RAW #1150:護衛のJ&J、ロリンズに反旗をひるがえす

(更新日:2015年6月29日)

会場:ルイジアナ州ニューオーリンズ

押すシナと引くオーエンズ

オープニングは鼻を負傷したシナが登場。ステージ上で「鼻骨が折れたが今夜も闘うぜ」と叫びながら入場。

オーエンズは前回PPVで俺を倒してコケにしたつもりらしい。次回PPVでは俺に引導を渡す気でいる。まだ俺は老いぼれてない。批判の声も活力に変える。団体を引っ張ってるのは俺だ。

ここでオーエンズ登場。言った通りだな。あんたは妄想が激しすぎる。夢を見るのも大概にしろ。再戦で俺に勝つなんてあり得ない。この10年間あんたはファンに熱く語ってきたが、みんな腹いっぱいらしいぞ(一部の観客が同意の大歓声)。ファンに口直しさせてやれよ。番組冒頭でUSチャレンジかよ。それよりもNXTチャレンジのほうが客も喜ぶだろ。

それは面白い、とシナ呼応。RAW史上初めてのNXTチャレンジ。俺が挑戦するぜ。

やっぱりあんたはズレてるな、とオーエンズ。あんたと俺は日曜に再戦するんだぜ。今夜闘うわけねえだろ。

お前こそズレてるな、とシナ。誰でもかかってこいと言いながら、いざとなったら拒否かよ。俺のUSチャレンジは誰でも拒まない。お前も勇敢に闘えよ。俺をぶっ潰すチャンスだろ。グダグダ言わずにUSチャレンジを始めるぜ。

分かった、仕切り直そう、とオーエンズ。今から入場してくるWWEスターがどっちの王座に挑戦するか決めさせよう。

登場したのはネヴィル。シナ、前回の挑戦では悔しい結果となったが、またいつか王座に挑戦したいと思ってる。問題はオーエンズだ。NXT王者になってから天狗になってる。選手やファンに敬意を払ってない。王者を名乗る資格はない。元NXT王者として見過ごせない。オーエンズから王座を奪ってやる。俺が挑戦するのはNXT王座だ。

NXT王座戦 オーエンズvsネヴィル

ケビン・オーエンズ ○ (フォール) ● ネヴィル
※ポップアップ・パワーボム。オーエンズは王座防衛。

盗っ人アンブローズはニューオーリンズを観光中

スマートフォンで何やら写真を見て笑ってる権力者夫妻。そこへ同じくスマートフォンを見ながらロリンズ登場。おい見ろよ、アンブローズが王者ヅラしてこの街を観光してる写真をアップしてやがる。あいつはベルトの窃盗犯だぞ。俺たちで何か手を打つ必要があるだろ。

俺たち? どの口がそれを言う? と笑うHHH。誰の助けも要らないって先週言ってたわよね、と夫に同意するステファニー。私たちも必要ないんでしょ。ならアンブローズの問題は自分で解決しなさい。

先週俺が言ったのはJ&Jとケインについてだ、とロリンズ釈明。あいつらは役に立たないが、あんた達2人は違う。最大の敬意を払ってるつもりだ。

援護はしないぞ、と冷たく言い放つHHH。だって用無しですもんね、とステファニー。だから次回PPVは自分の力だけでアンブローズを倒してね。会場には行くけど手助けはしないわよ。だってあなたはアンブローズを倒せる実力があるもの。

そうだな、と同意したHHH、今夜は調整試合として対戦相手を選ばせてやる。一人でも勝てることを証明してくれ。

分かった、あんた達を失望させないよ、とロリンズ去る。

どこが正々堂々やねん、というツッコミ待ち

ニッキーにインタビュー。前回スマックダウンでペイジがベラ姉妹を批判したことについて、「彼女は不満をぶちまけてるだけ。嫉妬してるのよ。思い通りに進まないと成功してる人を非難する。誰だろうと私たち姉妹は闘う。正々堂々と勝負してあげるわ。ペイジだって次回PPVで王座戦に再挑戦できるんでしょ。この世界が気に入らないと文句を言ってたけど、自分に実力がないだけでしょ。私の縄張りだと彼女は叫ぶけど、この世界は私のものよ」

ニッキーvsサマー

ニッキー・ベラ ○ (フォール) ● サマー・レイ
※ラック・アタック。

ケインとトゥルースの珍漫才

レインズが登場。正直に言うが、マネー権のブリーフケースは大嫌いだった。しかしWWE最大のマヌケ、ロリンズの手から離れたとなれば話は別だ。日曜は俺が契約書を手に入れてやる。そして時が来たら権利を行使する。その時のWWE王者はアンブローズだ。

ここでケイン登場。教えてやろう。出場する7人の中でお前が勝てる可能性はない。負けないと闘志に火がつかないのはお前の弱点だ。権力者がマネー戦に俺を加えた理由を教えてやろうか。権力を守るためだ。次回PPV、俺の任務は試合に勝つこと。

日曜まで待たずに今ここで俺と闘えよ、とケインを挑発するレインズ。あんたのアゴを殴り割ってやるぜ。

そこへジグラー登場。ケインは権力者から指示されないと何も出来ない奴だから今すぐ試合ってのは難しいと思うぜ。ケインは権力者の便利な道具になってしまった。それでいいんだ。好きにやればいい。俺も好きにやってるからな。コメディー番組に出演したり、ロシアの美女を同伴したり。次回PPVは俺がハシゴの頂上で契約書を手に入れて王者になってやる。

顔を真っ赤にしたケインの反論。道具も使い方次第では便利になるんだ。お前ら2人に忠告する。口の利き方には気をつけろ。

今夜はマネー戦出場者に試合を……とケインが言いかけたところでトゥルース登場。俺は祭典でハシゴの恐怖を克服した。次回PPVでは……と言いかけたところでケインがツッコミ。お前は何をしに来たんだ!

いや、マネー戦の意気込みを……と言いかけたトゥルース。お前は出場しないだろ! と再びツッコミ入れるケイン。ホント? じゃあ俺の勘違いか。ケインごめんな。会場のみんなも楽しむんだぞ! 退場していくトゥルースを見て爆笑するジグラーとレインズ。

今夜お前らには……と再び言いかけたところで今度はニュー・デイの3人が登場。「ニュー・デイ最低!」チャントが響き渡る中、落ち着け落ち着け! とビッグ・E。ポジティブ・パワーで俺がMrマネーになるぜ、とキングストン。それは俺たち3人がMrマネーになるってことだ、とウッズ。

咳払いをして黙らせるケイン。さっきも言ったがな、今夜は……のところで今度はシェイマス登場。喋らせてもらえず、どんどん顔が赤くなっていくケイン。最後に笑うのは俺だぜ、とシェイマス。先週オートンが俺に潰されたように、お前ら全員、俺のキック1発でおしまいだ。WWE世界王者に返り咲いてやる。

終わったか? もういないな? とケインが確認して喋る順番がくる。お前らみんな勝つ気でいるらしいが、出場者はあと2人いるぞ。1人は話題の新星ネヴィル。そしてもう1人は……とケインがニヤリ。最後の1人、オートン登場。

オートンvsシェイマス

シェイマス ○ (反則) ● ランディ・オートン
※椅子攻撃。

試合後、場外でオートンが前回RAWの報復。実況席や鉄階段に叩きつけた後、リング上でRKO。シェイマスをボコボコにして勝ち誇る。

J&Jの反乱、ジョーイ遂に喋る

アンブローズが観光写真をアップしているインスタグラムを見て苛立っているロリンズ。そこへJ&Jの2人が近づく。ボス、あなたは災難続きだ、とジェイミー。心にないことを言いたくなるのも無理はない。しかし俺たちの助けが必要ないというのは本心じゃないですよね。ジョーイは繊細だから真に受けてしまってます。あなたを信頼しているし、ジョーイも許します。だから次回PPVでも、そして今夜もセコンドにつきますよ。

ちょっと待て、とロリンズ。ジョーイが俺を許すだと? バカ言うな。役立たずのくせして偉そうな口を利くな。パッとしないお前らが不憫だと思ったから護衛に取り立ててやったんだ。それも分からないのか。しかし俺の期待には全然応えない。お前らがマヌケなせいでアンブローズはベルトを持って街をうろついてるんだぞ。役立たずもいいとこだ。

ボス、1つ言わせてください、とジェイミー。ふざけんな! といきなり怒り出す。ベルトは俺たち3人で取ったんだろ。俺たちは本家シールドを上回る最強の3人組だ。なのに何様のつもりだ。今度は俺たちを裏切るつもりか。あんたは性根の腐った嫌われ者だ。救いようがない。権力者の後ろ盾がなければただのヘタレだ。

ヘタレだと? 本気で言ってるのか、と呆れるロリンズ。俺は今夜の試合相手を選べるんだぞ。そうだな、今夜の相手はジェイミー、お前だ。それからジョーイ、お前もだ。俺がいかに強いか教えてやる。覚悟しとけよ。

笑いながらジェイミーをビンタするロリンズ。すぐビンタを返すジェイミー。驚いたロリンズに普段喋らないジョーイが遂に声を発する。おい! 俺たちをナメるなよ。ずっとあんたに味方してきたが、ウンザリだ。今夜あんたをシバいてやる。

ジグラーvsケイン

試合終盤、ジグラーを場外で応援していたラナの背後に松葉杖姿のルセフが近づいて何やら説得。ラナ、このままではダメだ。他の奴らは関係ない。なぜ俺の話を聞かない。詰め寄ってくるルセフを避けようとしたラナ、ステージから落ちて足を痛める。それをリング上から見て動揺するジグラー。

ケイン ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※チョークスラム。

試合後、立てずにいるラナを介抱もせず笑うルセフ。不運だったな、足元に気をつけろよ。自業自得だ。

ジョーイ、やたらと喋ってる

J&Jが小声で会話。さっきあいつビビってたぞ、とジェイミー。実力はあるが調子に乗り過ぎだ、とジョーイ。おかげで俺たちにチャンスが巡ってきたぜ、とジョーイはニンマリ。

ミズTVは今日もケンカ祭り

ミズのトークショー「ミズTV」。前回RAWのIC王座戦で試合開始前に大巨人から殴られ、試合させてもらえなかったミズ。大巨人とライバックの双方に対して俺の弁護士が訴訟を検討している。止めなかったライバックも悪い、と説明しているところでライバック登場。

チャンスを奪われただと? 冗談じゃねえ、それは俺のセリフだ、とライバック。あと少しでお前の首を刈り取れたのに。

失礼な奴だな、とミズ。そもそも俺が呼ぶ前に出てくるなよ。俺は元WWE王者だぞ。

お前の経歴など腐るほど聞かされたよ、とライバック。元王者で祭典のメインを張ったんだろ。それに映画スターだよな。代役がサンドウで、人気でも格でも差をつけられた。大巨人にKOされたことを感謝しろ。もし俺と闘ってたらキャリアが終わってたぞ。

おいブサイク、と見たまんまを正直に言っちゃうミズ。お前には分からんだろ、イケメンであることの価値が。ファンにも分からんのだ。この顔には貴重な価値がある。商売道具だ。大スターの俺との王座戦を潰されてお前は大巨人に仕返しをしないのか。

ここで大巨人が登場。リングインして睨む大巨人にビビって席を譲るミズ。今までいろんな奴とタッグを組んできたが、ミズと組んだ時はすぐに嫌気が差した。ミズ、お前なら知ってるだろう。俺はその気になればレンガくらい素手で粉々にするぜ。必要とあれば何でも潰す。欲しいものは何でも奪う。

ミズの魂胆は見え見えだな、と笑い始めるライバック。俺と大巨人をモメさせようとしても乗らないぞ。俺をけしかけても無意味だ。なぜなら大巨人など怖くないからだ。大巨人よ、ベルトが欲しいのか。あんたが欲しいものはここにあるぜ。ベルトを高々と掲げて挑発するライバック。

お前はいつも気合十分だな、と椅子から立ち上がった大巨人。しかし俺は止められん。勝ち目はないぞ。

言わせといていいのか? と遠く離れた場所からケンカをけしかけるミズ。今度何か話したら二度と喋れなくするぞ、とミズに凄む大巨人。ビビって固まるミズ。しかし次の瞬間、大巨人の背後からマイクで後頭部を殴打。ミズを場外に投げ捨ててライバックにも蹴りを入れる大巨人。しかしライバック反撃。大巨人の巨体をかかえてシェルショック成功。

ロス・マタドールvsハーパー&ローワン

ルーク・ハーパー ○ (フォール) ● フェルナンド
※合体フェイスバスター。

ケイン、孤立したロリンズを笑う

控え室で一人ぼっちのロリンズにケインが近づく。インスタグラムにアップされたアンブローズの観光写真を見ながら笑うケイン。奴はやりたい放題だな。

何の用だ、と聞くロリンズ。お前の幸運を祈ってるぜ、とケイン。大きなお世話だ、とロリンズ鼻で笑う。J&J相手に幸運なんか居るかよ。

しかしお前は最悪な状況にいるんだぞ、とケイン。次回PPVの試合後、2つのことが起こり得る。1つ目。アンブローズを奇跡的に倒してお前は勝利に浮かれるが、お前は恐怖で震えることになる。俺という悪夢を見ることになるからだ。お前がやったことをそのまんま真似してやる。マネー権を行使して俺が新王者。ベルトは権力者に戻り、俺がWWEの未来になる。2つ目。アンブローズが王座を獲ったとしよう。それでも俺が奪いにいくだけだ。どっちに転んでもお前は王座陥落。

ケインよく聞け、とロリンズ反論。あんたのお節介も、J&Jの助けも必要ない。俺は自力でアンブローズを倒す。万が一、あんたがマネー権を獲得したとしよう。俺の王座を奪えるものならやってみろ。あんたを叩き潰す絶好の機会だ。そのドヤ顔をボコボコにしてやる。

なんなら今夜闘ってもいいぞ、と涼しい顔のケイン。お前が1人で闘ってる間、そのムカつくドヤ顔はどこにいると思う? J&Jのセコンドだよ。

オニールvsビッグ・E

ビッグ・E ○ (フォール) ● タイタス・オニール
※ビッグ・エンディング。

レインズvsキングストン

ロマン・レインズ ○ (フォール) ● コフィ・キングストン
※スーパーマン・パンチ。

試合後、ベルトとポップコーンを手にしたアンブローズが登場。観客席の最前列に座る。

ハンディ戦 ロリンズvsJ&J

終盤、ジェイミーに対してトドメの体勢に入ったところで観客席にいたアンブローズがリング下からWWE世界王座のベルトを放り入れる。突然戻ってきたベルトに気を取られて技を解いてしまうロリンズの背後からジョーイが近づく。

ジョーイ・マーキュリー ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※丸め込み。

場外でケインに支えられながら勝ち誇るJ&Jの2人。ショックを隠せないものの、ひとまずベルトが戻ってきたロリンズ。そのベルトを掲げてアピールする背後からアンブローズが襲撃してダーティー・ディーズ。またベルトを盗み取り、ハシゴに登ってアピール。

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