RAW #1144:ミズの冠を捨てたサンドウにアクセルマニアが暴走

(更新日:2015年5月18日)

会場:ウィスコンシン州グリーンベイ

ロリンズ、新たな異名を得る

オープニングはロリンズがJ&Jとケインを従えて登場。昨夜オートンはお前らファンの期待を裏切ったが、これが現実だと切り出すロリンズ。俺は今まで自分一人の力で運命を切り開いてきた。シールドの結成、そして破壊も俺がやった。マネー権を獲得し、祭典でレスナーとレインズを打ち破って王座を獲得し、昨夜はオートンに完勝。全ては自分だけの力で成し遂げたんだ。

後方で顔をしかめるケインに気付きもせずロリンズ続ける。昨夜はただ勝っただけじゃない。オートンの身も心もボロボロにしてやった。最後は飛びっきりの屈辱を与えてやったぜ。電光石火の逆RKOだ。俺がやったから「SKO」だな。うまいだろ?

冗談はさておき本題に入ろう、とロリンズ。俺の勝利を後押ししてくれた男に感謝の言葉を述べたい。ありがとうケイン。素晴らしい脇役っぷりだった。昔は赤い怪物と恐れられたが今では脇役が板についたな。昨夜は素晴らしい門番だったよ。俺のような優れたレスラーにはあんな仕事はできない。

ちょっといいか、と口を挟むケイン。昨夜お前が勝てたのは俺が門番をしていたからだ。しかもお前は禁止技だったはずのRKOを使った。負けてもおかしくなかったんだぞ。今頃は自慢話などできず控室でメソメソ泣いてたかもしれん。俺がWWEを代表する脇役というのなら、お前はWWE版のジャスティン・ビーバーだな。おっと言い過ぎたか?

ロリンズとケインが口論を始めたところでオートン登場。昨夜のロリンズは汚い手段で勝利した。俺には再戦の権利があるはずだろ。違うかケイン。

あんたやケインの時代は終わったんだ、とロリンズ。今は新しい時代だ。あんたが王座に挑戦するチャンスは残念ながら昨夜が最後だ。ガキは黙ってろ、とオートンも反論。俺はケインに話してるんだ。

確かにオートンは一理ある、とケインが言ったところでレインズ登場。大巨人はどこに行った? 俺は昨夜、奴に勝ったぜ。最後は奴を実況席の下に埋めてやった。ランディに恨みはないが、昨夜負けただろ。じゃあみんなにチャンスがあるはずだ。そこのジャスティン・ビーバーに挑戦するチャンスがな。観客「ジャスティン・ビーバー!」チャントでロリンズをバカにする。

お前ら二人は似た者同士だ、とロリンズ。いつも屁理屈ばかり。しかもどちらも俺に負けたよな。お前ら二人にはもう挑戦権などない。

ロリンズの話を邪魔するように咳払いしたケイン。オートンとレインズの話も一理ある。俺たちのケンカはいったん忘れて権力者チームの本当の力を奴らに見せてやるんだ。今夜はタッグ戦。そして次回PPVでお前と防衛戦を闘う相手は今夜ファンに決めてもらおう。

キング・オブ・ザ・リング1回戦 ジグラーvsバレット

終盤、シェイマスがステージに登場し、前夜PPVでの「ケツにキス」をネタにジグラーを挑発して動揺させる。

バッドニュース・バレット ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※ブル・ハンマー。バレットは準決勝に進出。

キッドvsビッグ・E

ビッグ・E ○ (フォール) ● タイソン・キッド
※ボディアタック。ウッズがキッドの足を押さえる反則フォール。

ライバックvsダラス

ライバック ○ (フォール) ● ボー・ダラス
※シェルショック。

試合後、場内が暗転してワイアットが出現。ライバックにシスター・アビゲイルを浴びせる。

スレイター、今日もやられ損

シナが登場し、今夜もUSチャレンジとして挑戦者を募る。登場したのはスレイター。シナや観客を小馬鹿にしたスピーチをしてる途中、背後からルセフがスレイターを襲撃。スーパーキックでステージから蹴落とす。

続いてラナが笑顔で登場。観客に向かって手を振るが、ルセフから調子に乗るなと怒られ退場させられる。観客は「ラナを出せ!」チャントで抗議。その観客を罵倒したルセフはシナを挑発。次回PPVで最後にお前が言うセリフは「アメリカ万歳」ではなく「アイ・クイット(降参)」だ!

ケインの嫌がらせ

控室のケインにロリンズが詰め寄る。WWE世界王座戦の試合形式をファンに決めさせるとはどういう意味だ。俺はレインズにもオートンにも勝ったんだ。奴らが王座に挑戦する資格はない。イカれちまったのか。HHH夫妻に言いつけたらどうなるか分かってるのか?

すっかり団体のエース気取りだな。エースならファンがどちらを選んでも問題ないじゃないか。しかしHHH夫妻に告げ口して俺をバカにする気なら選択肢を増やそう。今夜ファンはアプリを使ってお前の対戦相手を次の選択肢から選ぶ。「オートン」「レインズ」そして「オートン&レインズ」、つまり3つ目の選択肢は三つ巴戦だ。

何を考えてるんだ、冗談じゃねえ、と怒るロリンズをなだめるケイン。落ち着け。今夜は大事な試合がある。投票結果の発表は俺たちの試合後だ。じゃあ後でな。

キング・オブ・ザ・リング1回戦 トゥルースvsスターダスト

R・トゥルース ○ (フォール) ● スターダスト
※ライ・ディテクター(リバースDDT)。トゥルースは準決勝に進出。

ファンダンゴvsローズ

終盤、ファンダンゴに捨てられたローザがダンスで気を引く。

アダム・ローズ ○ (フォール) ● ファンダンゴ
※パーティー・ファウル。

試合後、リングに上がってマイクを持ったローザ、ファンダンゴに言い放つ。「私よりファンを選ぶなんてどうかしてるわ。これからは独りで踊るのね。私はステキな人を見つけたの。花のように大切に扱ってくれるわ」。そしてローザとローズは熱烈キス。

ブライアンの容体について

体調不良によるドクターストップでPPVのIC王座戦をキャンセルしたブライアン。彼の現在について妻のブリーがインタビューに応じる。「昨年の祭典で彼は試練を乗り越え夢を叶えた。彼はWWEを何よりも愛している。休場を宣告されて苦しんでいる。今夜もここに来たがっていた。闘うことが生きがいだけど今は待つしかない。ファンには感謝しているわ。夫のことをとても気遣ってくれた。彼も皆のことを思ってる」

インタビューの最中にナオミが現れ、ブリーを突き飛ばす。ブライアンのことなんてどうでもいいわ!

ブリーvsナオミ

ナオミ ○ (フォール) ● ブリー・ベラ
※丸め込み。

キング・オブ・ザ・リング1回戦 アンブローズvsシェイマス

シェイマス ○ (反則) ● ディーン・アンブローズ
※ジグラーが介入してシェイマスに暴行。シェイマスは準決勝に進出。

ミズドウ、サンドウに戻る

前回RAWの敗戦で「ミズ・ブランド」を失ったミズドウが本来の「ダミアン・サンドウ」として登場。

少しだけ話をさせて欲しい。絶対にキミたちにウソはつかないと約束する。3年前、バスローブを着てWWEに登場し民衆を先導しようとした。でも面と向かって「つまらない」とハッキリ言われた。その後、コスプレ路線でファンを楽しませようと思った。ブレット・ハート、マグニート、ビンス会長に扮したこともある。

そしてダミアン・ミズドウが生まれた。同僚からの尊敬は失ったがファンからの尊敬は得られた。キャリアの中で何よりも重要なのはWWEファンとの繋がりだ。ありがとう。キミたちのおかげでここに立っていられる。観客からの「ありがとう」チャントに久々の「礼はいい」で応えるサンドウ。

これからどうするか何も決めてないんだ、とサンドウが発言したところでアクセルが登場。俺が最も我慢できないものは、自分のことを見失って他の誰かになろうとする男だ、と完全に自分のことを棚に上げて挑発するアクセル。

リング上でホーガンのマネをして挑発しようとするアクセルを模写するサンドウ。ポーズもセリフも全てサンドウにマネされて怒るアクセル。リングから出て行けと命令するが、その命令さえもマネされる。怒って殴りかかるアクセルをホーガンのビッグブーツで迎撃したサンドウ。これまたホーガンのパクリで観客への耳当てポーズを見せた後、サンドウのオリジナルであるクビト・アエクエットを落としてからホーガンのレッグドロップ。これが新しい私だ! とリング上で叫ぶサンドウ。

キング・オブ・ザ・リング1回戦 ネヴィルvsハーパー

ネヴィル ○ (フォール) ● ルーク・ハーパー
※レッド・アロー。ネヴィルは準決勝に進出。

オートン&レインズvsロリンズ&ケイン

終盤、ケインのチョークスラムをレインズが力で返そうとしてるところに背後から放ったロリンズのドロップキックはお約束の誤爆。さらにロリンズのトペも再びケインに誤爆。これでキレたケイン、J&Jをパンチで制裁した後、ロリンズにもアッパー。

ランディ・オートン ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※スーパーマン・パンチからのRKO。

試合後、ケインがアプリの投票結果を発表。次回PPVでロリンズと対戦する相手は8割近くの得票を集めた「オートン&レインズ」で三つ巴戦に決定。ガックリするロリンズにレインズがスピアーでトドメ。

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