RAW #1166:赤い悪魔ケイン、驚異の治癒力で地獄から蘇る

(更新日:2015年11月10日)

会場:ニューヨーク州バッファロー

シナ、USチャレンジを再開

オープニングはシナが登場。王座を奪還したことでUSチャレンジが復活。挑戦者を募ったところ、出てきたのはニュー・デイの3人。

MSG大会で組まれたダッドリーズとのタッグ戦勝利を宣言した後、シナをこき下ろす3人組。シナのテーマ曲を替え歌にしてふざけてるところでシナ怒る。リングに上がってきてもふざけるようなら3人ともぶちのめすぞ。

不真面目な話し合いの結果、挑戦者としてリングに上がったのはトロンボーン担当のウッズ。選手コールと共にトロンボーンを吹き、怒ったシナに詰め寄られてビビる。

US王座戦 シナ vs ウッズ

ジョン・シナ ○ (反則) ● エグザビアー・ウッズ
※ニュー・デイの乱入。

試合後、ニュー・デイに3人がかりで襲撃されてるシナを救出するためダッドリー・ボーイズが登場。

6人タッグ戦 シナ&ダッドリーズ vs ニュー・デイ

コフィ・キングストン ○ (フォール) ● ディーボン・ダッドリー
※トラブル・イン・パラダイス。

誰かがチクったのでケインの業績評価を開始

権力者夫妻の控室にケインがやってくる。WWE人事部の女性アシュリーをケインに紹介した後、ステファニーが状況を説明する。最近、人事部に「ケインのせいで労働環境が危険になった」との苦情が匿名で寄せられた。どう対処すべきか人事部と相談しているところなのよ。

そこへロリンズ登場。ケインに苦情だなんて信じられん。匿名の苦情だなんて腰抜け野郎だな。(匿名の苦情なんてお前以外に誰がいるんだよ、という視聴者のツッコミ待ち)。

今夜アシュリーがケインを審査し、運営部長としての業績評価を下すと宣言するステファニー。評価次第では運営部長の座も危うくなるわよ。

相当なプレッシャーだな、とのロリンズの言葉も受け流し、アシュリーの手を取ってご機嫌に控室を出て行くケイン。その姿を見たロリンズ、権力者夫妻に耳打ち。やっぱりあいつはおかしい。俺は奴を監視する。

アンブローズとオートンが険悪に

メイン戦でワイアットと一騎打ちを行うことが決まったレインズ。相棒のアンブローズが控室でレインズを激励。ワイアットに王座戦を潰された恨みは分かるが、お前1人でファミリーに立ち向かうのは危険だ。奴の子分たちが邪魔しに来たら俺が駆けつけてやる。

手に余ったらオートンを頼れ、と言うレインズの言葉に表情を曇らせるアンブローズ。前回PPVでのジェリコを見ただろ、と話してる途中でオートンが登場。部外者の手助けは不要なんだよと主張するアンブローズと、数週間前には俺に泣きついてきたじゃねえかと反論するオートンが険悪な雰囲気。仲裁に入ったレインズ、これは俺の問題だと主張。

お手並み拝見だ、今夜はお前に任せる、と言ってオートン去る。

ビッグ・ショー vs ヘンリー

ビッグ・ショー ○ (フォール) ● マーク・ヘンリー
※KOパンチ。

PCBの「C」と「B」

ミズTV、今夜のゲストはシャーロット&ベッキー。PCBは崩壊寸前だなと語るミズに対し、ペイジの主張も筋は通ってるので、この場を借りて話し合いたいと告げるシャーロット。話し合いたくないなら闘ってケリをつけるだけよ。

シャーロットの呼びかけに対して登場したのはペイジではなくチーム・ベラの3人。あなた達の幼稚な内輪もめを見て私たちの結束は増した、と主張するニッキー。私と再戦する時は友情に悩んで試合どころじゃないかもね、とシャーロットを挑発。ペイジが言ったことの幾つかは正しいけど1つだけ間違ってるのは、ディーバ革命を始めたのは彼女ではなく私だということよ。

そこが正に間違いのもとだ、と反論するシャーロット。革命の中心人物はあなたではないし、ペイジでもベッキーでもない、もちろん私でもなく、応援してくれるファン1人1人だわ。それこそがディーバ革命の本質よ。

両チームが睨み合ってるところでペイジが登場。ニッキーとシャーロットの双方に対して毒を吐き、初代NXT女子王者としてNXTを広めたと自画自賛。反論したニッキーに対してTotal Divasでの二股疑惑を持ち出して馬鹿にするペイジ。タブーな話を言われてキレたニッキーがペイジに殴りかかって乱闘開始。チーム・ベラの3人を返り討ちにしたペイジたち3人が再び結束することに。

6人タッグ戦 PCB vs チーム・ベラ

試合終盤、長く攻撃を受けていたベッキーが自分ではなくシャーロットにタッチしたことで不機嫌になったペイジ。さらにシャーロットと同士打ちしたことでキレてしまい、試合放棄して退場を始めた途中、ステージにナタリヤが登場してペイジと口論。

戻るように説得するナタリヤの話を聞かないペイジ。だったら私が代わるわよ、とリングに近づきエプロンに立つナタリヤ。しかしナタリヤの背後からペイジが足を引っ張りリング下に転落させる。

ニッキー・ベラ ○ (フォール) ● シャーロット
※ラック・アタック。

ケインのプレゼントにロリンズ固まる

人事部のアシュリーにケインの危険性を密告しているロリンズ。何を話してるんだ? とケインが近づき、慌てて話をすり替えるロリンズ。俺らが旧知の仲だとアシュリーに教えてたんだよ。

お前が出世街道を駆け上がる時、常にそばで見守れたのは光栄だ、と笑顔のケイン。そんなお前に、これは俺の気持ちだ、とリボン付きの赤い箱を手渡すケイン。中身は何だよ、とビビって何度も尋ねるロリンズ。まあ開けてみろよ、とケインに言われて箱を開けると、中に入っていたのはスティングに破壊されたロリンズ銅像の頭部のみ。

どこで手に入れたんだ、と顔をしかめるロリンズ。ゴミの山をシャベルで一晩かけて掘り返したよ、と笑顔のケイン。思いやりがありますね、と感心する人事部アシュリー。いや、これは受け取れない、と銅像の頭部をケインに返却して去るロリンズ。

PTP vs ハーパー&ストローマン

ブラウン・ストローマン ○ (レフェリーストップ) ● タイタス・オニール
※絞め技で落とす。

ネヴィル vs スターダスト

ネヴィル △ (無効試合) △ スターダスト
※バレットの乱入。

終盤、ネヴィルがレッド・アローを決めようとしたところでバレットが登場。以前に抗争していたネヴィル、PPVでタッグを組んだが自分を裏切ったスターダストの2人をブル・ハンマーで殴り倒す。

ケインの業績評価発表が思わぬ展開に

調査結果と業績評価を発表するためリングに登場したケインと人事部アシュリー。アシュリーが報告書を読みあげようとしたところでロリンズがステージ上に登場。

赤い悪魔時代のケインの残虐ファイト映像を流し、これが奴の本性だ、だまされるんじゃない、と主張するロリンズ。ケインを追い出さないと、あんたの能力が疑われるぞ。奴は先週俺を地獄に引きずり降ろそうとしたんだぞ。でも俺は地獄じゃなくて天国に行くんだ。ウソだと思うならローマ法王に聞いてみろ。先週会って話をしたんだ。法王は俺に言った。あなたは天国に行くでしょう。俺はこう答えたよ。実はすでに天国にいるような気分です。精神錯乱気味のロリンズを眺めながら半笑いの人事部アシュリー。

彼は情熱的だから時々言いすぎてしまうんだよ、アシュリー気にするな、と今度はケインがロリンズの「ケインに対するイヤミ&悪口集」映像を流す。

さあ、報告書を読んでくれ、と笑顔で再開を要求するケイン。アシュリーが読み上げる。「運営部長に対する今回の業績評価は匿名の苦情の真偽を確かめるために行われました。最終的な報告は以下の通り。ケインは健全であり、運営部長の職務を果たすのに最適な人物であると言えます。プロとして仕事に取り組み、親切で思慮深く、危険な兆候は全くない、WWEの模範的な従業員です」

満面の笑顔で頷きながら聞いているケイン。対するロリンズはステージ上で怒り出す。冗談じゃねえぜ。あんた自分の仕事を分かってるのか。

人事部アシュリー、報告書の続きを読み上げる。「調査が必要な人物がいるとするならば、それはロリンズです。彼は礼に欠け意地悪で、エゴが強く被害妄想、彼ほどプロとしての資質に欠ける人物は他にはいません」

待て待て、おかしいだろ、とリングインするロリンズ。こんな茶番に付き合ってられるか。俺はWWE世界王者だ。ケイン、あんたが異常だってことは分かってるんだ。詰め寄るロリンズがケインに体当たり。その勢いでベルトを落としてしまう。

しばし睨み合う2人。しかしケインは笑顔になりベルトを拾ってやろうとする。その隙をついてロリンズがケインにペディグリー。さらに場外からイスを持ち込んでメッタ打ち。そしてレスナーに負傷させられ欠場の原因となった左足をイスで挟みストンピングでイスを踏みつける。

激痛で絶叫し、のたうち回るケイン。異変を察知したドクターがリング内に駆け込み、救護班を呼び込む。ストレッチャーに乗せられ運ばれるケインを眺めながらロリンズが罵声を浴びせる。地獄から訪れた怪物も落ちぶれたもんだ。痛みで泣き叫んでるただの人間じゃねえか。世界中の人間をだましたつもりか。お前はウソつきだと世界中にバレてるんだぞ。俺に嫉妬したせいであんたは身を滅ぼした。

バックステージで待機していた救急車に運び込まれるケイン。ドアが閉まり発車する救急車。それをスクリーンで見ながら大笑いのロリンズ、観客に向かって演説を始める。

しかし数メートル走ってから突如、救急車が停止。車の中が赤く染まり、煙で何も見えない。異変を察知して演説を中断したロリンズ、固唾を呑みながらスクリーンを見つめる。

救急車のドアが開き、中から出てきたのは赤い仮面をかぶって試合コスチューム姿になったケイン。驚いて絶句するロリンズ。痛めつけられた左足を引きずりながら救急車を降りたケイン、歩きにくい自分自身に業を煮やし、負傷した左足でドスンと1回地面を蹴ると、あら不思議、負傷が完治。

早足でバックステージを進み始めたケインにビビりまくるロリンズ、イスを持ち、またリングのどこかを突き破って出現するのを恐れてキョロキョロ。しかし裏をかかず、炎と共にステージから登場したケインが歩み寄る。エプロンに立ってリングインしようとした隙をついて再び負傷箇所の左足をイスで強烈に殴るロリンズ。しかしケインには効果なし。痛がる様子もなく平然とリングに立ったケインにロリンズはポカーン。

謝罪しながら後ずさりするロリンズを捕らえたケインは殴る蹴るの暴行開始。チョークスラム1発の後、ツームストーンでとどめを刺そうとするが、寸前でロリンズが逃げる。リング上で不気味に笑ったケイン、リングに落ちていたベルトを拾い上げて掲げ、炎と共に笑う。

オートン vs ダラス

ランディ・オートン ○ (フォール) ● ボー・ダラス
※RKO。

オーエンズ vs ルセフ

試合途中、場外でオーエンズがルセフを突き飛ばし、ゲスト解説のライバックに激突させる。殴り合いに発展したライバックとルセフにオーエンズも加わり、ルセフに共闘を要請。二人がかりでライバックに攻撃を加え始めたところでジグラーが救援に駆けつける。

大巨人、MSG決戦を前に代理人ヘイマンを威嚇

レスナーの代理人ヘイマンが登場。MSG大会でレスナーと対戦する大巨人を挑発してるところで大巨人が登場。レスナーは俺との対戦が決定したときに動揺しただろ。奴もあんたも俺を恐れてる。

大巨人が余裕の表情で勝利を宣言。ヘイマンは怒ってリングを降り退場しようとするも、大巨人が引き止める。あんたは将来について考えておいたほうがいいぞ。あんたのそばからレスナーはいなくなるかもしれないからな。苦々しい表情で退場していくヘイマン。

レインズ vs ワイアット

ロマン・レインズ △ (両者カウントアウト) △ ブレイ・ワイアット

延々と場外乱闘を繰り広げる2人。ワイアットがレインズに突進した勢いで防護柵が破壊される。失神したレインズを尻目に実況席のテーブル上で立ち上がり、両手を広げて勝利のアピールをするワイアット。そこへ復活したレインズが突進してワイアットにスピアー。テーブルが破壊され2人とも失神。観客は「Yes」チャントで大喜び。

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