RAW #1221:12年ぶり登場のゴールドバーグ、因縁の敵レスナーとの復帰戦を受諾

(更新日:2016年10月28日)

会場:コロラド州デンバー

ジェリコ、今夜は一人で闘う

WWEさん(@wwe)が投稿した写真

オーエンズとジェリコが登場。

最近分かったことだが、GMのフォーリーは俺に個人的な恨みを抱いている、とオーエンズ。王座戦をセルの中で闘うなんて、俺のキャリアを潰すつもりか。しかも相手は挑戦する価値さえないロリンズだ。

フォーリーがお前を嫌ってるのは間違いない、とジェリコも同意。俺も嫌われてるんだ。セル戦に出るのは名誉なことだと思われてるが実際は違う。セル戦は破滅への序曲。あんな野蛮な構造物はWWEの歴史を見ても他にない。フォーリーはセル戦が原因で引退へと追い込まれた本物のバカタレだ。

その通りだ、とオーエンズ。俺はフォーリーと違って正常な脳を持つ頭脳派だから、セル戦でも賢く闘う。フォーリーのような廃人にもならないしキャリアも潰さない。むしろキャリアが危機なのはロリンズのほうだ。

俺もそのセル戦に参加するはずだったんだ、とジェリコ。今まで何人もレジェンドや殿堂者をリングで倒してきた。ストーンコールドとロックを同じ日に倒したし、アンダーテイカーに勝って王者になったこともある。俺は百戦錬磨。ロリンズなど敵ではない。先週勝てなかった理由は明白。レフェリーが無能だったからだ。あのレフェリーはリスト入りだ!

次回PPVでロリンズを引退へと追いやってやる、とオーエンズが豪語したところでロリンズ登場。

ジェリコよ、そのダサいスカーフはリストに書いたのか? 安っぽいタトゥーも書いとけ。悪趣味な髪型と気持ち悪いヒゲ、あとギラギラパンツもだ。お前のタイツはギラギラと光ってる。

俺はギラギラパンツじゃない! 俺を侮辱したらどうなるのか分かってるのか! と怒るジェリコ。俺の名前はもうリスト入りしてるだろ、と笑うロリンズに「まだだ」と答えるジェリコ(書いとけよ)。でも覚悟しておけ。

そりゃ怖いなー、と笑うロリンズ。あんたとオーエンズの友情もリストに書いておけよ。お前らの友情とは、親友がペディグリーを喰らうのを傍観してることなのか? それも2週連続だぞ。俺なら助けに行くけどな。

ロリンズらしい表現だ、と言葉を挟むオーエンズ。奴は悪いようにしか考えない。お前は友達がいないんだろ。俺たちは親友だからキチンと話し合っている。互いに納得もした。チームのために1人は強さを保つ。

なるほど、オーエンズは強くて、ジェリコが弱いってことか、とロリンズ。

目を丸くするジェリコに、そういう意味じゃない、と即座に否定するオーエンズ。

俺が弱いだと? と怒るジェリコ。俺を誰だと思ってるんだ。6度の世界王者だぞ。お前などいつでもどこでも倒せる。

じゃあここで先週の再戦をやろうぜ、とロリンズ。いや待て。試合の間、オーエンズはどうするんだ。帰ってもらって1人で勝てると証明するか、それとも醜いチアリーダーが必要か。俺はどっちでもいいぜ。

「残る」とオーエンズ、「戻らせる」とジェリコ、意見が合わない2人。

俺にいて欲しいんだろ? と言うオーエンズに、最近の試合を思い出せ、と呟くジェリコ。お前はバックステージに戻ったほうがいい。チームのためだと言いたいんだろ。一方が犠牲になるというのは建前だろ。そんなのはお見通しだが、それでもお前との友情は変わらん。今夜はロリンズと会場のバカなファンどもにジェリコの真骨頂を見せつけてやる。

ロリンズ vs ジェリコ

終盤、ジェリコが呼んだわけでもないのにオーエンズ登場。

セス・ロリンズ ○ (フォール) ● クリス・ジェリコ
※ペディグリー。

シャーロット、あくまで強気

WWEさん(@wwe)が投稿した写真

史上初となるセル戦形式での女子王座戦に臨むサーシャとシャーロットに殿堂者リタがインタビュー。まずはシャーロット。

どんな準備をしてセル戦に臨むかという質問に「私は勝者。勝つために生まれてきたから準備は必要ない。今まで女性がセル戦を闘ってこなかったのは、私ほどの実力がなかったから」

雑誌メディアが史上最も素晴らしい女性スターと評価したことについてプレッシャーを感じるかとの質問に「ただの事実。男女合わせた中でも私はWWE史上最高のスター」

自信があるのは良く分かったが、サマースラムであなたは有利だった。サーシャは何度か欠場していて万全ではなかったのではないか、というリタの少し意地悪な質問に「では逆に聞かせて欲しい。私はなぜ2度も王座に就いたのか。なぜPPVで12連勝できたのか。それは私が強いから。怪我したと泣き言など言わないから。勝利は勝利でしかない」

不調な相手に勝利しても史上最高とは言えないというリタの意見に「あなたは物事の見方を間違えている。私は常に準備万端。リングに上がれば誰もが納得する。私こそが王者」

でも実際のところ観客は気になるのではないか、なぜなら観客はいつもサーシャの味方だし、次回PPVの会場ボストンはサーシャの地元だ、という質問に「サーシャには故郷の人々の応援が必要。私は観客の応援など無しに勝てる。応援が必要だと思ったこともない。遺伝子からして違う。勝者の血が流れている。サーシャはセル戦も故郷でなければ出来ない。また不調かもしれないものね。でも私は有言実行する。次回PPVで私は3度目の王者になる」

さあ亀裂が入ってまいりました

バックステージを歩くジェリコがオーエンズを見つけて詰め寄る。友達として試合には来るなと言っただろ。

それこそロリンズ側の狙いだよ、と釈明するオーエンズ。今俺たちがモメたら俺の後ろ盾がいなくなる。

お前の後ろ盾? とジェリコ。じゃあ俺の後ろ盾はどうなるんだ。「助けに行ったじゃないか」というオーエンズに声を荒げるジェリコ。来るなと言っただろうが、このバ…。

ん? 今何を言おうとした? とオーエンズ。俺はリストに入るようなバカタレじゃないぞ。俺はユニバーサル王者だ。

俺だって6度の世界王者だぞ、とジェリコ。お前の子分でもないし、今日の試合には来るなと言った。

口論が止まらない2人を「何してんの!」と怒鳴るステファニー。ここでモメてたら、それこそロリンズの思うツボでしょ。2週間後にはセル戦があるし、その後のPPVではシェインとブライアンがRAWに闘いを挑んでるのよ。あなた達はRAWの主軸なんだから仲良くしてくれないと困る。他の誰よりも強く、そして賢くいてちょうだい。いいわね?

不仲コンビの立ち位置が今も分からない

入場時、シェイマスの見せ場を邪魔してスマホで自撮りするセザーロ。先週シェイマスにやられたことのお返しだが、やっぱり激怒してるシェイマス。

続いてニュー・デイが登場。セザーロとシェイマスが組んだところで俺たちを倒せるわけがない。いま大統領選挙を争ってる2人(クリントンとトランプ)のほうがよっぽど「緊密な協調関係」を築いてるよ。味方が試合をしてるのにFacebookをしてる奴らだからな。あいつら2人はきっとFacebookでも繋がってないぞ。次回PPVでは、俺たちがなぜ420日以上も王座に君臨しているかの理由を見せつけてやる。

E vs シェイマス

WWEさん(@wwe)が投稿した写真

ビッグ・E ○ (フォール) ● シェイマス
※丸め込み。

ヘイマン、一転してゴールドバーグを罵倒

WWEさん(@wwe)が投稿した写真

衛星中継で繋がっているヘイマンと実況陣が話す。ゴールドバーグはレスナー側の挑戦を受けると思うかとの質問にヘイマンが答える。

話が大きくなり事態に収拾がつかなくなった。率直に言えば、あの挑戦はただの社交辞令だった。

ゴールドバーグは今夜RAWに現れるらしいが、観客の前で「ノー」とは言わないだろう。しかしゴールドバーグは考えるべきだ。レスナーはなぜ挑戦状を直接キミに叩きつけなかったのか。大物同士、目を見ながら話し合うことも出来たはずだ。

その理由は、レスナーがキミのことなど眼中にないからだよ。対面するまでもないと考えているのだ。今夜キミがやるべきことは、丁寧な態度で「ノー」と言うことだけだ。「イエス」などと言ったら大変なことになるぞ。レスナーの怒りに火がついてしまう。レスナーにとって12年前の敗北は不愉快な記憶なのだ。また勝てるとでも思うのか?

ファンはゴールドバーグが勝つと信じているようだが、これ以上レスナーを怒らせるな。ゴールドバーグよ、私の忠告に従って欲しい。挑戦を受け入れたら征服されるぞ。公衆の面前で屈辱的な姿を晒すだろう。

ハンディ戦 ストローマン vs 地元のレスラー3人

WWEさん(@wwe)が投稿した写真

ドラフト後、初めて日本の放送に映ったストローマン、当然ながら無名選手を相手にせず勝利し、試合後にマイクで叫ぶ。フォーリー、俺の望む相手を出さないなら自分で探しに行くぞ。今すぐ獲物を見つけ出してやる。

ここでゼインが登場。リング中央で睨み合うが、ストローマンはゼインを無言で突き飛ばしてから退場。

ルセフ家の人々

WWEさん(@wwe)が投稿した写真

ルセフとラナがリングに登場。妻として言うけど、ルセフはUS王者としてだけでなく、家族思いの素晴らしい人よ、とラナ。

家族と言えば、レインズはいつも一族の話をする、とルセフ。サモア人はキャンプファイアーを囲み、鶏肉にマヨネーズをかけている野蛮人ばかりだ。ヤシの実を頭で割ることしか能がない。バカみたいに顔に絵を描いている。一方で俺の家族は洗練されている。お前らにルセフ一家を見せてやる。

スクリーンに次々と家族の写真を映していくルセフ。まずはルセフの母親「ママ・ルセフ」の写真。ボートの世界王者に2回輝いたという経歴をルセフが紹介し、美しくて強い義母が大好きだとラナも絶賛。

続いてルセフの父親「パパ・ルセフ」の写真。軍で3年働きレスリング王者にもなった。ハンサムな顔を俺は受け継いだ、と自慢するルセフ。

兄弟、祖母、ついでに犬も一緒の写真をスクリーンに映し、さらに従兄弟の写真を紹介し始めたところでレインズ登場。お前が言った通り俺は大家族だが、自分の血筋を語る気はない。お前は父親に似てるというより、さっきの犬に似てるな。

家族はともかく、俺を侮辱したら許さないぞ、とルセフ。普通逆だよ

家族が何人いようともセル戦では1対1だ。試合後にお前が電話で呼ぶ相手は家族ではなく、救急車だろ。

怒るルセフをなだめたラナがレインズに近寄り、おもいっきり振りかぶってのビンタ。続いてルセフのハイキックでレインズはダウン。場外乱闘でも優位に立ったルセフ、最後はアコレードで締め上げる。

サーシャは地元でのセル戦に気合十分

WWEさん(@wwe)が投稿した写真

殿堂者リタのインタビュー、続いてはサーシャ。

シャーロットは準備万端と言ってたけど心境は? との問いに「私も準備はできている。シャーロットと私はNXT時代から競い合い、やっとここまで辿り着いた。私たちは歴史を作ろうとしている。彼女への感情はともかく、共に時代を築いた仲間として尊敬している。でも勝つのは私。私が最強だとセル戦で証明する」

シャーロットもあなたを強敵と認めつつ、でも次回PPVで王者に返り咲くと豪語しているわよ、とのリタの言葉に「PPVの開催地はボストン。私の故郷よ。子供の頃からWWE王者になることを夢見ていた。それが今は歴史を作るなんて信じられない。あまりに特別で時々これが現実なのかどうか分からなくなる。WWEで成し遂げたことは最高。女子革命は大きな成果をあげ、次は女子で初めてセル戦に臨む」

サマースラムで背中を負傷したことについて「あの時はヘマをしたけど、完全復活して王座を獲った。100%の状態よ」

威圧的なセル(檻)に恐怖を感じることはないかとの問いに「怖いという表現を使いたくない。実際に怖くはない。覚悟はできている。過去のセル戦を見て十分研究した。今は心の準備をしているところ。だから恐れを感じることはないはず。なぜ私がボスなのかを世界中に証明してみせる」

クルーザー級6人タッグ

ブライアン・ケンドリック ○ (タップ) ● リッチ・スワン
※キャプテンズ・フック。

どこかよそよそしいハイテンション

控室で話すステファニーとフォーリー。君を誇りに思うよ、とステフを褒めるフォーリー。兄の挑戦を受けたな。

勝手に決めてごめんなさい、と謝るステフ。相談すべきだと思ったのだけど。

俺が挑戦を拒むと思ったわけじゃないだろ、とフォーリー。番組対抗戦だ。伝統のエリミネーション戦が3つ行われる。3つともRAWが勝つぞ。3つと言えば俺たちは3つのセル戦を実現させる。

ところでPPV「ヘル・イン・ア・セル」は2週間後だけど、来週のRAWはどんな試合を組むつもりなの? とステフ(番宣?)。

君が期待していた3人に闘ってもらおう、とフォーリー。オーエンズ、ジェリコ、そしてロリンズのトリプルスレット戦がメインだ。それでいいか?

素晴らしい、大賛成よ、と喜ぶステフ。

ゴールドバーグの息子は、父のレスラーとしての姿を見ていない

WWEさん(@wwe)が投稿した写真

マイケル・コールの「WCW史上最高の王者」という紹介を受け、ゴールドバーグが12年ぶりとなるRAW登場。延々とゴールドバーグの名前を呼び続ける観客に手を合わせて感謝の意を表した後、コーナーに登って「戻ってきたぞ!」と叫ぶ。

ありがとう。久しぶりだが覚えていてくれたか! そう叫んで目を潤ませるゴールドバーグ。

あれから12年。人生とは分からぬものだ。またリングに立てた。今夜は特別なんだよ。実は妻と子供が、俺のリングに立つ姿を初めて見に来たんだ(12年前、まだ息子は生まれていなかった)。

1月にゲーム会社とWWEから電話があって、俺は世界中の国々を旅して回ることになった。ゲームソフト「WWE 2K17」の宣言活動だ。この12年、何よりもやりたかったことは、世界中の子供たちのヒーローになりたかったんだ。

世界を旅する間、俺はヒーローになれた。握手した子供たちの目に、俺は現役のゴールドバーグとして映っていた。しかし、表舞台に復帰したのを不満に思う奴もいるらしい。

そこでよく考え、あれこれ悩み、そして思った。復帰はゲームの中だけにしておくべきかもしれないと(観客、盛大な「ノー!」チャント)。

しかしその後、レスナーが挑戦してきた。ヘイマンに代弁を頼んだ度胸のない野郎だ。もしかしたらもう1試合闘えるかもしれん。そう考えた。猛烈なスピアーや、最凶のジャックハマーを繰り出せるかもしれん。

レスナーは「次の獲物」というだけではない。何よりも重要なことを言っておくぞ。レスナーよ、お前が「最後」だ!

大歓声の中、息子を肩に担いでリングサイドを歩くゴールドバーグ。

スポンサーリンク

WWE HOLIC
SNSで当サイトの記事更新情報を配信しています。 プロフィール】【Facebook
ページ上部へ戻る