それを見つめるレインズの背後からアンダーソン&ギャローズが襲撃。レインズに合体技のブーツ・オブ・ドゥームを喰らわす。花道で見ていたスタイルズは呆然。
ヒットマンはガン闘病中なのに出場させるの?
シャーロットとフレアーにインタビュー。先週のナタリヤとの王座戦に関して結末が物議をかもしています、と映像を流す。ムーンサルトを自爆したシャーロットにナタリヤがシャープ・シューターを仕掛け、シャーロットがタップしたのを見てセコンドの父フレアーがレフェリーの足を引っ張り反則裁定になった(日本では未放送)。
何を言わせたいの? とシャーロット。女子王者の私はもう勝つ必要がないのよ。ナタリヤの挑戦は結局失敗に終わった。女子部門で私に勝てる者はいない。
ここでナタリヤ登場。先週は父親に救われただけでしょ。あなたがタップしたのは紛れもない事実。だからシェインは次回PPVで再選を組んだ。
私がビビるとでも思った? と余裕のシャーロット。次回PPVでも同じ結果になるわよ。
今回はそうはいかないわ、とナタリヤ。ある人物が私のセコンドに付く。ブレット・「ヒットマン」・ハートよ。
「全員」って、フィン・ベイラーも昇格したりして?
バックステージを歩くレインズにインタビュー。ギャローズたちに襲撃されたことについてインタビュアーが質問しようとしたところでスタイルズが登場。待て待て、おい聞いてくれ。俺は何も知らない。全くの無関係だ。
信じられるかよ、とレインズ。本当だ、信じろよ、とスタイルズ。
信じろだと? とレインズ。お前に呼ばれて奴らは来たんだろ。先週は俺の親戚であるウーソズが襲撃され(日本では未放送)、今週は俺が襲われた。全くの無関係だと? もっとマシなウソを考えろ。
確かに奴らとは昔から友達だが俺は襲撃とは関係ない、と釈明するスタイルズ。王座獲得にサポートなど要らない。
ダチを全員連れてこいよ、とレインズ。俺が一人で全員の相手になってやる。
8人タッグ戦 ナタリヤ&ベッキー&ペイジ&サーシャ vs シャーロット&ナオミ&タミーナ&サマー
ペイジは眉毛、太く描き過ぎじゃない?
※シャープ・シューター。
タッグ・トーナメント準決勝 ウーソズ vs ボードビレインズ
※ワーリング・ダービッシュ。ボードビレインズは決勝に進出。
アンブローズ vs オーエンズ
※ダーティ・ディーズ。
試合後、ジェリコが乱入してアンブローズにコードブリーカー。