RAW #1321:11月のサウジアラビア大会、レスナーの参戦と王座挑戦を発表

(更新日:2018年9月26日)

臨時GMにチャンス到来

オープニングはユニバーサル王者ロマン・レインズが登場。「昨夜の展開は予想外だった」と、前夜に開催されたPPV「ヘル・イン・ア・セル」について言及。

前王者ブロック・レスナーが乱入したことに対し「奴は以前から再戦を望んでいた」と話し、今もこの王座が欲しいのなら出てこい、とレスナーを呼び込む。

しかし登場したのはレスナーではなく、前夜の対戦相手でもあるブラウン・ストローマン。「お前が今も王者なのはレスナーに助けられたからだ」「レスナーを始末したら次はお前だ」と威嚇。

ここで臨時GMのバロン・コービンが登場。臨時GMになってから初めてのPPVでレスナー乱入という騒動が勃発し、誰よりも動揺しているのは自分だと語り、ステファニーと解決策を協議した結果、11月2日にサウジアラビアで開催される大会「クラウン・ジュエル」でユニバーサル王座を賭けたトリプルスレット戦、レインズvsストローマンvsレスナーの試合を組んだと発表。

この決定にストローマンは激怒。捨てゼリフを吐いて退場しようとしたところで今度はポール・ヘイマンが登場。前夜の乱入時に蹴り破ったセルの扉をステージに持ち込み、「私の顧客は地獄の扉をぶち破ってセルを征服した」と豪語。

さらにレスナーが王者だった期間中にWWEの株価が史上最高値を記録したなどの経済効果も力説し、レインズとストローマンが策略でレスナーから王座を盗んだと罵倒。だからレスナーはWWEに戻ってきたのだ、と説明し、サウジアラビアでの王座奪還を予告。

これに怒ったストローマンがヘイマンに向かって前進。ヘイマンは慌ててステージから逃亡。

リングに残されたレインズが不機嫌そうな表情でコービンに何かを言おうとする。それを制したコービン、「お前は昨夜の試合で負傷してる」「今夜ここで俺とユニバーサル王座戦だ」と職権乱用。

ディーン・アンブローズ vs ドリュー・マッキンタイア

ドリュー・マッキンタイア ○ (フォール) ● ディーン・アンブローズ
※クレイモア。

試合後、バックステージに戻ったマッキンタイアを相棒のドルフ・ジグラーが迎える。マッキンタイアの勝利を祝っているところに臨時GMのコービンもやって来る。

シールドのメンバーであるアンブローズが消え、セス・ロリンズも前夜のPPVで体調不良だろうと踏んだコービン、今夜のタイトル戦は自分に有利だと喜ぶ。

続いてジグラーに「IC王座の再戦権を今夜行使するんだろ?」と(ロリンズを潰してもらうため)促すコービン。「昨日セルから転落したんだぞ、勘弁してくれ」と乗り気ではないジグラーに対し、ロリンズがまだ会場に到着していないことを告げ、奴が闘いを拒否するようなら、IC王座を剥奪してお前に渡す、と提案。

闘わずして王者になれるチャンスを得たジグラーは目の色が変わり、「今夜再戦権を行使するぜ」とコービンに宣言。

全て女子PPVへの布石です

控室で談笑しているベラ姉妹(ニッキー&ブリー)とナタリヤの3人。話の内容は前夜のRAW女子王座戦。

そこへ話題の主であるRAW女子王者ロンダ・ラウジーが登場。「オープン・チャレンジってどうすればいいの?」と3人に質問するロンダ。

自分が王者だった時の話をしようとするニッキーを制したナタリヤ、「今夜オープン・チャレンジ戦をするの?」と確認。

自分で考えて決めたと説明するロンダに対し、「だったら誰に頼む必要もない、リングに上がって挑戦者を募ればいいだけよ」と説明。

マンデーナイト・ロリンズ

遅れて会場入りしたロリンズがバックステージでインタビューを受ける。

「今夜ジグラーがIC王座の再戦権を行使した」「試合をしないなら王座を剥奪すると臨時GMが発表した」ことを伝えられたロリンズは苦笑。

「コービンは忘れてるらしいな。俺がRAWの主役だということを」

破壊兄弟がオーストラリアに見参

ジ・アンダーテイカーが登場。前回RAWにてトリプルHが「テイカーは自分自身への敬意を失った」と発言したことについて「奴の妄想だ」と一刀両断。

「昔は一流アスリートだったHHHが今は会議室を戦場としている」「奴の人生はウソで満たされている」と語ったテイカー、「奴との最終決戦は、最初の対決と同じ結果になる」と予告。

さらにHHHの親友ショーン・マイケルズ(HBK)にも言及。HHHと共に妄想し、策略を練るだろう。HBKは親友のセコンドに必ずつくに違いない。それでも構わん。俺のセコンドには弟のケインが付くからな。

HBKのキャリアを奪ったのと同じく、HHHのキャリアをも俺は奪う。俺の背後は破壊兄弟が固める。HHHはオーストラリアで安らかに眠るがいい。

軽い足取りで敵陣へ

控室で語り合う臨時GMコービンとジグラー。「ロリンズは来てしまったじゃないか」とジグラー。

「奴の体はボロボロだ」とコービン。マトモに試合できるわけがない。アンブローズが今夜負けたのと同じだ。俺はレインズを倒し、お前はロリンズを倒して共に王者となろう。

そこへロリンズがやって来る。驚くジグラーに対し「コービンと打ち合わせをしてるんだろ? いいから続けろよ」

「そういうわけじゃないが、臨時GMは俺の味方だぜ」と笑うジグラー。

「俺はいつでも戦う準備が出来てる。お前はどうなんだ」とジグラーに告げてから去るロリンズ。

【IC王座戦】セス・ロリンズ vs ドルフ・ジグラー

セス・ロリンズ ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※ストンプ。ロリンズは王座防衛に成功。

臨時GM、ナメられる

バックステージにてモニター観戦し、盟友ロリンズの勝利を見届け笑顔のレインズがインタビューを受ける。

対戦相手のコービンは前夜のPPVで試合をしておらず、レインズが圧倒的に不利ではないかという意見もある、と告げられたレインズ、鼻で笑う。「レスナーやストローマンが相手なら確かに不利かもしれん。でも今夜の相手はコービンだろ? むしろ俺の方が有利だ」

そんな扱いでいいのかナタリヤ

ロンダ・ラウジーがリングに登場。最初に前夜の対戦相手だったアレクサ・ブリスを称える。「あんな高いレベルで闘えるとは思ってなかったし、極限まで追い込まれた」「私を王者と認め、本気で挑んできた彼女に感謝している」

ブレット・ハート、ストーンコールド、リック・フレアー、彼らのような完璧なチャンピオンになりたい、と語ったロンダは予告通りオープン・チャレンジ戦を宣言し、挑戦者を募る。

ここでナタリヤのテーマ曲が流れる。親友が挑戦してくると知り笑顔になるロンダ。しかしライオット・スクワッドの3人が登場し、失神しているナタリヤをステージまで引きずりながら連れてくる。

「彼女がやられたのはお前のせいだよ」と笑うルビー・ライオット。私が挑戦してやるよ、とエプロンに上がったルビーを正拳突きで殴り落としたロンダは、続いてリングインしたリヴ・モーガンとサラ・ローガンも圧倒。しかし人数差には勝てず、3人がかりでボコボコ。

ここでニッキー&ブリーのベラ姉妹が救援に駆けつけ、ロンダも反撃。

エンバー・ムーン&ナイア・ジャックス vs ミッキー・ジェームズ&アリシア・フォックス

ナイアは久々の試合出場。ナイアの出場を知らされていなかったヒール組はビックリ。セコンドについていたアレクサ・ブリスは因縁のあるナイアの登場に凍りつく。

ナイア・ジャックス ○ (フォール) ● アリシア・フォックス
※サモアン・ドロップ。

ダチョウ倶楽部の手法です

バックステージでレフェリーに話しかけているコービン。「お前は俺のおかげで家族を養えていると思うが、今夜の試合は公平に裁くんだぞ」「俺をヒイキなんてするんじゃないぞ」

「分かりました、コービンさん」と答えるレフェリーに対し「俺のことはRAWの臨時GMと呼んでくれ」と命じ、そう呼ばれて嬉しそうにニヤニヤするコービン。

【ユニバーサル王座戦】ロマン・レインズ vs バロン・コービン

終盤、場外へ退避したコービンに対しスピアーを狙うレインズ。しかし直前でコービンはイスを投げつけて阻止。

ロマン・レインズ ○ (反則) ● バロン・コービン
※イス攻撃。

命じられた通り公平に裁いたレフェリーに対して文句を言うコービン、しかし判定は覆らず。

怒るコービン、しかし思い直して笑顔になり、リングアナに「反則なしのノーDQ戦に変更するから今すぐアナウンスしろ!」と命じる。

言われた通りルール変更がアナウンスされ、試合再開。顔面にイスをぶつけられて意識もうろうのレインズをリング内に入れ、意気揚々とイスを持ち込んだコービン、しかしレインズのパンチで迎撃される。

リング内に落ちていたイスをレインズが拾い、コービンを睨みつけたところでストローマンが登場。気を取られたレインズはコービンに背後から逆襲される。

リングインしてレインズを葬ろうとしたストローマン、しかしコーナーへのタックルを逃げられ自爆。

さらにジグラー&マッキンタイアも乱入しようとするが、ロリンズ&アンブローズが救援に駆けつけて阻止。

ロマン・レインズ ○ (フォール) ● バロン・コービン
※スピアー。レインズは王座防衛に成功。
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