RAW #1224:ブランド対抗戦出場メンバー決定、IC王座挑戦者はゼイン
(更新日:2016年11月19日)
会場:スコットランド、グラスゴー
結束しろと言いながら闘わせる矛盾
オープニングはステファニーが登場。PPV「サバイバー・シリーズ」に出場するチーム・RAWへの出場が決まった4人の選手(オーエンズ、ジェリコ、レインズ、ストローマン)を呼び込む。
注目されていた5人目の選手としてステフが呼び込んだのはロリンズ。ステフが犬猿の仲のロリンズを選んだことに驚く実況陣。
冗談はやめてくれ、と苦笑するオーエンズ。ロリンズとは共闘できん。
ステフはスマックダウンに勝つ方法を分かってるからこそ「エース」の俺をチームに入れたんだよ、とロリンズ反論。安心しろ、PPVが終わったら再びお前を叩き潰してやる。ジェリコも一緒にな。
あなた達が不仲なのは分かるけど、サバイバー・シリーズでは彼らと対戦するのよ、とステフがチーム・スマックダウンのメンバー5人(スタイルズ、アンブローズ、オートン、ワイアット、コービン)をスクリーンに映す。アンブローズは元シールドのメンバー2人にも容赦しないでしょう。ストローマンはワイアットにあれこれ指図されてきたんでしょ。そしてオーエンズはスタイルズよりも優れた王者だと証明してちょうだい。
次回PPVでは結束して闘うのよ。ブライアンは「RAWの選手たちは怠け者でうぬぼれ屋」だと言ってた。それは違う。フォーリーと私はドラフトで一流スターだけを選んだ。その実力をPPVで証明しなさい。命懸けで闘うのよ。もし不甲斐ない結果に終わったら全員クビにする。そう言ってマイクを放り捨て退場するステフ。
彼女の言う通りだ、とオーエンズ。5人で力を合わせなきゃ勝てん。俺とジェリコは結束して結果を残した。そのため時には過ちも犯した。
俺たちは大人だから謝る時は謝る、とジェリコ。ロリンズやレインズが怒ってるのは、俺たちがユニバーサル王者だからだろうが、サバイバー・シリーズのために一旦忘れろ。お前たちはバカタレだが俺たちが面倒を見てやる。ケビン&クリスがチーム・RAWの共同キャプテンだ。俺たちに従っておけばサバイバー・シリーズは勝てる。
レインズとロリンズ、仲間割れはするなよ、とオーエンズ。昔のチームみたいにな。なんて名前だっけ。ああそうそう、「シールド」か。シールドが崩壊した理由は性根の腐ったお前ら2人が対立したからだ。今回は仲良くしろよ。俺たちの言ってることが分かるか?
分かった、と言いながら殴りかかるロリンズ。それを合図に全員で乱闘。見ていたステフがステージに再び登場。どうやらお互いの問題を解決しないといけないみたいね。サバイバー・シリーズではチームだけど今夜は闘ってもらう。5人全員で5人ウェイ戦よ。
ゴールドバーグは余裕の構え
サバイバー・シリーズで12年ぶりに対戦するゴールドバーグとレスナー。まずはゴールドバーグにインタビュー。
以前よりもっと痛い目にあわせてやりたい。レスナーは猛獣だが、奴の対戦相手である俺も猛獣だ。奴は自身を俺に重ねている。俺もそうだ。
ファンの期待に応えてレスナーを倒せるのは俺だけだ。地獄の闘いになるだろうが、俺は奴よりも楽しむ。
スマックダウンからIC王座を奪取できるか
控室で誰かと電話しているステフ。シェインとブライアンによろしく伝えといて。明日のスマックダウンには行けないわ。アメリカで株式総会があるのよ。その代わりにシェインとブライアンを次回RAWに招待するのはどうかしら?
ゼインが控室に入ってくる。電話を切るステフ。シェインのことかい? と聞くゼイン。そうよ、とステフ。あの男はRAWに出てくる勇気がないからスマックダウンに私を呼ぼうとしたのよ。何様のつもりかしら。
それで俺を呼び出したのかい? とゼイン。違うわ、別件よ。思い出させてくれてありがとう、とステフ。
最近のあなたの言動には目に余るものがあるわ。試合で興奮しすぎ。騒々しい入場テーマ曲も気に入らない。先日はフォーリーにジグラーのIC王座オープン・チャレンジは俺に挑戦させろと絡んだらしいわね。勝手すぎるわよ。
あれはフォーリーが俺に提案したんだ、と弁明するゼイン。あなたの意見なんか聞いてないわ、とステフ無視。フォーリーが何を言おうと私はルセフを推す。今夜あなたはルセフと闘いなさい。勝者がジグラーに挑戦する。どちらが勝者になったとしても、必ずIC王座をRAWに取り戻すのよ。
メル・ギブソンが喜んでることだろう
タッグ部門でサバイバー・シリーズに出場する5人チームのうち、ニュー・デイを除いた4チーム(セザーロ&シェイマス、エンツォ&キャス、ゴールデン・トゥルース、ギャローズ&アンダーソン)がリングに登場。
チームのキャプテンとやらが出てこねえから俺がキャプテンをやるぜ、とシェイマスが切り出す。お前は誰にも好かれてない、とセザーロがイチャモンつけて今夜も口論。エンツォやギャローズにもバカにされ、怒ったシェイマスはチームから抜けると宣言。
ここでニュー・デイの3人が登場。スコットランドの独立を描いた映画『ブレイブハート』で出演者たちが顔に塗っていた青いペイントをしている。ウッズはバグパイプのエア演奏。コフィからツッコミを受けたウッズは「これはフランチェスカの親戚、スコットランド生まれのアグネスだ」と一言。
俺たちはチームの主将。サバイバー・シリーズではRAWへの愛とプライドのために闘う、とウッズ。お前らが主将なのなら俺達もチームから抜ける、とギャローズ&アンダーソンが反抗すると、突然Eがスコットランドのナマリで映画『ブレイブハート』の名ゼリフを再現。観客とベビーフェイス勢は「フリーダム!」と大盛り上がり。
反抗していたシェイマスも折れてチーム入りを承諾。残ったギャローズ&アンダーソンは協力を拒否。しかし「お前らの態度は最初から分かってたので、俺たちとの試合をステファニーに組んでもらったよ」とニュー・デイ。最後は観客と共に「チームRAW最高!」の大合唱。
ニュー・デイ vs ギャローズ&アンダーソン
※マジックキラー。
レスナーは恒例の威嚇
レスナーへのインタビュー。ゴールドバーグに対する威嚇に終始。
奴はスポーツ番組で「復帰戦を闘うなら相手はレスナーだ」と言ったが、奴に質問したい。なぜ自分の死を自ら宣告してしまったんだ。12年前の試合(2004年のレッスルマニア20)など知ったこっちゃない。俺は他にやること(UFCへの移籍)があったからな。
10歳の息子と女房が家にいるというのに、なぜ俺を標的にしたのだ。本当にバカな野郎だ。この俺にケンカを売るとはな。ゲーム上で復帰するのはいいが、俺は本物の破壊者だ。
横で聞いていたヘイマンが補足。ドウェイン・ジョンソン(=ザ・ロック)はヒーローだったが、レスナーとの試合で厳しい現実に直面し、ハリウッドに帰っていった。アンダーテイカーの無敗神話をみんな信じていたかったが、レスナーは祭典で再び現実を突きつけた。シナはスーパーマンのように子供達の憧れだが、レスナーの攻撃で無力化された。オートンもみんなのヒーローだったが、レスナーのヒジ攻撃で破壊された。
よく聞いておけ、とレスナー。ゴールドバーグは12年間もリングから離れていた。あり得ないことだ。サバイバー・シリーズで奴は叩きのめされる。奴の息子など知ったことか。息子と妻は試合を見ない方がいい。絶対に見るな。会場に来ないで家にいろ。奴が自宅に帰ってこられるよう祈ってろ。
女子チームも不穏な雰囲気
サバイバー・シリーズに出場するRAW女子チームのメンバーをリング上からマイケル・コールが呼び込む。まず登場したのは主将のシャーロット。私は生まれながらのリーダー。ベッキー・リンチにニッキー・ベラ、それからスマックダウンの平民たち、まとめて一掃してやるわ。
続いてナイア、アリシア、ベイリーも登場。ベイリーは観客から何度も「結婚して」の合唱を繰り返され照れ笑い。話が何度も遮られてシャーロットは不機嫌。
最後の5人目をコールが紹介しようとするが、それを遮ってシャーロットが呼び込んだのはデイナ。しかし「彼女は5人目のメンバーではありませんとコールが否定。
改めてコールが呼び込んだ5人目のメンバーはサーシャ。
あらごめんなさい、とサーシャに謝るシャーロット。前回PPVで大ケガして欠場するのかと思ったから弟子のデイナを代わりに選んだのよ。
デイナに私の代わりは務まらないわ、とサーシャ。スマックダウンを倒すには「ボス」が必要だと分かってるでしょ。
あなたはボスでもなければ1番でもない、とシャーロット。ヘル・イン・ア・セルで私が歴史を作ってから世界は変わったのよ。
IC王座挑戦者決定戦 ゼイン vs ルセフ
※ヘルーバ・キック。ゼインが王座挑戦権を獲得。
5ウェイ戦 ロリンズ vs レインズ vs オーエンズ vs ジェリコ vs ストローマン
※レインズのパンチを喰らい失神したままフォール。