RAW #1148:ルセフ、ラナに愛想を尽かされて半泣き
(更新日:2015年6月12日)
会場:ニューヨーク州ロングアイランド
権力者夫妻、アンブローズに条件を突きつける
オープニングは権力者夫妻とロリンズ、そしてケインが登場。
アンブローズに拍手を送ろう、と切り出したロリンズ。奴は先週、犯罪者まがいの行動で俺たちを脅迫し挑戦権を手にした。権力者夫妻にかかれば挑戦権を剥奪することも解雇することも出来るんだ。奴は俺のレベルに達していない。
先週の件は口約束をしただけで確定したわけじゃない、とHHH。アンブローズが次回PPVで王座に挑戦したいなら、今すぐリングに来て契約書にサインしろ、と命じる。
呼びかけに応じてアンブローズ登場。眠れない時はロリンズの顔面を頭の中で殴るんだ、200発くらい殴ったら赤ん坊のようにグッスリ眠れるぜ、と語るアンブローズ。日曜は王座を奪って俺がWWEの新しい顔になる。団体を変えてやるぜ。まずJ&Jはホビットだから裸足にさせてやる。ケインは安物のスーツなど脱いで首輪をかけてろ。そしてWWE版ジャスティン・ビーバーのロリンズは酔ってセレーナ・ゴメスに電話でもしてろ。
さっさとリングに上がってサインしろと急かすロリンズ。ワナと知りつつリングに近づくアンブローズ。睨み合っているところでレインズ登場。援軍を得たアンブローズに対し、今夜中にサインするよう命じるステファニー。加えてロリンズ&ケイン組と今すぐタッグ戦を開始することも発表。
アンブローズ&レインズvsロリンズ&ケイン
※逆さ押さえ込み。
アンブローズ、カメラマンを暴行
アンブローズにルネがインタビュー。契約書には今夜中にサインしてやると語っているところにJ&Jの二人が登場。契約書を持ってきてやったぜ、と言いつつ契約書を控え室に忘れてきたとスッとぼけてバカにする二人を殴るアンブローズ。勢いですぐ背後にいたカメラマンの顔面も殴ってしまう。カメラマンを心配するアンブローズ。しかし起き上がれないカメラマン。
トゥルースvsルセフ
これまでのロシア国旗ではなく祖国のブルガリア国旗を振りながらルセフ入場。ラナと決別したことでロシアからブルガリアに居住地を移したということらしい。
※アコレード。
試合後、マイクを持ったルセフがラナに「頼むから出てきてくれ」と懇願。CMをまたいでようやく登場したラナ。呼び出されたから来たわよ。用件は何? と素っ気ない。
ラナのせいで祭典に負け、前回PPVでは間違って降参と言われ、金髪のヘボいアメリカ人とキスまでした、と神妙な表情ながら毒を吐くルセフ。ジグラーと2回もキスしやがった。でもいい。心配ない。女はみんなそういうことをする。俺の気を引くためだ。ブルガリアで初めて会った時から俺たちの夢は同じだ。アメリカを破壊することだろう。俺の手を握ってくれたら今までのことは全て忘れる。観客は「ノー!」チャントで反対するが、なおも続けるルセフ。手を握って共に夢を叶えよう。そして魅惑のラナは俺と共にいよう。お願いだ。
しばし迷った後、ルセフの手を握るラナ。ラナを引き寄せ笑顔で抱きしめるルセフ。至近距離で見つめ合った後、ルセフがラナに優しく語る。言って欲しい言葉がある。私は……(と愛の告白を匂わせておいて)私は間違ってた、と。
笑顔だったラナ、怖い顔になりルセフの手を振り払う。ラナ待て、と引き止めるルセフ。どこへ行く。すべてお前の間違いだ。それを認めれば元どおりだ。
私は間違ってないわ、とラナ、ルセフを睨みながら語る。あなたは確かに言ったわ、「降参する」と。
怒り始めたルセフの叫び。お前はウソつき。俺は降参などしていない。優しくしたらすぐお前は調子に乗る。お前は俺の所有物。今すぐ戻れ!
退場しかけたが、凛とした表情でリング内に戻ったラナ、ルセフの目の前で言い放つ。イヤよ。ウソつきなのも降参したのもあなた。しかも自分の行動に責任も持てない臆病者。私は誰のものでもない。あなたの言いなりにはもうならない。やりたいようにやりなさい。私はもう耳を貸さない。野蛮な原始人のたわ言にはウンザリよ!
唖然とするルセフを尻目に堂々と退場するラナ。リング上からルセフが悲壮な表情で嘆き叫んでいるところにジグラー登場。ステージ上でキスするラナとジグラー。ルセフ半泣き。
アンブローズ、暴行罪で逮捕
アンブローズの控え室をHHHとロリンズが訪れる。契約書を持ってきたんだろ? とアンブローズ。それどころじゃないぞ、と言うHHHの後ろからついてきたのは先ほどアンブローズに殴られたカメラマン。
告訴するんだろ? とカメラマンに質問するHHH。「でも誰かが後ろから私の肩を……」と状況説明を始めるカメラマンに、聞かれたことだけ答えろ! と声を荒げるロリンズ。「はい、訴えます」と告げるカメラマン。警官二人に手錠をかけられ逮捕されたアンブローズ、連行される途中で釈明。ぶつかってきた奴がいたから条件反射で殴っただけだ。ロリンズの差し金に違いない。
アンブローズを乗せてサイレンを響かせながら会場を去る護送車。見送りながら歓喜のハイタッチを交わすロリンズとJ&J。
ライバックvsバレット
※シェルショック。
権力者夫妻、策の成功を喜ぶ
アンブローズが警察に連行されたことを喜ぶHHHとステファニー。もし逃げたとしても番組首領までに会場へと戻って来るのは不可能だ。これでロリンズの挑戦者はいなくなった。
ネヴィルvsスターダスト
※レッド・アロー。
試合後、ネヴィルと抗争しているダラスがマイクでボーリーブと叫んでからネヴィルの負傷箇所を攻撃。
ジグラーvsシェイマス
試合途中からラナがステージ上で試合を観戦。終盤、ルセフが登場し、ラナを見てニヤリとしながら横を通過、リングに近づくがジグラーからスーパーキックを喰らう。
※ブローグ・キック。
試合後、シェイマスに譲られてルセフがリングイン。ラナの見ている前でジグラーをいたぶる。アコレードで悶絶するジグラーの顔を見せながら、今キスしてみろ! とラナを挑発するルセフ。嫉妬に狂った男は怖い。
前回ボコられたシナ、今夜もUSチャレンジ
前回RAWで不意打ちを仕掛けてきたオーエンズに次回PPVで報復すると宣言したシナ、今夜もUS王座の挑戦者を募る。観客がチャントで予想した通り、登場したのは地元ロングアイランド出身のライダー。
US王座戦 シナvsライダー
※AA。シナは防衛成功。
試合後、オーエンズがシナを襲撃。前回に続きポップアップ・パワーボムでシナを叩きつけ、USベルトを踏んづけて勝ち誇る。
余裕しゃくしゃくの権力者夫妻とロリンズ
オーエンズは有望かもしれないと控え室で語る権力者夫妻たち。俺は奴と長い付き合いだが、ここに奴の居場所はないぜ、とロリンズ。WWEの現在と未来を担ってる男がここにいるからな。
そこへルネが登場し、アンブローズの状況を確認。状況は何も変わっていないと答えるステファニー。アンブローズは今夜中に契約書に署名しなければ次回PPVで王座に挑戦できない。私たちは約束を守るから番組終了まで待ってあげるけど、彼は戻ってこれるかしらね。
ペイジvsタミーナ
※ナオミの介入からサモアン・ドロップ。
ケインはニュー・デイがキライ
ニュー・デイの3人が登場。次回PPVでのタッグ王座チェンバー戦を不公平だと訴えてるところにケイン登場。お前らは不公平の意味が分かってない、今夜はハンディ戦を闘え、と命じる。
10対3ハンディ戦 ニュー・デイvsセザーロ&キッド&ロス・マタドール&アセンション&PTP&ルチャ・ドラゴンズ
※意味不明。
事件の隠し撮り映像が公開される
アンブローズが逮捕されるキッカケとなったJ&Jとの乱闘シーン動画がYouTubeの公式アカウントにより公開され、カメラマンを後方から押しているロリンズがしっかり写り込んでることが判明。
リングには権力者チームが登場。誰かが携帯で撮影した動画なんて信じるなよ、と釘をさすロリンズ。アンブローズはカメラマンを襲ったから逮捕されたんだ。襲われたカメラマンは最近子供が生まれたばかりなのよ、と続けるステファニー。WWEの従業員を襲うなんて最低だわ。私たちはWWEの労働環境をアットホームにする義務がある。
HHHがさらに補足。アンブローズは精神的に不安定な男だが今でもチャンスを与えてやろうと思っている。ただし契約書にサインすればの話だけどな。アンブローズはここにいない。従って次回PPVの王座戦は……とHHHが言いかけたところでレインズが登場し、奇襲を仕掛ける。
人数に勝る権力者チームがレインズをボコボコにしているところに護送車のサイレンが響く。入場してきた護送車を運転しているのはアンブローズ。
警棒を持ってリングインしたアンブローズも加わって大乱闘。レインズの助けも借りて全員を場外に蹴散らした後、契約書にサインしたアンブローズ。これで次回PPVの王座戦が決定。