PPV クラウン・ジュエル 2018 試合結果

(更新日:2018年11月5日)

会場:サウジアラビア・リヤド、キング・サウード大学スタジアム

大会開催までの経緯について

トルコの大使館で発生したサウジアラビア人ジャーナリスト殺害事件により、サウジアラビアに対する国際的な非難が高まり、開催が直前まで危ぶまれていた「クラウン・ジュエル」(サウジアラビア以外での開催も検討されていたらしい)。

最終的には予定通りサウジアラビア開催を強行したものの、ジョン・シナとダニエル・ブライアンはサウジアラビア行きを拒否し、一部の対戦カードが当初発表から変更されている。

【US王座戦】中邑真輔 vs ルセフ(キックオフ・ショー)

終盤、アコレードを決めたルセフ。なんとか這ってロープ側まで近づいた中邑を逃さないルセフは再びリング中央に中邑を引っ張ろうとする。

しかし後退した中邑は起き上がる際に後頭部でルセフの股間を強打。急所を押さえて苦しむルセフを見た中邑はニヤリ。

中邑真輔 ○ (フォール) ● ルセフ
※キンシャサ。中邑は王座防衛に成功。

ホーガン、許された

大会ホストとしてハルク・ホーガンが登場。ホーガンは2015年7月に(過去の差別発言を問題視されて)WWEを解雇されて以来、3年ぶりとなる復帰。

「WWEに戻ってこれて嬉しいし、クラウン・ジュエルのホストに任命されて光栄だ」とリング上で語ったホーガンは大会の開始を宣言してから恒例の筋肉ポーズ。

【ワールドカップ・トーナメント1回戦】レイ・ミステリオ vs ランディ・オートン

レイ・ミステリオ ○ (フォール) ● ランディ・オートン
※丸め込み。

準決勝に進出したミステリオ。しかし終了後にオートンのRKOを喰らう。

【ワールドカップ・トーナメント1回戦】ジェフ・ハーディー vs ザ・ミズ

ザ・ミズ ○ (フォール) ● ジェフ・ハーディー
※スカル・クラッシング・フィナーレ。

【ワールドカップ・トーナメント1回戦】セス・ロリンズ vs ボビー・ラシュリー

セス・ロリンズ ○ (フォール) ● ボビー・ラシュリー
※ストンプ。

【ワールドカップ・トーナメント1回戦】カート・アングル vs ドルフ・ジグラー

ドルフ・ジグラー ○ (フォール) ● カート・アングル
※ジグザグ。

【SDタッグ王座戦】ザ・バーvs ニュー・デイ

終盤、ビッグ・Eと衝突しそうになったレフェリーが身をかわした隙に、エプロンに上がっていたビッグ・ショーがEの顔面へKOパンチを放つ。

シェイマス ○ (フォール) ● ビッグ・E
※ブローグ・キック。バーは王座防衛に成功。

【ワールドカップ・トーナメント準決勝】レイ・ミステリオ vs ザ・ミズ

ザ・ミズ ○ (フォール) ● レイ・ミステリオ
※ダイムを防御しての丸め込み。

【ワールドカップ・トーナメント準決勝】セス・ロリンズ vs ドルフ・ジグラー

ドルフ・ジグラー ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※スーパーキック。

直前にロリンズの場外ダイブを喰らっていたセコンドのマッキンタイアが、コーナー最上段に上ったロリンズを突き落とす(レフェリー見ておらず)。

勝者ジグラーは退場時に花道でバイロン・サクストンからインタビューを受け「番狂わせ」と表現されたことに激昂。

【WWEヘビー級王座戦】AJスタイルズ vs サモア・ジョー

AJスタイルズ ○ (フォール) ● サモア・ジョー
※フェノメナル・フォアアーム。スタイルズは王座防衛に成功。

【ユニバーサル王座決定戦】ブロック・レスナー vs ブラウン・ストローマン

前王者ロマン・レインズが白血病再発による欠場のため返上し、空位となったユニバーサル王座の決定戦。

臨時GMとして試合に立ち会ったバロン・コービンは、両選手の紹介が済んだ後に王座ベルトをリング中央で掲げ、リングを下りると見せかけてストローマンの後頭部を殴打。ダウンしたストローマンを確認してからゴング要請。

いきなりのチャンス到来にレスナーはF5を3連発。しかしストローマンは全てカウント2でクリア。呆然とするレスナーは、なおも立ち上がったストローマンを肩に担いで場外に放り捨てる。

それでもギリギリでリングに戻ったストローマンに対し、レスナーは4発目のF5。

ブロック・レスナー ○ (フォール) ● ブラウン・ストローマン
※F5。レスナーが新王者に。

王座に返り咲いたレスナーは退場時に満面の笑みでポール・ヘイマンとハグ。

【ワールドカップ・トーナメント決勝】ドルフ・ジグラー vs ザ・ミズ

SMACKDOWNコミッショナーのシェイン・マクマホンが入場し、リングサイドでRAW臨時GMのバロン・コービンと「勝つのはSDだ」「いや俺たちRAWだ」と舌戦。

試合開始前、ジグラーのセコンドについたマッキンタイアに対し「決勝は1対1だ」との意味不明な理由により退場を命じるレフェリー。マッキンタイアは抗議するが、最後は従ってバックステージに退がる。

その直後、ミズがジグラーを襲撃。まだゴングが鳴っていないためレフェリーが必死で止める。

場外に落ちたジグラーを追いかけたミズ、しかし場外マットに着地する際、どういう訳か着地に失敗して謎の負傷。意味不明なミズの負傷にコミッショナーのシェインも「何やってんだ」の表情。

ジグラーをリング内に押し込んだ後、自身は立てなくなってしまうミズ。シェインが様子を確認しにいくが「大丈夫だ」「ほっといてくれ」とミズ。しかし痛みで立ち上がれない。

レフェリーはリングアナに「ミズは試合続行不可能」「勝者はジグラー」と伝える。その通りに発表しようとするリングアナ。しかしシェインが発表を妨害。「世界一を決める試合だぞ。こんなのはダメだ」とレフェリーにも続行を要請。

「本当にミズはダメなのか?」と確認するシェイン。レフェリーが頷くと「じゃあ俺が代理で出場する。リングアナにそう伝えろ」と命令。

「ミズに代わってシェインが出場します」とリングアナが発表し、今度はRAWの臨時GMコービンが激怒。リング上のジグラーも猛抗議。しかしレフェリーは普通にゴング要請。ミズはほかのレフェリー陣に肩を貸してもらいながら退場。

【ワールドカップ・トーナメント決勝】ドルフ・ジグラー vs シェイン・マクマホン

やる気まんまん、準備万端のシェインはゴング直後からパンチの猛ラッシュ。

ご機嫌になりながら軽やかにステップを踏むシェインの足を場外からコービンが引っ張る。それを見ていたレフェリーはコービンにも退場を命令。顔を真っ赤にして怒るコービン。

コービンをリング上から挑発していたシェイン。その背後からジグラーが忍び寄ってジグザグ発動。しかしシェインはカウント2でクリア。

ジグラーの反撃をしのいだシェインはDDT。コーナーに座り込んで立てないジグラーを見たシェインは反対側のコーナーへ。

シェイン・マクマホン ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※コースト・トゥ・コースト。シェインがトーナメント優勝。

たった1戦で「世界最強」の称号を手にしてしまったシェインは「おーまいがー!」と叫びながら大喜びでリング上を駆け回る。トロフィーを貰っても「信じられん!」と興奮して叫びまくる。

DジェネレーションX vs 破壊兄弟

ショーン・マイケルズは8年ぶりとなる試合復帰。丸坊主になってからは初めてで、テンガロン・ハットを一度は脱いだものの恥ずかしかったのか試合開始までかぶり続ける。

ケインに対して軽快に技をこなし、実況席のマイケル・コールにアピールするなど余裕を見せていたマイケルズ。しかし8年前に引退させられたアンダーテイカーが登場すると真剣な表情に。

マイケルズと対峙したテイカーは白目を剥きながら首を搔き切るポーズ。静止したマイケルズはエプロンのHHHをチラッと見た後、サックイットのポーズ。これを合図に両者が久々の闘いを開始。

中盤、マイケルズを実況席に沈めようとするテイカー。しかしHHHが防ぎ、場外乱闘の流れでHHHがケインのチョークスラムを喰らい、実況席に沈んでしまう。

HHHは長時間動けず、孤立したマイケルズが延々と破壊兄弟の攻撃を受け続ける。途中、アクシデントでケインのマスクが脱げてしまい、突然丸坊主に。

場外に降りたテイカーとケインに向かってマイケルズがコーナー最上段からムーンサルトを浴びせる。不十分な体勢だったためマイケルズは顔面から場外マットに落下。

ここでようやく復帰したHHHにマイケルズがタッチ。マスクをかぶり直した(長髪姿に戻った)ケインに対し猛ラッシュ。テイカーにペディグリーを決めるが、逆襲のヘルズゲートを喰らってしまう。カットにいったマイケルズを阻止したケインがチョークスラムの体勢。しかし防いだマイケルズのスイート・チン・ミュージックを喰らったケインはテイカーの顔に倒れ込んでしまう。HHHはようやくヘルズゲートから逃れる。

ダウンする4人。しかしテイカーとケインは同時にムクリと起き上がる。サウジアラビアの観客「おーまいがー!」と驚く。遅れて起き上がったHHHとマイケルズに対し、破壊兄弟は同時にツームストーンの構え。

しかしマイケルズがケインの目を突いて防御し、テイカーとケインにチン・ミュージック連発。

トリプルH ○ (フォール) ● ケイン
※ペディグリー。

鼻血を出してコーナーにもたれかかるマイケルズと、疲労困ぱいのHHHが安堵の表情でハグ。復帰戦を勝利で飾ったマイケルズは笑顔。

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