RAW #1231:ストローマンの暴走を止めるのは元シールドか、それともゼインか
(更新日:2017年1月6日)
会場:イリノイ州シカゴ
ステファニー、シールド加入したかった
オープニングはステファニーが登場。この時期フォーリーはとても忙しいから休暇を与えた、と観客に告げる。シカゴ恒例の「CMパンク!」チャントに対しては、そのチャントが2分15秒続いたらUFCのパンクを上回るわよ、と受け流す(地元シカゴのヒーローだった元WWEのCMパンクはUFCデビュー戦を2分14秒で敗れた)。
そんなことよりさっさと番組を始めましょう、とステフが宣言したところでロリンズが登場。あんたもクリスマス休暇を楽しんだんだろ。HHHに何か贈ったか? 革ジャケットとか、NXTロゴ入りのパジャマとか、あと肝心なのは、奴は「男らしさを取り戻した」のか?
あなたが低俗でも私は気高く対応するわ、と受け流すステフ。HHHは団体のCOOなのよ。
そうさ、以前とは大違いだよな、とロリンズ。かつて奴はWWEきっての大悪党だった。1年近く前、奴はランブル戦にサプライズ出場して通算14度の王者となった。なのに今はどこにも見当たらない。どこにいるんだ。その辺から出てこいよ。いるわけねえよな。今頃はスーツを着て会社か、自宅で子供たちとテレビか。最低の腰抜けに成り下がったな。
夫の行動なんていちいち管理してないわ、と笑顔で受け流すステフ。夫は偉大な王者。あなたとは格が違う。
あんたと口論したいわけじゃない、とロリンズ。俺は試合がしたいんだ。先週ストローマンが俺の邪魔をした。ストローマンと今夜試合をさせろ。
ここでレインズも登場。ストローマンはミスを犯した。償いとして大勝負で懲らしめてやる。
おいおい待てよ、とロリンズ。奴と闘いたいなら順番を待て。俺が先に頼んだんだ。
譲ってくれないなら今からバックステージに行って奴に教訓を叩き込む、とレインズ。個人レッスンをするなら俺も一緒に行くってのもアリだな、とロリンズも乗っかる。昔のやり方でストローマンをぶっ潰すか。やるなら徹底的にやろうぜ。奴をシバいてここまで引きずってくるか、シールド式パワーボムでテーブル葬にしてやるか。俺らはワイアット・ファミリーもエボリューションもぶっ潰したんだ。
話を聞いてて興奮したステフが「そうよ、やりましょう!」と賛同して拳を突き出し、シールド加入を意思表示。当然ながら無言で拒否するレインズ&ロリンズ。
私は加わらなくてもいいわ、と現実に戻るステフ。明日の夜にスマックダウンがここで放送するんだけど、アンブローズも今夜どこかにいるかもしれないのよね。ここシカゴで一夜限りのシールド再結成というのはどう? 名案でしょ? シールド復活よ! シカゴのみんなはどう思う? (観客、大声援で賛同)
再結成なんてあり得ないわ、とスカして笑うステフ。すぐ引っかかるわね。あなたたちがそんなに闘いたいなら試合を組んであげる。ロリンズはストローマンとシングル戦。それからレインズはUS王座戦よ。対戦相手は私が決める。
RAWタッグ王座戦 セザーロ&シェイマス vs ニュー・デイ(コフィ&ウッズ)
※ブローグ・キック。セザーロ組は王座防衛に成功。
そんなのアンタくらいしか言わない
バックステージを歩くストローマンを待ち構えていたのはオーエンズ&ジェリコの親友コンビ。
探してたんだ。先週は会場中を破壊してたな。さすがだよ。レインズとロリンズを潰したのは最高だったぜ。
何の用だ、とストローマン。お前と話したかったのさ、とオーエンズたち。俺がレインズを倒して王座を防衛したら、次の王座挑戦者はお前になるかもしれんな。
覚悟はできてるか、と威嚇するストローマン。それより前にやることがあるだろ、といなすオーエンズ。レインズとロリンズは先週のことを恨んでるぞ。
奴らはお前の悪口を言ってたぞ、とジェリコ。「ウドの大木を切り倒してやる」とか「あいつは大してデカくない、あいつの攻撃は子供に枕で叩かれるようなもんだ」とかな。今夜ステフはお前とロリンズの試合を組んだが、ウワサによればロリンズはお前を一発屋だと呼んでるらしいぞ。俺の意見じゃないぞ。前回PPVでお前がゼインを倒せなかったのはお前がバカタレだからともな。俺が言ってるんじゃない、俺に怒るなよ。
ウワサなどクソだ! と怒るストローマン。あんたもクソだ、とジェリコを睨みつける。ビビるジェリコ。
分かるよ、ウワサはクソだ、とオーエンズなだめる。ウワサに構うのは暇人だけだ。
弟は新日本プロレスに移籍しちゃったけれど
バックステージで談笑しているトゥルースとゴールダストのもとにベイリーがやって来る。話の邪魔をしてゴメン。ゴールダストにクリスマスプレゼントを持ってきたの。
俺にも何かくれよ、とトゥルース。ハグでもいい? とベイリー。嬉しそうにベイリーとハグするトゥルース。
これよ、とゴールダストに差し出したのは小さなクマのぬいぐるみ。黒い服には黄色の水玉模様。
私が女子王座の挑戦者になれたのは、NXT時代にあなたのお父さん、ダスティ・ローデスの指導を受けたおかげよ。アメリカン・ドリームは私の恩人。彼のことが大好き。
親父も君のことが大好きだったよ、とゴールダスト。とても素敵な贈り物だ。ありがとう。ハグする2人。
ベイリーが去り、ぬいぐるみを見つめているゴールダストたちのもとへギャローズ&アンダーソンがやって来る。オモチャで遊んでるのか。可愛いテディベアだな。
隙をついてクマのぬいぐるみを奪い、首をもいでしまうアンダーソン。笑いながら去るアンダーソンたちを睨むゴールダスト。
カナダ人コンビ、まんまとタイトル戦を決める
ステフの控室に入って来るオーエンズ&ジェリコ。
押しかけて悪いがフォーリーに不満があるんだ。前回PPVでレインズに勝ったのにまたPPVでタイトルを賭けて再戦しろとフォーリーが言ってる。しかもジェリコは監禁されるんだ。
檻に入れられて30メートルの高さで吊るされるんだぞ、いや60メートルだ、と目を丸くして訴えるジェリコ。すごい高さだ。
彼は高所恐怖症なんだ、とフォローするオーエンズ。クモ恐怖症じゃなかったの? とステフ。どっちも怖いんだ! とジェリコ。クモと一緒に高い所に吊るされたら困るんだ。俺が恐怖のあまり吹き出物だらけになってもいいのか? ニキビ恐怖症になったらどうする!どうしてくれるんだ!
このとおり早くも錯乱状態なんだよ、とジェリコを見ながら語るオーエンズ。
冷静になって話そう、とジェリコ。高い所も檻も大嫌いだが、ムチャな要求をする気はない。あんたはレインズの今夜の対戦相手を決めるんだよな。ちょうど俺たちは試合がない。
言いたいことは分かったわ、とステフ。レインズと今夜対戦するのはオーエンズよ。
シャーロット、ただでは終わらない
ベイリーが登場。シャーロットを倒した。しかも3連勝よ。これでみんなも納得したわよね。私が王座の第一挑戦者だってことをね。子供の頃からの夢が実現できて嬉しい。
ここでシャーロットが登場。その発言は訂正が必要よ。先週私を倒したって? あんたは勝ってないわよ。映像を見てみなさい。
先週の試合映像が流され、カウント3直前でわずかにシャーロットの肩がマットから離れている様子が映る。
3カウントの直前で肩が上がってたでしょ、とシャーロット。凡人なら泣き寝入りするしかないけれど私は違う。父から長年言われてたことがある。「腕のいい弁護士を常に用意しておけ」ってね。そこで私と弁護士は昨夜ステファニーと交渉した。誤審だったことを考慮し、あんたの勝利は公式記録から抹消された。お気の毒ね。凡人だからショックよね。
私は特権階級。体制を知り尽くして味方にしてきた。あんたはNXT時代から王者になりたいと言い続け、それを語る時はいつも目に涙を溜めてた。そんなあんたを私は心の中でずっと笑ってたのよ。でもクリスマスだから、あんたに2度目のチャンスをあげるわ。この場で私を倒してみなさい。
望むところよ、とベイリーに笑顔が戻る。先週の決着をつけてやる。
言い忘れてたけど、とシャーロット。私はレフェリーを選ぶ権利が与えられてるのよ。
登場した特別レフェリーはデイナ。
ベイリー vs シャーロット
※丸め込み。
ゼイン許すまじ
バックステージを歩くステフがスタッフを暴行中のストローマンを目撃して制止。何をやってるの!
こいつがゼインの居場所を教えねえんだ、とストローマン。
今夜はロリンズとの試合に集中しなさい、とステフ。さっきも言ったけど今夜この会場にゼインは来てない。その代わりに来週のRAWでゼインとの試合を組むわ。それでいい?
いいだろう、とストローマン承諾。しかし、ただゼインを倒すだけでは満足できん。徹底的に奴を叩き潰したい。だから試合形式はラストマン戦にしろ。
いいわ、とステフも承諾。その代わり私の条件も聞いて。ご自慢の破壊的なパワーを存分に発揮しなさい。今夜はロリンズのことをゼインだと思って闘うのよ。来週どれだけ暴れるつもりなのかをロリンズ戦で見せるのよ。
ふふふ、と不気味に笑いながら去っていくストローマン。
ダラス&ヤング vs シャイニング・スターズ
試合中にストローマンが乱入。ダラス、ヤング、プリモを次々となぎ倒し、エピコの背後からのイス攻撃にも微動だにせず反撃。セコンドのバックランドまでも巻き添えにする。
ロリンズ vs ストローマン
※ゼインの介入。
襲撃されて激怒したストローマンは逃げたゼインを追ってバックステージへ。リング上でダウンしていたロリンズはジェリコに襲撃されコード・ブリーカーを喰らう。
US王座戦 レインズ vs オーエンズ
※スピアー。レインズは王座防衛に成功。
試合後、前の試合で襲撃されたロリンズが登場してジェリコに報復。