RAW #1140:シェイマス、バカげた髪型で戦列復帰&ヒール転向
(更新日:2015年5月16日)
会場 カリフォルニア州サンノゼ
レスナー&ヘイマン、王座を失っていきり立つ
オープニングはレスナーとヘイマンが登場。前夜の激闘によりレスナーの顔面の数カ所が腫れ、大流血した前頭部は縫合されている。
苛立っているレスナーに代わってヘイマンが語る。祭典でのレスナーは第一挑戦者を圧倒していた。レインズを何度も何度もスープレックスで投げまくっていた。場内から「スープレックス祭り!」の大チャント。怒ってたはずのレスナー、おもわず笑ってしまう。
レインズを圧倒したレスナーがF5でトドメを刺そうとした時、不快で小心者のロリンズが登場し、マネー権を行使してレインズからフォールを奪い王座を奪った。王者レスナーに勝つことなく王座についたのだ。ロリンズは史上最も卑劣なWWE世界王者だ。レスナーの望みはただ1つ。王座の再戦権を行使することだ。それはサマースラムでも来年のレッスルマニアでもないぞ。もちろんエクストリーム・ルールズやペイバックでもない。再戦は今夜だ!
観客が「イエス!」チャントでヘイマンの宣言を支持する中、ステファニー登場。前夜の祭典における観客動員記録を誇り、WWE王座戦が名勝負だったとレスナーを称える。観客は「ロンダ・ラウジー」チャントでステファニーをからかう。今夜WWE世界王座の再戦が見たいのなら私を怒らせないほうがいいわよ、とチャントに不快なステファニー。
新王者のロリンズは移動中よ、とステファニー。彼は昨夜の試合が終わってすぐニューヨークに飛び、新王者が出演する契約だったテレビ番組に出たわ。そして再び飛行機でこちらに向かってるところだけど、まだ到着していない。でも到着したら彼は証明してくれるはずだわ。WWEの偉大な広告塔であり、闘う王者であることをね。
IC王座戦 ブライアンvsジグラー
ゲスト解説に前王者のバレット。王者を倒さずして王者になっても真の王者とは言えないぜ、準備万端になったら再戦権を行使する。ハシゴ戦はもうやらないぜ。
※ランニング・ニー。
試合後、バレットがブライアンを急襲。ブル・ハンマーを狙ってるところにシェイマスのテーマ曲が流れる。怪我による長期欠場から復帰したシェイマス、タマネギみたいなモヒカンの髪型になってリングまで疾走。バレットは逃亡。
ダウンしているリング上のブライアンをいたわるが、直後にブローグ・キック。ジグラーにはビンタの連打からホワイトノイズ、そしてブローグ・キック。観客からは「バカげた頭!」チャント。
野次にもひるまずマイクを持ったシェイマス。「戻ってきたぜ」と一言だけ語る。
8人タッグ ニュー・デイ&ルチャ・ドラゴンズvsセザーロ&キッド&アセンション
NXTのタッグ王者として活躍していたシン・カラとカリストのタッグチーム「ルチャ・ドラゴンズ」がRAW初登場。カリストは1軍デビュー。
※サリダ・デル・ソル。
レスナー、ブチギレて暴挙の連続
リングアナにコールされ、レスナーとヘイマンが先に入場。続いてニューヨークから飛行機移動で戻ったばかりのロリンズがWWE世界王座のベルトを誇らしげに巻いて登場。余裕シャクシャクで笑いながらベルトを誇示してレスナーの目の前まで行き挑発。必死でなだめるヘイマン。相当頭にきている様子のレスナー。
ゴングが鳴るかと思われた直前、ロリンズが場外に降りてマイクを持つ。出てくる直前にステファニーと話し合ったんだが、実は時差ボケでな、昨日の試合で脚に軽い怪我も負った。俺は闘う王者であんたと再戦する気もある。しかしそれは今夜じゃない。
そう言って笑いながらマイクを放り投げるロリンズ。レスナー、光の速さでリング下に降りロリンズを襲撃。ジャーマンでロリンズを後方にぶん投げるが、1回転して着地したロリンズは間髪入れず延髄斬り。しかしレスナー、ダメージなくロリンズを睨みつける。
ビビったロリンズは場外へ逃亡。さらに追いかけて捕獲したレスナーがF5を狙うが、J&Jの二人が邪魔して未遂。J&Jの二人をラリアットで吹っ飛ばすが、その隙にロリンズは観客席に逃げ込み姿を消す。
怒りで錯乱したレスナーは実況席のテーブルをひっくり返す。下敷きにされてしまう解説のJBLとブッカー。J&Jの二人を叩き付けて実況席を破壊した後、避難しようとした実況のマイケル・コールを捕獲。やめろ! 彼を離せ! と叫ぶヘイマンの制止も聞かずコールにリング上でF5。
さらにエプロンで撮影していたカメラマンも捕らえてF5を放とうとした寸前で「やめなさい!」とステファニーが慌てながら入場。彼を下ろしなさい。ただのカメラマンなのよ。あなたは再戦できるからすぐ彼を下ろしなさい。しかし不気味に笑ったレスナー、無視してカメラマンにF5。
レスナーの度重なる暴挙に激怒のステファニー、レスナーに無期限の謹慎処分を言い渡す。今すぐ会場から出て行きなさい! と絶叫するステファニー。破壊された実況席の下で失神しているブッカーとJBLが映された後、レスナーは再びリング上で別のスタッフにもF5を放ち、リングを去る。
F5を食らった実況担当のコールやスタッフが担架で運ばれる。実況席ではブッカーとJBLも動けず。誰も実況する人がおらず、会場も不気味な静寂に包まれる。
ステファニー、レスナーを罵倒
バックステージで不機嫌そうなステファニーにルネがインタビュー。
レスナーの謹慎処分について「さっきの暴挙を見た? 彼はカメラマンを襲った。JBLやブッカーを襲い、コールにF5を浴びせた。彼は従業員に危害を加えたのよ。謹慎処分にするしかない。私が許可すれば彼は再戦できる。ただし、その前に罰を受けてもらう。謹慎処分では不十分。器物損壊、そして従業員に苦痛を与えた代償として罰金を払ってもらう。今さら総合格闘技に復帰なんて出来ないわ。本人も言った通り彼はWWEと再契約している。つまりあのクソ野郎のボスは私なのよ」
ミズドウvsスターダスト
全滅した実況陣はバイロン・サクストンが代役として登場し、一人で喋る。
会場人気が爆発のミズドウ。対するスターダストは観客からの「コーディ」チャントに頭を抱える。
※スカル・クラッシング・フィナーレ。
試合後、ミズがミズドウを急襲。本家スカル・クラッシング・フィナーレで叩き付ける。恩をアダで返しやがったな、と罵倒するミズ。お前たちファンが奴を勘違いさせたからだ、と観客をも罵倒。
ネヴィル、1軍デビュー戦
まだ赤いTシャツを着てるアクセルが登場。WWEスーパースターは全員、アクセルマニア旋風に嫉妬している。「アクストリーム・ルールズ」への道は始まったばかりだぞ。PPVの名前を勝手に変えるなアクセル。
ここで登場したのはNXTから昇格したネヴィル。今夜が1軍デビュー戦。
※レッド・アロー。
久々の「チャンプはここだ!」
無敗のルセフに初めて勝ち、アメリカの誇りであるUS王座を取り戻したにもかかわらず、観客からほとんど喜ばれてないシナが登場。
「チャンプはここだ!」と久々に叫ぶことができたシナに対して場内ブーイング。シナ苦笑。今すぐこの場所で王座防衛戦をやってやる。挑戦者を募る。ルセフでも誰でもいい。控え室にいる準備ができている奴ら、欲しいなら獲りに来い。
現れたのはアンブローズ。観客は大歓声。正式にUS王座戦が認められ、シナの名前がコールされても気持ち悪いほど無反応な今夜の観客。よほど嫌っているらしい。
US王座戦 シナvsアンブローズ
試合途中で実況陣にキングが加わる。謹慎処分を下したステファニーの判断が正しいかは分からないが、レスナーは非難されて当然だ、と憤るキング。
※AA。シナは王座防衛に成功。
オートン、再戦権の行使を宣言
バックステージ。ロリンズにルネがインタビュー。
レスナーの暴挙と謹慎処分について、「レスナーは制御不能の獣だ。謹慎は当然の措置だろう。あんな男をWWEは置いておけない。無関係の従業員を襲う行為は絶対に許されない。高い罰金を払うべきだ。ところで昨夜だが、俺はマネー権を完璧なタイミングで行使したまでのことだ。レスナーもレインズも、他の誰一人として予想していなかっただろう。レスナーの話はいい。それよりもWWE世界ヘビー級王座の新王者、セス・ロリンズについて話をしようぜ。俺はずっとこの王座を保持し続ける」
ここでオートンが登場。それよりも昨夜、俺がお前を倒した話をするのはどうだ? RKOでお前の頭は吹っ飛びかけたよな。お前の悩みの種は謹慎処分を食らったが、別の悩みの種が目の前にいるぜ。俺は去年の祭典からずっと使ってなかった再戦権を行使してタイトルを頂く。
ロリンズの背後に大巨人とケインが登場してオートンを威嚇。途端に笑顔のロリンズ。確かに俺には悩みの種が1つあるかもな。だが、あんたには3つあるぞ。俺はフェアな王者だから、あんたに時間をやろう。メイン戦までに相棒を2人見つけておけ。友達はたくさんいるだろ? 頑張れよ。
6人タッグ AJ&ペイジ&ナオミvsベラ姉妹&ナタリヤ
※リア・ビュー。
バックステージ
オートンの控え室にライバックがやって来る。餌の時間だ。ビッグ・ガイは権力者チームを食い尽くしたい。仲間が必要なんだろ。オートンとライバックは握手をかわす。
ゴールダストvsルセフ
※アコレード。
オートン組、もう一人の仲間は?
先にロリンズ&大巨人&ケインが入場。オートンとライバックが入場後、ハンディ戦かと思われたが、流れてきたのはレインズのテーマ曲。昨夜ロリンズに敗北したレインズが参戦決定。観客はレインズにブーイング。
6人タッグ オートン&レインズ&ライバックvsロリンズ&大巨人&ケイン
※スピアー。