PPV エリミネーション・チェンバー 2018 試合結果

(更新日:2018年2月26日)

会場:ネバダ州ラスベガス、Tモバイル・アリーナ

(キックオフ・ショー)ギャローズ&アンダーソン vs アクセル&ダラス

カール・アンダーソン ○ (フォール) ● カーティス・アクセル
※マジックキラー。

試合後、控室で観戦していたリバイバルの2人がインタビューに応じ、試合について「テレビに映す価値なし」と罵倒。

RAW女子王者決定エリミネーション・チェンバー戦

WWE史上初めて、女子によるチェンバー戦が行われる。出場者は次の6名。

◆アレクサ・ブリス(RAW女子王者)
◆ミッキー・ジェームズ
◆ベイリー
◆サーシャ・バンクス
◆マンディ・ローズ
◆ソーニャ・デビル

ひとまず友情を回復したベイリーとサーシャ、NXTから昇格して初のタイトルを狙う「アブソリューション」のマンディとソーニャ、一人では分が悪いため過去の因縁を置いて和解・共闘したアレクサとミッキーという「2対2対2」の構図。

(出場順)
1. ソーニャ・デビル
2. ベイリー

最初はベイリーとソーニャの2人で試合開始。他の4人は鍵をかけられた檻の中で待機し、一定時間毎に1人ずつ出場者が増えていく試合形式。

3. マンディ・ローズ

アブソリューションの2人が同時出場で数的不利となったベイリーはピンチ。

4. サーシャ・バンクス

ベイリーを散々いたぶっていたアブソリューションの2人に襲いかかるサーシャ。これで親友コンビvsアブソリューション、2対2で人数は五分。

サーシャ・バンクス ○ (タップ) ● マンディ・ローズ
※バンク・ステートメント。

カットに入ろうとしたソーニャはベイリーがタックルで防ぎ、1人目の脱落。

5. ミッキー・ジェームズ

勢いよく檻から飛び出したミッキーは3人を相手に大暴れ。チェンバーの網から檻の天井に登り、下にいたソーニャに向かってダイブ。

ミッキー・ジェームズ ○ (フォール) ● ソーニャ・デビル
※ルー・テーズ・プレス(ダイビング・ボディシザース)。

アブソリューションは2人とも脱落。

まだ檻から出られないアレクサに向かって「勝ったわよ」と笑顔でアピールするミッキー。笑顔で応えるアレクサ。しかし背後からベイリーとサーシャが襲いかかる。

ベイリー ○ (フォール) ● ミッキー・ジェームズ
※ベイリー・トゥ・ベリー。

味方がいなくなって呆然とするアレクサ。場内からはミッキー脱落に対してブーイング。残ったベイリーとサーシャは闘うことなく、アレクサが檻から出てくる時間を待つ。場内からは更に大きなブーイング。

6. アレクサ・ブリス

カウントダウンが始まり大慌てのアレクサ。時間が来て開いた檻の扉を必死で閉めたかと思えば、反対側の出口から一気にチェンバーの網を登って逃げ回るが逃げ切れるわけもなく、檻の上でサーシャに捕まる。

後から登ってきたベイリーに手を貸したサーシャ。しかしベイリーの顔面を蹴って檻の下に落とす裏切り。2対1ではなく三つ巴となり、ようやく闘う気になったアレクサが猛攻を開始。

アレクサ・ブリス ○ (フォール) ● ベイリー
※丸め込み。

雪崩式ベイリー・トゥ・ベリーをサーシャに決めたベイリーの隙をついて横から丸め込んだアレクサがフォールを奪う。

終盤、檻の上からツイステッド・ブリスを決めたアレクサ。豪快なダイブに観客どよめく。しかし逆転したサーシャがバンク・ステートメントでアレクサの顔を締め上げる。

好機到来のサーシャが檻の上からから何か技を仕掛けようとするも、復活したアレクサが阻止して檻の壁にサーシャの顔面を打ち付け、コーナー最上段にサーシャの足を引っ掛けてのDDTを敢行。

アレクサ・ブリス ○ (フォール) ● サーシャ・バンクス
※高角度DDT。アレクサは王座防衛に成功

一人残ったリング上でルネ・ヤングからインタビューを受けるアレクサ。

感極まって泣いているアレクサ、「実力は健在!」チャントにお礼を言ったあと、「夢は願えば叶うと証明できた」「この勝利をみんなに捧げるわ」などと感激しながら殊勝に話していたが、いきなり憎たらしい表情に変わって「あんた達の誰一人として夢なんか叶わないけどね」「誰も私には勝てないのよ」と悪態をつく。

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RAWタッグ王座戦 ザ・バー(セザーロ&シェイマス) vs タイタス・ワールドワイド(タイタス・オニール&アポロ・クルーズ)

RAWでセザーロ&シェイマスに2連勝したことでタッグ王座への挑戦権を獲得したタイタス・ワールドワイドがPPVで王座挑戦。

セザーロ ○ (フォール) ● アポロ・クルーズ
※合体ホワイトノイズ。ザ・バーは王座防衛に成功

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アスカ vs ナイア・ジャックス

NXTでのデビュー、WWE(RAW)への昇格を通じてまだ1度も負けていないアスカと、WWE史上最長の偉大な連勝記録を止めると豪語するナイアのシングル戦。

ナイアが勝った場合、レッスルマニアでのRAW女子王座戦にナイアも加わりトリプルスレット戦となる。

アスカ ○ (フォール) ● ナイア・ジャックス
※ウラカン・ラナ。

押され気味ながらも逆転勝利したアスカはフラフラになりながら勝ち名乗り。そこへ余力を残したナイアが背後から怒りの体当たり。場外に落とした後、ナイアが突進してアスカごと防護壁を破壊。大ダメージのアスカはレフェリー陣に肩を貸してもらいながら退場。

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マット・ハーディー vs ブレイ・ワイアット

マット・ハーディー ○ (フォール) ● ブレイ・ワイアット
※ツイスト・オブ・フェイト。

ロンダ・ラウジーの公開契約調印式

リング上にGMのカート・アングル、COOのHHH、コミッショナーのステファニー・マクマホンが揃う。

今夜我々は世界で最も偉大な女性アスリートと契約することになった、とステファニー。柔道王者でオリンピックのメダリスト、そしてMMAでも最高のキャリアを勝ち取った「地上最恐の女」だ、と絶賛したHHHの紹介により、ロンダ・ラウジーが笑顔でリングに登場。

熱狂的に名前を叫ぶ観客。感激した面持ちのロンダはトリプルHやステファニー、そして同じ五輪メダリストのアングルに感謝の意を表し、憧れの存在であるWWE殿堂者の故ロディ・パイパーのトレードマークだった古い革ジャンの着用を許可してくれた団体側へも感謝。さらに「このリングでもファンからの尊敬を勝ち取りたい」と決意表明。

机に置かれた契約書を指し示し、「この契約書に特別条項などはない、特別扱いはしないが、レッスルマニア34での試合は組もう」と伝えるHHH。「私は特別待遇など望んでない。自力で勝ち取る」とロンダも承諾。その横では表情を曇らせているGMアングル。

HHHに代わって仕切り始めたステファニーが契約書へのサインを促す。ステファニーの説明を聞きながらサインをしようとするロンダ。しかしステファニーの背後ではHHHとアングルが何やら小声で口論。

それに気づいたロンダ、どうかしたの? とアングルに問う。

「パワーカップル(HHHとステファニー夫妻のこと)は契約できて嬉しいんだよ」とアングルがロンダに説明を始める。彼等は君を操ろうとしてるんだよ。今年のレッスルマニア34で君に恥をかかそうとしてるのかもな。(3年前の)レッスルマニア31で君がHHH夫妻にやったみたいに。

おいおい待て、黙れ、とアングルの話を制止したHHHがロンダに釈明。実はな、カートは数日前にインフルエンザに感染してしまって体調が優れないんだ。今からバックステージに連れて行って休ませるよ。

HHHに肩を抱かれて促されたアングル、HHHと一緒に渋々リングを降りる。リング上では不安そうな表情のロンダ。そうそう、カートはインフルエンザなのよ、と夫のウソに同調したステファニーは契約書へのサインをロンダに再び促す。サインしようとするロンダ。

バックステージへ戻されようとしていたアングルが通路で振り返り、再びマイクで喋る。もう1つ言うとな、ステファニーはロンダのことを「全盛期を過ぎた過去の女」だとバカにしてたぞ。

アングルの暴露に、ステファニーは目をまん丸に見開いて驚く。真実を知ったロンダ、怒りの表情でステファニーに歩み寄る。至近距離で怖いロンダに睨まれたステファニーはズルズルと後退し、ロープ際で「待って」「私は何も言ってません」とビビりながら言い訳。

慌てて戻ってきたHHHがロンダを妻から引き離し、リング中央へ。しかしロンダ、HHHの手を振り払ってから至近距離でガン飛ばし。一瞬ギクリとしたHHH、すぐ笑顔になり「まあまあ落ち着け」とロンダをなだめつつ、危機に直面した妻ステファニーをエプロンまでエスコートして逃がす。

不安そうに夫を見つめるステファニー。「大丈夫、任せておけ」とエプロンの妻に告げてからクルリとUターンしてツカツカとロンダに歩み寄るHHH。

そのHHHを抱えたロンダ、バックドロップの体勢で契約書の置かれたテーブルにHHHを叩きつける。机は真っ二つに破壊されてHHHは赤っ恥(3年ぶり2度目)。

夫の悲劇をエプロンで目撃したステファニーはリング中央に戻り、憤怒の表情でロンダに強烈なビンタ。さらに「何様だと思ってるのよ!」と何度もロンダに怒鳴る。

しかし、ひるまないロンダは恐怖のガン飛ばしでステファニーを睨む。現実に戻ったステファニー、慌てて走りながら場外へ逃亡。

リングに落ちていた契約書を拾ったロンダ、その契約書にサインをしてからダウンしているHHHに向かって投げつけ、悠然と退場。場内は大歓声。

ユニバーサル王座挑戦者決定エリミネーション・チェンバー戦

史上初めて、7人出場によるチェンバー戦が組まれる。出場者は以下の7名。

◆アライアス
◆ブラウン・ストローマン
◆ジョン・シナ
◆ロマン・レインズ
◆ザ・ミズ
◆フィン・ベイラー
◆セス・ロリンズ

PPV前のRAWにおいて、ミズが1番手、アライアスが最後で登場することは決定済み。

(出場順)
1. ザ・ミズ
2. セス・ロリンズ
3. フィン・ベイラー

出場者がいつもより1人多い7人のため、最初は3人で試合開始。他の4人は鍵をかけられた檻の中で待機し、一定時間毎に1人ずつ出場者が増えていく試合形式。

試合開始直後、「共闘しようぜ」とベイラーを指差しながらロリンズに目配せするミズ。ロリンズは笑いながら拒否。

次にミズはベイラーにも同じように「共闘しようぜ」と合図。さらにはトゥ・スイートのポーズで媚びを売る。しかしベイラーも失笑しながら拒否。「組まないのか!」とイラつき始めるミズ。

それを見たロリンズがベイラーに「共闘するか?」と提案。ベイラーも賛成してミズを攻撃。

4. ジョン・シナ
5. ロマン・レインズ

シナ、ミズ、ベイラーを強烈なアッパーカットで殴り続けたレインズ。しかし兄弟分のロリンズを殴ることができず、睨み合ってる隙をミズに襲撃される。

6. ブラウン・ストローマン

全員を圧倒するストローマン。ただ1人闘わずに逃亡していたミズはストローマンに睨まれて檻の天井に逃亡するが、追いかけてきたストローマンに捕まって壁に何度も顔面を衝突させられた挙句、リング中央に立ってた他の選手のところに放り投げられる。

全員をなぎ倒したストローマンは、まだ出場時間が来ていない檻の中のアライアスを待つ。ギター殴打の因縁があるアライアスは檻の中で笑顔がひきつる。

ブラウン・ストローマン ○ (フォール) ● ザ・ミズ
※パワースラム。

なかなか待っていてもアライアスが出てこないため、ヒマになったストローマンはリング上のミズを1発で片付ける。

7. アライアス

ようやく出番が来たアライアス、しかしストローマンに睨まれ、怖くて檻から出られない。

ストローマンの背後をついて他の4人が総攻撃。ダウンしたストローマンを見てロリンズがレインズに合図を送る。察したシナとベイラーも協力し、4人がかりのシールド・ボムから4人がかりのフォール。しかしストローマンはカウント2で全員を跳ね飛ばす。

直後に繰り出したシナのAA、レインズのスピアーもクリアーしたストローマン。さらにロリンズのブラックアウト、ベイラーのクー・デ・グラを喰らったストローマン、さすがにダメージ大きかったか、リング外でダウン。

ようやく檻から出られたアライアスが猛攻を開始。しかし回復した背後からストローマンが近づいてくる。

ブラウン・ストローマン ○ (フォール) ● アライアス
※パワースラム。
ブラウン・ストローマン ○ (フォール) ● ジョン・シナ
※パワースラム。
ブラウン・ストローマン ○ (フォール) ● フィン・ベイラー
※パワースラム。

対戦相手6人のうち4人をパワースラムで葬ったストローマン。残ったのはザ・シールドのレインズ&ロリンズ。2人は共闘してストローマンに立ち向かう。

網へ顔面を何度も激突させてストローマンをダウンさせた直後、ロリンズがレインズを裏切って攻撃。レインズも応じて一騎打ちの末、共倒れになったところでストローマン復活。

ブラウン・ストローマン ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※パワースラム。

残った2人の一騎打ち。最後はレインズがスピアーを2連発で突き刺す。

ロマン・レインズ ○ (フォール) ● ブラウン・ストローマン
※スピアー。レインズが王座挑戦権を獲得

レッスルマニア34で王者ブロック・レスナーとの対戦が決定したレインズは安堵の表情。

しかし回復したストローマンに襲撃され、パワースラム2連発。最後は檻の小部屋にブン投げられる。レインズは壁を貫通し、小部屋の中で失神。敗者ストローマンが勝ち誇る。

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