RAW #1167:サマー、愛しのルル(ルセフ)に結婚を申し込む

(更新日:2015年11月12日)

会場:マサチューセッツ州ボストン

冒頭からスープレックス祭り

オープニングはレスナーとヘイマンが登場。MSG大会(日本未放送)で大巨人と一騎打ちを行いスープレックス連発で快勝したレスナーに観客は大歓声。思わず笑みがこぼれるレスナー。

レスナーは240kgの厄介者を打ち負かしたぞ、と勝利を誇る代理人レスナー。次回PPVでアンダーテイカーは「絶対に勝てない闘いがある」ということを知るだろう。テイカーはヘル・イン・ア・セルで有利だと発言したらしいが、寝ぼけたことを言うな。彼は祭典でレスナーに連勝記録をストップされ、サマースラムでは卑劣な闘い方をした。私は断言しよう。私の顧客レスナーがテイカーと対戦するのは次回PPVが最後だ。2人のどちらかが檻から出られず天国に行き、もう1人が勝利を手にするのだ。

ヘイマンが話してる途中で大巨人が登場し、レスナーは苦笑。ロープにもたれ、余裕の表情で大巨人の入場を眺める。

MSGでの試合は最高に興奮したぜ、と大巨人。その余裕の笑みを消すまであと少しのところだった。お前は確かに猛獣だし、誰よりも本物だと認めるぜ。握手をして称えたい。

レスナーに向かって手を差し出す大巨人。レスナーは笑いながら無視して大巨人の横を通り過ぎ、リング下に降りる。

自分の方が上だと思ってるんだろ、と大巨人がレスナーの背中に向かって話を続ける。お前がテイカーに負けることを祈ってるよ。「連敗」するのをな。

それまで笑ってたレスナー、「連敗」という言葉にカチンときて笑みが消える。再びリングインしたレスナーに大巨人が突進。それをかわしたレスナーがベリー・トゥ・ベリーのスープレックスからF5で巨体を投げ捨てる。動けなくなった大巨人を見下ろして再び余裕の笑みで退場していくレスナー。

今夜のステフは冷たいぞ

控室でレスナーと大巨人の乱闘をモニター観戦していたロリンズとステファニー。ロリンズが頭を抱える。おいおい、この俺はどうなるんだよ。今夜のメイン戦は大巨人と俺がタッグを組むはずだったのに。これじゃあ試合は中止するしかない。

中止になんてしないわよ、とステファニー。あなたは団体のエースなんでしょ。何とかしなさい。

6人タッグ戦 レインズ&アンブローズ&オートン vs ワイアット・ファミリー

ロマン・レインズ ○ (フォール) ● ルーク・ハーパー
※オートンのRKO → スピアー。

ネヴィル vs シェイマス

シェイマス ○ (フォール) ● ネヴィル
※ブローグ・キック。

ステファニー強権発動でPPVでの一騎打ち決定

運営部長ケインが登場。先週ロリンズが熱くなった勢いで俺を俺を救急車送りにしたが、それはもう済んだことだ。身長2メートルの悪魔にしつこく追い回されたら俺だって怖い。最近ロリンズはツキがない。今夜もタッグパートナーの大巨人を失ってしまった。彼の相棒は俺が務めようと思う。

おいおい待て待て、とロリンズが登場。勝手に決めるな。あんたの提案は受けないし、あんたの心理戦は俺に通用しない。

最高の運営部長になるというのが俺の目標なんだ、とケイン。その目標を達成する最良の方法は、お前の実力を最大限に引き出すことだと考えてる。俺のオフィスにあるポスターには「鏡に映った本物の自分と正面から向き合おう」と書いてある。お前は鏡に映る自分が好きではないだろう。俺はお前を変えたい。自信を持ってほしいんだ。ただ、本物のエースになるためには……と言って突然怖い表情になり、話を続けるケイン。本物のエースになるためには、地獄に落ちて自分の中の悪魔と向き合う必要があるのだ……ってポスターに書いてあるんだよ、と再び笑顔になるケイン。

今ここであんたを地獄に落とせば本物の自分に向き合えるのか? とロリンズが挑発し、睨み合ってるところでステファニー登場。苦情のメールを送ったのはロリンズ、あなたね?

いや、違うよ俺じゃねえ、誤解だ、とすっとぼけるロリンズ。匿名の苦情のことだろ。何のことかサッパリ分からん。

黙りなさい、と一喝するステファニー。すべてお見通しなのよ。ケインの人事評価が上手くいって残念だったでしょ。あなたたちの問題を解決する方法は1つしかない。次回PPV、ロリンズは悪魔とWWE王座を賭けて闘いなさい。

待ってくれ、違う解決策があるだろ、と渋い顔のロリンズ。耳を貸さないステファニー、今夜の試合はタッグを組んで闘いなさい、と命令。それからもう1つ、もしも次回PPVで悪魔ケインがロリンズに負けたら、運営部長ケインは解任されて失職することにするわ。

ロリンズと同じく渋い顔になったケイン、ロリンズの持つチャンピオンベルトをジーッと見つめる。

HHH、今夜もロリンズに悪いことをそそのかす

控室でHHHに愚痴をこぼすロリンズ。ケインと組むなんてあり得ない。前回スマックダウンで、あいつは俺を置き去りにした。その後で悪魔に変身して暴れ回ったんだ。奴は俺の王座を狙ってるんだぜ。

ケインが翻弄しているようにお前には見えるんだろう、とHHH。でもな、こんな言葉があるぞ。「やられる前にやってやれ」とな。

ナタリヤ vs ペイジ

ナタリヤ ○ (タップ) ● ペイジ
※シャープシューター。

勝利後、何度もペイジの目の前で勝利の雄叫びをあげるナタリヤ。悔しくてたまらず何度もリングをバンバン叩くペイジ。

シン・カラ vs オーエンズ

ケビン・オーエンズ ○ (フォール) ● シン・カラ
※ポップアップ・パワーボム。

試合後、セコンドについてたカリストにもパワーボムを仕掛けようとするオーエンズ。ライバックが救援に駆けつけるが、オーエンズは即座に観客席へ逃亡。

ニュー・デイ、最も怒らせたらマズイ人の機嫌を損ねる

スマートフォンで何やら仕事中のステファニー。そこへニュー・デイの3人が陽気に歌いながら近づく。

悪いけど今は忙しいの、と3人の騒ぎを制止するステファニー。しかし言うことを聞かない3人組。ビッグ・Eがいつもの調子で「しかめっ面してないで陽気に手拍子してくれよ〜、パワーを感じろよ〜」と言うが、忙しいと言ってるのが分からないの? と一喝するステファニー。ビッグ・Eはションボリ。

その横でトロンボーンを吹こうとしているウッズ。視線を向けることなくステファニーが警告。もしトロンボーンを吹いたらスープレックス祭りよりも更に野蛮な祭りを始めるわよ。ビビって静かにトロンボーンを下ろすウッズ。

もう1つ言っておくわ。次回PPVであなたたちはタッグ王座の防衛戦よ。相手はダッドリーズ。ポジティブに考えなさい。

そう言い放って去るステファニーの後ろ姿を見ながら深刻な表情になる3人組。嫌われちゃった? なんで? 手拍子のせいなのか?

ダッドリーズ vs ロリンズ&ケイン

左足首の負傷が完治せず、闘える状態ではないケイン。しかしロリンズと共闘して闘おうとする姿勢を見せる。最初は信用していなかったロリンズも徐々にケインとのタッチがスムーズになり、チームとして機能し始める。

しかし中盤、自らロープに走ったケインが左足首の痛みに耐えられず転倒。慌ててタッチしたロリンズがリングイン。エプロンで痛みに耐えるケインにドクターが近付き左足首を診る。ディーボンを関節技で攻撃しながらもケインたちのやり取りが気になって集中できないロリンズ。

控室へ行こう、というドクターの呼びかけが聞こえたロリンズ、攻撃を中断してエプロンから手錠を取り出し、味方のケインをコーナーに固定させて動けなくする。慌てるケインと、得意げなロリンズ。

しかしディーボンの逆襲にあい、コーナーに振られたロリンズはケインと激突。その勢いで手錠が壊れ(なんて貧弱な手錠なんだ!)、ケインは場外に落下。左足首をおさえて悶絶するケインにドクターが肩を貸し、ステージへと歩いていく。前回スマックダウンと全く同じ展開。

ダッドリーズに攻撃されていたロリンズがそれに気付き、ヨレヨレになりながら「マジかよー!」と絶叫。痛そうな表情で足を引きずりながらステージまで歩いたケイン、後ろを振り返って前回スマックダウンと同じく不気味なニヤリ。それ仮病だろ! 戻ってこい! とロリンズ絶叫。しかしケインはドクターと共に退場。

完全に試合のことを忘れてるロリンズをダッドリーズが集中攻撃。観客と共に「テーブルじゃー!」の大合唱、そして場外からテーブルを取り出す。テーブルをリングに入れようとした瞬間、ロリンズがテーブルにドロップキック。はね返ったテーブルがダッドリーズの2人を直撃。

セス・ロリンズ △ (無効試合) △ ディーボン・ダッドリー
※武器使用のため。

悪魔が来る前にベルトを持って逃亡しようとするロリンズ。しかしステージで爆音と共に火柱。赤い仮面の悪魔ケインが入場してくる。

先制攻撃を試みるロリンズ。しかしケインの返り討ちにあい、リング上でダウン。チョークスラムを狙うケインの背後から忍び寄ったダッドリーズの2人がケインに3D。前回スマックダウンのお返しに成功したダッドリーズは吠えながら退場。

ダウンしてるケインに気付いたロリンズ、今がチャンスとばかりに場外のテーブルをリング内に持ち込み、セットしてからケインの上で仁王立ち。ざまあみろ、無様な野郎め、俺がWWE世界王者だ! と叫んでる途中でケインがムクリ。ビックリするロリンズの喉を掴んで起き上がる。ロリンズの反撃をかわし、最後はチョークスラムでテーブル葬。

6人タッグ戦 BAD vs チーム・ベラ

ボストンが地元のサーシャは大歓声を浴びる。地元のファンにサーシャがアピールしてるところでチーム・ベラの3人が登場。ボストン・レッドソックスを馬鹿にしてニューヨーク・ヤンキースを称賛するという定番の地元いじりで観客から大ブーイングを浴びる。

サーシャ・バンクス ○ (タップ) ● アリシア・フォックス
※バンク・ステートメント。

シャーロットはタイトル戦に集中する

シャーロットとベッキーにインタビュー。最近ペイジとナタリヤが対立しているが、ニッキーとの王座戦に向けて集中攻撃できているかとの質問に、「ペイジはペイジ、私には関係ないこと。PPVは私にとってチャンス。長期政権を終わらせたのはまぐれではないと証明する。私は実力で王座を獲ったと証明してみせる」

サマーがルセフに求婚! ルセフの返答は……

サマーが登場。いつも一緒に帰る愛すべき人を紹介するわ、とルセフを呼び込む。登場したルセフに対し、今年誰よりも活躍してるあなたを称賛するためにビデオを作ったわ、と映像を流す。

ルセフとサマーがコンビを組んで以降の名場面集ともいうべき映像を見て感激するルセフ。ビックリした。すごいな。出会ったばかりの頃、お前のこと好きじゃなかった。でも今はそうじゃない。一緒にいて分かった。お前ほど大切な人はいない。

その言葉を待ってたわ、とサマー。伝えたいことがあるの。緊張した表情でルセフを見つめるサマー、ヒザをついて指輪を取り出し、私と結婚してください、と公開プロポーズ。驚いて後ずさりするルセフ。戸惑いながらしばらく沈黙。

2人で頂点を目指すのよ、とサマー。あなたは祭典で主役になれる人。冴えないラナとの日々なんてちっぽけよ。あなたのために尽くすわ。だからお願い、イエスと言って!

しばし考え込んだルセフ。俺の返事は、俺の返事は……イエスだ。

感動して飛び上がったサマー、ルセフに抱き付く。そして2人はキス。指輪をはめてもらおうとルセフの手を取ったサマー。しかしルセフ、指輪の箱のフタを閉める。俺はイエスと言ったが、今ではない。やるべきことが俺たちにはある。俺が今必要なのはWWEの王座ベルト。王座を獲得できたら、お前の手にその指輪をはめる。

マイクを放り捨てて退場するルセフ。泣きそうになってたサマー、気を取り直してルセフの後をついていく。

今夜のUSチャレンジ、挑戦者は…

シナが登場。今夜もUSチャレンジの挑戦者を募る。流れてきたのはジグラーのテーマ曲。しかしジグラーが登場しない。

しばらくして登場したのはニュー・デイの3人組。彼らに襲撃されて失神したジグラーが引きずられている。前回RAWで「真剣にやれ」と俺たちに言ったよな。これで真剣だと分かってもらえたか? 今夜挑戦するのはビッグ・Eだ。

US王座戦 シナ vs ビッグ・E

ジョン・シナ ○ (フォール) ● ビッグ・E
※AA。シナは王座防衛に成功。

試合終了直後、ニュー・デイの残り2名が乱入して集団暴行。そこへ先ほど暴行されたジグラーが救援に駆けつける。スーパーキックを仕掛けるが、ウッズがかわしてシナに誤爆。ダッドリーズの2人も救援に駆けつけるが、ニュー・デイの合体攻撃で全員ダウン。リング上を支配し、勝ち誇る3人組。

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