RAW #1304:復活ステファニー、ナイアvsロンダを煽る
(更新日:2018年5月29日)
オーエンズ、後ろ盾に怒られる
オープニングはGMのカート・アングルが登場し、RAW女子王座戦の調印式を自分が仕切ることと、この日の試合予定を発表。
そこへコミッショナーのステファニー・マクマホンが久々の登場。レッスルマニア翌日のRAWでロンダ・ラウジーに腕を破壊されて以来の登場だが、その腕は治ったことを入場しながらアピール。
レッスルマニアであなたとロンダが私たち夫婦にしたことは水に流す、とステファニー。レッスルマニア以降のアングルの采配を褒めた後、「感情的になって調印式をぶち壊した過去がある」ことから、アングルではなく自分自身が調印式を仕切る、と主張。アングルも同意して従う。
さらに「あなたはレインズを甘やかしている、それも今夜で終わりにしよう」とステファニーがアングルに告げているところでロマン・レインズ登場。言いたいことがあるなら直接俺に言え、とステファニーを威嚇。
短気なサモア人のキャラを貫き通すというのなら仕事を変えたほうがいい、と挑発するステファニー。あんたこそ態度を改めろ、とレインズも引かず。上層部は俺からユニバーサル王座やマネー権を遠ざけている。
あなたは予選に負けたのよ、と言い放つステファニー。不満があるならジンダー・マハルにぶつけなさい。「もうぶつけたよ」と笑うレインズ。
ここでケビン・オーエンズ登場。あんたに礼を言うぜ。あんたがマハルにスピアーを喰らわせてくれたおかげで、俺はマネー権のラダーマッチ戦に出場することができる。
オーエンズはステファニーにも言及。彼女は中立の立場だ。彼女の兄とも、そして父とも対立したのに、それでもステファニーは俺を信頼し、番組の中軸に据えてくれている。彼女には才能を見極める力があるんだ。
調子に乗ってステファニーの肩に手を置くオーエンズ。そのオーエンズを睨みつけるステファニー。迫力に気圧されて腕を離すオーエンズに対し、「今度そんなマネしたら許さないわよ」と脅した後、レインズvsオーエンズのシングル戦を組む。
シングル戦 ロマン・レインズ vs ケビン・オーエンズ
※ジンダー・マハルの乱入。
試合中に乱入し、場外でレインズを襲撃したマハル。オーエンズも加勢してレインズを襲撃しているところへ、盟友セス・ロリンズが救援に駆け付ける。これを受けて試合はタッグ戦に変更。
タッグ戦 レインズ&ロリンズ vs オーエンズ&マハル
※ストンプ。
退場時、レインズ&ロリンズがステージ上から観客にアピールしているところでジンダー・マハルが再登場して襲撃。イス攻撃でロリンズを排除した後、レインズもイスで殴りまくる。
これを受け、次回PPV「マネー・イン・ザ・バンク」でレインズvsマハルのシングル戦が組まれる。
ザ・茶番
サミ・ゼインが登場。2週前に公開されたボビー・ラシュリーの特別インタビューに関し、3人の姉への言及にウソがあると主張するゼインは、嘘を暴くためにラシュリーの3人の姉と称する人物をリングに招く。
男が女装しているようにしか見えない3人の姉に対してゼインがインタビュー。「ラシュリーは姉の私たちをいつも殴ってた」と主張する3人。ラシュリーは嘘つきで野蛮だ、と批判しているところでラシュリー本人が登場。
笑顔でリングインしたラシュリー、姉モドキたちをイジった後、ゼインに感謝を伝える。ここまでしてくれて最高だ、ありがとう。
家族はみんなあんたをクズ野郎だと思ってるよ、とラシュリーを挑発するゼイン。表情が変わったのを見てリング外に逃亡しようとする。追おうとしたラシュリーを姉に扮した野郎どもが襲撃。しかし反撃したラシュリーは偽の姉たちにお仕置き。
仲が良いわけではなかった
ステファニーの控室(アングルの控室を乗っ取った)をフィン・ベイラーとブラウン・ストローマンが訪れる。
前週のタッグ戦で敗れたジグラー&マッキンタイア組と再戦させてくれ、と訴えるベイラーたちに対し、あなた達2人はラダーマッチで敵同士じゃないの? と言うステファニー。ストローマンは「先週のタッグ戦、こいつのせいで負けた」と思ってるわよ、とベイラーに告げる。ストローマンも暗に認める。
ラダーマッチの前哨戦ね、ということでベイラーvsストローマンのシングル戦を組むステファニー。
闘いは大好きだ、と言ってリンゴを握り潰すストローマン。それまで笑顔だったベイラーも唖然。
ナイアとロンダの火花散る
PPV「マネー・イン・ザ・バンク」のRAW女子王座戦で闘うことになった王者ナイア・ジャックスと挑戦者ロンダ・ラウジーの調印式。司会進行役はステファニー。
調印を前に質問をするステファニー。女子選手達の序列を超えていきなり王座挑戦することについて問われたロンダ、「言いたいことは分かる。でもナイアが私を選んだ」。
なぜナイアがあなたを選んだか、それはあなたを倒して名声を得たいからじゃないかしら、とステファニー。あなたはWWEでシングル戦は未体験。さらにUFCでバンタム級だった。階級制のないWWEでナイアはあなたよりも屈強でパワフル。PPVでナイアが勝ったら、あなたはWWEを辞めてしまうかも。そしたら「人類最凶の女」という称号はナイアが継ぐわ。(話を聞きながらナイアを見据えるロンダ)
一方でロンダもナイアのことをよく知ってるわ、とステファニー。アレクサの3倍も大きいのに、倒すのに15分もかかった。王者になるまでの期間も長すぎた。ロンダも想像してると思うけど、ナイアが「のろま」だから? だとしたらロンダはナイアを関節技で秒殺するかもね。でもそれはロンダが関節技を極められればの話。物理的にそれは可能かしらね。
「無理だね」とステファニーの話を遮るナイア。私にアームバーは極められないよ。「のろま」という言葉はもう聞き飽きた。真実を教えてあげようか。PPVであんたを叩きのめして私は名を上げる。
先にナイアが契約書にサイン。怖い表情でナイアを睨んだロンダは続いてサインを済ませ、リング上のテーブルをどかす。「おおー」と展開に嬉しそうなステファニー。
本音が聞けて嬉しいわ、とロンダ。でも何も問題ない。そう言ってから手を差し出す。
握手に応じたナイア。握手しながら話を続けるロンダ。PPVであんたの王座を奪ってやる。(握手しているナイアの右腕に目を向けて)それから、この腕も頂く。
ギクッとしたナイア、至近距離でロンダを睨む。射るような視線を返すロンダ。睨み合う2人の向こうでステファニーがニヤニヤ。
マネー戦予選4ウェイ戦
※シャープ・シューター。ナタリヤがマネー戦出場権を獲得。
シングル戦 ルード vs アライアス
※ドリフト・アウェイ。
勝利したアライアスが退場の際、次の試合のため入場してきたストローマンのタックルを喰らって吹っ飛ぶ。
シングル戦 ベイラー vs ストローマン
※パワースラム。