フィン・ベイラー

Finn Bálor
アイルランド・ウィックロー州ブレイ出身
スーパースター
人物紹介
15歳の時、イギリスのNWA系団体「NWA UKハンマーロック」に入門し、2000年にプロレスデビュー。2002年には母国にプロモーション「NWAアイルランド」を設立。2005年にアメリカ遠征した際、ロサンゼルスにあった新日本プロレス猪木道場の関係者の目に留まり、2006年初頭には新日本プロレスに招かれて日本の道場で練習に参加。
2006年3月に新日本プロレスと契約を交わし、同年4月にエル・サムライを相手に「プリンス・デヴィット」のリングネームで日本デビュー。主にジュニア戦線で闘い、IWGPジュニアヘビー級王座を3度、IWGPジュニアタッグを6度獲得した他、2010年には「ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.」で初優勝を飾る。
2013年、ヒールユニット「バレット・クラブ」を結成。同年の「ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.」ではセコンドを介入させる悪党ファイトで史上2人目となる全勝優勝を達成し、外国人トップヒールの地位を確立。
2014年4月に新日本プロレスを退団し、同年7月にWWEと契約。リングネームを「フィン・ベイラー」と変えてNXTにてデビュー。2015年7月のWWE日本公演でケビン・オーエンズが当時保持していたNXT王座に挑戦し、勝利して初戴冠した。
2016年7月、ブランド分割に伴うドラフトの1巡目で指名されRAW所属が決定。ファン待望のWWE昇格を果たす。2016年8月のPPV「サマースラム」では、ブランド分割のためRAWに新設されたWWEユニバーサル王座決定戦でロリンズに勝利し、初代王者となった。
2018年1月、新日本プロレスで「バレット・クラブ」として共闘していたギャローズ&アンブローズとWWEでも共闘し、「ベイラー・クラブ」を結成した。
異名・ニックネーム
リアル・ロックンローラ (Real Rock 'n' Rolla)
新日本プロレス時代、ヒール転向後に自ら名乗る。悪魔の王 (The Demon King)
顔や上半身に黒い悪魔のペイントを施して試合をすることがある。フィニッシャー(必殺技)・得意技
クー・デ・グラ (Coup de Grace)
コーナー最上段からのダイビング・フットスタンプ。新日本時代から使用していた極悪フィニッシャー。空中で上半身を屈め、勢いをつけてからリング上の相手の腹部を強烈に踏みつける。1916
ハーフハッチの体勢で相手の頭部をDDTのように腕で挟み込み、そのまま持ち上げて相手の頭部を垂直落下式でリングに叩き付ける荒技。以前は「ブラディ・サンデー」という技名だった。リバース1916
リバースDDTの変形。相手の背後に回って首をかかえて持ち上げ、身体を浴びせて後頭部から叩き付ける。ランニング・ドロップ・キック (Running Front Dropkick)
通常のドロップキックとは違い、リング中央に立っている相手目掛けてダッシュし、相手の胸や腹を蹴ってコーナーまで吹っ飛ばし激突させる。日本ではSUWA選手が使っていた「ジョン・ウー」という技。スリング・ブレイド (Sling Blade)
オリジナルは新日本の棚橋弘至。相手の正面に走り込み、頭部に腕を絡ませ後頭部から倒してリングに叩き付ける変形ネックブリーカー。WWE年表
2019年
- 2月
- PPV「エリミネーション・チェンバー」でボビー・ラシュリーの持つIC王座に挑戦。ラシュリーとリオ・ラッシュが組み2対1のハンディ戦形式で闘い、リオをフォールして新王者となる。
- 1月
- PPV「ロイヤルランブル」でブロック・レスナーの持つユニバーサル王座に挑戦。キムラ・ロックでタップ負け。
- 1月
- ユニバーサル王座挑戦をビンス会長に直訴するが、実力を不安視される。同日の4ウェイ戦でジョン・シナにフォール勝ちし、実力で王座挑戦権を獲得。
2018年
- 12月
- PPV「TLC」のストローマンvsコービン戦に乱入し、負傷欠場中のストローマンを助太刀。コービンをイスでブッ叩いた後、クー・デ・グラを浴びせてストローマンの勝利に貢献。同日、ドリュー・マッキンタイアとシングル戦を闘い、勝利。
- 11月
- PPV「サバイバー・シリーズ」の男子ブランド対抗戦にRAWのメンバーとして出場。
- 10月
- ボビー・ラシュリー&リオ・ラッシュと抗争開始。
- 8月
- 「サマースラム」翌日のRAWでロマン・レインズの持つユニバーサル王座に挑戦。敗れて王座奪取ならず。
- 8月
- PPV「サマースラム」でコービンとシングル戦。デーモン・キングのバージョンで登場し、驚いたコービンに何もさせず完勝。
- 7月
- PPV「エクストリーム・ルールズ」でコービンとシングル戦を闘い、勝利。
- 6月
- PPV「マネー・イン・ザ・バンク」で男子マネー権争奪ラダーマッチに出場。
- 4月
- サウジアラビアで開催されたPPV「グレーテスト・ロイヤル・ランブル」のIC王座争奪ラダーマッチに出場。ベルトのすぐ下まで到達しながら目前でロリンズに横取りされて王座奪取ならず。
- 4月
- PPV「レッスルマニア34」のトリプルスレット戦形式IC王座戦に出場。勝敗には絡まず。
- 2月
- PPV「エリミネーション・チェンバー」のチェンバー戦に出場。
- 1月
- チェンバー戦への出場権を懸けてシナと対戦し、敗れる。
- 1月
- PPV「ロイヤルランブル」の男子ランブル戦に出場。2番手で登場して最後の4人まで残り、58分もの長時間を戦い抜くが、シナに排除される。
- 1月
- RAW#1287(RAW放送25周年記念特番)にベイラー・クラブとして登場。同じトゥー・スイートのサインを使うディジェネレーションXのメンバーたちと交流。
- 1月
- 2016年8月の初代ユニバーサル王者決定戦以来となるロリンズとのシングル戦。カーブストンプ改めブラックアウトを頭部に喰らってフォール負け。試合後もしばらく立てず。
- 1月
- ギャローズ&アンダーソンとのユニット「ベイラー・クラブ」がWWEで正式に結成される。
- 1月
- 新日本プロレス時代にバレット・クラブとして共闘していたギャローズ&アンダーソンを6人タッグ戦のパートナーとして指名。WWEでは初の共闘で試合にも快勝。
2017年
- 11月
- PPV「サバイバー・シリーズ」のブランド対抗戦にチーム・レッドの一員として出場。オートンのRKOを豪快に喰らって脱落。
- 10月
- PPV「TLC」で「デーモン」に変身し、シスター・アビゲイル仕様のワイアットと対戦する予定だったが、ワイアットの病気欠場により試合がキャンセル。代役としてSMACKDOWN所属のAJスタイルズとのドリームマッチが組まれ、熱戦を展開して絶賛される。試合に勝利した後、スタイルズと二人で新日本プロレス時代(バレット・クラブ)の「Too Sweet」サインを披露。
- 9月
- PPV「ノー・マーシー」でワイアットと再戦し、勝利。
- 8月
- PPV「サマースラム」でワイアットとシングル戦。悪魔の化身「デーモン・キング」の姿で登場し、フォール勝ち。
- 8月
- サマースラムで対戦が決まっていたベイラーと直前のRAWでシングル戦を闘い敗れる。試合後に血ノリのような液体をかけられ挑発されたことで激怒。
- 4月
- レッスルマニア33翌日のRAWで9ヶ月ぶりに試合復帰。
2016年
- 8月
- PPV「サマースラム」のWWEユニバーサル王者決定戦に「デーモン・キング」として登場。ロリンズに勝利して初代王者に輝くが、試合中に右肩を脱臼。全治半年の重傷と診断され、PPV翌日のRAWで王座を返上。長期欠場に入る。
- 7月
- RAWデビュー戦で2連勝し、PPVでのWWEユニバーサル王者決定戦進出を決める。
- 7月
- ドラフトでステファニーから1巡目に指名され、RAW所属と発表される。
- 4月
- サモア・ジョーとNXT王座戦を闘い、敗れて王座陥落。