RAW #1216:女王シャーロット、弟子デイナにビンタされる
(更新日:2016年9月24日)
会場:メリーランド州ボルティモア
女子王座を巡る4人の言い争い
フォーリーがリング上で語る。RAW単独開催の次回PPV「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」まであと2週間。メインはWWEユニバーサル王座戦だ。オーエンズと闘うのはロリンズか、あるいはロリンズとレインズの2人かは今夜決まる。
昨夜のスマックダウン単独開催PPV「バックラッシュ」は素晴らしかった。SD女子王座の初代王者となった友人のベッキーを祝福したい。RAWも負けてられんぞ。我々の女子部門は世界最高峰との呼び声も高い。その頂点に君臨するシャーロットを呼ぼう。
シャーロットがデイナを伴って登場。本題に入る前に胸のつかえを取りたい、とシャーロット。先週の出来事について謝罪が必要だと感じた。謝らなくてもいいのよ、と早とちりしたデイナに、あんたになんか絶対に謝らないわ、と即座に否定。
謝罪するのはデイナ、あんたでしょ。ベイリーに負けるなんて最大の屈辱。あんたのせいで負けたの。ベイリーに負けたのは私ではなくあんただと記録を書き換えたい。もう1つ、あんたは勝手に行動してサーシャに降参して笑い者になった。さっさと謝りなさい。さもないと友人関係も師弟関係も終わりよ。
ごめんなさい、と謝罪するデイナ。しかし受け入れないシャーロット。
本題に入るぞ、とフォーリー。次回PPVでは全ての王座防衛戦を行う。もちろん女子王座もだ。
ここでサーシャ登場。その王座は次回PPVで必ず取り返す。意に介さずベルトを誇示するシャーロット。女子王者は私よ、と語り始めたところで今度はベイリー登場。
サーシャが女子王座戦を闘う姿を私も見たいわ、とベイリー。でも私は先週の試合で王者を破った。挑戦権があるのは私かなとも思うのよね。
ちょっと待って、とサーシャ。ベイリーとはNXTからのライバルでパートナーにもなったけれど、王座が絡むのなら友達ではいられないわ。シャーロットと先に決着をつけるのは私よ。
私とあなたとは決着が着いたでしょ、とサーシャに言い放つシャーロット。キャリアを終わらせたいのなら再び叩き潰してあげるわよ。でもあんたに決定権はない。王座戦をやるかどうかは私が決める。
確かにサーシャには決定権がない、とフォーリー。しかし決定権がないのはシャーロットも同じ。決定権を持つのは俺だ。サーシャには再戦権がある。次回PPVで行使させるつもりだった。
それは考え直したほうがいいわね、とシャーロット反論。ベイリーはサーシャのことを「過去の人」だと思ってるし、自分が女子部門の顔になると思ってる。一方サーシャはベイリーの昇格を祝福していないし、RAWよりアニメ番組のほうが似合ってると思ってる。
闘うべきなのはサーシャとベイリーよ、とデイナ追随。女王への挑戦権を賭けて7番勝負なんてどうかしら。しかし「余計なことを言うな、これ以上何か言うと痛い目にあうわよ」とシャーロットに叱られる。
ではこうしよう、とフォーリーが話をまとめる。シャーロットは2週後のPPVで王座防衛戦に臨む。対戦相手は今夜のサーシャvsベイリー戦の勝者だ。
フォーリーの決定に納得いかないシャーロット、「あんたが余計なこと言うからよ」とデイナを罵倒するが、デイナは師匠のシャーロットにビンタ1発。じゃあデイナも出るか、とフォーリー。三つ巴で挑戦者を決めよう。
トリプルスレット形式王座挑戦者決定戦 サーシャ vs ベイリー vs デイナ
※ジャックナイフ。サーシャが挑戦権を獲得。
まだ付き人扱いに耐えるのか
敗戦に打ちのめされながらバックステージを歩くデイナの視線の先にシャーロット。
ごめんなさい、と謝罪するデイナに「黙りなさい!」と一喝するシャーロット。私の荷物を運びなさいと命じられ、大人しく従う。
カナダ人同士のケンカ
ジェリコのトークショー「ハイライト・リール」、今夜のゲストはゼイン。
お前を呼んだ理由は、どういう男なのか知りたかったからだ、とジェリコ。なぜオーエンズを裏切った? 友情が破綻した原因はお前だ。
オーエンズの話がしたいのか、とゼイン。俺にはもう全く関係のない男だ。1つだけ関心があるのは奴が保持するユニバーサル王座だけ。いつか俺のものにする。
せっかくだからあんたに助言しとこう、とゼイン。奴のことを本気で親友だと思ってるのか? 本当にそう思ってるのならあんたはバカだ。オーエンズの本性をあんたも見ることになる。奴は自分のことしか考えてない。
そもそもジェリコ、あんたは恥ずかしくないのか。昔のあんたとは大違いだ。俺もオーエンズもあんたに憧れてた。ディーン・マレンコやエディ・ゲレロと同じく、あんたも世界を転戦する実力派。俺も世界中で闘ってWWEに到達したが、それはあんたと同じ道だ。6度の世界王者なんだろ? WWEの初代王者なんだろ? でも今のあんたはオーエンズの犬に成り下がった。
それがお前の考えか、とジェリコ。ここに来る前、オーエンズからメールを受け取った。見たいか? とスマートフォンを取り出し、見せるフリしてゼインを殴打し、コード・ブリーカーで追撃。
7番勝負第5戦 セザーロ vsシェイマス
※丸め込み。セザーロは2勝3敗。
GMフォーリー、ロリンズに警告
フォーリーの控室に入ってきたロリンズ。あんたに文句を言いたい、と話を始める。
あんたは先週、俺の出場停止を取り消して次回PPVの王座戦を組んでくれたが、その後でレインズにもチャンスを与えたな。三つ巴戦にしたいのか?
レインズも不当な仕打ちを受けたんだ、と返答するフォーリー。だから平等にってことか、と笑うロリンズ。俺とレインズでは比較にならん。俺のほうが実力は上だ。負ける気はしねえが試合を邪魔されたくない。オーエンズと1対1で闘わせてくれ。あんたがダメならステファニーに相談する。
彼女は今シンガポールで会議だ、とフォーリー。彼女はHHHの行動とは無関係だし、お前の味方だ。彼女にとって大切なことは、RAWがスマックダウンに勝つことだ。
そんなことはどうでもいい、とロリンズ。何もしないなら俺にも考えがあるぜ。
もう言うな! と怒り始めるフォーリー。文句は幾らでも聞いてやる。俺のことをバカにするのも構わん。だが俺の命令は絶対だ。今夜のメイン戦に介入するのは許さん。
もし介入したらどうする? とロリンズ。出場停止か。命令なら仕方ない。しかし、今後もあの女に従うのなら、あんたはもう伝説の男なんかじゃねえ。ただのアホだ。
ギャローズ&アンダーソン vs コフィ&ウッズ
※マジックキラー。
オーエンズ、喋らせてもロリンズに負けない
バックステージでオーエンズと遭遇するロリンズ。今夜の試合は頑張ってレインズを倒してくれ、とエールを送る。そうすればPPVでの王座戦は2人だけだ。腹黒いHHHに仕返しするならこれ以上に良い方法はない。奴のお気に入りを潰して王座を奪い取る。
レインズは俺が倒すからPPVには出られんさ、とオーエンズ。でもあんたはレインズがいたほうが安心じゃないのか。奴に闘わせてる間に勝利をさらう。それがシールドのやり方だったろ。あんたはいつも他人の力を借りてきた。その中でも一番力になったのはHHHだ。裏切られてショックだよな。HHHは気付いたのさ。求めていた男があんたではなく俺だということをな。復帰してからあんたは何をした? WWE世界王座をアンブローズに奪われてRAWの格を下げた。肩を痛めたベイラーにも負けた。復帰してから王座戦に負け続けてる。一方俺は1回目のチャンスで王座を奪った。
フォーリーが現れ、「もう試合だから行け」とオーエンズに促す。笑いながらオーエンズは去る。その後ろ姿を睨むロリンズに語りかけるフォーリー。やめておけ。メイン戦に介入したら後悔するぞ。
レインズ vs オーエンズ
試合中にロリンズが乱入し、場外乱闘中のオーエンズを襲撃。いったんはオーエンズの反則勝ちが宣告される。
スタッフに制止されたロリンズは悠々と退場しようとするが、ステージ上で怒るフォーリーが立ちふさがる。俺の命令が聞けんと言うなら話し合う必要がある、と怒鳴るフォーリーに対し、ああいいぜ、と話し合いを受諾するロリンズは退場。続いてフォーリーは「こんな結末は許されん」と試合の続行を指示。
※ポップアップ・パワーボム。
試合直前に乱入してレインズを撹乱したルセフ。試合後にレインズを襲撃してアコレードで締め落とす。