PPV エボリューション 2018 試合結果【後編】
(更新日:2018年10月30日)
PPVテーマ曲
【6人タッグマッチ】ベイリー&サーシャ・バンクス&ナタリヤ vs ライオット・スクワッド(ルビー&リヴ&サラ)
※フロッグ・スプラッシュ。
【NXT女子王座戦】カイリ・セイン vs シェイナ・ベイズリー
WWEのPPVで史上初となるNXT女子王座のタイトルマッチ開催。対戦する両者は1年前の第1回メイ・ヤング・クラシック・トーナメントで初対戦し、その時はカイリが勝利して優勝。また2015年8月には当時NXT女子王者だったシェイナにカイリが挑戦し、勝利して新王者となっている。今回の対戦はその再戦。
試合終盤、コーナー最上段から場外のシェイナにボディーアタックを決めたカイリ。直後に突進してきたシェイナをカイリがショルダースルーで後方に放り投げ、シェイナはNXTのヒール勢が観戦していた観客席に落ちる。
シェイナをリングに入れようとするカイリ。ここで怒ったNXT勢がカイリの髪を掴む。カイリはバックハンド・ブローで制裁するが、一連の場面を目の前で見ていた女性レフェリーは何もせず。
コーナー最上段に上ってエルボーを狙うカイリ。しかしここでもNXT勢が観客席から入ってきてエプロンに上がりカイリを妨害。
これもバックハンド・ブローで排除したカイリだが、女性レフェリーは目の前で見ておきながら「下りなさい」と注意のみ。この辺りから低レベルなレフェリング設定に対する観客からのブーイング発生。
さらにカイリが丸め込みでフォール。これをシェイナはカウント2で返し、弾き飛ばされたカイリは場外のNXT勢からハイキックを喰らう。女性レフェリーはこの時だけ満を持しての「一瞬よそ見」。観客からのブーイング止まらず。
カイリの背後を取ったシェイナはチョークスリーパー。ブーイングと「カイリ!」チャントの中、カイリは長い時間耐えていたが、ジーっと見守っていた女性レフェリーがカイリの手をソッと触った直後にゴング要請。ムチャクチャ。
※キリフダ・クラッチ(チョークスリーパー)で失神。シェイナが新王者に。
王者に返り咲いて喜ぶシェイナ。不可解なレフェリング設定に観客の大半はシラけたか、無反応。ダーティーファイトで王座奪取はよくあること、しかしレフェリングが下手だと試合自体や選手の印象が悪くなってしまう。
【SMACKDOWN女子王座戦(ラストウーマン・スタンディング・マッチ)】ベッキー・リンチ vs シャーロット・フレアー
フォールやタップによる決着なし、反則裁定なし、場外カウントアウトなし、相手をダウンさせて10カウントを取った者が勝つルール。
観客はこの日もベッキーに大声援。ベッキーのテーマ曲も大合唱。一方のシャーロットにはブーイング。
試合途中、ベッキーの足をラダーに挟んで何度も踏みつけ負傷させたシャーロットは、さらにラダーで挟んだままのベッキーの足に8の字固めを決める。耐えられずタップするベッキー、しかしルールによりタップは無効。
絶叫しながら凶器を探すも身近に見つからずベッキー大ピンチ。ここでレフェリーがリング上に転がるイスを少し蹴ってベッキーの近くに寄せてる様子がしっかり映る。本日のレフェリー、どいつもこいつもムチャクチャ。
レフェリーのアシストで危機を脱し、場外戦で優位に立ったベッキー、実況席にシャーロットを寝かせ、ラダーの頂上からダイビング・ギロチンを敢行。さらに実況席の椅子などを幾つも積み上げてシャーロットを下敷きにする。
勝利を確信するベッキー。しかしシャーロットは椅子の山の中から怒りで真っ赤に染まった表情をしながらカウント9で立ち上がる。呆然とするベッキーはシャーロットの表情を見て固まる。(観客からは相変わらずのブーイング)
竹刀で滅多打ちにした後、スピアーでベッキーをダウンさせたシャーロットは、場外のテーブルにベッキーを寝かせ、コーナー最上段からムーンサルトの構え。しかし復活したベッキーがエプロンからシャーロットを抱え、リング下のテーブル目がけてパワーボムで投げ落とす。
3メートル下のテーブルに転落して悶絶するシャーロット、それでもなんとか立とうとするが、レフェリーのカウントは無情にも進む。
※場外テーブルへのパワーボム。ベッキーは王座防衛に成功。
勝利の瞬間、ベッキーは顔をしかめながらガッツポーズ。スタッフに介抱されてようやく立ち上がったシャーロットは涙を流す。
【RAW女子王座戦】ロンダ・ラウジー vs ニッキー・ベラ
序盤は豪快な投げ技を連発し、対応できないニッキーをあざ笑う余裕を見せていたロンダ。しかし妹ブリーをレフェリーの死角で何度も介入させる巧みなインサイドワークを見せたニッキーが形勢逆転。ロンダは長時間苦しめられる。
※アームバー。ロンダは王座防衛に成功。
勝利して退場するロンダを、出場した大勢の女子選手たちや、ステフ&HHHが出迎える。ステージ上に集結した全員で史上初の女子単独PPV成功を祝い、大団円。